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Rattling
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関西法理学研究会
2000.02.26.(於 同志社大学光塩館)
文献報告:長尾 亜紀(阪大)■別表
Steven M. Wise, Rattling the Cage: Toward Legal Rights For Animals, (Cambridge, Massachusetts: Perseus Books,2000) pp. 246-257.
ヒト、動物の名前 該当する山の高さ 単位:フィート 理論での位置づけ カント、アリストテレス
Kant, Aristole,
フロイト、アインシュタイン
Freuds, Einsteinsエベレスト
Mt. Everest29,038 カントのいう、「完全な」自律性
(最高レベルの指標)
Kant's "full" autonomy*1
K2 28,250
ヒンドゥークシ山脈
Hindu Kush Range25,260
ニョータ
Nyota (potential)マッキンリー
Mt. McKinley20,320
ホモーエレクトス(直立原人)
Homo erectusパミール山脈
Pamir Range20,000
カンジ、パンパニーシャ
Kanzi, Panbanisha
(3歳児なみに人間の言葉を理解することができ、2歳児なみに言葉を使うことができる。自意識、複雑な認知能力がある)
キリマンジャロ
Mt. Kilimanjaro19,340
タムリ
Tamuli
(複雑な認知はできるが、記号を使う能力がない)
エトナ(伊)
Mt. Etna10,902
カディヤック(仏)
Cadillac Mt.1,530 最低限の自律性 (法的擬制なしに裁判官が自律を認めることのできる最低ライン)
the minimum autonomy
Flying Mt. 250 アリストテレスなどによる、動物のもつ、最も高い自律性
海水面
See level
自律性がまったくない状態
no autonomy*1 「自律がある言えるのは、いかなる状況においてもしなければならないことを決めた場合には、他人ができること・なすべきことを理解することができ、ある方法またはその他の方法によって行動することが自分にとって正しいのかどうかを合理的に分析することができる場合である。この場合、他人に自分が望むようにしか自らも行動できないので、自分が正しいと思ったことを行うことができる。<この計算を行うこと>のようなことをできる能力故に自律的なのであり、尊厳があり、一人の人格として扱われるべきこととなる。しかし、この能力がなければ、自律・尊厳が欠けているので、モノとして扱われることが正当化される。」[246頁] < >は長尾による。
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