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last update 01 June 2000

 

#22 目は口ほどにモノをいい

--パッシング編


伝えたくても伝えられない、もどかしさ

初心者に共通する特徴は、運転に「余裕」がナイこと。フロントガラス越しの、前の状況を見るのが精一杯。そん時期を過ぎても、対向車線の動きや、バックミラーでみる後続車の様子を見るのも、タイヘンに忙しい(まあ、言ってしまえば「じっ」と身過ぎるんですネ)。そんななかでも「おや?」と思われる合図を送ってくれる、対向車線や後ろにいる人たち。お怒りのクラクションは分かっても、合図の意味はワカラン・・・

最初の?は、第二阪奈道路(一応、高速)の入口近くの片側一車線の一般道路を走っているときのこと。法定速度くらいで、前のクルマと適当な車間距離を保って走っているワタシに、対向車がパッシング

パッシングの理由が思い当たらず、猫をどっかにひっつけたまま運転しているんだろうか、、と気が気でないワタシ。それでも、運転を続けるワタシ(ホントに「クルマは急には止まれない」・・)。

合図についての合点がいったときには、教えてくれていた「危険」をとうに通過。10メートルほど先で「ねずみ取り」をしていたのです。この場所ではよく行っているらしく、その後も何度か見かけました。そうか、こうやって教えてくれるものなんか、と納得。しかし、ありがとう、と言いたいときには、とっくに過ぎさっている対向車‥。次こそは!と思うものの、ねずみ取りを教えてくれる人には、これ以来会っていない。

※ 02.06.2000加筆 対向車からのパッシング=ねずみとり と思っていいようです。片側一車線の田舎道(上記の場合もそうでした)では特にあてはまるのだそうです。Thanks>う〜さん、 Omuraさん@どいつのるねん、よややー2さん@play'n 4 


余談ですが、このとき、猫をひっつけていたわけではなかった、とかなりほっと一安心。これには、一応(?)もっともな理由があるのです。猫が寒いときに、ボンネットの下に入ってしまうことはたまにあることです。うちでも今をさる一世代ほど前に、そんな猫がいました。実際のところ、結構、びびっていたのです(^_^;) 外猫がいるときは、寒い日には、運転するまえに、下をのぞき込んだり、ボンネットをとりあえず「ぽんぽん」とたたくの、大事かも。

さて、パッシングは、ライトのハイビームを「かちかち」とさせることです。ゴルチャンの場合は、ライトのバーを奥に押すと、ハイビーム。これを手前に引くと、そこでバーは止まらないので、瞬間的にハイビームを点灯させることができます。この仕組みが最初判らなかった・・。奥に押して、自分でまた戻す。こんな手間なことを、交差点の忙しいときに、みんな素早くやっているのか〜と尊敬の眼差しでみていたのも、今となれば懐かしい。

ナツカシついでに、この仕組みが判らなかった運転二日目の出来事(with 故・ファミリア君)を振り返りたいと思います。ヴェテランドライバーであるみんなのドライブに混ぜて貰った帰りの夜中のこと。初心者の運転につきあってくれた無免許の友人が、ワタシの最寄り沿線から自宅に帰る、という配慮をしてくれたはいいが、終電に7分ほど間に合わなかった。そこで、自宅近くまで送ることに。この結果、この日は三都物語(JR)ならぬ、四都物語コースになってしまいました(奈良-大阪-神戸-京都→奈良)。

奈良(ワタシのいるところ)から京都(友人の家のあったところ)へは自動車専用道路(京奈和道路)があります。これは、有料道路のくせに(?)片側一車線の二車線道路です。途中避難所もあるけれど、基本的には絶対に追い越しが無理な道路です。センターラインが黄色なのは言うまでもないのですが、意外と交通量がそこそこあり、どんなトロイクルマであっても、追い越そうとすると対向車が必ずくる。しかも、山の中にある道路なのに、街灯がない。したがって、夜中は「さすが奈良」と思うほどに暗い。こんな道路を夜中に通るときには、対向車がいない限り、ハイビームにせざるを得ません。そうしないと、前方のカーブなどが、きちんと見ることができないのです。

この日は、午後11時半過ぎにこの道路を通ることになりました。前日の昼間には京都方面へ、夜には奈良方面へと通った道。何とかなるだろうという安易な考えと、疲れていても運転になれないうちには居眠りはしないハズという思いこみとで、京都方面へと向かいました。この道路は無事に通り、24号線にもちゃんと合流でき、京滋バイパスのところまで来たときのことです。

久しぶりにであったクルマである前の二台のうち一台の動きがおかしい。二車線をうろうろとし、進路妨害とも思われるような行動をとっているのです。ところが、妨害されているクルマは、さっさと信号を通過。こわい〜と(当然ながら)思いつつも、信号が赤になってしまっているので、その左横に停車。すると、ワタシにはなーんにも関係ない(と思っていた)のに、黒いフィルムを貼った窓が開いて、なにやら怒鳴りつけてくる・・・

ナンダ〜??
と思いつつ、絶対に窓を開けないワタシ・

黒いフィルムが貼ってあるだけじゃなくって、運転席が左側にある(ように見えた)。
一応、観察もする。ナンバー控えなくちゃ、と心は焦る。

何言っているかワカラナイけれど、なんか怒っているみたい。
早く信号変わってくれ〜・・・

これほど信号が青になるのが長く感じた時はありません。青に変わるや否や、助手席時代から知っていた抜け道へ向かって猛ダッシュ。最初追いかけて来そうな気配だった(友人証言)けれど、追いかけて来なかった・・。抜け道も「まっくら」だからネ。

あのクルマヘン、とばっかり思ってましたが(今でも、かなりの割合でそう思う)、今から思うと、もしかして、自動車専用道路でてからもずーーっとハイビームつけっぱなしでいたのかも、と解釈できる余地があることに気がついてしまいました。確かに、ハイビーム車が後ろに来ると、本当にまぶしい。車線を移りたくなる気持ちも分からないでもない。もっとも、インパネにハイビームマークがついていても、気にも留めることができない時期だったので、怒鳴れてもわかんなかっただろうなあ。

これは、トンネル出た後でのライトのつけっぱなしを知らされても一向に気がつかない人と同じ。ワタシの常用道路には5.5「のトンネルがあるので、こういう人にホント沢山出会います。たまにはヒトの役に立ちたい、という欲望をもつワタシなので、パッシングをする。ところが、高速の場合は後ろからパッシングすることになるので、えてしてこういう方々はパッシングそのものにも気がつかないし、自分のライトに原因があるとは気がつかない。ときには、煽っているのと間違われる

※ 02.06.2000加筆 後方からのパッシング = 何か自分の車に「異常」があることを知らせてくれている。但し、トロスギルと言われているときもたまにあり。二車線の場合は、走行車線に移りませう。Thanks>う〜さん、Omuraさん@どいつのるねん & 実地教育指導官の皆様♪

クルマの「おめめ」も、なにやら語っている。でも、伝わらない、伝えられない。トンネルでライト付けない人よりはメイワク度低いけど、もどかしい気持ちを感じながら、後にすることしばし、の日々なのです。もっといいお知らせ・伝達方法、ないのかなぁ。フロントガラス一面が対向車やバックミラーからみると、スクリーンのようになって、「ライトついてるよ」とか、「先に行って」とか、ドライバーの意思内容を端的に伝えてくれる言葉を載せてくれるといいなあ。


※18.06.2000加筆 コレ、実際にあるそうです。覆面パトカーのある種のものには電光掲示板がついていて、左へよけろ、とかでるんですって〜。個人でマイクでがなりたてる人は前にみて、ものすごい驚いたことはありましたが (^_^;) 文字を読み取るのも、高速だとタイヘンかも・・・。Thanks > のりさん♪

 


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