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last update 09 April 2000

 

動物病院に連れてって


用意するものは、「かご」と心持ち多めのオカネ。

日本では、家族の一員であっても、動物の治療に(人間の)健康保険は適用されません。注射を打ってもらっても、薬をもらっても、検査をして貰っても、すべて100%自己負担で費用がのしかかります。(最近、ペット共済が発売されています。しかし、わが家では損益が均衡もしないので、入ってません(^_^;))

このような状況だと、せめて注射を打つだけでも、薬を購入するだけでも、自分でできたらなア、とため息がでてしまいます。ところが、注射を打つこと・薬を購入することは、獣医師でなければできないことになっています(「獣医師法」。)。無免許な私には、注射も打てないし、薬を買うこともできないのです(これも、一部規制緩和にならないかなあ‥)。もっとも、猫たちは喜んでいるかもしれません。先生の方が注射うまいもん・・

さて、猫の場合は、犬とは異なり、<自分の足>でついてきてくれません。そこで、猫を中に入れて連れて行く「かご」が必要になります。いわゆる、ペットキャリーです。

もっとも、これを買うべきかどうか、悩まれるかたもいらっしゃるかもしれません。猫が若く健康なときには、年一度のワクチンだけでよいのですから。もしもクルマで行くことができれば、駐車場からほんの短い距離を抱いて連れていけばいっか、と思えてしまうからです。

しかーし、これは「やめた方がいい」です。というのは、まだ生後数ヶ月の仔猫、よっぽど「おっとり」した猫ならば、自らを脅かす突然の驚異のときに(それに気が付かないので)、こちらが「しっかりと」抱きかかえることができれば、姿を見失うことはないかもしれません。ところが、哀しいことに、何か起こったときに、「守らなければいけない」と思っている動物たちが抱く恐怖心以上に、冷静さを失ってしまう場合があるのも、私たち人間です。備えあれば憂いなし。危ない橋を渡るのはやめましょう。あとで後悔するのは、やっぱりイヤですもの。

さて、初めて連れていくことになると、買うときにはどのようなかこにしようか、と迷うものです。ホームセンターに行けば、様々な種類のものを見ることができます。週に二日以上も行くことのある(^_^;)ワタクシのいい加減な目からみても、2000〜15000円までのものが、幅広く売られています。主に素材はプラスチックが主流です。上から開けるタイプ、横から開けるタイプ(両方とも開閉できるものもあります)、リュックサックタイプ、肩下げカバンタイプです。

猫の場合、通院用には上から開けるタイプをオススメいたします。上タイプと、横タイプを比較しましょう。入ってもらうときには、「上タイプ」だと、ぽんと入れることができます。「横タイプ」だとお尻を押さなければなりません。かなり激しい抵抗にあう場合にはどちらが「有利」でしょうか。力のかかりかたを考えると、上からの方が少ない力で済みます。さて、病院で診察台へと出すときにも、「上タイプ」だと、ひょいっと出すことができます。「横タイプ」だと、猫の最後の抵抗(床にしがみつく)を誘発(?)してしまいます。さらに、診察台から戻すときには、「上タイプ」だと、自発的帰宅大好き症候群の患者サンならば、自ら床においた「かご」に診察台からジャンプして入ってくれます(ラクチン〜♪)

さて、「かご」に猫を入れることができれば、次は病院に行きましょう(どのような病院がいいのか、は次の頁を読んでね)。仔猫のときならば、わずか数百瓦ですが、成猫ならば3〜5L(標準。肥満猫は6〜?L)。これは、結構「ずっしり」と重たいものです。幸いにして、私は徒歩3〜4分ほどの処に獣医師さんがいらっしゃるので、それほど歩かなくて済みます。が、これが15分も続こうモノなら、腕がちょー重くなってしまうのではないでしょうか(みなさんは、もっとたくましいのかなぁ。。)。

そこで、車を使って連れていく、というタイヘン便利な方法(?)が望まれるわけです。一猫サイズの「かご」ならば、助手席前の床におくと丁度すっぽりと入り、カーブでも揺れにくいです。決して、「トランク」には入れないであげてくださーい(笑)。・・実は、ワタクシ、新車のときには一瞬この「悪事」を思いついてしまって、イカン如何と、頭を振ったのでした(^_^;)


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