[HOME]

■音日記

1999年10月18日〜24日

1999年10月24日(日)

■PiloCD?

 今日はオペラを観に行きます。ヴェルディの「群盗」という比較的マイナーな作品。先日の大阪から東京への往復を利用して、予習していました。
 出張の基本中の基本かもしれませんが、こういう移動時間は、普段、聴けずにいた CD を聞くのにちょうど良いものですね。オペラのように長いものでも、読書のように目が疲れることがないですから。...ただ CD ウォークマンは、やっぱりかさばります。サイズ的には、やはり、MP3 かせめて MD でしょうか。この手作業部分が、私には一番のネックかもしれません。CD から MP3 へのデータ変換・インストールが、PiloDoc くらいに手軽だったらいいのになあ、などと思ってしまいます。

■スタイラス

 Zaurus を使ったことはないのですが、私の机の上には、Zaurus 用のスタイラスがあります。軽くて、鉛筆サイズで持ちやすく、気楽に使える感じなので、自宅ではもっぱらこれを使っています。TSM も今のところ、これで頑張っています。でも、さすがにそろそろ、苦しくなってきました。十六分音符の連続を抜けるためには、軽くて細い「ぺんとぴあ」に代えるべきかも...、というわけで、今だに、Tap Step Music で取り込んでおります。


1999年10月23日(土)

■只今、取り込み中

 昨夜遅く、帰ってきました、おみやげとともに...。TSM (Tap Step Music) は絶対、製品版を買うべきですね。製品版は、易しい曲から段階を踏んで難度が上がる優しい演出。いつの間にかコツが身に付いている気がします。曲はほんとうにたくさん入っていますが、曲調もテクニカルな課題も毎回違うので飽きません。「よしコツはつかんだ、もう一回!」と夢中になっていると、画面がフラッシュして電池切れを警告してくれるので、データ消失の心配もない。こうして人はゲームにのめり込んで行くのですね。これは...マズイ。


1999年10月20日(水)

■新しいシステム音

 既に各所で話題になっているPalmComputing から Palm OS3.3 へのアップデータですが、「palm - music」的には、システム音が新しく変わっている、という情報が気になります(pilot-ml 16386)。

■新しいケース

 WorkPadc3J、これまでは、買ったときに付いてきたカバーで頑張ってきたのですが、この度、3web の横開きタイプのケース(いわゆる「のり巻き」型)を購入しました。いろいろ悩んだ末の決断だったのですが、今はとても満足です。とてもがっちりデヴァイスを守ってくれます。でも、あまり厚くなりません(胸ポケットにすっと入る)。...その他いろいろありますが、私がうれしいのは、「ケースを付けたまま Haut-MeDoc を左手親指で操作できること」、そして、実際に使ってみてわかったのは、「手首のスナップで「パタン」と閉じることができること」。Wrap の感覚が蘇り、感激してしまいました。

■お知らせ

 金曜夜まで、大阪を離れるため、更新をお休みします。ご了承ください。


1999年10月19日(火)

■共有ということ

 私たちは、演奏会に入場するためにチケットを購入しますが、これは、チケットを介して音楽が売り買いされているのでしょうか、つまり、音楽家が音楽を売り、聴衆がそれを購入したのでしょうか?
 例えば−−私の記憶違いでなければ−−、大阪フィルハーモニーハーモニー交響楽団は、地元の支援者(=出資者)が名前を連ねる大阪フィルハーモニー協会の運営という形になっているはずです。アメリカの交響楽団も、こういう形が多いと聞きます。ヨーロッパでも、現在では国立・公立のところが多いですが、もともとは、たいてい、町の音楽愛好家のグループが組織・運営していたようです(例えばウィーンの金ぴかのムジークフェラインザールの「ムジークフェライン」は、「音楽協会」の意味)。定期会員制度も、今では、年間指定席を割安に購入できる回数券のようなイメージですが、本来、定期会員は株式会社の株主に相当する存在、定期演奏会は、いわば株主総会のようなものだったようです。

 ...さて、どうしてこんな話を書いたかというと、シェアウェアの「シェア(share = 共有)」の意味を、自分なりに整理してみたかったからです。「フリー」ソフトが単なる「タダ・無料」の意味ではない、とよく言われますが、ここ数日の PalmPilot-ML のやりとりを読んでいて、「シェア」ウェアのほうも、単なる「有料」ではないような気がしています。もちろん、代金と引き替えにオンラインでソフトを「販売」しているに過ぎない場合もあるでしょうが、ソフトの「共有」という意味でのシェアウェアというのもあるんじゃないのかなと思います。ちょうど、自分では楽器を弾けない市民が、音楽会を開くためにお金を出し合ったり、自治体に働きかけたりして町にホールを作るように、プログラムを書けないユーザーが、開発費用の足しになればとシェアフィーを出し合って、作者をサポートする、シェアウェアの発想の原点はそういうことなのかなと、ここ数日、勝手にそんなことを考えているのですが、実際はどうなのでしょう?

 ♪ヘンデル オラトリオ「メサイア」より「ハレルヤ」♪

 *この曲は、19世紀の市民音楽祭の定番レパートリーだったそうです。みんなで歌えますからね。


1999年10月18日(月)

■TuneTapper

 TuneTapper ver.0.3 というソフトがリリースされたようです(PalmGear H.Q.)。Quick Basic の書式で曲データを入力、編集、再生するソフトです。CASL runtime と MathLib が必要(.zip に含まれています)、これからの展開に期待しましょう。


これ以前の音日記
1999年10月12日〜10月17日
1999年10月04日〜10月10日
1999年09月27日〜10月03日
1999年09月20日〜09月25日
1999年09月13日〜09月19日
1999年09月06日〜09月12日
1999年08月30日〜09月04日
1999年08月23日〜08月29日
1999年08月16日〜08月21日
1999年08月06日〜08月14日
1999年07月30日〜08月05日
1999年07月23日〜07月29日

[HOME]


音楽の著作権についての暫定メモ
e-mail to:tsiraisi@osk3.3web.ne.jp