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last updated 09 April 2000

初出・ 20 January 1999

レトロな病院

良い病院・悪い病院 Part2


一年に一回のワクチン接種も、お忘れなく〜。

生まれたばかりの仔猫には、母親からもらった免疫があります。しかし、生後まもなくしてこれは消えてしまうのだそうです。そこで、三ヶ月ころには、一回目の混合ワクチン、その後しばらくしての二回目の混合ワクチンの接種が必要になります。

さて、健康診断と一回目のワクチン接種が必要な年頃になった、函チャンも、連れて行かれることになりました。函チャン。この読みは、「カン」です。初めて猫と暮らし始めた妹と、北海道にて、暮らしております。

妹は、猫と暮らすのも初めて(もちろん、家には居たけれど、世話はしたことがなかった)。しかも、北海道も初の移住。どこの病院がどういうものかを知らなかったので、一番近所の動物病院に行くことにしました。

さて、「動物病院」はどんなところか、行ったことがないと、そのイメージは沸かないかもしれません。かの有名な漫画「動物のお医者さん」だと、舞台は大学の動物病院ですから、個人の開業病院とは少々、重ならないかもしれません。でも、人間の(個人開業)病院とを比較して想像して考えてしまうものではないでしょうか?

私自身が行ったことのある、獣医さんは数軒ですが、いずれも「待合室」「診察室」「手術室」がそれぞれ別個にあるところばかりでした。ところが、これらが一体となった病院も、世の中には少なからず、あるのだそうです。しかし、とある病院では、「待合室」と「診察室」が一体になっているのだそうです。

さて、妹は、その愛しい函チャンの注射ために、初めて病院の扉へとクルマを向けました。と、扉を開けてびっくり。待合室で、診察が行われていたのです!診察室も待合室も、一緒。ここでは、診察を待っている人たちの目の前で、他の動物たちの診察が行われます。

みんなが連れてきたそれぞれの動物の病状はもちろん、病気に対する診察方針、診察の値段まで、すべて、みなさんの目のまえで行われるのだそうです。ちょっと、プライバシーの侵害では・・って思いたくもなりそうですが、動物の病状は、個人的な情報ではないしぃ(^_^;)。。。

ある意味、このような病院だと、いわゆる「ぼったくり」がなく、安心かもしれません。さらに、注射の打ち方や、動物に対する先生の態度を「客観的に」見る機会は多くなりますね。

注射のうまい先生が打つと、打たれた動物は「ぎゃ」、なんて悲鳴は決してあげません。ワクチンを打って貰うのをためらっているのなら、他の人が診察してもらっているのを横目でみて、打って貰うかどうかを決めるのも一つの手かもしれません。動物の様子をじーっと観察すること、これが大事なのです。

追加しておきますと、妹が初めてお世話になったこの病院の内部は、とっても「レトロ」で、おしゃれな(?)雰囲気だとか。このような、「雰囲気のある」病院を見たこともないし、設備にも驚きを感じてしまったそうです。そんな古い医療設備って一体、ナニ?


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