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Tsunamidi for Palm V
■外観Tsunamidiのどこが画期的なのか、なによりもそのサイズだと思います。 パームでMIDI演奏をやろうとすると、結構、色々なものを用意する必要がありました。
ひとつひとつは小さなものですが、まとめて持ち運ぶとなるとそれなりにかさばります。なかなか、日常的に持ち歩けるようなものではありませんでした。 でも、Tsunamidiを使うと、状況が一変します。 大きさは、まさにパスポートサイズ。MIDI音源としても、かなり小さい方だと言えるのではないでしょうか。
形状は、PalmV用のSnapConnectやPalmV Modemとまったく同じ。PalmVの背面に装着して使います。 そして、Tsunamidiを着けた途端に、パームが強力な音楽ツールに変身するしてしまうというわけです。
これは、裏返したところ。外観はとてもシンプルです。 上部のシールの貼ってあるあたりが電池ボックス。やや厚みがあります。単三電池2本使用、スピーカーを使わなければ、かなり電池は保つみたいです。 下半分の丸い部分がスピーカー(モノラル出力)。手前側の側面に見える穴は、ヘッドフォン端子です(ステレオ出力)。
■製品構成
CD-ROMには、PDF版マニュアルといくつかのオンラインソフトが収録されています。 どれも定番といっていい音楽ソフトですが(解説は「review」リンク先の紹介記事をご覧ください)、Tsunamidiにシェアウェア登録キーは含まれていません。(miniMusicシリーズやNoterは、未登録状態では曲の保存ができません。)購入後、音源の機能をフル活用するのに、さらに追加投資が必要なのは、やや残念なところですね。
TsunamidiとYAMAHAのMU-15で同じMIDIデータ(Music Box 0.25rc6使用)を再生してみました。
Tsunamidiには、標準でMIDI IN/OUTへの変換アダプタが付属しています。(Tsunamidiの側面に差して使います。) 例えば、MIDIキーボードをつないでTsunamidiを制御・演奏することもできます。
また、外部MIDI音源をつないで、パーム側から制御するという使い方も可能です。 ■まとめ実売価格は、オンラインショップでUS$ 129.00。価格は決して安くないです。(今なら、Visor DeluxeとMIDIモジュールBeatPlusが買えてしまう金額……。)しかも、コネクタ形状のせいで、PalmV系でしか使えません。万人にお薦めできる、というものではなさそうです。 でも、2年近く、パームでMIDI演奏を、という試みとつきあってきた感想を言わせてもらえれば、これは、草の根的なスタンスでの情報やソフトウェアやノウハウが積み重ねがあって、それを踏まえて実現したこと、ひとつの集大成、夢の実現なのかなと思います。そういう記念的な意味があるかな、と。(本当は、miniMusicとも関係の深いSviwelSystemsのSG20に「一番乗り」して欲しかったという秘かな思いもありますが、それは別の話……。)
これから、パームに音楽機能を付加するツールがいくつか出てきそうです。既に、Visor用のBeatPlus(ハギワラシスコム)が目前に迫っていますし、PalmIII系用のSG20(SwivelSystems)という製品も発表されています。どれもTsunamidiよりも、さらに小さく軽く、扱いも簡単になっていることが予想されます。Tsunamidiが、あっという間に、輝きを失ってしまうかもしれないと思うと少しさびしいですが、でも、やはり楽しみですね。 |