「(+_+)\パキッ!」

 ささやかな懺悔ばなし。

 唐突ですが、実は、私、子供の頃から、濁音(ばびぶべぼ)と半濁音(ぱぴぷぺぽ)の判別が苦手だったりします。

 普通の文字は、辞書や文庫本の小さい活字も読めますけど、「゜」と「゛」は、単行本のやや大きめの活字でも、見分けられないです。(矯正視力0.1+乱視だと、この辺が、限界なのでしょうね。)

 まあ、通常の生活では、そう大した問題ではないです。濁音・半濁音は外来語に多いので、原語の綴りを特定して、「b」か「p」かを確かめれば解決できます。それができない場合でも、周囲の人に聞けば済む話。

 でも、読むだけで、自分では書くことのない言葉の場合は、思いこみで間違ったまま覚えているケースが、やっぱりあるんですね。

 例えば、パーム系サイトを巡回している人なら、知らない人はないだろう決めのフレーズ。

(+_+)\バキッ!

 なぜだか、私は、ず〜〜〜〜〜っと、「パキッ!(paki!)」だと思いこんでいました。

 で、ここからが懺悔。

 昨年2月のパーム・ユーザーのイベント「mak21」で配った

Pyrol Hack mak21限定版

 というHackソフトがありまして、これは、PAG-Jプロデュース、山田達司さん作成の、HotSync音をカスタマイズするHackソフトなのですが、ここに私が作った「(+_+)\バキッ!」の音というのを、入れさせてもらっています。

Pyrol Hackのお試し版は→こちらからどうぞ。ただし、お試し版は「(+_+)\バキッ!」未収録です。悪しからず。

 私が作った「(+_+)\バキッ!」は、こんな音です。

♪baki.mid♪

 実は、この時にも、私は、

(+_+)\パキッ!

 「paki!」のつもりで作っていたんです。(「p」の音をイメージしていたので、かなり甲高い音を使ってます。)

 思いこみというのは恐ろしいもので、山田さんやPAG-J代表(総帥)のふふふさんとメールでやりとりをしている間も、イベント当日、皆さんにソフトを配っているときも、ずっと私は、「パキッ!(paki!)」のつもりでいました。

さっき調べたら、私が「パキッ」と表記している当時のメールも発見。

 ところが、あとで、ある人から

「これは音が可愛らしすぎますよね。」

 との指摘が!

 その場では、内心「そうかなあ……」と不服だったのですが、あとでハタと気づいて、慌てて、「ふふふPalm」を確認。

(+_+)\バキッ!

 エディタにコピー・ペーストして、フォントを「40pt」くらいに拡大して確認したら、アナタ、まぎれもなく、濁点じゃないですか!

(+_+)\バキッ!

 大ショック。その後、「WorP@holic」とか、「バキッ!」系サイトをあちこちチェックしましたが、もちろん、すべて「バキッ!」。(←そりゃそうです。)ひとつくらい「パキッ!」があってくれてもよさそうなものなのに。(←ありえません。)

 正直、かなり焦りました。でも、もはや後の祭り。幸い、♪可愛らしいすぎる音♪への指摘もその後、あまりなかったので、そのままにさせていただいております。

 いや、本当に、妙な勘違いのせいで、関係者の皆様を混乱させてしまいまして、申し訳ございませんでした。

 でも……、

 本音を言わせてもらうと、……開き直るわけじゃないですけど、この程度の勘違いは、かような視力に生まれついた私にとっては日常茶飯事、不可抗力による事故みたいなものなわけでありまして、まことに申し訳ないですけど、こういう勘違いも含めて、わたくし、白石知雄であると思っていただく他ないかな、などと思っていたりもしています。

 というわけで、あらためて、Pyrol Hackともども、よろしくお願いします。

(2002年5月8日、執筆)

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Tomoo Shiraishi: tsiraisi@osk3.3web.ne.jp