公開日 ：2000年 4月 3日
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公開日 ：2000年 4月 3日
#13 「近未来的」風景
高速道路にあるオレンジ色の光はなんだか「近未来」っぽくって好き
車で移動するようになってもうすぐ７カ月（早い〜）。日々安全運転を心がけている私ですが、やはり心奪われてしまう風景、というものがあります。そういう時は、だいたい一人で乗っているので、心おきなく感嘆しつつ、よそ見もほどほどに通りすぎるばかりですが、何度通ってもやはり「いい」ものは「いい」なぁと、つくづく思ってしまいます。そこで、ご報告！ただし、ワタシの好きは風景は、すべて「高速道路から見た風景」なのですが・・・。
阪神高速湾岸線から見る風景は、時間を問わず、そして言わずもがなですが、いつも美しい。朝の海、夕方の海はきらきらしていててとってもキレイ。夕方から夜にかけては夜景がさらにさらにキレイ。特に、上りの高速道路から見ると、有名な・神戸の「海側からの夜景」を見ることができます。初めて見たときは（夜景ズレしている年齢ですが (^_^;））かなり感激してしまいました。これまた有名ですが、ここはオービス設置路線なので、くれぐれもご用心を！（ワタシは運良くまだ捕まったことはない・・）
阪神高速池田線の上りを夕方から夜にかけて通ろうとすると、大抵渋滞に遭遇します。最初のころはまったくそんなことを知らなかったので、料金まで払って渋滞の一台になっていました。でも、たまにはいいこともあるんです。この時間帯だと、空港近くの（チチヤスヨーグルトのオブジェがある辺りかな？）道路の側方にあるオレンジ色の電灯--あとで書く東大阪線の話を読んで頂けると、もちょっと様子が分かるかな？--が灯ります。それだけでも、なんだか不思議な雰囲気。それなのに、その上空を飛行機が通過する（こともある）--空港近くなので、飛行機の高度もそれほど高くないようで、お腹がしっかり見えます。これがワタシにとっては、なんとも得した気分になる一瞬なのです。きわめて「近代的」な状況を体感している気になるのです。しかも、こういう状況はそれほどないことなので、いつかは、こういうのが「日常」的になるのかな、と未来（？）に思いを馳せたり・・・。渋滞でもいいことあるじゃーん。頭上を飛ぶ飛行機のお腹をじーっと見つつ、オレンジ色の光を浴びる、こういう稀な状況を堪能できるのですから。渋滞の疲れが一瞬だけ吹き飛びます。
阪神高速守口線の上りも、夜10時半すぎまでなら、HEP NAVIOの観覧車が美しく見えます。これはそんなに長い間見ることができませんが--キレイに見ることができる角度が少ないし、なんたって、守口線で観覧車が近くで見れるのは、そもそも梅田にほど近い場所なので、キレイに見える距離にも限度がある--かなり「近代的」的風景です。もともとあの観覧車は「絵になる」。それでも、高速道路を通りながら赤い観覧車が光っている様子を見るのは、さらに不思議な感覚を引き起こしてくれるように思います。あの観覧車には、いまだ一度も乗れたことがないのですが（待つのはキライ）、それを補ってあまりある、美しさ、です。
これらの基本にあるのが、阪神高速東大阪線・法円坂付近にある、側方のオレンジ色の電灯です。ここは、上下線ともゆるやかな坂になっています。* その底辺近くの道路の側方に、オレンジ色の電灯が道路の「壁」の一番上のところに連なって付けられ、電灯がともると光の帯ができているように見えます。しかも、目線の高さよりも少々上の位置に電灯があるのです。で、ここを高速で通過すると、まるで光を浴びているかのような感じがします。免許を取るまえから、タクシーでここを通ったりした時から気に入っていました。が、自分で通るとナオイイ！ってことを知りました(^-^)V だって、速度調節できるもーん。
ワタシにとっては、これらの風景は、車という現代的な道具と近代的な雰囲気をもつ物体（飛行機・観覧車・電気など）とが合体した「近未来」的風景なのです。それが、ワタシの感激を誘うのです。が、たまたまここらを通ったときに一緒に同乗してくれていた友人たちに話しても、「そうやね！」と納得してくれたヒトはあまりいません・・・なんでやろ？
[関係ないけど] （02.04.00加筆） 法円坂付近の高速道路がなぜ、坂になっていて、地面近くを透るのかずっと？疑問？でした。
難波宮跡があるのですね、あの辺りは、そこで、以下のような配慮がなされているのだとか。
阪神高速道路公団によると
「杭を地中深く打ち込む必要のない構造として、遺跡を地下に保存しています。また、高速道路をはさんでこの遺跡の北側に位置する大阪のシンボルである大阪城を望む景観を遮らないようにも配慮しており、照明も照明柱を使わず、側壁の上に並べて設置するなどの工夫をしています。 」とのこと。なるほどー。どうりで、眺めがヨカッタのですね。
(c)nagaoaki
