[HOME]

■音日記

1999年8月30日〜9月4日

「これでオペラを読む」

1999年9月4日(土)

 今夜は、これから急遽、大阪城ホールへ坂本龍一オペラ「Life」を観に行くことになりました。仕事がらみではない、まったくのプライベート。楽しみです。

 少しは予習してからと思って、WWWで検索してみたら、asahi.com内(http://www.asahi.com/opera/index.html)だけでも大量の記事が出ているんですね。とてもじっくり読んでいる時間がない。……ワークパッドに入れて、会場までの電車の中で(Haut-MeDocで)見ることにします。では、行って来ます。

[追記 9/5]

 ……というわけで「Life」行って来ました。声(カウンターテナー、モンゴルの民族歌手etc.)と音楽と映像(4つの巨大スクリーンに実写やCGが次々と)とダンス(遠い席であまりよく見えなかった……残念)と言葉(多数の著名人のインタビューや朗読)、個々のパーツそれぞれがとても質の高いものだと思いますが、見せ方がとてもスタイリッシュ。とてもいろんなことを語りたい衝動に駆られますが、でも、黙って受け止めるほうが、この−−いろんな音がするのだけれど静かで落ち着いた−−イベントにふさわしいかもしれません。
 ちなみに、一緒に行った私の友人の友人さんの感想は、「ちょっと難しかった」。でも、彼女のダーリンさん(YMOからずっとフォローしておられるようでした)は大満足。とても仲の良いご夫婦でした。
 東京公演は、9/9-12(日本武道館)とか。ちょうど、PC Expoの期間と重なりますね。チケットはやはり完売なのでしょうか。私の場合、直前になって、偶然手に入ったチケットだったのですが、とてもよいものを見せていただきました。


「わらべうた」

1999年9月3日(金)

 「ひ〜がし、かがやく、にっぽんの〜えん……」

 O-Yanさんの新装「PalmVの飼育記録」(http://www1.odn.ne.jp/palmbreeding/)に忽然と現れた大阪の小学生の話を拝見しているうちに、突如、こんなフレーズが脳裏をよぎってしまいました。子供の頃、こんな詞にあわせて、女の子たちが「なわとび」をやっていました。今考えると、「に〜んにくやの おおどろぼ〜」とか、なにか、とてつもない歌詞だったような気がします。子供は過激。
 メロディはこういうものでした(替え歌ですよね、オリジナルは何という曲でしたっけ)。

[Melody0]Higashi? t120
G4 G43 F83 E43 G83 C~43 D~83 E~4 E~4 E~43 D~83 C~43 *83 A4 A43 B83 C~43 B83 C~43 A83 G43 A83 G43 E83 G4 *4 G4 G43 F83 E43 G83 C~43 D~83 E~4 E~43 D~83 C~43 *83 C~4 D~4 D~43 D~83 C~43 C~83 B43 B83 C~4 C~43 C~83 C~4 *4

 大阪では、「ジャンケンポン」が、妙にリズミカルに「インジャンでっ、ホッ、イッ!」(さらに過激なヴァージョンもある)になる

[Melody0]In-Jan t120
D4 C4 A_4 C4 D8 *8 F8 *8 D8 *4. A_4 C8 C8 D8 *4. A_8 A_8 C8 C8 D8 *4.

「だるまさんがころんだ」を「ぼんさん(=お坊さん)が●を×××(=「放屁した」)」と歌う

[Melody0]Bon-San t120
F4 F4 G8 F8 G8 F8 F8 G8

というのは、関西のお笑い芸人がネタにしていますが、大阪にかぎらず、子供の「はやしことば」は、それぞれの地方ごとに、特色あるメロディになっているのでしょうね。


「イベントの秋」

1999年9月2日(木)

 今、私の部屋の窓の向こうには、近所の小学校が見えています。最近は、あまり派手に音楽を流さなくなりましたが、2学期がはじまると、毎日、朝から「運動会」の練習です。一糸乱れぬ行進、集団演技、マラソンと短距離走。
 最近では、あまり聞かれなくなりましたが、やはり、短距離走というと、このメロディでしょうか。

 そして表彰式はこれ。

 運動会の「競争」にはいろいろな意見があるようですが、野外に大勢が集まるお祭りは、やはりワクワクします。もちろん、既にパーティに百名以上の申し込みがあるという、室内のお祭り「パクスポ'99」も。……あと9日、もうすぐですね。


「いたずらっ子」

1999年9月1日(水)

 秀才と天才の間には、埋めようのない差があると言われたりします。本当に才能のある人間は、学校やアカデミズムの枠からすぐに飛び出すものだというお決まりの物語もあります。そうでなくても、やんちゃでおちゃめでいたずら好きの人間が生きていけない社会は、たぶん、息苦しくて、どこかバランスが悪いでしょうね。……特に何かにちなんでということではないのですが、音楽上のいたずらっ子を集めてみました。


「バッハ、なぜ?」

1999年8月31日(火)

 昨日の「テレミニ」に続いて、今日は Midi File Player(http://www.execpc.com/~tz/) というソフトを試してみました。名前の通りPalmでMIDIファイルを再生してしまおうというものです。Palm上では、MIDIファイルの再生(音源は内蔵スピーカーではなく、HotSyncケーブルでつないだMIDI対応音源を使います)の他に、マニュアルによると、MIDIファイルの簡単な編集ができるらしいです。(MIDIファイルは、母艦上でprcファイルに変換してPalm/ワークパッドにインストールすることになるようです。……今日は、とりあえず、2つのサンプルを鳴らしただけで、ファイルコンバートまでは試していませんが。)
 サンプル曲は、問題なく鳴ってくれました。Palmの画面が、MDプレイヤのように、1/100秒単位のものすごいスピードで再生時間を表示しつづけるので、ケーブルから通信し続けていることもあって、相当、電池を消費しているだろうなと心配にはなりましたが、十分、使えそうです。

 サンプルはバッハのチェンバロ曲でした。

 ところで、以前から思っていたのですが、海外の(おそらく理数系の)プログラマが趣味で作った音楽系プログラムのサンプルには、バッハ(やバロックの器楽小品)が選ばれていることが多いように思います。PocketSynth用データ集ページでもバッハを見かけましたし、MusixTexという楽譜を組む一種のDTPプログラムの周囲では、とっても たくさん、バッハやバロック音楽のサンプルを見かけます。理由はひとつではないのだろうとは思いますが、なんとなく気になりました。わかるようでもあり、よくわからないようでもあり……。


「テレミニ」

1999年8月30日(月)

 この週末、以前ご紹介したThereminiというソフト(http://www.flash.net/~kaeru/pilot.html)でずっと遊んでいました。とっつきにくいソフトですが、いろいろいじってみると、結構、ポイントを突いたソフトなのかもしれないという気がしています。何度もしつこい、と言われそうですが、もう一回書いてみたくなってしまいました。

Tereminの画面

「基本操作の復習」

 とりあえず、ソフトが起動したら、画面上半分の黒い反転部分でスタイラスを適当にすべらせましょう。SF風に音がうねって、妙な快感を味わえます。スタイラスを上下に動かすと音量が変わり、左右に動かすと音程が変化します。画面下部分の設定を工夫すると、音域などを切り替えることができます。(好みの問題ですが、「Event Duration: 」は「5000」くらいにして、「Non-Blocking Events: 」にチェックを入れておくと、スタイラスを画面上で止めても、音が鳴り続けるので、操作しやすくなります。)

 この週末は、MIDI音源を入手して、このソフトで鳴らしてみました。(PalmをMIDI音源に接続後、「Menu」→「Switch to Theremidi」と進むと、内蔵スピーカーから外部MIDI音源に切り替わります。)
 接続は、SC55mkIIの場合、Mac用のHotSyncケーブルをMIDI音源のコンピュータ端子につなげばOKでした。ソフト側で音色等も変更できます。その方面は、本当に詳しくないのですが、上手く配置したら、他の楽器とのセッションも可能なのではないでしょうか。

 とにかく、好きなピッチを自由に出せるのが面白いです。音がずりあがり、ずりさがる感覚に、はまってしました。
 それから、このソフトを使いながら思ったのですが、もしかすると、

「Palmヴァイオリン」

(=画面上に4本の弦が描いてあって、スタイラスで適当なポジションを押さえると音が出る)というのも、あったら面白いかもしれませんね。

[追記 14:15]

 もし万が一、「Palmヴァイオリン」があったとしたら、ヴィブラートとポルタメントをたっぷり効かせて、こういうメロディを弾いてみたい。


これ以前の音日記
1999年08月23日〜08月29日
1999年08月16日〜08月21日
1999年08月06日〜08月14日
1999年07月30日〜08月05日
1999年07月23日〜07月29日

[HOME]


音楽の著作権についての暫定メモ
e-mail to:tsiraisi@osk3.3web.ne.jp