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公開日 :1999年 5月 1日
#20 不思議な光景--高速道路編
Think Different なドライバーたち
高速道路を走る方が断然多いワタクシです。リユウは、なんと言ってもやっぱり「車だけ」しか走ってないこと、交差点がないこと。これにつきます。これらを考えれば、初心者が安全・確実に目的地に行くには最適です。オカネ払っても、事故起こすよりは、全然安い。時間も(ほどほどに)短くして行けます。
そこでいろいろ学んだことは、だいぶんと先まで道を読まないと、上手に(=ヒトにメイワクをかけない)運転はできない、ということデシタ。よく周りを見れば、高速道路は初心者が思うほど難しくないのです。いつも走っている地道の方が全然、難しい。
しかし、高速道路では、たまに、ものすごい運転しているヒトがいます。それでも、誰一人としてクラクションを鳴らされることなく、事故を起こさずになんだかちゃんと進行していける。そんな運転のご紹介〜♪
高速道路上で停止するヒト。
11号池田線上り車線(二車線)での出来事。夕方6時半すぎになると、この道は大渋滞になります。最初の頃は、このことをまったく知らず、ノンキにオカネを払って一員になっていました。この日もそんな当たり前の渋滞のように見えました。ゆっくりと列が進むにつれ、動かない一台の車が見えました。追い越し車線の方です。追い越し車線に居る車たちは左に指示器をだし、入れて貰って進んでいます。
な〜にやってんのかな??事故かな??
と思いきや、ナント、「携帯電話でのおしゃべりに夢中」。
とっても楽しそうデシタ★ 周りなんかぜーんぜん見てない。その後、流れが一気にスムーズになったのは言うまでもありません・・。渋滞のときは携帯をかけるヒトは多いと思うけれど、状況が変わったことにきがつかないくらいしゃべってるヒトを見たのは初めてだった。
高速道路を右往佐往するヒト。
同じく11号池田線上り車線(二車線)での出来事。夕方6時ちょっと前に入ったので、いつもの大渋滞よりは幾分まだマシな状況でした。豊中から梅田まで40分との表示がでていました。こうなると、イライラ虫をおなかに飼っているヒトはかなりイライラするみたいです。イライラしても状況はまったく変わることはないし、前に進めるわけでもナイ。しかし、やり場のないイライラが運転に現れてしまう、ヒトもいるようです。二台ほど前に居た赤色のシビックの持ち主がその一人だったようです。傍目にもイライラが頂点に達しているようでした。ちょっとでも進む車線の方に車体をウロウロ。
お〜い、どっちにはいるねん〜。
こういう状況を延々と数「に渡って繰り返していました。まんなかに居ることもあったので、遠目になっても見える(笑)。でもね、運転手はオンナノコだった・・。周りから見たらどうみても「危ない車」ですね。ぶつけられたら、こわいもん。しかし、必死にウロウロしても、ああいう状況じゃあ、到着は全然変わらなかったのヨ。
高速道路にゴミを捨てるヒトたち。
(1) 過失の場合
高速道路には大きなトラックが走っていることもあります。関西方面に限れば、中国自動車道、西名阪自動車道、近畿自動車道は、大型トラックをよく見かけます。阪神高速道路13号東大阪線、環状線は少ない。ある日のこと、13号東大阪線の上り車線(二車線)を走っていると、前から小さな紙吹雪がたくさん舞ってきました。
なんだろー?運転しにくいー、
そのうちにある大きな車を追い抜くと、紙吹雪がピタリとやみました。そうか、こいつ(笑)が犯人か。圧縮した紙ゴミを積載している車のカバーがきちんと閉まっていなくて、隙間からたくさんの紙が舞い落ちているのでした。。。ちゃんと閉めてくれー・・。
(2) 故意の場合
第二阪奈道路はワタシの愛用車線です。ここには、生駒〜石切にかけて長さ5.5「に渡るトンネルがあります。トンネルのなかは車線変更禁止なので、トンネルに入るまえに、ワタクシは追い越し車線に入るのを常としております。
この日も、当然のことながら、前の車を追い越して、追い越し車線に入ろうとしたところ、前に居た車も同じく追い越し車線に入ろうとする。しかし、運転教本によると(笑)前車の行動は「追い越し禁止」*にあたります(『学科教本』111頁)。
ま、そんなこと憶えてなくても、バックミラー、サイドミラーをみて、後ろの車が自分の車を追い越そうとしていないことを確認してでなければ、追い越し車線に出るのは、高速道路に限らず、非常に危険な行為でしょう(もちろん、目視は絶対にいると思う・・)。
そこで、ワタシは、ぶつかりそうになるから(追い越そうとするワタシの方が速度を上げている)クラクションを鳴らしました。あぶないよぉ、と。
でも、そんなことでその車はめげなかった。デミオはそのまま追い越し車線に入り、トンネルのなかでもライトを点けない。しかも、速度が遅い(なんで追い越し車線に入るねん〜)。さらに、運転手はなにやらごそごそとしている。
なにやってんのぉ??
ワタシの疑問はしばらくして溶けました。
運転席の窓があいて、紙吹雪が舞ったのです・・・・
そんな「嫌がらせ」するゲンキあったら、安全確認に回して、さっさと走れ、とワタシが思ったのは言うまでもありません・・・。
クラクションに激昂する人たちは報道されますが、このヒトもそういうタイプなんだろうか、、ワタシが黒塗りベンツかキャデラックに乗っていたら、そんな嫌がらせはされなかったんだろうか、、、(←もちろん、ベンツならSかEでしょう。Cはダメかな。個人的にはCかSLの方がすきだけど。キャデラックはセビル?) 初心者マークがいかんのだろうか、、、それにしても、いつも「そんとき」のために、紙ゴミを溜めているんだろうか、、
しばし、いろいろ考えてしまいました。ちなみに、ワタシのフロントガラスには、たくさん舞ったわりには、そのうち一枚もあたらなかったのですけど。
* 追い越しの禁止。車はつぎの場合は(追い越し禁止場所でなくても)、危険ですから追い越しをはじめてはいけません。(道路交通法29条)
(1) 前の車が、自動車を追い越そうとしているとき(二重追い越し)。
(2) 前の車が、右折などのため、右側に進路を変えようとしているとき。
(3) 道路の右側部分に入って追い越しをしようとする場合に、反対方向からの車や路面電車の進行を妨げるようなとき。
(4) 進路の右側部分に入って追い越しをしようとする場合に、前の車の進行を妨げなければ道路の左側部分に戻ることができないようなとき。
(5) うしろの車が、自分の車を追い越そうとしているとき。
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