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2002年5月31日(金)

PalmFanなどで紹介されていた

Mandal-Art for Palm OS 1.0

を試用中。

セルの上半分をタップした時と、下半分をタップした時で挙動が違うのが、最初、理解できなくて、悩みました。^^;;;

そこを抜けると、あとは直感的に操作できそうです。

「3×3」の升目の真ん中にテーマ、周辺に関連する項目を書いてゆきます。

Mandal-Artの「操作ガイド」

それだけのことなのですが、このデザインはなかなかバランスが良いみたいです。

この形に整理すると、確かに、全体と要素の関係がわかりやすくなる気がします。

ただ……、15,000円、個人で買うのはちょっと躊躇してしまいますね。啓発セミナー的なノリにも、好き嫌いがあるかも。気にしなければいいのかな、とは思うのですけどね。

ともあれ、明日のPUGO定例会で、デモ(というか使ってみた感想の報告)をやることになりました。

Mandal-Artで「PUGOデモ」下書きを表示

他にも(……というより、こっちがメイン)、m130レビューや、NR70Vのシルクをその場で作ってみる企画とかも予定されているので、ご近所の方はどうぞ。

会場は、新しい場所、ここ、午後6時30分〜午後9時30分の予定です。是非!


2002年5月30日(木)

自分で曲目解説を書いた演奏会を聴くのは、いつも、とても緊張します。試験を受けている気分。

昨夜(29日)の演奏会の分は、やや踏み込んで書きすぎだったかも。現在、ちょっと反省中……。(T_T)

(お客さんがどう感じたか、というのは別問題なんですけどね。)

ま、こういうこともあります。(^^)

P.S.
 クリエ発表ですね。

音楽再生機能がついたのに、T600からお値段据え置き!

で、

「FM音源+MP3/ATRAC3再生機能」

ということは、音・音楽回りがNR並み、ということでしょうか。NRで動いている音楽ソフトはT650でも動く、と期待していいのかな。


2002年5月28日(火)

金聖響さんという指揮者の演奏を聴きました。人気があるらしいです。演奏もスマート。

それにしても、ここに出ているスケジュールを見ると、色々な仕事を受けておられるんですね。

有望な若手指揮者(……が最近多い)は、皆さん、こんな風に、「お呼ばれ」の連続なのでしょうか。

P.S.
 クリエの発表は、いつ?(笑)


2002年5月25日(土)その2

オペラというと、巨大なセットを組んだ大劇場の舞台で大声で張り上げているイメージがあるのではないでしょうか。いわば、脂っこくてお腹いっぱいになる音のステーキ。私も、そんな印象を持っていました。実際、「3大テノール」のパバロッティなんて、もう、人間業と思えぬ声ですし……。

でも、本当のベル・カントは、息を詰めて、きき耳を立てて聴く繊細な歌だったかも。

華奢なデコレーションがほどこされたデザートが、舌の上でふんわり溶けるように……。

グルベローヴァの《清教徒》

劇場の空気がどんな風に心地よく震えるか。録音ではわからないことって、やっぱりあるんですね。


2002年5月25日(土)

昨夜(24日)は、大谷玲子さんというヴァイオリニストの演奏を聴きました。

とってもちゃんとした演奏でした。この人は、本物かも。

P. S.
 お疲れ様でした。腰、お大事に!


2002年5月21日(火)

随分前に書いた文章ですが、トップページ(「Tips」)からたどれるようにしてみました。

「Com-JIM2はこう使え!?」

山田さんのCom-JIM2をソフトキーボードとして使ってしまう方法のご紹介です。慣れると、Graffiti入力より速くなりますよ。

多くの人に「お薦め」ではないかもと思いますが、とりあえず、私はこう使っています、ということで。


2002年5月20日(月)

関西のパーム・ユーザーの集まりPUGOの次の定例会(6月1日(土)P.M.6:30-9:30)の場所が決定。

Download Station @ OBP DIGITAL OPEN KITCHEN

余所でも書かれてますが、会場はガラス張りで外からも様子が見えるとか。

「ガラス張り」――良い響きです。(笑)

お時間のある方は、お気軽に、是非。


2002年5月17日(金)

先日、必要があってイギリスの作曲家ベンジャミン・ブリテン(1913-76)のことを調べていたところ、この人が作った《青少年のための管弦楽入門》――たぶん皆さん学校で聞いたことがありますよね――の成り立ちについて、気になる解説を見かけました。

  1. ブリテンは、自国の先輩作曲家ヘンリー・パーセル(1659-95)を尊敬しており、1945年=パーセル没後250年の節目に何かやりたいと思っていた。

  2. でも、祖国の大作曲家の音楽を仰々しく祭り上げては、ヒトラー――ことあるごとにワーグナー《ニュルンベルクのマイスタージンガー》を演奏させていた――と同じになってしまう。それはイヤ。

  3. そして1年後の1946年、オーケストラの楽器紹介の教育映画の話が舞い込み、ブリテンは、この「パーセルの主題による変奏曲」を作曲した。

そう言われてみると、この曲の調子は、良い意味で「B級」なんですよね。およそ「国威発揚」しそうにない。

最初の一見、厳かな「パーセルのテーマ」には、すぐに木琴の「パキパキ」という、ひょうきんな音がかぶさってきますし、

そもそも、リコーダーの小品のメロディを主題に使っているのがおかしな話だったりします。パーセルといえば、なんといってもオペラの作曲家なのに……。

まあ、この曲は良くできた「学校教材」でしかないわけですが、そのことも含めて、自然体の音楽――儀式張らない表敬音楽――だということになるのでしょうか。

良い意味での凡庸化。

最近、世の中には、色々な意味で抜き差しならない感じが漂っていますが、たまには「戦後」のオープンな空気を思い浮かべるのも悪くないかも。


2002年5月10日(金)

昨日の日記、独立読み物にしてみました。

「(+_+)\パキッ!」

トップページの「展示」コーナーからでも入れます。

 # 目指せアンソロジー。(+_+)\バキッ!
 # いや、もちろんジョークですからね。(←あたりまえです。)


2002年5月8日(水)

変に時間があると、大量に更新してしまっていけませんね。^^;

さて、今日は、ささやかな懺悔ばなし。

唐突ですが、実は、私、子供の頃から、濁音(ばびぶべぼ)と半濁音(ぱぴぷぺぽ)の判別が苦手だったりします。

普通の文字は、辞書や文庫本の小さい活字も読めますけど、「゜」と「゛」は、単行本のやや大きめの活字でも、見分けられないです。(矯正視力0.1+乱視だと、この辺が、限界なのでしょうね。)

校正が嫌い、というのは、そういった自分の視力の限界を試されてしまうからでもあるわけですが、それはまた別の話。

まあ、通常の生活では、そう大した問題ではないです。濁音・半濁音は外来語に多いので、原語の綴りを特定して、「b」か「p」かを確かめれば解決できます。それができない場合でも、周囲の人に聞けば済む話。

でも、読むだけで、自分では書くことのない言葉の場合は、思いこみで間違ったまま覚えているケースが、やっぱりあるんですね。

例えば、パーム系サイトを巡回している人なら、知らない人はないだろう決めのフレーズ。

(+_+)\バキッ!

なぜだか、私は、ず〜〜〜〜〜っと、「パキッ!(paki!)」だと思いこんでいました。

で、ここからが懺悔。

昨年2月のパーム・ユーザーのイベント「mak21」で配った

Pyrol Hack mak21限定版

というHackソフトがありまして、これは、PAG-Jプロデュース、山田達司さん作成の、HotSync音をカスタマイズするHackソフトなのですが、ここに私が作った「(+_+)\バキッ!」の音というのを、入れさせてもらっています。

こんな音です。

♪baki.mid♪

実は、この時にも、私は、

(+_+)\パキッ!

「paki!」のつもりで作っていたんです。(「p」の音をイメージしていたので、かなり甲高い音を使ってます。)

思いこみというのは恐ろしいもので、山田さんやふふふさんとメールでやりとりをしている間も、イベント当日、皆さんにソフトを配っているときも、ずっと私は、「パキッ!(paki!)」のつもりでいました。

さっき調べたら、私が「パキッ」と表記している当時のメールも発見。

ところが、あとで、ある人から

「これは音が可愛らしすぎますよね。」

との指摘が!

その場では、内心「そうかなあ……」と不服だったのですが、あとでハタと気づいて、慌てて、「ふふふPalm」を確認。

(+_+)\バキッ!

エディタにコピー・ペーストして、フォントを「40pt」くらいに拡大して確認したら、アナタ、まぎれもなく、濁点じゃないですか!

(+_+)\バキッ!

大ショック。その後、「WorP@holic」とか、「バキッ!」系サイトをあちこちチェックしましたが、もちろん、すべて「バキッ!」。(←そりゃそうです。)ひとつくらい「パキッ!」があってくれてもよさそうなものなのに。(←ありえません。)

正直、かなり焦りました。でも、もはや後の祭り。幸い、「可愛らしいすぎる音」への指摘もその後、あまりなかったので、そのままにさせていただいております。

いや、本当に、妙な勘違いのせいで、関係者の皆様を混乱させてしまいまして、申し訳ございませんでした。

でも……、

本音を言わせてもらうと、……開き直るわけじゃないですけど、この程度の勘違いは、かような視力に生まれついた私にとっては日常茶飯事、不可抗力による事故みたいなものなわけでありまして、まことに申し訳ないですけど、こういう勘違いも含めて、わたくし、白石知雄であると思っていただく他ないかな、などと思っていたりもしています。

(甘えてますかね。でも、その勘違いによって生じる不利益も、逃げも隠れもせず私自身が引き受けようというわけですから、無責任ではないと思うのですけど……、違うかな。)

と同時に、私のささやかな経験からすると、他人からは単なる「不注意」に見えることで、実は別の原因があったりすることって、案外、多いんじゃないかな、と思うのですが、どうなんでしょうね?

P.S.
 この文章は、「パ」と「バ」を書き間違えると意味が通らなくなってしまうので、かなり校正に読み返したかも。「読む」だけだとわからないので、エディタの検索機能を駆使たりして……。(涙)


2002年5月7日(火)その2

(Youngさん、素早い。紹介していただいて、ありがとうございます!)

えっと、今日は、時間があるのでもう1回、更新。(笑)

ウェブサイトの「誤字誤変換」問題。

どんな風に書いたらいいのか、考えはじめると、とても憂鬱になってしまうのですが、一応、私の覚悟、方針の確認作業ということで。

結論から言うと、私は、議論の軸が、

「正しい」――「正しくない」

というレヴェルでなされてしまうことに、抵抗を感じます。

「正しくなくたっていいじゃん」

と、私は思うんですよね。

読者の立場で言うと、私はウェブやメーリングリストで誤字誤変換があっても、そんなに気にならないです。ほとんどの場合、文脈で意味はわかりますから。

むしろ、貴重かつ有限な時間を割いての情報を発信してくださっている人に対して、校正作業というさらなる負担を求めるのは、しのびない気が私はしています。「これ違ってますよ」という指摘はするかもしれないけど、「直してください!」という要求はできないな、という気持ちです。

また、書き手の立場で言うと、私、校正作業が大嫌いなんです。

仕事で原稿を書くときは、売り物ですから、品質維持のために最大限の努力をしますけど、余暇のサイトでは、あまりやりたくないですね。

ただ、こんなことを言っていると、ただの怠け者みたいなので、少しだけ理論武装。(笑)

一口で言って、「正しく書け」という発言は、善意の暴力になる危険をはらんでいると思います。

もともと、「正書法」というのは、どの国・地域でもそうだと思いますが、近代国家の形成過程で、政治的に作られたものなのではないのでしょうか。(要するに、言語が統一できてないと命令系統が作れず、強い官僚・軍隊を作れないというのが国家の「正書法」推進の主動機なのでは、と私は思っているのですが、違うのかな? そういえば、井上ひさしさんに、「国語元年」という、そのあたりの事情をあつかったお芝居がありましたよね。)

事実、国家発展の過程で強力に「正書法」を推進するという人々がいる一方で、強引にある言語を押しつけられた人々というのが、近代史の中で、あちこちにおられるわけですよね。

あと、諸般の事情で、「正しい」書き方を習得する機会がなかった人たちとか、「正しく」書きたくても書けない人たちとかもいるはず。

そういったことも含めて考えると、たまたま、あなたやわたしが「正しい」書き方を習得できる立場にいたとしても、他の人にそれを要求することには、慎重であってしかるべきではないか、それは極めてデリケートな政治問題なのではないか、と、私は思ってしまいます。

そして、個別の問題については、「正しさ」で一括して語るのはなく、「わかりやすさ」とか「読みやすさ」とか、様々な判断基準を組みあわせて、立体的に、動的に検討していったほうがいいのではないか、と思います。

(それから、今回の議論の発端になった、ウェブ、メールでの文書作成の場合は、「使いものになる」校正支援ツールがあるといいかも。私は使わないと思いますが、欲しいと思う人、それが救いになるだろう人が、おられるのではないでしょうか。)

もう20年以上前の本ですけど、(そして、なんだか、現代思想オタクみたいでとても恥ずかしいですけど、)

蓮實重彦『反=日本語論』(ちくま文庫)

という本は、やっぱり大事なことがいろいろと書いてあったなあと、今振り返って思います。

日本語を柔軟に考えるヒントがたくさんつまった本。

「正しい日本語」とつい言ってしまいがちなあなたへ。

(既にご存じの方も多いとはおもいますが……。)

なお、念のため申し添えますが、私は、きちっと校正した文章を公開している人たちや、「青空文庫」のように、丹念なテキスト作成作業をしてくださっている人たち、それから、非常に丹念に間違いやすいポイントを整理しているPal Macさんの作業は尊敬します。


2002年5月7日(火)

「Tips」コーナー(←実はそんなコーナーがあったんです^^;)に、

「予定表の項目数の上限は?」

というのを追加しました。

本当は、2月初めに教わっていた話題なのですが、文章にまとめるのが、ズルズルと遅くなっていました。

予定表アプリをバリバリ使う方は、ひょっとしたら、多少は参考にしていただけるかも。

(それにしても、この件、PUGO-MLですばやく回答してくださった、兵藤さんには感謝しております!)


2002年5月3日(金)

なんか、パームコンピューティング社の社長さんの交替が話題になってますが、確かこれ(少なくともクレイグさんの退社)は、予告されてましたよね。

探してみたら、

PalmFanの3/16に、

クレイグ・ウィル氏がパーム コンピューティングを退社

というのがあって、

これを受ける形で、同じ日のパルマガに、機長さんが

[1341]クレイグさんが退社! 投稿日:2002-03-16 (Sat)

というのを書いておられる。

だから、わたし的には、そんなに「突然」という感じはしていないのですが……。

新社長が誰かというのは、最近まで聞こえてこなかったので、話題ではありますか。

なんにせよ、話題としてイジってもらえるというのは、パーム社的にも、良いことかな。(^^)



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by 白石 (Tomoo Shiraishi: tsiraisi@osk3.3web.ne.jp)