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 公開日 :2001年 8月 6日

 

#33 此処何処


アメリカは2州で運転してきましたっ!

さて、前回から約3カ月後の7月末に2度目の訪米をしてきました。今回は、国外運転免許証を取得(各地の運転免許センターにて約2700円前後で即日交付可能)して、レンタカーで行動をしました。

アメリカ合衆国内をレンタカーで移動する、という計画段階のとき、多くの人が、無謀な。という思いを寄せたようです。また、そこまで言わなくても、異国で運転することは、緊張するし、車線をよく間違うから気を付けて。と仰ってくださいました。

結果から言うならば、右車線、左ハンドルには、すぐに適応でき、日本よりもほぼ快適に運転することができた、と御報告できます。とはいえ、もちろん、失敗も多々しました。

たとえば、最後まで慣れることができなかったもののひとつが、右折。日本では「左折可」の表示がありますけれど、アメリカでは「赤の時はトマレ」表示がないかぎり、「右折可」。これをほぼ常に忘れてました(^_^;) 後ろの人にクラクションを鳴らされたり、助手席に同乗したアメリカ人の友人・知人たちに、「なにやってんの〜?」とか「行かんかい」とか、言われたりもしました。。

さて、実際に運転してみて大きな収穫だったのは、世間的に言われているアメリカでのクルマ事情の実情の一端を知ることができたことです。レンタルしていた期間はマサチューセッツ州、カリフォルニア州それぞれ5日間という短いものです。乗ったクルマは、前者では、Dodge社の日本車キラーと言われたNeon、後者では、Ford社のEscort(セダン)でした。

まず、進入禁止のところにつけている、進行方向とは逆向きに行った場合、タイヤをパンクさせる機能をもった装置の上をとおりました。これは、レンタカー会社の出入口や、有料駐車場の出入口についていました。これはかなり大きな装置で、「歯」も大きいので、たとえ進行方向に進む場合でも、クルマをのせて通るときにはドキドキしました。。ということで、高速道路のインターに、逆方向を通るクルマを阻止するために付けることを提案している話には、私はにわかに賛成しがたい思いを強くしました。

次に、カリフォルニア州では、高速道路での渋滞緩和策について、2人以上のcar poolを設置しています。これは、左端のレーンを、2あるいは3人以上が乗車しているクルマなどだけが通れるようにする工夫です。これにはかなりの便利があったことを御報告したいです。最終日ロスの国際空港へといそぐ私の目に映ったのは、朝の7時台なのに既に満杯でほとんど動かない車線。唯一がらがらなのは、car poolのみ。これほどまでにきちんと守られているのは、監視の強化と罰金の高さ(271ドル)だそうです。

さて、最後に、速度違反について。アメリカでは皆速度をきちんと守る、と聞いておりました。しかし。インターステートであっても渋滞が日常茶飯事であったカリフォルニアは別として、マサチューセッツ州、特に、州の大動脈となっている有料のインターステート90(別名MASS PIKE。さらに地元民は TUNE PIKEと言う)では、速度違反が日常茶飯事でした。もっとはっきり言うならば、規定速度の65マイルで走っているクルマなんか、ほとんどいませんでしたし、速度を守っていると煽られ、結構怖かったです(もちろん、すぐに慣れました)。もっとも、この路線は州警察のパトカーが割合に走っており、その姿が見える時だけ、皆速度を落としておりました(笑)。このあたりは何処も一緒、ですね。

これらの経験から、日本もアメリカも、ドライバー気質にそれほど異質なものはないように思っています。もっとも、帰ってから、この経験の副作用にたまに驚いています。特に右折。右車線に入りそうになることが屡々あるんです・・。車線の表示が逆なことに気がついて、未然に防がれておりますものの、慣れってコワイですね〜・・。以上、私の不得意は、何処にいても「右折」のようです。

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