ダンパーについて 


以前より ダンパーを何とかしたいと言い続けていましたが

一向に計画が進まず 口ばっかりなのを見かねて

OLFのRさんが 以前にご自分の328に装着されていた コニレーシングを格安で譲って下さいました

イギリスのデーモントゥーイークス経由 コニ本社製作の特注品です

早速 うちの328に装着しました

スプリングも当然交換 F・Rともに275ポンド 4.9kg/mmくらい?

車高は前後とも 現在約5mm強 落としています

年末年始のバタバタした時期なので まだテロッと乗っただけなんですが

車が がらっと変わって驚いています

やはり 高品質のダンパーのためか フリクションが少なく

路面のギャップを通過するときも 硬いバネを入れたにも関わらず 

ノーマルよりも足がよく動き 重厚な乗り味になりました

また反対に アクセルオン・ブレーキングのピッチングは明らかに減少しており 

特にアクセルを開けた時ノーマルの時の リアがスクワットしてから加速するような感じが減少し

アクセルオンに対し リニアにトラクションが掛かる気がしています

ここで 自分の考えなのですがダンパーって いわば注射器の原理だと思っています

ただ 本当に注射器のままだと ビストンスピードがゆっくりの時には動き 

速いときには動かなくなってしまう・・・

だから オイル通路をもう一系統追加してそこにワンウェイバルブ付けて

速いピストンスピードの時は そのバルブが開いて減衰力を低下させる・・・

っていうふうに 理解しています

じっさい FJ-1600に使われているクァンタムなんかは

バンプ・リバウンドともに 調整しているのは

遅いピストンスピードのほうのオリフィスを規制しているニードルの位置だけらしく 

速いほうの調整はダンパーをばらしてピストン自体を加工しなければならないと聞きます

んで 実際の速いピストンスピードと遅い時の 車の状態とは

ブレーキングやアクセルオンのピッチングあるいはコーナーでのロールっていうのは

遅いピストンスピードの領域で

速いピストンスピードとは ギャップを超えたときとかの

路面の不整をひらった時に関係してくると思っています

で この速い領域で フリクションが邪魔をしてくる訳だと思うのですが

328のノーマルダンパーは このフリクションがでかく

ついてるバネのわりには 路面の不整に対してサスペンションの動きが悪く

車体にまでショックが伝わってしまう思いがします

実際 舗装状態が悪い道路では上下ピロ&硬いバネに変更したにも かかわらず

乗り心地が良くなっていました (足が良く動き 車体にまでショックが来ない)

感覚的には 今のレーシングダンパーのほうがブッシュにも車体にも 優しいような気がします

良く考えてみると 328のノーマルダンパーは2万5千円っていう値段・・・

新車時1千5百万以上もした車には少しショボすぎるような気がします

自分が F-4で目から鱗の思いをしたダイナミックという

現在レース界で 大人気のダンパーもフリクションの無さには驚く物がありました

あと これから バネもいろいろ新造してセッティングを詰めていこうを思っていますが 

アライメントも 今回変更しました

タイトコーナーなどで 大舵角を当てた時に感じる328特有の途中で

スコッと手応えが変わるのを減らすのを目的に キャスターを寝かしてみました 

と同時にフロントのキャンバーも減らしました

F キャスター 4.5から5.0へ

F キャンバー -0.6から-0.3へです

まだ真剣に サーキットや峠へ行っていないので効果のほどは

分からないのですが 代わりに直進安定性が結構良くなりました

スポーツ走行のために ダンパー&スプリング交換+アライメント変更したのですが

思わぬ効果で 乗り心地&直案という通常走行時のスタビリティーが向上し

現在 うちの328を乗るのがとても楽しくなっています

本当にRさんには感謝 ! !ですm(__)m

あとは 本来の目的スポーツ走行時にどうなのか

サーキットに行くのがとても楽しみです

フォーミュラー用とほとんど同じ形です

これはバネ無しで借り組みしたところ