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Steven M. Wise, Rattling the Cage: Toward Legal Rights For Animals, Cambridge, Massachusetts: Perseus Books,2000


文責:長尾 亜紀


同著の文献報告を関西法理学研究会(2000.02.26)にて行いました。この著書についての問い合わせがいくつかありましたので、当日配布したレジュメに加筆したうえで、これを公開することにいたしました。読書の際の一助として、ご利用頂けますと幸いに思います。

ただし、
(1) 報告の際に配布したものは、B4横一枚の簡単な骨組みだけを記述したものです。これは、35分ほどの口頭による説明を行ったうえでなされる質疑応答を予定しているからです。

しかし、読者層が研究者だけではなく一般の方まで広がる場合には、骨組みだけのレジュメのみで、補足するべき文章を入れるないものは言うまでもなく、それぞれを別個に公開しても、両方を一読しなければならないので、ぞれぞれに不都合があると考えました。そこで、口頭で説明したものを必要な範囲で補い、骨組みのレジュメにかなりの加筆を施し、これをご覧頂くことにいたしました。

内容は、報告をした際に作成した原稿からの抜き書きを使い、それらを整理したものです。なるべく本を手元にお持ちでない方にも、わかりやすいようにと心がけたつもりです。そのため、口頭で説明したものを省いた部分もあります。まだまだ不十分なところもあるかと思います。ご意見・ご指摘等がございましたら、どうか連絡を下さいますようお願い申し上げます。


(2) 【
補足】等からもおわかりになりますように、私自身は、法と動物との関係について考察する一材料としてこの文献を取り上げています。そのため、同著において著者がかなりの頁を割いている、動物の認知能力の問題については、レジュメではほとんど詳しくとりあげていません。


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