サーキット日記 2002年後半戦
2002年第4戦 (10/30/2002)
● 2002年第4戦 2002年7月21日 筑波サーキット 晴れ ドライ
フロントキャンバー | -0.8° | ダンパー | ダイナミック | 空気圧・フロント | 冷間・2.3kg/cm |
フロントキャスター | 4.0° | ダンパー・前・縮 | 8/13(最強より) | 空気圧・リア | 冷間・2.3kg/cm |
フロントトゥ | イン1.0mm | ダンパー・前・伸 | 3ノッチ戻し(最強より) | タイヤ | EXPEDIA S-01 |
リアキャンバー | -1.4 | ダンパー・前・縮 | 6/13 | タイヤサイズ・前 | 225/45-17 |
リアトゥ | イン1.3mm | ダンパー・前・伸 | 1回転 | タイヤサイズ・後 | 245/40-17 |
車高・フロント | 155mm | スプリング・前 | 12kg/mm+ヘルパー | ||
車高・リア | 190mm | スプリング・後 | 12kg/mm+ヘルパー |
5月の鈴鹿で 最愛の328を凹ませて以来の走行です
前回の走行からの変更は ダイナミックのフロントダンパーが とうとう4次試作めに突入
バンプラバーが 355用純正の容量のあるものに変更されました
タイヤも 今回から一度履いてみたかったBS EXPEDIA S-01に新調
今回の走行会は OLFのやすさんが主催するカシオペア走行会に参加させていただきました
20分が3セットと 夏場の筑波では 長すぎず 丁度良い走行時間です
第一セッション走行開始 前回の鈴鹿で飛び出した教訓から 最初は きちんとコース状況を確認し
タイヤと人間を温め 少しずつペースを上げていきます
いよいよ タイムアタック開始と意気込んで走るのですが 同グループに RVクラスが混走しておりタイム差が大きく
クリアラップを取ろうと バックストレッチで前を大きく開けて アタックラップに入っても どうしても引っかかってしまいます
まあ 今日は 3セッションもあるからと 焦らずに走り 1回目のベストラップは 計測5周で 1分14秒042
直ぐに2回目のセッションが始まり タイヤのエア調整だけをしてコースイン
計測1周目で13秒代に入り 2周めで13秒162 さあ さらにペースを上げようと 1コーナーに侵入したら
なんと アクセルが全開のまま戻らなくなってしまいました
即 クラッチを切って 駆動力の抜けた後輪をコントロールしコースに踏みとどまり 同時にイグニッションを切り エンジンを停止
そのまま 惰性で コース上を走っていき 1ヘアピン手前の非常退避路に逃げ込みました
ここにはパドックへの扉があり オフィシャルの人に頼んで扉を開けてもらい ラッキーにも 直ぐパドックへ戻ることが出来
アクセルペダルを確認してみると ペダル下側に付いているFRP製のカバーが割れて ペダルを押しており アクセルが戻らなくなっていました
もともと鉄ネジ! ! で止まっているだけのモノで その鉄ネジがバカになったのでリベットで止め直したところだったのですが 見事に割れていました
たまたま近くにいらした ソニーズフェラーリの社長さんに 手際よく外していただき走行を再開することが出来たのですが
なんだかんだで時間を食っていて コースインする頃には 3セッション目が始まっていました
残り少ない走行時間を目一杯走ったのですが 結局計測4周しか出来ず タイムは1分12秒033で走行終了
当日は 気温・路面温度とも非常に高く コンディションはあまり良くなかったといえ 近年で最悪のタイムでした
なにか ここ1・2年筑波とは相性が合いません
ベストタイム 1分12秒033
2002年第5戦 (11/12/2002)
● 2002年第5戦 2002年9月11日 鈴鹿サーキットフルコース 曇り ドライ
フロントキャンバー | -0.8° | ダンパー | ダイナミック | 空気圧・フロント | 冷間・2.3kg/cm |
フロントキャスター | 4.0° | ダンパー・前・縮 | 8/13(最強より) | 空気圧・リア | 冷間・2.3kg/cm |
フロントトゥ | イン1.0mm | ダンパー・前・伸 | 3ノッチ戻し(最強より) | タイヤ | EXPEDIA S-01 |
リアキャンバー | -1.4 | ダンパー・前・縮 | 6/13 | タイヤサイズ・前 | 225/45-17 |
リアトゥ | イン1.3mm | ダンパー・前・伸 | 1回転 | タイヤサイズ・後 | 245/40-17 |
車高・フロント | 155mm | スプリング・前 | 12kg/mm+ヘルパー | ||
車高・リア | 190mm | スプリング・後 | 12kg/mm+ヘルパー |
今年 2度目の鈴鹿フルコースです
4月の鈴鹿フルコースでコースアウトのリベンジを果たせるか? 気合いを入れて サーキット入りしました
当日は 9月とはいえ まだまだ残暑が厳しく路面温度も高めでしたが ずっとセッティングを進めているダイナミックも
大分煮詰まってきたし 是非 ベストタイムを更新できればと思っていました
前回の筑波から履き替えたEXPEDIAですが 以前のRE-01に比べて絶対CFは劣るものの
RE-01特有のグリップ限界点での滑り出し時のグニュグニュ感がなく 特にシケイン進入時などのハードブレーキング時の
縦方向のグリップ限界がつかみやすく ブレーキングのコントロールが容易に感じました
自分は感覚的に ブレーキングの理想は 例えば円周1mのタイヤは 10m進むのに10回転するのですが
ブレーキングでフルロックギリギリまで持っていき 円周1mのタイヤが10m進むのに7回転しかしないような状況を頭に描いています
F-1の予選でのアタックラップ トップドライバー達の イン側のタイヤがフルロックせず回っているのに
うっすらとタイヤスモークを揚げている・・・
肉は腐りかけが一番おいしく タイヤは滑りかけが一番グリップする
あの状態です
さてコースイン 前回のトラウマのせいでアウトラップ後 2分50秒程度で2周しコース状況を確認
ピットインし タイヤエア圧を確認後 いよいよタイムアタックに入ります
今年から改修されたダンロップコーナーですが アウト側のセーフティゾーンを広げるためコース幅一本分イン側へ移動し
その分Rがきつくなっており 逆バンク立ち上がってから ダンロップ進入時のアクセルオフの量が多くなってしまいました
またダンロップ立ち上がってから デグナーの間の距離が縮まっており 以前のように ダンロップを 目一杯踏んできて
左側いっぱいに立ち上がるとデグナーへ向けて 一度右側へ振る動作が間に合わなくなりそうです
このあたりは 要練習でベストラインを探らなければいけないと思います
さて コース上ですが 今回はユーノス・ロードスターの参加車が多く よくコース上で出会います
Sタイヤを履いたロードスターは 軽量なこともあってかコーナーが速く130Rなどは 328では信じられないスピードで進入していきます
それを立ち上がりで追いつめ ストレートでかわしていく情けない展開で クリアラップを探していきました
そのうちに まるまる2周クリアラップを取ることが出来 なんとか今までのベストラップを更新する 2分44秒代を記録しピットイン
タイヤとオイルを冷まし さらなるタイムアップを目指し もう一度ピットアウトするも計測2周しかできず
クリアラップを取れずじまいでタイムアップしてしまいました
セッティングの方は 中・高速コーナーは 結構決まってきています
2コーナー立ち上がって S字に向かう時は もう3速でひっぱるのが かわいそうで4速にシフトアップしたいくらい
2コーナーの脱出が速くなってきました
(ただ4速に上げてもすぐに3速にシフトダウンしなければならず 3速のまま我慢しています)
ただし低速コーナー CP付近でのアンダーが強く 舵角が大きい時にフロントが入っていかない傾向があるようです
このへんが いまいち低速コース 筑波や鈴鹿南コースでタイムが出ない理由かもしれません
アライメントを含めた 今後のセッティングの課題であると思います
ベストタイム 2分44秒630
2002年第6戦 (11/30/2002)
● 2002年第6戦 2002年9月29日 富士スピードウェイ 晴れ ドライ
フロントキャンバー | -0.8° | ダンパー | ダイナミック | 空気圧・フロント | 冷間・2.3kg/cm |
フロントキャスター | 4.0° | ダンパー・前・縮 | 8/13(最強より) | 空気圧・リア | 冷間・2.3kg/cm |
フロントトゥ | イン1.0mm | ダンパー・前・伸 | 3ノッチ戻し(最強より) | タイヤ | EXPEDIA S-01 |
リアキャンバー | -1.4 | ダンパー・前・縮 | 6/13 | タイヤサイズ・前 | 225/45-17 |
リアトゥ | イン1.3mm | ダンパー・前・伸 | 1回転 | タイヤサイズ・後 | 245/40-17 |
車高・フロント | 155mm | スプリング・前 | 12kg/mm+ヘルパー | ||
車高・リア | 190mm | スプリング・後 | 12kg/mm+ヘルパー |
コーンズ主催のFISCOのイベントで FERRARIトロフィーというレースがあり それに参加することにしました
自分は V-8クラスという枠での出場だったのですが 送られてきたエントリーリストを見てみると 同じクラスに
360モデナが7台 355が15台も出場で 328は自分をふくめて2台だけ あと348が1台とのこと
これは FISCOのようにストレートの長い高速コースでは まったく勝負ならないとがっくりしました
なんとか 勝負できる方法はないかと熟考の結果 とうとう禁断のSタイヤを装着することにしました
余っていたノーマルホイールに BSのRE540Sを履かせ準備万端
ところがFISCOへ出発する前日の金曜日に 天気予報を見ると土曜・日曜は雨とのこと
雨だと 540Sで高速コースのFISCOでは 危なくて走れないので 富士まで行くだけムダ
どうしたもんかと迎えた土曜の朝 やはり大阪は雨が降っていました
天気予報を見ると 日曜の静岡の降水確率は70%
泣く泣くタイヤを 元のEXPEDIAの入っているWORKのホイルに交換し 大阪を出発しました
ところが静岡で一泊し 日曜日 起きたら空が晴れ上がっている ! !
予選が始まる11時過ぎには サーキットの路面も完全ドライになっていました
天気予報のばかやろー ! !と罵りながら 予選のコースイン
FISCOを走るのは 4年ぶりなので集中して走ります
ところが あの長いストレートに出てみると まず355に GT300と500位の差で置いて行かれ
モデナにいたっては 全く相手にされないスピード差で抜かれていきます
「こりゃ 今日はダメだー」と 後は淡々と走り予選を終了
タイムは 1分58秒817で V8クラス出走21台12位でした
6列目アウト側のグリッドって スタート後の1コーナーで一番危ない位置じゃないかと もう 絶対トラブルに巻き込まれないように走ることを決心
決勝グリッドにつきました
グリッドについて 前列に並んでいる2台の355のタイヤを見てみると やっぱりSタイヤ
これゃダメだ とりあえず完走だけはしようと 今まで レースはフォーミュラしか出たことが無く
屋根付き車での 記念すべき初レースをスタートしました
スタートのクラッチミートは ほぼ完璧でしたが FISCOの1コーナーまでの長い距離の間に 13位のモデナにあっさりと前に出られました
1コーナーは後ろを押さえながら 前で何があっても避けれるスピードで進入
そこからは 前はどんどん逃げていくし 後ろも離れていき 単独で淡々と走り 5周のレースを無事終了
結果は 決勝出走出来なかった355と1台レース中にトラブルの出た355がいて でも スタートでモデナにかわされたので 11位
ベストタイムは 予選より速くなり 1分58秒353
競い合いもなく 単独で走ることの多いレースでしたが なにごとも無く終わることができ
また来年から改修の始まるFISCOを走れて 楽しい一日を過ごせました
ベストタイム 1分58秒353