「首切りを退ける合言葉10章」
解雇を規制し、雇用を守るために

全労連「緊急雇用対策(案)より」


労働者を解雇するための「労働者いじめ」が陰惨な形ですすめられ、労働者を自殺にまで追いこんでいます。

会社からさまざまな形で「やめろ」といわれ、相手の言動に腹が立っても、冷静にきっぱりと「首切りを退ける合言葉10章」などを参考に「やめない」と意思表示することが重要です。


■最高裁判所などの判例は■

つぎの4つの条件がそろわないと、解雇できないとハッキリとした判断を示しています。

●整理解雇の4要件●

(1)どうしても整理解雇をしなければならないほどの経営状態にあることが証明されること。

(2)解雇を回避するためにあらゆる努力がつくされたこと。

(3)解雇対象者の人選基準が客観的で合理的であること。

(4)労働者および労働組合と事前に協議をつくすなど、解雇にいたる手続きに合理性・相当性があること。


 「企業を守るために」ということを口実に、一方的に解雇することは、「社会規範を遵守する」という「経団連企業行動憲章」にも違反することです。

大企業は、100兆円を超える国際的にも異常で巨額の「内部留保」の一部を取り崩し、労働時間を短縮して雇用を確保すべきです。


■首切りを退ける合言葉10章■

第1章  「辞めません」とキッパリと答えましょう。

第2章  やっぱり「辞めません」と答えましょう。

第3章  退職強要にはきっぱり抗議をしましょう。

第4章  人権蹂躙には厳重抗議をしましょう。

第5章  出向・配転・移籍も断りましょう。

第6章  「会社よりも自分が大変。」と答えましょう。

第7章 おだてにのらず謙虚に拒否をしましょう。

第8章  「家族は首切りに反対です」と答えましょう。

第9章 最後は黙秘でがんばりましょう

第10章 全労連ホットライン(労働相談)などに相談をしましょう。


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