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last updated 10 April 2000

初出・ 20 April 1999

予防注射の日につき


狂犬病の予防注射のとき。ナゼか「お育ち」が出てしまう。

春には、狂犬病の予防注射が一斉に行われます。全国の所轄関係機関の公共の場所にて、他のワンコたちと一同に注射を受け、登録をする期間が、居住地区ごとに決まっています。話とは直接関係ないですけど、奈良県は、その面責の半分以上が山。なので、出張する獣医さんは、山道をはるばると行かなければいけなくなるので、結構タイヘンなようです。

数年前に、この予防注射のお手伝いを、二カ所でしたことがあります。もちろん、注射のお手伝いなどはできませんので、鑑札・注射済のプレートなどを渡す係りデス。

ここで、知ったのは、犬の「流行」・「しつけ」にも土地柄があるのだな〜ということ。

全国的に流行した犬種は、この二カ所ともで多く見かけます。当時は、「シーズー」が多かった!生まれて初めて、この「シーズー」という名前を聞いた私は(見たことはあった)、犬の名前の欄に「シーズー」と書いた。変わった名前だなぁと思っていると、飼主さんが驚いていらっしゃった。、、これも楽しい想い出です。ついでに申し上げますと、「ねーちゃん、犬の種類も知らんのか〜ぁ!」とも言ってくれた(笑)。

さて、土地が広〜く、農家?の方々が多い所の方では、なんといっても大型犬が多い、ということも知りました。しかも、土佐犬、秋田犬といった和製犬。これらは、名前が○○号、と言います。これも私はここで初めて知り、いたく感動してしまいました。特に記憶にものすごく残っているのは「流星号」。鼻筋の上に、★マークがあるのだ。

また、犬のできる「我慢」の態度にも、土地柄の差があった。

というのは、注射を嫌がったり怖がったりした時には、おしっこだけでなく、ウンチまで落としていってくれる犬が多い、ということを、初めて知りました。これは、非常に新鮮?でした。さらには、首輪を外して逃げ出していく犬もいた。逃げる犬も必死、追いかける人間も必死。でも、追いかけていく飼い主さんの背中が、なんだかちょっと淋しそうだったのは、寒さのせいだったのでしょうか。この時は、雨で、ものすごーーく寒かった!んですけどね。

札を渡すときに、いろいろしゃべったり、犬を連れてくる様子を見たりしていると、「家の中で一緒に生活をしている犬」の方が(一概には言えませんが)、注射を「我慢」することを、よく知っていた、のです。飼主さんの言うことを、耳、眼や全身で「聞こう」とする犬が、多かった。

・・・もちろん、それでも(分かってても)、だだーっと走って逃げていっちゃう犬もいるんですけどね〜。さらには、自分の順番はまだまだ先なのに、「想像した恐怖」でおしっこももらしちゃう気の毒な性格のコも。

やっぱり、動物と意志疎通ができていると、お互いにとっても合理的で便利だから、いいもんデス。たとえば、「さっ、病院行くよ〜」、「出かけるよ〜」と言えば、「了解さ〜!」と、すばやく「かご」に自ら入る猫。うーん、理想的!だわo(^-^)o 何を隠そう、カンちゃんがこういう猫なんです。でも、最近のカンチャンは、「かご」でお出かけの時は→飛行機に乗る、という北海道的図式ができてしまい、かなり「うんざり顔」をするようになったのだとか。

クルマのお出かけは、好きなんだけど、、やっぱり飛行機の「貨物室」は、イマイチなようですよ>航空関係の皆様


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