ロールバーについて 


6月の筑波走行会の帰路 ミッショントラブルにより東京に328を置いて帰った時

OLF沢村さんの328GTB CORSAさんの355challenge 竹千代さんの348(ロールバー付き)と

素晴らしいコンディションのFERRARI 3台に乗せていただきましたところ うちのGTSとのシャシ剛性の違いに驚きました

355challenge&348は当然として 328GTBもうちのGTSと明確に剛性感が違います

うちの328も ダンパーをダイナミックに スプリングもハードなものに変更し

縦方向・ピッチング方向の車の動きは 非常にメリハリの利いた動きになったのですが

ロール方向が スプリングのレートを上げていっても 狙ったようには車の動きに変化が無く

シャシ自体の捻れが介入している気がしてきました

で とうとうロールバーを入れる決意をしました

以前 東京の某メンテナンスガレージで撮影させていただいた 308の骨だけになったシャシの写真と

パーツリストに載っている図面とを毎日にらめっこし 最適なロールバーの入れ方を検討したのですが

一番 簡単そうなサイドシルの盛り上がりにロールバーを溶接するのはサイドシルの鉄板が

ボディ側についてることから 効果が少ないのではないか

また その鉄板を切って下にあるフレームに付けようとしても その部分は ヒーターホースなんかが通っていて

なかなかアクセスしにくいこと

そして やはりクロモリ製のシャシに直付けしたいということから

室内のFRP製の床をぶち抜いて 直接クロモリ製フレームの前側2点・後ろ側2点に接合することに決めました

そして室内後方のバルクヘッドの上部 現在アルミのタワーバーが入っている 

ノーマル3点シートベルトの取り付けボルトの付いてるところをがっちりと接合 

バルクヘッドの四角形の捻れを減少させるのが目的で 今回のロールバーの装着の最大の目的です

ロールバー自体の製作は シビックなどのレース車両を手がけてる所で 装着は いつものキョーワモータースの山田メカにお願いしました

もともと狭い室内の328ですから ヘッドルームの確保や サイドバーが干渉するサイドブレーキ部分など いろいろ大変でしたが

なかなかの出来に仕上がったと思っています

    

        FRPの床をぶち抜いて クロモリフレームにロールバーのピックアップを溶接    開いた穴は溶接後 アルミとシール材でちゃんと塞ぎました                          

     

こちらは フロント側

     

仮組の状態です

内装を元に戻して ロールバーを塗装してパットも巻いて完成です