サーキット日記 1999年後半戦
F-4 レース第1戦 (08/21/1999)
1999年8月1日 99鈴鹿クラブマンレースRound5
鈴鹿西コース
待ちに待ったF-4の初レースです
シャーシが10日前の練習よりウエスト956という
今まで乗っていた936よりも1世代新しいタイプのシャーシに 変更になりました
当然中古なのですが 以前に使用していたチームで 結構モノコックが補強されており
7/20の練習(路面は半ウエット)に乗った限りでは 好印象を受けました
金曜日からサーキット入りし
この日は3回の走行が予定されていたのですが 一回目の練習 最初からクラッチトラブルが発生し
この日は結局走れずじまい このことが響き 土曜の練習では 車に慣れることに時間を使ってしまい
ほとんど足回りのセッティングをすることが出来ずに 日曜の予選・決勝へと進むことになりました
ニュータイヤを履き 挑んだ予選ですが やはりベストの状態にはほど遠く
どうしてもスピードに乗せることができません
特に鈴鹿西コースの要であるスプーンコーナーが
936の時に比べ 立ち上がりで400RPMも回転が落ちています
進入でのアンダーが酷く 高いスピードで コーナーに入っていくことが出来ませんでした
結局 予選結果は レース歴で始めての屈辱の最後尾 ! !
あまりのショックに 普通は絶対にやらないのですが
決勝前に 一か八かで リアのサスのセッティングを大幅に変えることにしました
しかし このセッティング変更も根本的解決にはならず
決勝もフラストレーションの溜まる走りしかすることが出来ませんでした
次戦のためにも レースディスタンスを走りきることが大事と我慢のレースをすることに・・・
順位の方は 前が混乱してくれたおかげて 6位でチェッカー
フォーミュラーに乗るための体づくりは出来てきたものの
次は自分の乗る車のセッティングを進めていかねばと 痛感しました
予選10位 1分21秒166
決勝6位
今回より乗ることになったWEST956です
黒ウィングに赤ボディのFERRARI F-1カラーになりました(^.^;
F-4 レース第2戦 (09/18/1999)
1999年9月11日・12日 99鈴鹿クラブマンレースRound6
鈴鹿フルコース
前回のレースのセッティング不足を反省し 事前にあった 鈴鹿東コースのテストでは
主にフロントを中心にセッティングを見直しました
もっとロール・ピッチング どちらの方向にも動く様に振ってみたところ
だいぶスピードを乗せてコーナーに入れるようになりました
レースウィークが始まる9/10(金) 30分×3セッションの練習があり
もっとセッティングを煮詰めるチャンスと 開始早々 意気込んでコースイン
ところが 勢い余って たった2周目の1コーナーで コースアウト
グラベルに捕まってしまい その30分を無駄にしてしまうことに・・・
大分 焦っていたようです(T_T)
残り2回のセッションは そんなことの無いように落ちついて走りました
で その2回の練習を 主にリアのセッティングに費やしたのですが
トントンとタイムアップし なかなかいい調子でした
悔やまれるのは 一回目のセッションを棒に振ってしまったこと・・・
まだ 土曜の午前中 予選前に40分の走行時間があるので さらにセッティングを詰めようと
フロント・リア共にセットを変更して 金曜日は終了しました
金曜午前中の走行 さらなるタイムアップを期待してコースイン
しかし 全体的に車の限界が低くなってしまっていて
タイムアップどころか金曜より 1秒もタイムダウン
すこし調子に乗っていじりすぎてしまったようです
結局 金曜の最後のセットに戻し ニュータイヤを履いて 予選に臨みました
予選開始 早々に2コーナーにコースアウト車両が出て 2コーナーで黄旗二本振動
この状態で ベストタイムを出したりなんかしたら コース管理室に呼ばれて
ペナルティーくらうこともあるので その区間は おとなしくスローダウン
と思ったら 今度はデグナー立ち上がりで エンジンブロー車両が・・・
ダンロップからデグナーにかけて オイル旗がでていました
2・3周後 やっと黄旗が解除されコースはクリア
タイムアタックに入ったのですが 一度ストレートで 4速から5速に入れるときに
ちゃんと入れなくてシフトミスし ニュートラル状態で 一瞬全開にしてしまいました
シフトダウン時の無理矢理回してしまうオーバーレヴではなく リミッターが効いただろうから
大丈夫と思っていたのですが 後で 思わぬことに・・・
タイムの方は 懸命にドライビングしているのですが
ニュータイヤを履いているにも関わらず
どうしても 金曜の練習のタイムを上回ることができず終了してしまいました
予選タイムは 2分12秒264で 21台出走で15番手
予選終了後 エンジンチューナーのメカの方にエンジンを
チェックしてもらったところ なんとバルブがピストンと当たっているのが発覚 ! !
どうやら 予選開始早々のシフトミスの時にやってしまったようです
圧縮を計ってみるとやはり 3・4番の圧縮が低く スペアエンジンに換装することに決定
しかも日曜はもういきなり決勝だったので 不安を残すことに・・・
しかし 藤田社長と田上メカが懸命にエンジン交換してくれたおかげで
なんのトラブルもありませんでした
深夜2時までかかって エンジン交換していただいた
レヴレーシングの藤田社長と田上メカには 本当に感謝ですm(__)m
そして 日曜の決勝
スタートは クラッチミートはなかなかうまくいったものの
1コーナー手前で 前で3台に並ばれ行き場が無く 結局 1台かわしただけで1周目を終了
前に3台の集団がいて 自分もその集団に加わり周回を重ねたのですが
自分の前の車が オイルを吹き出し もろにそれを浴びて走ることになってしまいました
どんどん ヘルメットのシールドにオイルが付き視界が最悪に・・・
自分は捨てバイザーがきらいで いつも付けていないのですが
この時は捨てバイザーの必要を実感しました
結局 レースはそのまま大きな展開も無く そのままチェッカー
14位完走となりました
まだまだ トップグループどころか中位集団にも置いて行かれる状態ですが
もっと車を煮詰め また自分のドライビングもF-4に合った乗り方にしていかねば
と思っています
予選15位 2分12秒264
決勝14位
1999年第2戦 (10/21/1999)
99第2戦 1999年10月16日
鈴鹿南コース 晴れ ドライ
タイヤ空気圧 冷間F・R共2.3kg/cm2
F キャンバー -0.7 R キャンバー -1.9
キャスター 4.4 トウ 1.7
トウ 1.2
超久々の328でのサーキット走行です
西コースでF-4のテストがあったのですが 午前中のみで
昼から南コースっていう本コースとは 別の小さい方のサーキットで
328で走れる走行帯があったので 1日で F-4 & 328一気乗りという猛特訓をしてきました
午前中に F-4を3セッション乗って (今年の初めは これだけでヘロヘロになってました(^.^; )
鈴鹿の南コースへ328で移動しました
南コースというのは カートコースの大きい版で
ジムカーナっていう 1ラップアタックの走行時間帯で走りました
いつもF-4の走行がある時に乗っていく 1BOXの車だとなんとも思わないのですが
F-4乗った後 すぐに328に乗ると すっごい違和感があります
遅い・止まらない・船のようにロールする・・・
相手はフォーミュラなんだから 比べるのがまちがっていますが・・・
南コースを走るのは 初めてなので一本目は ゆっくり行こうと思ってコースイン
しかし やっぱり フォーミュラの感覚が残っていたみたいです(T_T)
出って行って いきなりスピンしてしまいました(^.^;
ご一緒した竹千代さんのお友達が デジカメで写真をとってくれていたので
後で 見たのですが 328って こうやってみると ストレート2速の加速で
こんなにフロントリフトしてるんですね
なんか カタパルトで発進っ ! !って感じです(^.^;
(車の姿勢の割には 大した加速してないのですが・・・)
コーナーでは やっぱりむちゃくちゃロールしているし・・・
アウト側から写してもらった画像では アウト側の前・後輪共にフルバンプしているようで
車高を落としたらこうなるって感じです
タイムの方も 10本くらい走って 1分6秒フラットと
NSXが出すという目標タイムの1分フラットには ほど遠かったです(T_T)
南コースっていうコースじたいは 2速メインの(車によっては1速までつかうそうな・・・)
タイト&フルターンっていう FERRARIが一番不得意なコースレイアウトなのですが
1ラップアタックってことで 30分間とかのフリー走行ほど 車にはストレスかからないだろうし
あそこで 328を振り回せたらおもしろいだろうなーと ちょっと 病みつきになりそうです(^.^;
ベストタイム 1分6秒060
イン側縁石乗せて無いにも関わらずこのロールです(^.^;
跳ね馬っ! ! て感じで フロントが上がっています(^.^;
Photo : @Hondaさん ありがとうございましたm(__)m
1999年第3戦 (10/25/1999)
99第3戦 1999年10月24日
鈴鹿南コース 晴れ ドライ 気温20度
タイヤ空気圧 冷間F・R共2.3kg/cm2
F キャンバー -0.7 R キャンバー -1.9
キャスター 4.4 トウ 1.7
トウ 1.2
今回は また鈴鹿の南コースでの走行です
午前中 1時間だけジムカーナの走行帯があったので 早朝に起きて
AM9時から1時間だけ走ってきました
朝練って感じです(^.^;
例によって1ラップアタックの走行だったので 1本目は ゆっくりと走行したのですが
タイヤっていうのは 冷えているとグリップしないっていうのが
スポーツ走行以上に よくわかります
プッシュアンダー時の フロントタイヤの滑り方が ズルズルって感じではなく
ダッダッダッって感じで 路面がタイヤを掻きむしっている感じです
2本目3本目・・・と走っていく内に ダッダッダッが
ズルズルっていう普通の滑りに変化していくのですが
それが はっきりと解り とても良い経験をしました
これが通常のスポーツ走行のときは PIT OUT LAPは どうせタイム計っている訳ではないし
1コーナーは気持ちの限界の50% デグナーは60% スプーン70%・・・
そして計測1LAP目で80%って感じで
徐々にペースを上げていき タイヤを暖めていくのですが
南コースのジムカーナでは スタート直後に計測が始まるので
ゆっくり行こうと思っても やっぱり気持ちの80%くらいになってしまいます
それで よく解るのでしょう
競技で行われるジムカーナって きっと難しいんだろうなー と思いました
前回は F-4に乗った直後で 感覚がむちゃくちゃだったのですが
今回はそんなこともなく また南コースも2回目ってことで
少しは頭を使って走れるようになりました
南コースは 他のレーシングコースに比べ コーナーとコーナーの間が短く
まだ前のコーナーのロールが残っている時に
次のコーナーへと進入しなければならないところが多くあり
本当は一瞬でもアクセル踏みたいのだけれど 踏むと縮んでいたフロントサスが伸び
またコーナーの進入のためフロントサスが縮むという 車の挙動がコースレイアウトに追いつかず
結果車の姿勢が崩れてしまい 立ち上がりでロスをするという場合が多いです
この辺の車の荷重移動のさせ方が よく出るコースですので 非常に勉強になります
タイムのほうは 前回はなんと計測ラインを勘違いしていて
FINISHラインの大分手前でブレーキングしていたことが 今回 解り(^.^;
2秒縮まりましたが まだまだです
タイヤエア圧 温間でF・R共 2.3kg/mm2に調整
ベストタイム 1分4秒10
F-4 レース第3戦 (01/07/2000)
1999年11月20日・21日 99鈴鹿クラブマンレース Final Round
鈴鹿フルコース
F-4のレースも今回で今年最後です
金曜日から鈴鹿入りして 2セッションの練習
土曜の午前中に1セッションの練習とありましたが 手持ちのタイヤは
結構使っているタイヤしかなく いまいちセッティングが進みませんでした
予選は虎の子のニュータイヤを投入し挑んだものの タイムは上がらず
2分11秒700で 23台中16番手
前回のレースよりはタイムアップしたものの
これは 気候が良くなってエンジン・タイヤに良い方に働いたためで
レース前に何度か走った西コースの練習の時の手応えから
期待していたタイムには到底及ばす がっかりでした
決勝は スタート・1コーナーの混乱をうまく抜け 3台ほどかわしたのですが
レース中盤よりブレーキバランスが悪化 何度も ヘアピン・シケイン進入で飛び出しそうになり
どんどん順位を落としていき なんとかゴールへ・・・
今年最後のレースなのに欲求不満のレースとなってしまいましたが
レース中のベストタイムが ブレーキバランスが悪化する前に
2分10秒935と 自己ベストが出たのが救いでした
このレースで 今年のレース活動が終了したのですが 鈴鹿しか出場しないための練習不足や
資金不足による使用タイヤ本数の少なさなど レースをするための反省点の多いシーズンでした
来年のレース計画は未定ですが やはりレースに出る限りこの点を改善してから出たいと思っています
また 今年F-4に乗れるチャンスを頂いたレヴレーシングの藤田社長
メンテ担当の田上メカ そして毎回 お手伝いどころかメカにもなっていただいた
OLFの竹千代さんに 本当に感謝ですm(__)m
予選16位 2分11秒700
決勝19位 Best Lap 2分10秒935