サーキット日記 2002年前半戦


2002年第1戦 (01/28/2002)

● 2002年第1戦 2002年1月25日  鈴鹿サーキット・南コース 晴れ ドライ  

フロントキャンバー -0.6° ダンパー ダイナミック 空気圧・フロント 冷間・2.3kg/cm
フロントキャスター 5.1° ダンパー・前・縮 4/13(最強より) 空気圧・リア 冷間・2.3kg/cm
フロントトゥ イン1.5mm ダンパー・前・伸 1回転 タイヤ POTENZA RE-01
リアキャンバー -1.8 ダンパー・前・縮 6/13 タイヤサイズ・前 225/45-17
リアトゥ イン1.3mm ダンパー・前・伸 1回転 タイヤサイズ・後 245/40-17
車高・フロント 165mm スプリング・前 10kg/mm    
車高・リア 192mm スプリング・後 8kg/mm+ヘルパー    

前回の鈴鹿フルコースは せっかくロールゲージを入れたのに 肝心のダンパーのダイナミックが 構造変更のため手許になく 

ノーマルコニでの走行となってしまい フラストレーションがたまっていたのですが やっと ダイナミックが上がってきたので 

いそいそと鈴鹿南コースへ走りに行きました

以前までの使用で どうもフロントのストロークが ダンパーのおいしい部分以上に動いている気がしたので 

今回は前後のスプリングを入れ替え フロント10kg/リア8kgという 暫定セッティングになっています

当日は 気温6度と激寒の日で 路面温度も低かったので コースイン後 ゆっくりしっかりタイヤを温めてから 

2周ほどタイムアタックをし エア圧調整のため ビットイン

鈴鹿から借りたP-LAPを見てみると 1分2秒134とこれまでのベストラップを 早くもコンマ3秒更新していました

「こりゃ期待できる」と タイヤの内圧調整をしてピットアウト

時間が50分しかないので 出来るだけ有効なセットアップが出来るよう 神経を車に集中して走ります

ダイナミックを入れてロールゲージ無しの時と比べると 以前感じられた ピッチング方向の動きの少なさの割には 

フロントに対してリアが過大にロールしている感覚が無く

またロールゲージ付きで ノーマルダンパーの時に比べ ピッチング・ロール量共に少なく 

4つのタイヤがちゃんと仕事をしているのがはっきりと解ります

ただし コーナーの通過スピードが上がっていくと やはり フロントに対してリアのスプリングが軟らかいためなのか 

タイトなS字での切り返しで リアの動きが1テンポ遅れてくるようになりました

4周アタック後ピットイン ベストタイムは1分2秒005 リアダンパーの縮み側を2ノッチ強へ

再度 コースインし 車の動きを確かめます

以前までは ダンパーなど少しくらいセッティング変更しても はっきりと体感はできなかったのですが 

ロールゲージを入れシャシ剛性が上がったせいか はっきりと車の動きの差が解るようになりました

さっきまでの1テンポ遅れていたリアの動きが好転しており かなり早い切り返しが可能に変化しました

また4周のみでピットイン ベストタイム1分1秒707

自分の考えたセッティングがはまり タイムが短縮されると とてもうれしいもので またこうなると 人間 欲が出てしまいます

今度は リアダンパーの伸び側を2ノッチ強へ そしてピットアウト 

しかしこれは失敗で ブレーキングでのフロントへの荷重移動スピードのバランスが崩れてしまい

タイトコーナー進入での旋回ブレーキ時のフロントの限界が落ちて フロントタイヤがロックしてしまうようになってしまいました

CP付近でのアンダーも増加

この時点で 残り時間も10分を切っており セットを戻すことができず走行終了 

最後のセットでのベストタイムは1分2秒176

色気を出さずに 走り続けてれば もっとタイム短縮できたのにと 後悔しても遅かったです

しかし ここにきてセッティングの変更に良いにしろ悪いにしろ 車が素直に反応するように出来上がってきたのは

今までのモディファイの成果が やっと出てきたと とてもうれしく思ってます

ベストタイム 1分01秒707


2002年第2戦 (05/29/2002)

● 2002年第2戦 2002年4月3日  鈴鹿サーキット・南コース 晴れ ドライ  

フロントキャンバー -0.6° ダンパー ダイナミック 空気圧・フロント 冷間・2.3kg/cm
フロントキャスター 5.1° ダンパー・前・縮 6/13(最強より) 空気圧・リア 冷間・2.3kg/cm
フロントトゥ イン1.5mm ダンパー・前・伸 1回転 タイヤ POTENZA RE-01
リアキャンバー -1.8 ダンパー・前・縮 6/13 タイヤサイズ・前 225/45-17
リアトゥ イン1.3mm ダンパー・前・伸 1回転 タイヤサイズ・後 245/40-17
車高・フロント 165mm スプリング・前 12kg/mm+ヘルパー    
車高・リア 192mm スプリング・後 12kg/mm+ヘルパー    

前回 南コース走行後 前後のダンパーの使用ストロークを計測してみると フロントを10kgに上げたのにもかかわらず まだストロークが過大気味でした

リアの方は 予想通り8kgでは動きすぎで 前後12kgのスプリングを新たにオーダー 結構時間が掛かってしまい やっと届いたので早速装着 

いつもの鈴鹿南コースへとテストへ出かけました

ダンパーのセッティングは とりあえず標準セッティングで 走り出してみると どうも全体的にグリップしません

とりあえず4周 タイヤを温めるために走行し ピットイン 

ベストタイムは 1分2秒297

スプリングレートを上げたにもかかわらず リアが動きすぎるような気がしたので とりあえずダンパーの縮み側を2ノッチ強くしてピットアウト

ところが 前回のテストでは2ノッチ変えればはっきりと体感出来た差が あまり感じられませんでした

5周してピットイン ベストタイムは タイヤも温め 内圧も調整し 気合いを入れて走ったにもかかわらず 1分2秒288とほとんど変わらず

ここで冷静に考えれば 変えたセッティングを元に戻し 別の原因を探すことが基本なのに 時間が50分と少ないためか 焦って

今度はフロント縮み側を 2ノッチ強くしてコースイン きちんとした考察のもとでセッティングしている訳ではないので 好転するわけもなく

5周したベストタイムは 1分2秒374と逆に悪化しました

無駄なセッティングに時間を取られたせいで 残り時間も少なくなり 後は自分のドライビングの練習のために走行しました

走行後の反省ですが 現在のスプリングレートの前後12kg/12kgは 今回の走行後のダンパーのストロークから見て

今の328のシャシの状態 タイヤのグリップ力からみれば 丁度良いくらい

後はアライメントと ダンパーのセッティングで 煮詰めていく方向に決めました

実際 前後のタイヤ温度は どちらも内側の方が熱を持っていましたし

今まで 軟らかいスプリングをダンパーで締め上げて使ってきたことの考えが抜けず セッティング変更はとりあえず 

ダンパー縮みを強くしてみるというクセが自分自身に付いてしまっています

もっと 車の挙動に集中し その動きを察知しセッティングにつなげなければと反省しました

ベストタイム 1分02秒288


2002年第3戦 (05/29/2002)

● 2002年第2戦 2002年4月11日  鈴鹿サーキット・フルコース 雨 セミウエット  

フロントキャンバー -0.6° ダンパー ダイナミック 空気圧・フロント 冷間・2.3kg/cm
フロントキャスター 5.1° ダンパー・前・縮 6/13(最強より) 空気圧・リア 冷間・2.3kg/cm
フロントトゥ イン1.5mm ダンパー・前・伸 1回転 タイヤ POTENZA RE-01
リアキャンバー -1.8 ダンパー・前・縮 6/13 タイヤサイズ・前 225/45-17
リアトゥ イン1.3mm ダンパー・前・伸 1回転 タイヤサイズ・後 245/40-17
車高・フロント 165mm スプリング・前 12kg/mm+ヘルパー    
車高・リア 192mm スプリング・後 12kg/mm+ヘルパー    

昨年11月に走ってから 今年初めての鈴鹿フルコースです

1週間前の南コースでの反省をいかし 今回は走行時間も2時間と多めなので きちっとセッティングを出し

あわよくばベストタイムも更新したいと意気込んでの鈴鹿入りです

ところが天気予報は 夕方から雨 鈴鹿へ着いてみると今にも雨が降り出しそうな空模様でした

なんとか天気持ってくれーと願っていたのですが 2周の慣熟走行が始まると ポツポツと雨が降り出しました

うちの328の現状で フルコースでどのくらいタイムが出るのか

これはもう早い時期にタイムアタックをやらなければと フリー走行のコースインをピット出口で待っている時に

もう頭の中は レースでの予選モードに切り替わり冷静さを欠いていたのかもしれません

コースイン後 いつもなら必ずアウトラップは流すのですが 計測一周目でクリアラップを取りたいがために

S字・逆バンクで 前車をどんどん抜いていき 今年改修され初めて走るダンロップも踏んで廻りました

そしてデグナー一発目 ほとんどタイムアタック状態のブレーキングポイントまで突っ込み 進入

ターンインしようとステアを開始したら あっという間にリアが出てしまい スピン

そのままアウト側のグラベルに飛び出してしまいました

スピンしながら横からグラベルに突入してしまったので 完全に埋まってしまい 脱出は不可能

あきらめて328から出て アウト側ガードレール外の 今日はオフィシャルが入っていないポストの中で雨宿りしながら

砂の中に埋まった328を見て やっと我に返りました

どんどん濡れていくコースの路面状況の確認もせずに いきなりアタックモードに入るとは

かなりトチ狂っていたと思われます

走行開始後40分くらいで 一度回収が入り オフィシャルの方と 結構苦労して328をグラベルから脱出させ

ピットにもどって 328をチェックしてみると 飛び出した側のタイヤとホイールのリムの間にたくさん小石がはさまっていました

これは横向きにグラベルに入った場合 必ずなることなので予想通り 

しかし 運転席側のドアがなにか閉まりにくい あれー?と思い ドアの下を覗いてみると

なんと砂の抵抗で サイドシルの下側部分が押され おもいっきり凹んでいました

それで サイドシル自体が上に押し上げられ ドアと当たっていたのでした

「あー ! ! とうとうやってしもうたー ! !」

先週の南コースといい 今回のフルコースといい 自分自身のミスで悪い結果となってしまい

特に今回は とうとう大事な328を壊してしまうという 我ながらとても情けない事をしてしまいました

最近 たるんでいるのでしょうか

また 走行開始そうそうに デグナー一発目立ち上がりアウト側に車を止めてしまうなど

ほかの参加者の方にも 迷惑をかけてしまい 猛省の一日でした

参加者のみなさん 申し訳ありませんでした この場を借りてお詫びしますm(__)m

ベストタイム 無し

 

青い丸の中が 凹んでしまった部分           こちらは凹んでない側です