サーキット日記 1999年前半戦
昨年(1998)の12月に一回だけと 現役時代にお世話になっていたメンテナンスガレージのご厚意により
FJ-1600のレースに出場したのですが
やはりまたフォーミュラに乗ってしまうと 悪い虫が騒ぎだします
今年の始め FJの上のカテゴリーである「F-4のシートが空いてるよ」
なんて電話をいただいたら 2つ返事で 「乗せて下さい ! !」と返事していました
1月9日に初めて乗ったのですが FJ-1600とはレギュレーションが違うため
ウィングはついてるし ミッションはドグミッション
エンジンも改造範囲が広いので レスポンスが凄いです
やはり 7年ぶりで12月にちょろっとFJに乗っただけの体には相当きつく
30分×2回乗ったら首と腕がボロボロになってしまいました
これはドライビング以前の問題で まず体力をもとにもどさねばっ ! !
とトレーニングの必要を痛感
それからは毎日 首と握力UPのトレーニングをやってます(^.^;
今までに 1月に2回 3月に2回と乗ったのですが
やっと車に慣れてきたかなって感じで
鈴鹿東コースとかショートコースならトップに近いタイムが出るのですが
フルコースになるとまだまだです
今年はF-4に乗るために 昨年のように328でサーキット走行する回数は
減ると思われますし それではHPのネタが無くなってしまうので
今シーズンはF-4のことも書いていきたいと思います
F-4 練習走行その1 (05/28/1999)
1999年5月22日
鈴鹿サーキット・フルコース 晴れ ドライ
本来は 5月14・15日に鈴鹿で行われたF-4レースに出場予定だったのですが
どうしても外せない出張と重なってしまい 出ることが出来ませんでした(T_T)
F-4の練習は 鈴鹿のスポーツ走行のフォーミュラ枠で走るので FJ-1600との混走になるのですが
ラップタイムで F-4の方が 10秒ぐらい速いので クリアラップを取るのが大変です
が 今回の走行は レースの翌週の練習走行とあってか 台数もそんなに多くなく走りやすかったです
今までの練習走行は ずっと中古タイヤで走っていたのですが 今回 ニュータイヤを奮発しました
ニュータイヤで 走ってみた印象は 中古タイヤに比べ やはり格段にグリップします
しかし 全体的にグリップが上がった結果 車の前後バランスが 崩れてしまったようで
オーバーステアが 酷くなってしまいました
特に 中高速コーナーでの立ち上がりでトラクションが掛かりません
この辺の車のバランスをどうセッティングしていくかが 今後の課題のようです
また ドライビングについては まだまだツメが甘く 車に乗せられている状態です
加速Gだけなら 最近のチューニングカーも大変なものですが
加速Gプラス速いコーナーリングスピードによる強烈な横Gっていうのは
なかなかフォーミュラでないと体験できません
また FERRARIを含む いわゆるツーリングカーと比べ 全ての反応が格段に早く 乗っていて大変です(^.^;
走る度に タイムは縮まっていくのですが それは現在の自分のレベルが低いからでしょう
ベストタイム 2分13秒10
1999年第1戦(06/22/1999)
99第1戦 1999年6月5日
鈴鹿サーキット 晴れ ドライ
タイヤ空気圧 冷間F・R共2.3kg/cm2
F キャンバー -0.7 R キャンバー -1.9
キャスター 4.4 トウ 1.7
トウ 1.2
6月5日 FORZA1日目
328では 超久々のサーキット走行です
FORZA 2ってことで 鈴鹿サーキットはFERRARIで染まっていました
今回の走行 328は308・348やクラシックフェラーリと一緒ということで
コースインするとコース上は 非常に混雑していました
こりゃ クリアラップ取るのは無理だぁーっと走っていると
なんとっ 330P3/4と312PBに追いつきました
P3/4や312PBといっしょに走れるなんて 夢のようだと ほとんど一周後ろにつかしてもらって
その勇姿と快音を車載カメラに収めさせてもらいました
格好良かったです・・・
他に 250GTOやSWB・GTE・Lusso・・・など 珠玉のFERRARIを見て これまた感動
相変わらず12気筒勢&355は F-1サウンド巻き散らかしてるし
夜は夜で 360の発表会で リアウインドウ越しに見える
アルミフレームに よだれじゅるじゅる・・・(^.^;
もぉー いいもの見すぎで 本当のFERRARIってなに? って感じでした
タイムの方はそんなことで クリアラップ取れずの
ベストラップ 2分56秒91
6月6日 FORZA2日目
昨日の夜のパーティーで F-50の同乗券をゲット(^^)
ルンルンでサーキット入りしました
同乗のほうは順番待ちがあったので 先に328のスポーツ走行を走ることにします
今日も コース上は混んでます
クリアラップを取ろうと みんながピットアウトしてから
間隔を開けて出ていったのですが やっぱり どこかで引っかかります
今日もダメだっーと思っていたら 今度は288GTO Evoluzioneに追いつきました
昨日と同じように 一周おとなしく後ろにつき また車載カメラに その姿を収めさせてもらいました
前のクラスの走行で コースアウトした車両があったらしく
その回収のため スケジュールが押して 今日の走行は 15分ほどでチェッカー
少し欲求不満気味でしたが F-50の同乗のためピットに急ぎました
ドライバーは 元F-1ドライバーの井上選手 ! !
もう ブレーキがダメとおっしゃっていましたが なんのなんの すばらしい体験でした
んで ただF-50は速かった ! ! だけでは せっかくの同乗も無駄になります
ここで うちの328との違いを分析してみたいと思います
まずうちの328のイヤな部分って 最大横Gがかかった時に 今まで粘っていたリアタイヤが
唐突に滑り出すことだと思います
ブレーキングで前荷重にして ステアリングを切る
フロントタイヤがCF(コーナリングフォース)を発生して 車にヨーがつき
横Gが発生してフロントからロールが始まる
フロントのロールはどんどん増えていって
それに伴い リアのロールも巻き込み気味についていき
ブレーキをリリースし 荷重がリアに移動すると
今度はリアのロールがますます大きくなり
リアタイヤがもうダメってとこで いきなりドッーンと滑り出す・・・
ここまでの挙動は ロール量がでかいため かなり はっきりとドライバーに伝わってきます
んで このリアタイヤのスライド
いきなりドッーンとやってくるので 制御がむずかしく 過度のスライドはスピンモードに
陥りやすい とてもやっかいなものだと思ってます
で 走行ラインを考えるのですが
最大横Gがかかるところ 一番車の向きを変わるところを
コーナリング中の最もスピードの落ちるところ
で なおかつアクセルを開けていけるところ
コーナーのクリッピングポイント手前にもっていくことになります
具体的に言うと コーナー進入で 一度車にヨーをつけておき
そこからは ズルズルとCPを目指していき
CP付近で最大横Gを迎え そっからはアクセルコントロールで
リアのスライドを抑えて立ち上がる・・・
ただ この走り方 タイムを縮めようとすると
どんどん進入スピードを上げていくことになり
ラインの自由度もほとんどないので 非常に恐いっ(T_T)
それに 比べて同乗したF-50は
フロント・リア共に もっと緩やかにタイヤにスリップアングルがつき
コーナー進入では 弱アンダー
適度にフロントにスリップアングルがついているので リアも巻き込まない
CP付近 アクセルを開けていくと
今度は リアのスリップアングルが穏やかに増加していき
ステアリングがスッーと戻っていく
それでも ちゃんと車は旋回していきます
車の挙動変化が緩やかで 唐突な動きは無さそうでした
もっとも スプーン立ち上がり縁石付近で
タイヤがパワーに負けてカウンター当たってましたけど・・・(^.^;
いろいろなファクターがあり 328をいくらモディファイしても
F-50の様には ならないのかもしれませんが
コツコツ足回りをいじって 少しでも今より気持ち良く走れる車に
していきたいと思います
ベストラップ 2分51秒07