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■音日記

1999年9月20日〜25日

「たまには本当のニュース」

1999年9月25日(土)

 9/24、ピアノロール画面でメロディを入力・再生するツール miniGrid がver.0.5にヴァージョンアップしています。(PalmGear H.Q.より、トップページから miniGrid のリンクをたどると、デモ画面のアニメーション画像もあります。)

 miniGrid は、総合音楽ソフト miniMusic(http://www.5thwall.com/minimusic/)のデモ版のひとつです。miniMusic の日本語での解説は、はじめさんの「Hajime's Palm!」、8/31の記事をご覧ください(http://www.ne.jp/asahi/hajime-n/home/palm.html)。

 miniGrid ver.0.5の新しい特徴は、

インターフェースが改良されて、とても使いやすくなっています。画面に上下の線を引くようにスタイラスを動かすことで、音符の高さ、長さを正確に指定できます。上下ボタンやGraffitiを併用すると、とても快適にメロディを入力可能。五線譜はうざったいという方へ、グラフィカルな音楽入力に最適です。


「アラームを考える (3)カスタマイズ」

1999年9月24日(金)

[9/24 p.m.13:30 リンク切れ等を修正しました]

 Trek Sound Hack を試してみました。システム音を Star Trek 風にカスタマイズするツールです。システム音を「なし(silent)」に設定することもできるので、同シリーズに関心がない場合にも、音周りを細かく設定するのに使えます。実際に使ってみると、想像していた以上に面白いというか、徹底的に作り込まれていることに感動しました。
 システム音データベース(System_MIDI_Sounds)を何らかの方法で操作しているのかと勝手に想像していたのですが、そうではなくて、Trek Sound Hack は、自前で音を持っていて、文字通り、音が鳴る場面をすべてHackしているみたいです。ハードボタンを押すと「ピピッ」、画面が切り替わると「ピッ」、確認ウインドウが出ると「ピピ〜」……。これでもかというほど、徹底して独自の音を鳴らしまくる快感に、意味もなく色々なボタンを押して、遊んでしまいました。言い尽くされたことですが、徹底的にカスタマイズできるのは、Palmならではなのでしょうね。
 でもそれなのに、少しさわった限りでは、他の操作に支障を来すことはほとんどなかったです。マニュアルを見ると、他のソフトとの相性には、作者の Glen Aspeslagh さんも、とても気を使っておられることがわかりました。「周辺の環境に干渉せず、なおかつ、自らのシステムを貫くこと」−−そういったココロザシが感じられて、いかにも Star Trek らしい気がしました。

 ……ところで、これはまったく個人的なことなのですが、実は私、1965年生まれであるにもかかわらず、1991年まで、初代 Star Trek シリーズを観たことがありませんでした。しかも最初に観たのは、留学先のドイツ語版(「Raumshiff Enterprise」というサブタイトルが付いていた)。そのせいで、カーク船長やスポック氏の声はドイツ語で刷り込まれていて(「Der Weltraum...」という最初のナレーションetc.)、日本の吹き替えの声には、しばらく、なじめなかった記憶があります。まったく無茶苦茶な話なのですが……。


「小品二題」

1999年9月22、23日

*祝日ですが、たまっていた雑用の整理で、ばたばたしているので、小話二つ。


「アラームを考える (2)音量」

1999年9月21日(火)

 携帯電話の着信音は、鞄の中に入れていても、コンサートホール中に響くくらいパワフルですが、Palm/ワークパッドの音は、宴会の喧噪の中だと、耳に近づけても、判別が難しい……。アラームを活用するには、上手に場所を選ばないといけないのですね。
 駅のそばの本屋さんで時間つぶしに立ち読みする時に、(DA)TrainTimeのアラームをセットして、電車に乗り遅れないようにする、そんな話が、以前、Pilot-ML に出ていた記憶があります。今思えば、本屋さんで、というのがポイントなのですね。

[Melody0]at Tokyo Station t120
G_16 *16 C16 *16 F16 *16 A#16 *16 D#~16 *16 G#~16 *16 G~2

[Melody0]at Kyoto Station t120
G83 D83 B_83 G4 A83 E83 C83 A4 B83 F83 D83 B4 C163 E163 G163 C~2

 でも、もう少し強い音が出てくれると、うれしいかもしれません。もしも、電池の消費やスピーカのサイズ、近隣への迷惑etc.の問題があるようなら、本人だけに聞こえるイヤホン式でもいいので。……こういう要望は、やはり、「コンシューマ向け」 Visor の方に託すことになるのでしょうか。(余談ですが、私、イヤホンとか、イヤホン端子につなぐちっちゃなスピーカが好きで、新しいものを見つけると、つい買ってしまいます。ちょっと前のものですが、audio-technica の折り畳み式 COOL SPEAKER のスケルトンとか……。あの種の手軽さは、携帯機器に合わないこともないと思うのですが。)


「アラームを考える (1)使い分け」

1999年9月20日(月)

 HandSpring社のVisor(特にその拡張スロット)が出れば、また事情が変わってくるかもしれませんが、現行のPalm/ワークパッドの音/音楽といえば、基本は、予定表(Datebook)のアラーム音だと思います。スケジュールにアラーム音を設定しておけば、目下の仕事に夢中になっていても、Palmが次の予定を音で教えてくれる……。Palmの「音」が、仕事の役に立っている美しい光景!
 それに、予定表アプリ以外でも、アラームを設定できるソフトは案外たくさんあるようです。時計アプリの「目覚まし」機能はもちろん、MuchyさんのMuchy's Palmware Review や『Work Pad 最強化パック420』(アスキー出版局)を見ると、BugMe! など、お絵かきソフトでも、アラームを設定できるものがあるようです。ちょっとした予定をこういうソフトでメモすれば、音の出る付箋として使えるわけですね。

 ところで、こういうアラーム機能つきアプリのなかで、アラームの曲を予定表とは別に独自に設定できるものはどれくらいあるのでしょう。
 そういうソフトを使えば、例えば、仕事のスケジュールを予定表(Datebook)アプリに記入して、割と無難なアラーム音を選曲、プライベートの約束は、別のソフトに記入して、とっておきのメロディをアラームに使う……。そういう音の使い分けができると思うんです。このアイデア、いかがでしょうか。

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