エンジンフードについて 


ミッドシップの328 当然エンジンはドライバーと後輪の間にあるのですが エンジン横置きレイアウトのため

重心が高いのが コーナーでの運動性または操縦性のシビアさの原因になっていることはよく知られていることです

で それを改善するためには全日本GT選手権に出場しているNSXのように エンジンをドライサンプ化し

搭載位置を出来るだけ前・下へ変更するのが最善の方法なのですが そんなことしたらもう一台328が買えてしまいます

もう一つの一般的な方法として 国産チューニングカーの多くが行っているエンジンフード( FF&FRの場合はボンネット)の材質変更

これは以前から 考えていたのですが 一から型を作ってとたいへんな作業になるために いつかまたと二の足を踏んでいたのですが

OLFのかずさんがご自身の328用にFRPで作られ  ご厚意で声をかけていただき

自分の分も作っていただきました

かずさんは 毎日の通勤の足に328を使われ しかも毎日 帰宅時必ず首都高で踏み倒していらっしゃる方で

モータースポーツのハード面にも強く 328にもレース用のスペシャルパーツを多用され また無い部品はワンオフで作り

328をFERRARIという型にはめずに 効率を追った独自のモディファイをされている方で その行動力と知識の深さには 本当に驚きの人です

自分が 欲しい欲しいとうるさく言っていたため お話があってたった一ヶ月後には完成のお知らせが

早速 送っていただき現物を見たのですが さすがにかずさんがプロデュースされたものだけに非常に完成度が高い物でした

で肝心の重量なのですが  

ノーマル 32kg

FRP 15.2kg (どちらも後付のオイルクーラー冷却ファンの重量込み)

と 16.8kgの軽量化っ ! !

16.8kgといえば うちの328のフロントタイヤ&ホイールが一本18.5kgなので

あの高い位置から フロントタイヤ&ホイール一本下ろしたのとほとんど同じってことになりました

おかげで リアの車高が上がってしまってます(^.^; 

効果のほうは 一般道走っていても すぐに体感できるもので

コーナーでの あのイヤな重心高の高さからくるリアの巻き込みが確実に減ってます

これで 車高の前後バランスを含めた足回りのモディファイが完成したらと ニコニコ顔です(^.^)

きれいに塗装されたエンジンフードが付けられた328を見ていて ふっと思ったのですが

5年前に328オーナーになり OLFの仲間に入れてもらってから

たけぞうさんをはじめたくさんのOLFの方々に いろんな事を教わり また助けてもらってきました

今回のことでも かずさんが声をかけてくれなかったら いつかまた今度と

ずっとエンジンフードはノーマルのままだったと思います

車がなによりも好きな自分なのですが そんな方々のおかげで充実した毎日を送れていることに感謝して

また これから自分が受けたことの何分の一かでもお返しできたらと思います

   軽量化のためノーマルではついてるヒダヒダは付けてません

   網はノーマルを使用しました

   ちゃんとナンバー灯も付けてます