21 ブラックホールは存在しない!
   世界のトップは定説を覆し、私の主張と完全に一致した!


 

☆ブラックホールは存在しない
☆Lawrence M. Krauss氏とは
☆焦点はブラックホールからビッグバンへ
☆勇気をもって名乗ります

ブラックホールは存在しない
 「ブラックホールは存在しない」という内容の論文 "Observation of Incipient Black Holes and the Information Loss Problem" http://arxiv.org/PS_cache/gr-qc/pdf/0609/0609024v3.pdf が Physical Review D に掲載決定というニュースが2007年6月21日にインターネット上に流れ大騒ぎになっています。 この論文はCase Western Reserve University  のLawrence M. Krauss氏等物理学者グループが書いたものです。 この論文の中に、次のようなことが書いてあります。 
「The process of black hole formation is generally discussed from the viewpoint of an infalling observer. However, in all physical settings it is the viewpoint of the asymptotic observer that is relevant. More concretely, if a black hole is formed in the Large Hadron Collider, it has to be observed by physicists sitting on the CERN campus. The physicists have clocks in their offices and they watch the process of formation and evaporation in this coordinate frame.」
日本語訳 (ブラックホールの形成の過程はブラックホールへ落下していく観測者の視点で一般には議論されています。しかしながら、すべての物理の設定において意味があるのは漸近的観測者の視点です。 もっと具体的に言うなら、大型ハドロン衝突型加速器でブラックホールが形成されたとしても、それはCERN(欧州原子核研究機構)の構内に座っている物理学者達によって観測されなければいけません。その物理学者達は彼らのオフィスに時計を持ち、そしてこの座標の枠の中で形成や蒸発の過程を見るのです。)

 また Lawrence M. Kraussは自身の大学のホームページの中で次のように言っています。 http://blog.case.edu/case-news/2007/06/20/blackholes
"From an external viewer's point, it takes an infinite amount of time to form an event horizon and that the clock for the objects falling into the black hole appears to slow down to zero," said Krauss, director of Case's Center for Education and Research in Cosmology.
He continued "this is one of the factors that led us to rethink this problem, and we hope our proposal at the very least will stimulate a broader reconsideration of these issues."
日本語訳(”外部の観測者の立場からは、事象の地平線を形成するには無限の長さの時間を必要とし、ブラックホールへ落ち込んでいく物体の時計の進みはゼロへと遅くなるように見えます。” とケース大学の宇宙論教育・研究センター長の Kraussは言いました。 彼は続けて ”これがこの問題を考え直すように私たちを導いた要因の一つです。そして私たちは、私たちの提案が少なくともこれらの問題を幅広く考え直す刺激になればと期待しています”)

 
 重力崩壊する天体に落下していく物体自身の時間経過ではなく、外部の観測者の時間経過でブラックホールは形成されうるのかどうかを、考えるべきであるということが書いてあります。 そして事象の地平線を形成するには無限の長さの時間を必要とするため、ブラックホールは存在しない、と考えたのです。 これは従来の物理学者の考えを完全に否定したものであり、私の主張(第1章及び第13章)と完全に一致する考えなのです。 ついに物理学者自身が、ブラックホールの非論理性に沈黙を守ることの罪悪感に耐え切れず、真実を語り始めたのです。 従来の物理学者の説には、素人にはうかがい知れない深遠な論理があるのであろうかと私は怯えていたこともありましたが、結局そのようなものは何もなかったのです。 この論文では更に、プレホーキング放射により、球形の天体が重力崩壊するときには、逆に蒸発するということも書いてあります。 天体の重力崩壊によってブラックホールが形成されることはないし、それどころかプレホーキング放射により消失するであろうと予想しているのです。 私にとっては前半の部分が、より重要であると考えていますが、その部分の考え方は従来主流派の物理学者からは、初学者の陥りやすい勘違いであると、ほとんどまともな説明もないまま切り捨てられていました。 多くの宇宙論に興味のある素人の人々や、また私のホームページにおいてもこのような主流の物理学者の考えに異を唱えていました。 今まで初学者の間違いと切り捨てられていた考えが、必ずしも初学者のみの考えではなく、専門家の中にもそのような考えがあること、そして一流誌によってその考えが切り捨てられるべきではないことが認められたのです。 以前、日本の相対性理論の専門家と名乗る人から、当ホームページのブラックホールは存在しないという主張に対して反論のメールをいただきましたが、私が指摘した矛盾点に関しては答えることなく、「計算すればそうなるのだ、もっと一般相対性理論を勉強しなさい」というような、完全に人を見下した態度でした。 Krauss氏の考えと私の考えは完全に一致していますが、無能で傲慢な日本の相対性理論の専門家は Krauss氏に対して同じような態度をとれるのでしょうか。 


Lawrence M. Krauss氏とは

 主なる著者の Lawrence M. Krauss氏を、英語の Wikipedia で調べると、 http://en.wikipedia.org/wiki/Lawrence_M._Krauss
「Lawrence M. Krauss (born May 27, 1954) is Professor of Physics, Professor of Astronomy, and former Chair of the Physics Department at Case Western Reserve University. He is the author of several bestselling books, including The Physics of Star Trek.・・・・・・He also regularly appears in national media for public outreach in science and has written many editorials for The New York Times. He is most famous for his advocacy against intelligent design as a result of his involvement on the issue with the state school board of Ohio. ・・・・・・・・・・Krauss is one of the only living scientists that Scientific American has referred to as a 'public intellectual', and is the only physicist ever to have been awarded the highest awards of all three major US Physics Societies: the American Physical Society, the American Association of Physics Teachers, and the American Institute of Physics.」 http://en.wikipedia.org/wiki/Lawrence_Krauss
 日本語訳( Lawrence M. Kraussは1954年5月27日生まれのケース・ウェスタン・リザーブ大学の物理学教授・天文学教授で、前物理学部長です。彼は「スター・トレックの物理学」を含む、いくつかのベストセラーの著者です。・・・・・ 彼は科学における公共の社会事業に関する全国的なメディアにも定期的に登場しており、ニューヨークタイムスにたくさんの論説を書いています。オハイオ州の州教育委員会での彼の巻き込まれた問題の結果として、インテリジェント・デザインに反対する立場を取っていることで大変有名です。・・・・・・ Kraussはサイエンティフィックアメリカン誌で ’社会の知識人’として言及されている現存する数少ない人物の一人であり、アメリカの三つの大きな物理学会:アメリカ物理学協会、アメリカ物理学教師協会、アメリカ物理学学会、そのすべてで最高の賞を授与された今まででたった一人の物理学者です。)


 intelligent design(インテリジェント・デザイン)とは日本語版のWikipediaによると「近年のアメリカで始まったもので、聖書から科学的に論証しようとする宗教的な論説の創造科学を基礎にして、より多くの人々に受け入れられるように全てを創った存在を「創造者(神)」と言わず「偉大なる知性」と表現し、この知性によって宇宙・地球が設計(デザイン)され、創造されたとするものである。宗教色を薄め、政教分離を原則とする公教育においても採用されることを企図して提唱されたといわれている。」

 Wikipedia によれば、Lawrence M. Krauss は超大物で、ノーベル賞は受賞していないようですが、全世界の物理学者の中でもトップクラスと思われます。(ノーベル物理学賞は理論物理では後世において、その理論が完全に覆される可能性が今回のブラックホールの例のようにあるため、重要な観測をした、というような小物の人に授与されがちのように思われます。) 日本人物理学者、特に宇宙論や一般相対性理論に関係する部分においては、だれも太刀打ちできる者はいないでしょう。 また、Lawrence M. Kraussはインテリジェント・デザインに反対し仇敵とされており、物理学の世界だけでなくアメリカの一般の方々にも非常に有名で影響力のある人だということがわかります。 その超大物が物理学者の多数意見を覆し、私たちにとっては新説ではない、多くの素人が指摘し続けてきた意見に同調したのです。  おそらく物理学会を根底からひっくり返す力となり、ブラックホールはブラックホール教を信じていた人たちによる非論理的幻想であるとやがて認識されるでしょう。 宇宙論は宗教と非常に結びつきやすいものです。 中世の天動説全盛の時代にも似たこの暗黒の世界を救おうとする物理学者がインテリジェント・デザインの仇敵というのは偶然ではないでしょう。

焦点はブラックホールからビッグバンへ
 ブラックホールの存在は、物理学者が陥っていた非論理的思い込みに過ぎません。(それについては第1章第13章をごらんください。) なぜ、このような間違いにとらわれてしまったのでしょうか。 彼らの得意とするのは、数式を解き問題を複雑にすることです。 私たち素人は難しい一般相対性理論の式を解くような複雑なことはできません。 私たちにできるのは問題の本質を単純化し判断することです。 ブラックホールが存在するのかどうかという問題を考える場合、問題の本質は事象の地平線での出来事を考える時に外部の時計に従うのか、それとも落下する物質の時計で考えるのがよいのかどちらが正しいか、ということなのです。 決して難しい一般相対性理論の式を見て判断する問題ではありません。 その証拠に私が見た相対性理論の教科書ではその部分は文章で説明しているだけで、数式での説明はありません。 つまり、問題の本質は一般相対性理論に精通した物理学者でなくとも、たとえ一般の素人であっても判断しうる部分にあったのです。 この一般の素人でも判断しうる問題を専門の物理学者が、真剣に検討しているとはとても思えません。 私たち素人は一般相対性理論の数式をいじくれないがために、その分真剣に単純化された本質の問題だけを検討することができました。 そしてその結果は、Case Western Reserve University の物理学者達と全く同じなのです。 外部の観測者の時間経過に従うべきであり、あるかどうかわかりもしない事象の地平線に向かって落下する物体固有の座標系の時間経過に従って考えるべきないということです。 現在彼らが既に存在していると考えているブラックホールの形成の過程を考えた場合、そのブラックホールがある大きさを持つならば、その大きさに育つためには事象の地平線を越えて有限時間内に物質が内部に落下して育っていかなければなりません。 今、ブラックホールが存在するのであればこの過程は有限時間内で完了していなければなりません。 しかしこの有限時間とは誰の時計を基にしているのでしょうか。 私たち観測者でしょうか、それともブラックホール内に落下する物体と運命を共にする時計でしょうか。 私たち観測者は通常は自分の時計で宇宙の時間の進み方を判定しています。 ブラックホールの形成の瞬間だけを私たちから見て停止してしまった時計が、実は普通に動いているとして説明するのが正しいのでしょうか。 私たちがブラックホールを今観測することを説明するためには再び外の時計ではどうなるかを説明しなければなりません。 ブラックホールへ落下する時計の経過で説明を済ませてしまうことは、あまりにも幼稚な詭弁であると小学生でもわかります。 残念ながらブラックホールの存在を信じる物理学者の説明は幼稚園児レベルの屁理屈です。
 私は徹底的に主流のブラックホールの存在を信じている人たちを批判してきましたが、多くの物理学者の賛成するところとはなりませんでした。 しかし、一度始まった大物の身内による批判は、今まで矛盾に気づきながら臆病であったために発言せずにいた人達の同調を促すものとなり、多数派を駆逐する勢いをやがて持つようになると信じています。
 さらに、この「ブラックホールは存在しない」という主張は単にブラックホールの問題だけに止まらないと私は考えます。 次のターゲットはビッグバン教徒の非論理的幻想になるでしょう。 なぜなら「ブラックホールは存在しない」という主張は、一般相対性理論の専門家の考え方に重大な過失がある事を裏付けることになるからです。 彼らによる、初学者の勘違いによるものという切り捨ては、ブラックホールの問題だけではなく、ビッグバンにおける宇宙膨張の問題に関しても同様にあるのです。 ビッグバンは理論的には一般相対性理論が根拠となっていると言われているのですが、この問題に関して、私や一部の素人の方が指摘していることは、「宇宙空間の膨張は物質の膨張を伴い結局その効果はキャンセルしあって膨張として認識されることはない」ということです。 この問題においても、ブラックホールでの問題と同じく、初学者の陥りがちな勘違いであると、一般相対性理論の専門家とされる人たちによって、私たちの考え方は切り捨てられています。
 私はこの問題においても究極まで問題を単純化して考えました。 物質の大きさと、空間の大きさをどのように一般相対性理論では考えているのかを調べなければいけないのです。 このためには、一般相対性理論をアインシュタインがどのようにして導き出したかまで遡ればよいのです。 第3章に書いたように加速と重力が等価であるという等価原理と特殊相対性理論の考えから思考実験により一般相対性理論は成立したのです。 この思考実験で物質をイメージした剛体が変形したかのようになるのは、実は空間が歪むことによると考えています。 空間の歪みを物質で説明していることより、一般相対性理論での質量やエネルギーの重力作用による空間への影響に関して、物質と空間を区別していないことがわかります。 ここまで問題を単純化すれば一般相対性理論から膨張宇宙が導かれると言う考えが、間違いであることは素人でも簡単に下せるのです。 問題の単純化を相対性理論の専門家は初学者の勘違いと切り捨てることは、もはやできません。 私からすれば、空間だけが膨張し物質が取り残されると言うのは、幼稚園児レベルの屁理屈でしかありません。 こんな簡単なことが理解できない物理学者は、問題を単純化する能力のない(つまり思考能力のない)、計算しかできないが計算ではコンピュータに負ける馬鹿ということになります。 それに気づきながら、何も言えない物理学者は臆病者です。 
 ビッグバンの否定に関しては一般相対性理論だけでなく、背景放射や赤方偏移等の多くの片付けなければいけない問題があるのですが、それらに対する答えのすべてが、このホームページの中に用意してあります。 私たちはもはや恐れるものはありません。 物理学者に災難をもたらすパンドラの箱は米国の著名な勇気ある物理学者によって開かれ、歴史は既に動き出したのです。

勇気をもって名乗ります
 私の大学生の息子は最近このホームページを初めて見て驚いたようですが、自信を持って名前を公表すべきであると言ってくれました。 また、周囲の人々も私の言っていることのほうが世界中の物理学者の言っていることよりも正しいのかもしれない、と思ってくれるようになりました。 私も今まで社会的な評価を気にして、匿名でこのホームページを運営してきましたが、これを機会に勇気をもって名乗ることにしました。
 私の名前は 永田博一 、内科医師です。
 中学・高校時代は物理学が得意で、誰にも負けない自信がありました。 大学は医学部に進み、残念ながら大学における数学・物理学の知識はほぼ皆無です。 それはこのホームページを見れば大体わかるでしょう。 高校の物理学の知識で全て組み立てています(ただし相対性理論や量子力学については雑学程度の知識はあります)。 現在の主流の宇宙論は、高校の物理学を完全に無視、つまりは物理学の基礎を無視しているということを高校生頃より感じていました。 そして、どんなに難しい理論であってもそんなものに存在価値はない、何とかしなければいけないと思っていました。 そしてこのホームページを10年前につくったのです。 宇宙論に関してインターネット上で重要な地位をこのホームページが占めているのは、あなたがこのホームページを読んでいることからも明らかでしょう。 これほど人々から重要視されているホームページを10年間に渡り無視し続けるのは、主流派が専門家としての知識を持ちながら、このホームページで展開している簡単な物理学の論理に対して反論不可能なためです。 そして私は勝利を収めつつあります。 40m級の天体望遠鏡が稼動すればその決着はつくでしょう。 宇宙論関係の物理学者は、その日が来るより前に勝ち馬を予想し、その馬に乗るべきです。 世界のトップにいる物理学者は、愚かな宇宙論との決別への一歩を踏み出しました。 三流の物理学者として無能な教授の下、後の世に馬鹿にされる論文を書き続けるのか、それとも歴史に名を残す論文を、リスクを覚悟で書くのか、あなたはどちらを選ぶのでしょうか。 決心をした人は連絡をください。 どんな問題に対しても良いアドバイスができるでしょう。 また出版関係の方々で記事にしたいという希望があれば連絡していただいて結構です。 このホームページに否定的な方やただ質問をしたいだけの方はメールしないでください。 そのようなメールを頂いてもいそがしいので削除し返事をしません。