「能力発揮」という名の派遣労働者化、転籍(首切り)
「キャリアプラン申告」
三菱電機は、赤字を理由に99年度末をめどに「2,000人」の人減らしなどのリストラを強行しています。10月には「キャリアプラン申告」なるものをうちだし、大量の出向・転籍による人減らしを一気に行おうというものです。

■労働者から不安と怒りの声

●本当にガックリきた、定年まで三菱電機で働けると思い文句もいわずに、これまで一生懸命会社のために貢献してきたのにひどいやり方だ。

● 出向といっても転籍を前提にした出向、希望退職を募っているのと同じではないか。

● 「能力発揮、充実した自己実現」などよく言えたものだ、まったくやる気をなくすやり方としか言いようがない。

● 赤字は経営者の責任ということは明白、手当はカットされ、賃金も一時金もダウン、こんどは会社追い出し、どうして生活せよというのか。

◆◆ 三菱電機グループ外への転籍をねらう◆◆

「キャリアプラン申告」の具体的内容は、三菱電機と関連会社では雇用維持ができないとし、「一定年齢以上」(45歳以上)の者を対象に「自己申告」させることによって「三菱電機グーループ外も含めて幅広く出向・転籍を行う」というもの。

「自己申告表」には、次の「5つ」の該当項目があり、丸印で選択するようになっています。

ア,60歳定年まで当社または関係会社で働きたい。

イ,(条件が整えば)60歳定年を迎える前に、三菱電機企業グループ外で活躍したい。

ウ,活躍の場が得られれば、上記のア,イ,にこだわらない。

エ,分からない(未だ決めていない)

オ,その他( )

なお、「自己申告」が終われば、個々面接が実施されることになっています。
実施期間は98年度については11月末日。99年度以降は年度初に行うとしています。


日本共産党三菱電機伊丹委員会は、半導体や電機製品などが売れない長期の不況は、消費税増税など自民党政府の9兆円の国民負担増が原因、大企業の賃下げ、リストラ人減らしは長期不況に拍車をかけるもの。
消費税減税や大幅賃上げ、労働時間短縮、雇用確保などで不況打開することが根本的な道。

そのためにも「私は定年まで三菱で働きます」と「その他の項」に自信をもって記入し、面接にも応じましょう。とよびかけています。

面接での対応はホームページ 「出向に応じたくない人に送る10章」「首切りを退ける合い言葉10章」で対応しましょう。お読みください。

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