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「ひとこと」:2001年8月の分


2001年8月31日(金)

■メモ帳に「音を書く」――MML DA登場!

 mattoさんからご連絡いただきました。

 英数字の簡易楽譜(MML)で記述したメロディを内蔵スピーカーで演奏するMML DA v0.3、MMLをアラームに追加するregMML DA v0.1の公開です。

 メモ帳さえあれば、特別な音楽ソフトなしに、メロディを書いたり、演奏したりすることができるようになるという、(少なくとも私にとっては)「夢ような」ツールです。

 問題は楽譜の書式。正確な説明は、mattoさんのサイトにあります。

 要点だけ書くと、まず、「A(a)〜G(g)」の7文字が、音名(音の高さ)になります。(大文字・小文字の区別なし)

  • C = ド
  • D = レ
  • E = ミ
  • F = ファ
  • G = ソ
  • A = ラ
  • B = シ

 たとえば、メモ帳に「cdefedc」と書いて(左の画像)、範囲選択(中央)、この状態でMML DAを起動すれば、

 「ド〜レ〜ミ〜ファ〜ミ〜レ〜ド〜」という音が鳴ります。

 あとは、音の長さや休符、臨時記号などで肉付けしてゆきましょう。

 休符は「r」。

cder cder gedc dedr (咲いた、咲いた……)
読みやすいように、適宜空白を開けました。再生に影響はありません。(ちなみに、途中で改行しても大丈夫です。)

 音の長さは数字で指定することができます。

  • 1 = 全音符
  • 2 = 2分音符
  • 4 = 4分音符
  • 8 = 8分音符
  • 16 = 16分音符
b4 a4 g4 e8a8 g4 e4 d8d8 g4 g4 a2 r4 (う〜み〜は……)

 ここまでくると、かなり「音楽を書いている」という感じがしてくるのではないでしょうか。

 その他、リズム関係では、「.」が付点、「^」がタイになります。

e4.d8 c4 d4 e8r8 e8r8 e2 (め〜りぃさんの……)
d1^4. c8 d8 f4 d16c16 d1 (ノーコメント^^;)

 実はこの書式は、かつてn98basicのプログラミングに採用されていたものだそうです。MML(Music Macro Language)と呼ばれるフォーマットです。n98basicを知らないという方も、mattoさんのサイトを見ていただければ、詳しい書式が出ていますから、是非、ご覧ください。かなり本格的なメロディを作ることができるはずです。

[補足]
 MML DAは、範囲選択中、もしくはクリップボード内の英数字を読みとって演奏します。
 メモ帳だけでなく、Doc書類などの英数字を演奏させることもできます。
 例えば、この文章をPiloWeb(orびるごむ)で巡回して読んでいるという方は(もし、そういう奇特な方がいらっしゃったら)、上にいくつか掲載しているサンプル部分を範囲選択してから、MML DAを起動してみてください。メロディが聞こえてくるはずです。

Reported by 白石


2001年8月30日(木)

■ NotePadのMac版コンジットのこと

 NotePadのコンジットなのですが、「音-Palm!」掲示板のほうに、m505からMacへのデータ書き出しが上手くいかない、という報告をいただいています。

 他にも同様の症状の方はいらっしゃいますか?

 私(白石)は、Macで検証するすべがないので、是非、情報やアドヴァイスをいただければ幸いです。よろしくお願いしますm(_ _)m。

 コンジットは、NotePad正式版を購入しないと利用できないので、試せる方が少ないのかもしれないですね……。

Reported by 白石


2001年8月26日(日)

■ NotePadのデータを母艦に書き出し

 NotePad関連のお話、もう少し続けます。専用コンジットのご紹介です。

 また、前回までの記事は、時間をみつけて、Palmwareコーナーに反映させようと思っています。もうしばらくお待ちください。


 既に、「音-Palm!」掲示板でも話題になっていますが、miniMusic社NotePad v1.1のデータを、PC/Macに書き出すコンジットがリリースされています。

 パーム上でNotePad v1.1を使って作成した曲データを、HotSyncの時に母艦にMIDIファイルの形で書き出してくれます。

 パーム上で、曲のアイデアをささっとメモしておいて、母艦上の音楽ソフトで加工・仕上げ、という段取りを想定しているようです。とてもパームらしい母艦との役割分担・連携方法なのではないでしょうか。

 書き出せるのは、残念ながら、NotePad正式版のデータだけです。デモ版データの書き出しはできません。

 マック版、Windows版ともに、最近リリースされたNotePad v1.1に対応しています。(和音もきちんと書き出してくれます。)

 インストール方法は非常に簡単。

 以下、私自身が確認できたWindows版についてのお話です。

 ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックで、お馴染みのインストーラが起動します。特に迷う場面もなく「OK」の連打で導入作業は完了すると思います。

 インストールに成功すると、HotSyncマネージャーの「動作設定...(Custom)」ウィンドウに「Mini Music Conduit」という項目が出来ます。

 データの書き出しは、HotSync時に自動的に行われて……、

 こんな風に「Syncronizing Mini Music Counduit」の表示が出ます。

 ユーザー名のフォルダの中に、自動的に、「NotePad Songs」というフォルダが作られて、そこにMIDIファイルが書き出されます。

「ユーザー名のフォルダ」は、PalmDesktopをインストールしたフォルダの中です。

 注意しなければいけないのは、

初回(コンジット導入直後のHotSync)のみ全曲を書き出してくれる

 ということ。

2回以後のHotSyncは、新規or更新データのみの書き出し

 です。

 例えば、2台以上の母艦とHotSyncしていて、それぞれにコンジットを導入したりすると、データが2台の母艦にばらけることになってしまいますから、気をつけないといけませんね。

Reported by 白石


2001年8月22日(水)

 ニュースリンクをいくつか追加しました。

 アクセスカウンター、30,000突破しました。
 いつも見ていただいて、ありがとうございます。

Reported by 白石


2001年8月18日(土)8月19日 0:30加筆

[追記 8/19 0:30]
 「音-Palm!」掲示板のHydeさんの書き込みを見て、見落としているGraffitiコマンドがあったことが判明。加筆しました。マニュアルにあったのに、見落としていました。お恥ずかしい次第……。
 あわせて、サンプル画像などを追加しました。

■ NotePad v1.1の入力・編集方法

 miniMusic社NotePad v1.1のご紹介の続きです。新機能、まだありました。音符の入力方法です。

 BeatPlusなし、DEMO版でも利用できますから、是非、お試しください。


 NotePadの音符入力の基本は、

右上のパレットで音の長さを選択
 ↓
五線譜を直接タップして音の高さを決定

 という手順になります。例えば、「4分音符」を選んで、2つの五線の真ん中をタップすると、

 「ド」の音が入ります。

 でも、細い五線上を正確にタップするのは、なかなか神経を使います。v1.1では、Graffitiエリアに「A-G」のアルファベットを書くことで、音符を入力できるようになりました。

 アルファベットと音の対応は次の通りです。

 例えば、右上のパレットで「4分音符」を選んでから、

c d e f e d c

 とGraffitiエリアに入力すると、


「c d e f」



「e d c」

 「ドレミファ ミレド」が入ります。同じ長さの音符が続く場合は、とても高速に入力できて快適です。

 また、一旦、入力した音符の長さや高さを変更する方法も色々と用意されています。

「x」 …… 音符の削除(「×」ということ?)
↑↓ …… 音符の高さを半音上げる
↓↑ …… 音符の高さを半音下げる。
…… 音符の長さを16音符分短くする
…… 音符の長さを16音符分長くする

音の高さは、「上下」ハードボタンで変化させることもできます。

 あと、上の画像にはないですが、

タップ+↑ …… 音符の高さを1オクターブ上げる。
タップ+↓ …… 音符の高さを1オクターブ下げる。

 という「技」もあります。

オクターヴ移動のコマンドは、「音-Palm!」掲示板のHydeさんの書き込みを見て気づきました。マニュアルにあったのに、見落としていました。ご指摘ありがとうございます!

 やってみましょう。まず、五線譜左下の「矢印」マークを反転させて、「範囲選択モード」にしてから、

 編集したい音符をタップします。下の画像の場合は、最初の「ド」を選択。音符の上に「▼」マークがついているのがおわかりいただけますか?

 この状態で、Graffitiエリアに「タップ+↑」と書くと、

 「ド」の音がオクターブ上に移動しました。

 ついでに、(v1.0の頃からあった機能ですが……)音符の長さも変えてみましょう。「→」を2回書いて、

 付点4分音符に変更。

 今度は、同じ要領で、次の「レ」をオクターヴ高い8分音符に変えてみましょう。

 やり方は、「レ」を選択してから、「タップ+↑」、そして「←」を2回となります。

 NotePadには、他にも色々なGraffitiコマンドが用意されています。(詳しくは、PDFマニュアルのP.11をご覧下さい。)

「p」 …… 曲の再生(playの略?)
「s」 …… 選択した範囲を再生(selectの略?)
「p」 …… ループ演奏(loopの略?)

 また、v1.1では、数字「1〜3」で声部の切り替えがワンタッチでできるようになっています。

「1〜4」 …… 指定された声部を開く
「v」 …… 他のパートの表示・非表示の切り替え

Reported by 白石


2001年8月16日(木)13:00追加

16::00 さらに増補改訂。

■ NotePad v1.1続報

 先ほどお知らせした、miniMusic社NotePad v1.1ですが、v1.0登録ユーザーは、無償でアップグレードできるようです。

 また、NotePad自体は$29.95(ちょっと高め)のシェアウェアですが、ここにご紹介している機能は、ハギワラシスコムのBeatPlusとの連携を含め、全部、デモ版でも試すことができます。

 音楽ソフトの話をすると、皆さん、「音感がないから……」と後込みされるようですが、実は、あんまり、そういうの気にしなくていいんじゃないかなあと思います。自分の楽しみですから、マイペースでいいんじゃないでしょうか。

 音を自分で作るお遊び。既にBeatPlusをお持ちの方は、一度、チャレンジしてみてはいかがでしょう? 是非!

 NotePadは、このバージョンでさらに使いやすくなっているように思います。
 BeatPlusのようなMIDIモジュールとの組み合わせは、PDAという枠を越えて、楽器・音楽ツールとして、本格的に展開してゆくことができるものではないかとすら思います。「Hello Music for Visor」とか……。
 (そういう意味で、かなり「ニュース・ヴァリュー」のあるアップグレードではないかと思います。)


 ……ということで、本題、追加情報です。

 マニュアルを改めて見直して、このバージョンから和音の入力ができるようになっていることがわかりました。

 例えば、まず「ド」の音を入力、

NotePadを起動、「New」で新しい五線譜を開いて、五線譜の所定の位置をタップします。

 この音符の真上の「ミ」の位置をタップすると、

こんな風に和音ができあがります。

BeatPlusなどの外部音源を接続して「Play」を押せば、ちゃんと和音が鳴ります。

 同じ要領で、「ソ」、「ド」を追加。

 すごく便利で嬉しい機能です。

 この機能を使うと、例えば、こんなことができるようになります。

 まず、メロディを入力して、

 右上の「数字」をタップ、声部設定ウィンドウで、パートを「2」に切り替えて、

 第2パートに和音を入力。

 これで、曲っぽくなってきました。

 「Option」→「Preferences」で設定画面を開き、中央左寄りの「Show 4 Voices(4声を表示)」をチェックすると、

 右の画像のように、メロディ(第1パート)と伴奏(第2パート)をまとめて見ることができます。

 ここでおしまい、でもいいのですが、もうひと頑張りして、パーカッションパートを付け加えてみましょう。

 右上の「数字」をタップ、声部設定ウィンドウで、パートを「3」に切り替えます。

 そして、パーカッションを使いたい時は、上の画像のように、「MIDI Channel:」を「10」に設定します。

 ここで「OK」を選ぶと、第3パートの楽譜が開きます。

 「Chanel: 10」はパーカッション専用になっていて、各音高に別の打楽器が割り付けられています。

 例えば、上の楽譜は、1拍目=トライアングル+バスドラム、2拍目=シンバル、3拍目=トライアングル、4拍目=シンバルです。

 これで「Play」を押せば、打楽器の入り、学芸会風「むすんでひらいて」の出来上がりです。

 パーカッションに関する上の説明は、GM(GeneralMIDI)対応音源を使った場合です。多くのDTM音源やPalm/Visor用のTsunamidi、BeatPlusもGM対応なので、上のやり方でパーカッションを使えるようになります。

 ちなみに、どの音高にどの打楽器を割り付けるかということも、GM規格で決まっています。MIDI解説書を見ると、対応表が載っていると思います。

 また、NotePadを使って、パーカッションの音を確認することもできます。
 まず、画面右下の鍵盤のアイコンをタップして、「ピアノ鍵盤表示」に切り替えます。

 ここで、ピアノ鍵盤の上「Transcribe」(変換)の左のボックスのチェックが外れている状態にしてください。
 この状態だと、鍵盤をタップして音を鳴らしても、上の楽譜に影響を与えません。思う存分、音を試してみてください。

Reported by 白石


2001年8月16日(木)

■ BeatPlus対応楽譜ソフト公開、NotePad v1.1

 遂に出ました。miniMusic社NotePad v1.1ハギワラシスコムのBeatPlusにも対応している楽譜ソフトです(シェアウェア $29.95)。とりあえず、デモ版をダウンロードしてみました。

 BeatPlusとのマッチングは非常に良いです。丁寧に作ってあるという印象を受けました。掌の中で完結するMIDI環境。BeatPlusのようにコンパクトなMIDI音源を得たことで、NotePadは一挙に実用性が高まったように思います。

また逆に、NotePadが対応したことで、ようやく、BeatPlusも実用性を獲得したと言えるのではないでしょうか。これでやっと、本当にやっと、BeatPlusを音源(楽器)として使えるようになったわけですから……。

 ハードとソフトが良い形で特徴を生かしあっている非常に幸福な例ではないでしょうか。

ハギワラシスコムさんも、アラームソフト開発、頑張ってくださいね。

 以下、NotePadは始めてという方のための解説です。BeatPlusをお持ちの方は、せっかくですから、是非、一度、お試しください。


 NotePadは五線譜表示・ピアノ鍵盤表示などで音符を入力できる楽譜ソフトです。あまり凝ったことはできませんが、音符をさっと書き留める音楽のアイデア帳的な使い方にはこれで十分ではないかと私は思っています。

曲データをPC/MacにMIDIファイルとして書き出すコンジット、曲データをアラーム音に追加する関連ソフトもあります。

 NotePadの操作は、タップ・Graffiti・ハードボタンを併用する、やや特殊なものですが、慣れると、かなり高速に音符入力できます。

NotePadの詳しい使い方は、こちらをご覧ください。v1.0の解説ですが、基本部分は同じです。

 また、NotePadには、内蔵スピーカー(単音のみ)や外部音源を使って、曲を再生する簡易シーケンサ機能があります。シリアル接続で、一般のMIDI機器を使った演奏もできます。そして、v1.1から、PalmV系専用MIDI音源のTsunamidiと、Visor用MIDIモジュールBeatPlusにも正式に対応してくれたわけです。

 最大、4パートの曲を作成できます。(v1.1で、各パートに和音の入力が可能になりました。)

 パソコン上の楽譜ソフトのように、五線譜に音符を置いてゆく感覚で音楽を入力してゆくことになります。

 例えば、下の楽譜は「きらきら星」。「メロディ+ベース」の2和音(2声)を入れてみました。(非常に素朴な音ですが^^;)

♪BeatPlusで演奏(MP3 106KB)♪

 ピアノ鍵盤を表示させて、ここから入力することもできます。

♪BeatPlusで演奏(MP3 104KB)♪

 上の楽譜も同じ「きらきら星」。

  • 対旋律(フルート)
  • メロディ(エレピ)
  • ベースライン(ハープ)
  • パーカッション

 今度は、4和音(4声)のバージョンをつくってみました。色んな楽器が使えるというサンプルの意味で。

 BeatPlusで曲を演奏するのに、特別なドライバを入れる必要はありません。NotePadのメニューから、「Option」→「Preferences」と進んで、設定画面を開き、

 画面下の「Play to:」のリストから「BeatPlus」を選択するだけです。この画面で、BeatPlusのボリュームも設定できます。

 また、MIDI音源の機能を活かして、楽器の音色を自由にかえることができます。

 楽譜画面の右上、音符が並んだツールバーの一番右の数字部分をタップ、

←ここ

 すると、下のような声部設定ウィンドウでてくるので、ここで、各パート(左上の「1〜4」)ごとに、楽器(MIDI Instruments)を選びます。

 こんな感じで、NotePadのイメージをつかんでいただけましたでしょうか。

 音楽ソフトの話をすると、皆さん、「音感がないから……」と後込みされるようですが、実は、あんまり、そういうの気にしなくていいんじゃないかなあと思います。自分の楽しみですから、自己満足でいいじゃないでしょうか。

 音を自分で作るお遊び。一度、チャレンジしてみてはいかがでしょう?

Reported by 白石


2001年8月15日(水)

■エトセトラ

  •  昨日の記事、Audio Driverのヴァージョン間違って書いていました。正しくは「v1.0.1」。お詫びして訂正します。

  •  そのAudio Priver for PalmOSですが、ON/OFF時の効果音、Edgeのような金属筐体のデバイスにぴったりで、いい感じです。

  •  miniMusicの8/13のNewsによると、間もなく、ようやくNotePad v1.1がリリースしてくれそうな様子ですね。新バージョンは、Tsunamidi、BeatPlusにも対応してくれるはずです。

Reported by 白石


2001年8月14日(火)

■サウンドのカスタマイズ

 Audio Driver for PalmOS 1.0.1が公開されました。

 アラーム音を置き換えたり、デバイスON/OFF時に効果音を鳴らすことができるようになります。

 詳しい使い方は、同梱マニュアルをご覧いただきたいのですが……、

 所定のファイルをインストールすると「環境設定」に「SoundPro」という項目が加わります。

 ここで、各種サウンド関係の設定ができます。

 効果音が加わるだけでパームを触るのが格段に楽しくなるものなんですよね。意味のなく、電源をOn/OFFしたり、アプリを切り替えたりしてしまいます^^;。

 PalmOS3.5以上に対応。

 ささやかな遊び心。皆さんも、試しに一度、ご自身のパームの音をカスタマイズしてみるっていうのはいかがですか?

Reported by 白石


2001年8月13日(月)

■ Comming Soon!!

 FocV Projectさんのサイトを見ると、音声付き動画プレイヤー Eva for PalmOS (R) を準備中の御様子。楽しみですね。

Reported by 白石


2001年8月10日(金)

■内蔵スピーカーを侮るべからず。

 昨日のひとことについて、訂正と情報の追加です。

 音-Palm掲示板で、AMPさんからご指摘いただいたことなのですが、

 TealMovie v2.0を使えば、クリエPEG-N600Cでも、音声付き動画の再生が可能になるものと思われます。

 実機がないので、動作は未確認ですが、PalmOS4.0搭載のm50xにも対応しているので、動作する可能性が高いと思われます。

 また、gMovieは、PEG-N600Cに搭載されているのとは別のバージョン(v2.0)が公開されていて、これも、内蔵スピーカーによる音声再生をサポートしています。

 PEG-N600C搭載のgMovie特別版は、65,536色表示、音声再生不可、一般公開されているgMovie v2.0は、256色表示で、音声再生可。

 なお、gMovieその他のPEG-N600C搭載ソフトウェアについて、詳しくは、PalmOS@niftyのレビュー記事

CLIE PEG-N600C -PalmOS4.0搭載、65,536色表示対応の新型CLIE-

などをご覧ください。

 ただし、TealMovieも、gMovieも、内蔵スピーカーを使用するので、モノラル出力、音質もそれなりです。(N700CのDSP出力とは比べようもない……。)

 ということで、実用的かどうかはともかく、

クリエPEG-N600Cでも、音声付き動画を再生する方法はある

ということになりそうです。

 このことを踏まえて、昨日の記述を一部、修正しました。

 このあたりを含めて考えると、クリエ(PEG-N600C)のホームページの記述は、ますます、大ざっぱ過ぎるように思えてきますね。

Reported by 白石


2001年8月9日(木)

■画像か音声か?

 私(白石)の大学時代の同級生に、「環境ビデオみたいなものだ」と言って、下宿のテレビの音声を消して、一晩中、点けっぱなしにしている人間がいました(^_^;)

 彼にとっては、音声のないテレビ放送もそれなりの機能を果たしていたようです。

 でも、やはり、音がない映像は、魅力が半減すると思う人も少なくないと思います。(ニュースやドラマ、バラエティ、いずれも、音なしで理解するのは相当困難でしょう。)

 その意味で、クリエ(PEG-N600C)のホームページにおける、クリエによるテレビライフの提案は、やや無理があるか、もしくは、説明不足かもしれません。

PEG-N600CのgMovieでは音声付き動画を再生できないらしい
↑48ポイント

ので……。

 この話題、詳しくは以下の記事でどうぞ。(既に読んだという方が大半だとは思いますが……。)

 また、gMovie v2.0TealMovie v2.0を使えば、クリエに限らず、ほとんどのパーム互換機で、内蔵スピーカーを利用した音声付き動画の再生が可能です。

 一方、アメリカでは、書物や株価情報などを音声で聴くスプリングボード・モジュール Audible Advisor の計画があるそうです。

 日本でも、語学学習などの用途だったら、現実味のある話のような気がします。

 それに、もしかすると、TV番組の音声だけ録音して聴く、という使い方もあり得るかもしれません。TV放送をエアチェックできる携帯ラジオがいくつも販売されているのを考えると、案外、現実性はあるかも……。

 ストーリー性のある情報やディスカッションを伝えるためには、音声のない映像よりも、映像のない音声のほうが向いているような気がします。

 もちろん、音の付いた動画が一番便利ですが、PDAは、ハード的にも、使用環境の点でも、制約の多いツールですから、贅沢は言っていられない場合もあるでしょう。

 もしかすると、音声には、エンターテインメントや見せびらかし、「物好き」以上の用途が、考えられるかもしれませんね。

Reported by 白石


2001年8月7日(火)

■日本から世界へ

 ハギワラシスコムの英語ページがリニューアルしていました。BeatPlusの開発者ページに、英語版サイトからでも入れる(=英語で開発者登録できる)ようになっています。

 考えてみると、ハギワラシスコムの製品だけではなくて、クリエ用のパームウェアなど、日本で開発されたもので、海外の人達にも知ってもらえるといいかもしれないものって、色々とあるんじゃないでしょうか。

 実際にそのための作業を始めると、色々大変なこともあるのでしょうが、その分、楽しい出会いもありそう。

 パームが日本で普及するにつれて、日本の情報を海外に向けて(とりあえず、英語で?)発信する意義は、ますます大きくなってゆくかもしれませんね。

Reported by 白石


2001年8月6日(月)

 今日もニュースへのリンクと雑感でお茶を濁します。ごめんなさい。

 音と音楽関係のニュースへのリンクは、最新情報のご提供、というより、あとで探しやすいようにニュースをファイルする感覚でやっています。
 最新ニュースは余所でゲット、ちょっと前の話題のダイジェストや、少し古めの話題を探すときにご利用ください。(表の下のリンクから、過去ログも見ることができます。)

Reported by 白石


2001年8月3日(金)

 本日もニュースリンクの追加……。

Reported by 白石


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