サーキット日記 2007年
2007年第1戦 (09/28/2007)
● 2007年第1戦 2007年3月24日 富士スピードウェイ 晴れ ドライ
Time Machine Festival
Ferrari Trophy
フロントキャンバー | -1.2° | ダンパー | ダイナミック | 空気圧・フロント | 冷間・2.3kg/cm |
フロントキャスター | 4.5° | ダンパー・前・縮 | 4/13(最強より) | 空気圧・リア | 冷間・2.3kg/cm |
フロントトゥ | イン1.0mm | ダンパー・前・伸 | 3ノッチ戻し(最強より) | タイヤ | ADVAN A048 Mコンパウンド |
リアキャンバー | -2.1° | ダンパー・後・縮 | 6/13 | タイヤサイズ・前 | 205/55-16 |
リアトゥ | イン1.5mm | ダンパー・後・伸 | 1回転 | タイヤサイズ・後 | 225/50-16 |
車高・フロント | 163mm | スプリング・前 | 12kg/mm+ヘルパー | Rスタビ | 最弱 |
車高・リア | 185mm | スプリング・後 | 12kg/mm+ヘルパー |
予選 ヒストリッククラス 2位
ベストタイム 2分09秒170
決勝 ヒストリッククラス 2位
ベストタイム 2分11秒116
2007年第2戦 (09/28/2007)
● 2007年第2戦 2007年7月15日 TIサーキット 予選 曇り ウエット 決勝 曇り ドライ
07' TIPO OVER HEAT MEETING FERRARI TROPY
Ferrari Trophy
フロントキャンバー | -1.2° | ダンパー | ダイナミック | 空気圧・フロント | 冷間・2.3kg/cm |
フロントキャスター | 4.5° | ダンパー・前・縮 | 4/13(最強より) | 空気圧・リア | 冷間・2.3kg/cm |
フロントトゥ | イン1.0mm | ダンパー・前・伸 | 3ノッチ戻し(最強より) | タイヤ | ADVAN A048 Mコンパウンド |
リアキャンバー | -2.1° | ダンパー・後・縮 | 6/13 | タイヤサイズ・前 | 205/55-16 |
リアトゥ | イン1.5mm | ダンパー・後・伸 | 1回転 | タイヤサイズ・後 | 225/50-16 |
車高・フロント | 163mm | スプリング・前 | 12kg/mm+ヘルパー | Rスタビ | 最弱 |
車高・リア | 185mm | スプリング・後 | 12kg/mm+ヘルパー |
1年ぶりの 岡山国際サーキット 今回も、フェラーリトロフィー出場です
レースは、日曜日に予選決勝が行われる1デイレースだったのですが 予選が 早朝に開始させるので 前日土曜日にサーキット入りしました
台風4号の接近で土曜は 大雨で 日曜の早朝には雨は止んだのですが 予選は ウエットコンディションで行われました
10分間という短い予選時間の中で 3月の富士を走って以来 全然328に乗っていなかったので
まず自身がサーキットの勘を取り戻すのが精一杯なのに ウエット路面では ただただ安全第一の走行となりました
ただ 短い予選時間と悪コンディションは、他の参加者の皆さんも同じで 予選結果は クラス1位
今回から クライストジークのHさんスペシャルのリアディフューザーを無理言ってお譲りいただき 装着しました
取り付けは 328の底面をフラットにしなければ ディフューザーの効果が無く 328は前からドライバー後ろのバルクヘッドまでは
フラットなパネルになっているのですが エンジン下は吹き抜けになっているので そこをアルミの板でフラットパネルを作り覆いました
しかしそうすると 熱的に苦しくなるのでダクトを付けたりと 結構 手間が掛かりました
効果は 高速道路上でも体感出来 鈴鹿フルコースの高速コーナーなどでは威力を発揮すると期待できます
お昼2時半からの決勝までには 路面は完全に乾き ドライ路面でのレースとなりました
スタートは 可も無く不可も無く 前のグリッドの512TRを抜いて1コーナー進入(すぐにバックストレッチで抜かれてしまいましたが・・・)
前にいたのは 上位クラスの車ばかりでしたので どんどん離されていき 前に誰もいないので ベストなラインで走行できるのですが
なにか車の状態が変です
周回を重ねる間に コーナー進入CP手前 スロットルOFFでヨーが付いた状態で リヤが不安定になってゆき 進入速度が上がりません
走り方を変えて 速めにインに付きヨーの付き方をゆるやかにしてリヤを安定させますが
そうすると当然スロットルを開けていくタイミングが遅くなるので タイムは出ません
それでも少ない周回数のレースですので だましだましフィニッシュまで運ぼうとしたのですが
5周目の バックストレッチ手前の右コーナー進入でいきなりリヤが流れてスピン
コース上でスピンを止めたのですが 再スタートする間に同クラスの車に抜かれて 2位に転落
そしてそのままチェッカーとなりました
プッシュしていない時の単独スピンなんて 何年もしていなかったので非常に落ち込みましたが
最近 仕事が忙しいのを理由に 全然328にかまってなく 必要最小限のメンテナンスこそしているけれど
レースに出るために328の性能を維持するための努力 例えばダンパーも高価なレース部品を付けているにもかかわらず
もう4年もオーバーホールしていなし 足回りのブッシュも10年近く交換してません まして 練習もしてないし
ここ数年年間3回くらいサーキットに行くだけで これで レースで良い成績を出そうなんて虫が良すぎると 反省しました
328は ABSやトラクションコントロールなどのデパイスが付いておらず だからこそ車のコントロールに
ドライバーのスキルが反映されて面白いのですが ゴルフでいえば タイトリストのマッスルバックアイアンのようなもので
使いこなすには 努力が必要とされます
もう一度 328と自分のテクニックを見直してみようと心に決めました
ディフューザー装着と エンジンコンパーメント下部をアルミで塞ぎ 完全フラットボトムに・・・
エンジンルーム内の排熱の問題を 今後解消していきたいと思っています
予選 ヒストリッククラス PP
ベストタイム 2分13秒775
決勝 ヒストリッククラス 2位
ベストタイム 1分59秒312
2007年第3戦 (02/26/2008)
● 2007年第3戦 2007年11月8日 鈴鹿サーキットフルコース 晴れ ドライ
C-FACTORY走行会
フロントキャンバー | -1.7° | ダンパー | ダイナミック | 空気圧・フロント | 冷間・2.3kg/cm |
フロントキャスター | 4.5° | ダンパー・前・縮 | 4/13(最強より) | 空気圧・リア | 冷間・2.3kg/cm |
フロントトゥ | イン1.0mm | ダンパー・前・伸 | 3ノッチ戻し(最強より) | タイヤ | ADVAN A048 Mコンパウンド |
リアキャンバー | -3.1° | ダンパー・後・縮 | 6/13 | タイヤサイズ・前 | 205/55-16 |
リアトゥ | イン1.5mm | ダンパー・後・伸 | 1回転 | タイヤサイズ・後 | 225/50-16 |
車高・フロント | 166mm | スプリング・前 | 12kg/mm+ヘルパー | Rスタビ | 最弱 |
車高・リア | 188mm | スプリング・後 | 12kg/mm+ヘルパー |
07年7月の岡山国際で行われたフェラーリトロフィーでの単独スピンを反省して 足回りのリフレッシュを行いました
328を購入してから2回目のアームブッシュ類の全交換 ダイナミックダンパーのOHです
作業終了後 工場の帰り道でその効果を実感・・・
路面の不整を拾った時のショックがまるで違う 角が取れて非常に乗り心地が良い
また直進安定性も増し 328が新しくなった気がしました
前回の岡山での単独スピンは 周回数を重ねていくうちにリアの挙動が不安定になったことから ディフューザー・アンダーパネル装着によって
エンジンルームの排熱が足らずそのことによりリアダンパーが熱ダレを起こしたのではないかと考え
リアバンパーに排熱用のダクトを設けることにしました
C-factory山田メカプロデュース バンパー排気ダクト 非常に綺麗な仕上がりです
以上の メンテナンスとモディファイを施し C Factryさんの鈴鹿走行会に参加しました
いつも走行会の時は ラジアルタイヤで参加するのですが 足回りを全バラしたことだし
今回はフェラーリトロフィー用にセッティング出しをしたかったのでSタイヤを履きました
当日は 残暑が厳しくタイムを出すには あまりいいコンディションでは無かったのですが ディフューザー装着後
初めての高速コース鈴鹿を走るので その効果が楽しみでした
コースイン後 走り始めてすぐにディフューザーの効果を実感
早いスピードを維持して進入する 所謂放り込むコーナーである1コーナー デグナー1発目 スプーン1発目 130R進入で
以前ならアクセルオフ後ブレーキングし 荷重がフロントに移った瞬間リアが不安定になり
それを押さえつつコーナーに進入していたのですが 同じ状況でもリアがピタッと安定し進入スピードが上げていけることが出来ます
特に1番スピードの乗る130R進入は 丁度バックストレッチ後半 左右の丘が途切れ 立体交差上に出る時と 328のブレーキングが重なり
その場所はいきなり横風が吹く所でもあるので 大きくリアが振られ 怖い思いを何度かしたことがあるので精神安定上 非常にありがたい事です
ただしその効果で 踏んでまわるコーナー 特に登り勾配のダンロップコーナーでアンダーが出ました
ただしこの辺は まだダンパー・ブッシュが馴染んでなく車高も明らかにリアが低くなっていた事もあり
次回の走行までに 車高の前後バランスを適正化していくことで 良い方向に持っていけるのではないかと思いました
タイムの方は クリアラップを取れれば39秒台をコンスタントに出せベストタイムも 2分39秒247と今までのベストを0.6秒ほど更新
まだまだセッティング次第でタイムアップの可能性を感じました
ただ問題が無いわけでも無く エンジンルームの温度がバンパーの排熱ダクトだけでは十分ではなく 走行中油温が140度弱まで上昇
また走行終了後 油断してサイドブレーキを引いてしまい荷物を積み込んで帰ろうとしたら サイドブレーキが張り付き
おまけにスターターモーターまでパンクし セルが回らないという事態になりました
なんとかその場で C-Factoryの山田メカにサイドの張り付きは直してもらい 押しがけでエンジンを始動し 一度もエンジンを止めずに
東大阪のC-Factoryまで帰り入庫させることができたのですが これもエンジンルームの温度上昇が原因だと思われます
今後 その対策を考えていく必要があります
当日は 日本で1.2の早さを争う328であり有名なシェルカラーのクライストジーク328のHさんも走行に参加されており 同じピットでした
Hさんも フェラーリトロフィーに参加されており 参加されたレースでは勝率100%を誇ります
要するに私はHさんに負けてばかりいるのですが Hさんも本当に328が好きで 素晴らしいアイデアと実行力で328を仕上げられています
また私にも さまざまなアドバイスを下さり同じクラスのレースに出場しているにも関わらず
みんなで328を楽しもうという考えをお持ちで 私の尊敬する328乗りの一人です
今回 なんとHさんのご厚意で Hさんの328をコースで試乗させていただきました
本当に細かい所まで考えて作り込まれた328ということは以前から知っていたのですが 実際に乗せていただいて驚きました
モディファイによって全く328で無くなっているのではという心配は 乗ってみて杞憂に終わり
328の良いところは残し ネガを潰していくとこんなに素晴らしい車になるという 328乗りにとって理想の車に仕上がっていました
あまりの素晴らしさにスイッチが入ってしまいレーシングドライバーモードに・・・
ピットイン後Hさんにお礼よりも先に車の挙動 セッティングの方向を報告してしまうという失礼な事をしてしまいました
試乗後 改めてここまで328を仕上げられた Hさんの情熱と高い技術力に脱帽しました
素晴らしい経験をさせていただいたHさんにこの場を借りてお礼を述べたいと思います
試乗後 今後少しでも自分の328も理想の328に近づけるために努力していこうと心に決めた一日でした
ホームストレッチでHさん328にかわされるところ エンジンも抜群の仕上がりでした