ディフューザーについて 


2007年 FISCOでのフェラーリトロフィー出場時 予選前ピットロードで整列していると

前に並んでいたのが 目茶早で有名なH氏の328

エッソカラーも鮮烈で 「相変わらずカッコいいなぁ」と後ろ姿を眺めていると

どうも見慣れた328と違う・・・

よく見ると ディフューザーが違和感無く装着されていました

げぇっ! ! あれは効きそう ! !と 予選終了後 即H氏のピットにいってお話しを伺ってみると

オールドライカーボン製で ちゃんと床面をフラットパネルで覆った上で装着すると

中速以上のコーナーで 効果が体感できるとのこと 

製品としては 売り出していないけれどスペアで一個あるとのことで 御願いして譲って頂きました

お忙しい中にも関わらず 直ぐに大阪に送って頂いたディフューザーを見て

あまりの軽さにびっくりしました

しかし軽量にもかかわらず ドライカーボン製なので強度・剛性も非常に高く

歪みなども全く無く H氏のこだわりの高さを感じました

取り付けは H氏のアドバイス通り床面をフラットにしなければなりません

328は ドライバー後ろのバルクヘッド下までは もともとフラットになっているのですが

エンジンコンパートメント下は全くの吹き抜けで そこをフラットパネルで覆いディフューザーへとつなぎます

その辺のパーツ製作・フィッティングは やはりレーシングカー製作を手がけてる所の方が安心ですので

鈴鹿のライトウェイさんに御願いしました

社長さんは 自分がレースを始めた時からのライバルで F-3まで上られた方です

現在も 鈴鹿サーキットのすぐそばで工場を構えておられ ご自身がレースで培ったノウハウをいかし

また場所柄 幅広いレース関係のブレインをお持ちで 非常に質の高いメンテナンス・チューニングをされています

やはり今回も期待通り素晴らしい作業をしていただきました

 

エンジンコンパートメント用フラットパネル エンジン側から見たところ

エンジンオイル交換用の整備ホールや熱対策吸気ダクトなど 手の込んだ作りになっています

車体床面を完全にフラットボトム化 でないとディフューザーの効果が発揮できません

装着後 TI・鈴鹿と走行しましたが 中速以上のコーナーでダウンフォースが体感でき

鈴鹿ダンロップでは アンダーが出てしまうほど・・・

車高の前後バランス・サスペンションをセッティングしていけば 強力な武器になると思っています