いきいき日誌

 

2015年7月
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最近の記事

15/7/30 (木)  憲法アピール
15/7/29 (水)  兵たんの実態
15/7/28 (火)  更迭を!
15/7/27 (月)  法的安定性
15/7/26 (日)  「加害」の歴史
15/7/25 (土)  辻元清美さん
15/7/24 (金)  抗議行動
15/7/23 (木)  救命講習
15/7/22 (水)  新国立競技場
15/7/21 (火)  追悼・紀平悌子さん
15/7/19 (日)  抗議街頭行動
15/7/18 (土)  アベ政治を許さない
15/7/17 (金)  台風接近
15/7/16 (木)  強行採決
15/7/15 (水)  抗議!強行採決!
15/7/14 (火)  日比谷大集会
15/7/13 (月)  世論調査
15/7/12 (日)  反対行動
15/7/11 (土)  強行採決NO!
15/7/10 (金)  17日行動
15/7/9 (木)  澤地久枝さん
15/7/8 (水)  大学で講義
15/7/7 (火)  暴挙の連続
15/7/6 (月)  柳澤脇二さん
15/7/5 (日)  樺美智子さん
15/7/4 (土)  違憲立法反対!
15/7/3 (金)  NO!強行採決
15/7/2 (木)  狐道(こどう)
15/7/1 (水)  あれから1年

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7月30日 (木)   憲法アピール

午後6時からJR高槻駅南で、憲法アピールでした。主催は変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本です。憲法違反の戦争法案NO!で、参加者も多く、またチラシの受け取りもよくて、「ごくろうさま」「引揚者です」などと、声をかけてくださる方もいらっしゃいました。マイクを持ってのアピールも、市民の方が次々としてくださいました。暑さになんか負けてられません!廃案めざして、私もがんばります!

明日は、戦争させない!高槻・島本実行委員会主催で、高槻市内、島本町内の全駅でターミナル街宣行動です。午後6時からです。どの駅でもけっこうですので、ぜひ、ご参加下さい。また、通られたら、お声かけください。
なお、5時からは、JR高槻駅南で、戦争法案反対議員のアピールです。

戦争法案については、今日も参院特別委で審議がありました。各党の問題点指摘は、なるほどと思うことばかりです。ただ、自民党の森議員や、次世代の党の中山議員の質問は、同じ女性ですが、いい感じがしませんでした。あまりにも安倍首相にこびを売るようだからです。

礒崎首相補佐官、ツイッター発信が続いていますが、8月3日(月)に参考人招致となったとのことです。でも、質問時間はわずか15分、「♪バカにしないでよ〜」と叫けびたくなります。「丁寧な説明を」という安倍首相ですが、質問時間わずか15分で、何が説明できるのでしょう!こういう対応にも、私たちにまともに説明する気がないことがよく現れています。主権者不在なのです(大怒)。
あかりちゃん風に「なんでツイッターだけで発信するの!ツイッターしない人にもていねいに説明してよ!」と突っ込みたくなります。


7月29日 (水)   兵たんの実態

参議院での戦争法案の審議、やはり野党の質問には衆院にはなかった視点が出ていて、緊張感があります。

小池議員(共産)の質問では、後方支援=兵たんの現場の動きが、陸上自衛隊の資料で明らかにされました。
資料で見る限り、安倍首相がいくらきれいな言葉でごまかそうとしても、後方支援=兵たんは安全ではなく、戦闘行為そのものです。
小池議員の気迫に圧倒されましたが、昨日は大塚議員(民主)の「先制攻撃」論も、勉強になりました。
水野議員(無所属)は、自衛隊員が指示が不正に武器を使用しても、法案には罰則がないことを指摘、法案を撤回すべきと迫っていました。
この指摘も法の欠陥を指摘するもので、いかにずさんな法案かを示すものでした。

質問者の、緻密な調査に基づいた質問に対し、答弁者の誠意のないはぐらかし答弁が今日も続きました。
質問者ともども、テレビやネットで中継を見ている視聴者も、どんどん怒りを抑えることができなくなってきています。
明日はどのような展開になるのでしょうか。

礒崎陽輔首相補佐官は、ツイッターでご自身の考えを発信しています。まったく反省していません。
講演要旨もホームページに掲載されていますが、独自でテープをおこしたものではなく、地元紙の掲載には驚きました。
周辺状況が変わったのだから政府が憲法解釈を変えていいというのは、立憲主義の否定です。
安倍首相の本音を、この人が発信しているのでしょう!
アベ政治は許せない!まずは、立憲主義否定の礒崎補佐官は辞めるべきです。


7月28日 (火)   更迭を!

参議院で戦争法案の審議が始まりました。民主党議員4名の厳しい追及に、安倍首相は相も変わらずノラリクラリの答弁です。腹立たしい限りです。明日は他の野党も議員も質問に立たれます。

礒崎首相補佐官は26日の「法的安定性は無関係」との発言とともに、前日にも同じような発言をしていました。
法というルール、安定したルールがあるこそ民主主義国家はなりたちます。
法という文章はあれども、解釈は時の政権が勝手に変えていいのであれば、法は絵に描いた餅、法治国家でなくなります。
高槻市に置き換えれば、議会が議決した条例の解釈を市長が変わるたびに変えていいのかという問題です。
たとえば、情報公開条例には条文ごとに解釈が書かれていて、市長が変わっても、同じ解釈で市の情報公開施策を進めているのです。
国会答弁では、首相は安保法制(戦争法案)は法的安定性があると言っていて、補佐官の発言とは矛盾します。
首相補佐官は首相の分身です。法治国家を否定する人を、首相補佐官とするなら、首相も同じ考えと思われます。
安倍首相は、首相として法治国家を認めるなら、謝罪で済む話ではなく、礒崎補佐官を更迭すべきです。

タチソ(地下軍需工場・高槻地下倉庫)に関して、敗戦直後の写真が、米国国立公文書館で公開されました。17枚、カラー写真です。
8月9〜11日まで開催します「戦後70年・子どもたちと考える『戦争と平和』展」(主催:実行委員会)で展示されます。場所は、市の生涯学習センターの展示ホール、無料です。貴重な戦争資料、この機会に、ぜひご覧ください。


7月27日 (月)   法的安定性

「熱い」です!とにかく「熱い」です!「暑い」より、「熱い」のほうが、今の私にはぴったりです。

戦争法案、参議院で審議が始まりました。今日は、本会議で提案理由の説明と代表質問、そして、特別委員会で提案理由説明でした。
やはり自民党の驕り高ぶりが目立っています。
山本一太参院議員は、委員会設置も決まっていないうちに、自分が質問のトップとツイッターに書き、批判を浴びて、今日は代表質問ができませんでした。
また、礒崎陽輔首相補佐官は、昨日、地元の大分で、「法的安定性は関係ない」との発言をしたとのことです。与党からも批判が出ていて、枝野民主党幹事長は、辞任を求めています。
礒崎補佐官の発言は、「政府はずっと、必要最小限度という基準で自衛権を見てきた。時代が変わったから、集団的自衛権でも我が国を守るためのものだったら良いんじゃないかと(政府は)提案している。考えないといけないのは、我が国を守るために必要な措置かどうかで、法的安定性は関係ない。我が国を守るために必要なことを、日本国憲法がダメだと言うことはありえない」(朝日新聞)というものですが、立憲主義を理解していないどころか、憲法の解釈を、時代が変われば政府が変えてもいいとの暴論は、法の支配、法治国家を否定することにもなります。やはり辞任でしょう!新国立競技場問題の下村文科大臣とともに!

参議院・平和安全法制特別委員会の委員は11会派45人です。名簿はコチラ
野党議員には激励を!

特別委員会は、明日から始まります。野党の皆さんによる徹底審議を期待しています。



7月26日 (日)   「加害」の歴史

戦後70年、堺では市民の手による「戦後70年 平和をつなぐパネル展・堺〜戦争をふりかえる〜」が開かれています。会場はサンスクエア堺ギャラリー(阪和線堺市駅すぐ)です。
今日は、このパネル展を見に行きました。堺大空襲、原爆、沖縄戦の被害の歴史とともに、日本による朝鮮植民地支配、中国・東南アジアへの戦争、日本軍「慰安婦」など、加害の歴史にも向き合う内容で、ゆっくり読ませていただきました。
また、各テーマ毎に関係資料なども置かれていて、たくさんの方の協力があればこその、ほんとうに充実した展示でした。7月30日まで開催されています。

そのあと、森ノ宮にあるピースおおさかに行きました。この4月にリニュアルされたのですが、「大阪空襲を語り継ぐ平和ミュージアム」と位置付けられていて、その内容の偏りに愕然としました。
日本が戦争をしたことは、日清、日露戦争から敗戦までの映像(14分)による簡単な説明があるだけです。「侵略」という言葉はなく、「加害」の歴史はないのです。
「大阪は空襲でこんなひどい目にあった」「戦争中の生活はたいへんだった」と被害ばかりを強調しているようで、日本が朝鮮や中国に何をしたのか、どのような被害を与えたのか、それについては説明がない平和ミュージアムに、心底、恥ずかしくなりました。戦争の悲惨さ、平和の尊さを学ぶ場なら、日本の加害の歴史も展示すべきです。
なお、ピース大阪は、大阪府と大阪市が出資し、平和の首都大阪の実現をめざして、1991年にできた施設です。


7月25日 (土)   辻元清美さん

午後3時半から衆議院議員・辻元清美さんの「政治活動20年へ、感謝と飛躍の集い」が開かれ、参加しました。会場はシティプラザ大阪でした。高槻市内にあった唯一の大きなホテルがなくなったため、やむなく大阪市内での開催とのことです。
第1部は江川紹子さん(ジャーナリスト)との対談でした。テーマは、現在の政治状況、ジャーナリズムの問題、時代の空気などでしたが、戦争法案審議に際しての辻元議員の質問内容や様々な答弁を引き出されたことなども織り交ぜながら、あっという間に1時間余りが過ぎました。
第2部は懇親会、懐かしい方ともお会いすることができ、いろいろお話しました。
20年間の議員活動、山あり谷ありでしたが、今や押しも押されぬベテラン議員、これからも大阪10区選出の衆院議員として、憲法を守る先頭にたって、がんばっていただきたく思っています。

対談のなかで知ったのですが、本日発売の中公新書「『歴史認識』とは何か−対立の構図を超えて」は、大沼保昭さんのお話を、江川さんが聞き手としてまとめられたものです。戦後70年、今、私が格闘しているテーマでもあり、帰路、ジュンク堂高槻店に寄り、買ってきました。江川さんの質問に大沼さんが答えるという形式なので、読みやすそうです。

戦争法案(安保法案)について、日本弁護士連合会は、昨日(24日)の朝日新聞、読売新聞の朝刊に、意見広告を出しました。
「安保法案は、立憲主義に反し、憲法違反です」と大きな見出しで書かれ、3コマ漫画がメインです。
とてもわかりやすく、「自衛隊員や国内外の市民のいのちが危険にさらされます」とまとめられています。
ぜひ、ご覧ください。「日弁連 憲法」を検索すると憲法について解説されています。意見広告は、こちらです。

地元の大阪弁護士会は、衆院強行採決に抗議し、7月21日付で会長声明を出しています。
また、7月31日(金)に安保法制反対!弁護士による納涼パレード8月8日(土)には市民集会「日本はどこに向かうのか?PartW 〜各界から上がる安保法案への反対の声〜」を企画されています。
70年談話がいつ出されるのかわかりませんが、7月末から8月15日まで、戦後70年、憲法、戦争法案(安保法案)を考える企画が目白押しです。


7月24日 (金)   抗議行動

戦争法案は、来週から参議院で審議が始まるようです。今日の本会議で特別委員会の設置が可決されました。メンバーは45人、すべての会派が入ります。27日(月)には、参院・本会議で法案の説明が行われます。

日比谷野音や国会正門前では、今夜も抗議行動が続けられました。「安倍政権NO!」が確実に広がっています。

高槻・島本でも、抗議行動を続けます。

30日(木)午後6時から、JR高槻駅南で、変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本主催のチラシ配布、署名集め、リレー・トークです。

31日(金)午後6時から、JR高槻駅の北や南など、高槻市・島本町内の駅で、一斉街頭行動で、アピールします。主催は、戦争させない!高槻・島本実行委員会です。
一斉街頭行動に先立ち、午後5時からは、戦争法案反対議員のアピール活動も、JR高槻駅南で行われます。
廃案めざして、ぜひ、ご参加下さい。どの駅においでくださってもけっこうです。初めての方も、ぜひどうぞ!


7月23日 (木)   救命講習

今日は、たかつき市民環境大学でした。
午前は「フィールド活動での危険と安全」と題して、森林インストラクター・谷本五郎さんのお話でした。
午後からは救命講習会、フィールド活動でけがなどをした場合の応急手当と心肺蘇生法について、三島救命救急センターの山口智鶴子さんのお話と心肺蘇生法の実技指導でした。
心臓発作等で正常な呼吸でない場合の胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDの使い方について、空気人形を使って練習をしたのですが、胸骨圧迫は毎分100回以上の速さで、かつ5センチぐらいイズム力でしなければならず、かなりの力が必要なことがよくわかりました。また、AEDや救急車が到着するまで、胸骨圧迫を続けなければなりませんが、一人ができるのは2分が限界、複数の人のチームプレーが大切です。
高槻市ではAEDの設置が公共施設を中心に進められていますが、胸骨圧迫の講習も受けておくと、安心です。

戦争法案をわかりやすく説明しようと、自民党は、「教えて!ヒゲの隊長」(4分50秒)という動画を流しています。
これに対して、パロデイ「【あかりちゃん】ヒゲの隊長に教えてあげてみた」(8分3秒)がつくられました。
ぜひ、ご覧ください。戦争法案の問題点、とてもよくわかります。続編、楽しみです。


7月22日 (水)   新国立競技場

新国立競技場建設問題、白紙に戻すということですが、すでに59億円は戻ってこないとのことです。デザイン者、設計会社、ゼネコンなどへの支払いですが、舛添都知事の話を聞いてさもありなんと思いました。

舛添知事は、オリンピック開催のため、都が施設整備するスポーツ施設について、当初の計画より大幅に増えたが、見直し、かなり減額させた話をされていました。
東京都には、施設建設がわかり、設計会社やゼネコンと渡り合える職員がおられるから、価格を下げることができたのでしょう。

しかし、合理化で職員数を減少させ、民間委託を進めた結果、自治体の公共工事に、設計会社やゼネコンと渡り合える職員がいなくなっています。そうなれば、設計会社やゼネコンの思うつぼ、単価が高かったり、不要な工事があっても、職員も議員も見抜く力は持ち合わせておらず、税金はダダ漏れです。

今回の場合は、経過の中で、どこがチェックをしてきたのかまったく不明ですが、最初からザハ案ありきで決まっていたようにしか思えません。

今後については、建築家の森山高至さんは、旧国立競技場の復元が一番だと言われています。すでに検討した案もあり、費用も建設期間も少なくて済むとのことです。慣れ親しんだ競技場の復元こそ、歴史を大切にすることでもあり、ぜひ復元をと、私も思います。

それにしても、未だに責任者が誰なのか明確にならないことに、唖然です。このまま進めても、また、同じ問題がおきるのではないでしょうか。安倍政権の無責任性を示す典型例です。


7月21日 (火)   追悼・紀平悌子さん

19日(月)、紀平悌子さんがお亡くなりになりました。あまりの突然の訃報に、悲しみでいっぱいです。

1998年12月でした。推薦人になっていただこうと、佐野慶子さん(当時、静岡市議)に紹介いただき、初めてお願いのお電話をさせていただきました。「あなた、議会リポートつくっていますか?送ってください。それを読ませていただいて、お返事します」と言われました。
「わさび通信」のバックナンバーをお送りすると、「あなた、よくがんばっていますね。わかりましたよ」と、引き受けてくださったのです。私の声を聞いたときに、ピーンとくるものがあったと言って下さっていましたが、その後も、「わさび通信」をお送りするたびに、お手紙を下さいました。
そして、4期目にチャレンジする際には、私に、「政治浄化なくして市民のいのち、くらしは守れない」との市川房枝さんの志を守り、必ず実行する後継者です、とのメッセージを寄せてくださったのです。

議会の中で少数の無所属・草の根市民派、正直、つらいこともたくさんあり、迷うことも多々ありました。しかし、紀平さんからの叱咤激励があり、私は自信をもって筋を貫き通すことができました。ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです。
お忙しいなか、高槻にもおいでいただきましたが、あふれんばかりのやさしさ、おもいやりのなかに、芯を貫き通す強い先生でした。
この4月、紀平さんの期待にそえない結果でしたが、その際も、「落選の経験も大切よ」と温かく励ましてくださいました。そして、最後まで、私のことを心配して下さっていたとのことです。

紀平さんと最後にお会いしたのは、2011年9月でした。福島原発事故後、脱原発にも取り組まなければと企画された学習会に誘っていただき、衆議院議員会館に行きました。講演会終了後、地下の食堂で、ごいっしょに食事をし、楽しいひと時を過ごしました。そして、会館前からタクシーに乗り、帰宅されるのをお見送りしました。
先週、衆院・特別委員会傍聴後、この食堂で、昼食をとりました。紀平さんといっしょに食事したその席に座り、あの時のことを思い出していました。何か、虫の知らせだったのかもしれません。

紀平さんの強い希望で密葬とのこと、残念ながらお別れに伺えません。もうお声も聞けないかと思うと、つらくてつらくて、涙がこぼれます。

市川房枝さんも紀平悌子さんも、女性の権利獲得、政治浄化、平和をめざしてこられました。
もう議員ではありませんが、お二人の御遺志を受け継ぎ、私もがんばらばくてはと、自らに言い聞かせていいます。
紀平先生、ほんとうにありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。



7月19日 (日)   抗議街頭行動

午後1時から、強行採決抗議!の街頭行動でした。主催は変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本、JR高槻駅南には、たくさんの方が来て下さって、チラシ配布と署名集めをしました。
チラシの受け取りはよかったですし、また、署名してくださる方も増えました。
毎日新聞、共同通信の世論調査では、アベ政権支持率はさらに下がり、戦争法案反対、説明不足はさらに増えています。ついに政権支持率よりも不支持率の方が多くなりました。当然ですが、今日の街頭行動でも、それを実感しました。

夜は、上映会『小さき声のカノン』に参加しました。主催は高槻ドキュメンタリー映画上映実行委員会、場所は市民交流センター・イベントホールでした。
鎌仲ひとみ監督の作品ですが、原発事故後の子どもの被曝をテーマにした作品でした。「脱被曝」は重要なテーマです。子どもたちの被曝問題にどう向き合うか、考えさせられました。


7月18日 (土)   アベ政治を許さない

午後1時から、「アベ政治を許さない!」のメッセージを持って、JR高槻駅南にたちました。約30名の参加があり、30分、「戦争させない」「アベ政権は許さない」とコールを続けました。

これは、全国一斉の行動です。作家の澤地久枝さんが呼びかけられたものです。自宅にも張り出しました。戦争法案廃案、安倍政権退陣を求め、声をあげ続けます!


7月17日 (金)   台風接近

台風11号接近で、夕方に予定していた、強行採決抗議!のターミナル大行動が中止となりました。残念です。
チラシも署名用紙も急きょ準備していたのですが・・。
主催の「戦争させない!高槻・島本実行委員会」は、超党派のグループです。廃案めざして、これからも共同行動をしようと話し合っています。高槻・島本でも大同団結で頑張らなくては!

スピードの遅い台風11号、高槻でも、避難勧告等、何度もスマートフォンに緊急速報が入りました。芥川小学校からの放送は、雨のため、窓をあけていても、ほとんど聞こえませんでした。

大きな被害がなかったようですが、サイレンが鳴り響くと、空襲警報のように思え、体が凍りつきました。


7月16日 (木)   強行採決

さすがに疲労困憊、今日は、一日体を休めさせていただきました。

衆院本会議は午後1時からでした。委員長報告の短さに驚きましたが、党首の怒りのこもった主張にも共感を覚えました。

昔なら牛歩戦術だったかもしれません。野党退席後のあっけない賛成多数、国民主権を無視したこの光景、絶対に忘れません!

今日も夜まで国会正門前の集会は続いています。


新国立競技場の抜本的見直しが明らかにされました。支持率低下抑制のための、ポーズとしか思えません。
1週間前には、これで行くしか仕方がないと言っていたにもかかわらず、すぐに発言を翻す安倍首相、このひとが「存立危機事態」を判断するというのですから、恐ろしいかぎりです。おまけに、責任者はだれなのか、はっきりしていません。ますます、こんな無責任な政権は退陣をと叫びたくなります。


7月15日 (水)   抗議!強行採決!

朝9時から、衆院・平和安全法制特別委員会を傍聴しました。傍聴希望が多かったため、25人ずつ、30分交代でした。

私は2回傍聴することができ、辻元清美さんの質問も傍聴席で見ました。辻元さんが質問席に座られると、委員会室に一瞬緊張感が走りました。また、何が起きるかという緊張感のようです。最初に澤地久枝のよびかけ「アベ政治を許さない」のメッセージを掲げられ、「アベ総理、これ知っていますか?」と問われると、たくさんのカメラのシャッター音が傍聴席に響きました。
やはり、直接の傍聴は迫力があります。
辻元議員の資料請求に、今日もまだ全面公開していないことがわかり、おかしいと迫る辻元議員、「そうだ、そうだ!」と声をだしたくなりますが、警備も厳しく、一言も発することができません。
傍聴して確信したのは、安倍首相には、ていねいな説明など一切する気がないということでした。質問者の揚げ足をいかに取るかに集中しているようで、議員の質問に対する答弁こそ国民への説明なのだということをまったく意識していないようです。「国民」の存在は、頭にないのでしょう。
テレビやネットでは、質問者や答弁者しか映りませんが、全体をみていると、その人その人の様子がよくわかります。市議会傍聴もですが、やはり、生の傍聴は大切です。

傍聴席で次の順番を待つ間は、待合場所のモニター画面で中継を見ていました。ここでは声を出して、モニター画面にくぎ付けになっている皆さんと怒りを共有しました。

強行採決時は、待合場所でも怒号が飛び交いました。あのような質疑の打ち切り方には、とても納得がいきません。満身怒りで衆議院を後にしました。

外に出ると、衆議院議員会館前で、集会をされているグループもありました。

遅い昼食をとり、しばし休んで国会正面前に行きました。朝から多くの方が声をあげておられました。
あまり暑いので、横の憲政会館で、展示を見ながら、体を冷やしました。自動販売機の飲料水は、ほとんど売り切れていました。

その後、再び、列に入ってコールをしました。それから8時過ぎまで、時々休憩しながらコールが続き、あまりの人の多さに、地響きのようなコールとなっていました。

午後6時半からは集会でした。民主・岡田代表、社民・吉田党首、共産・志位委員長、特別委員会委員の辻元議員、赤嶺議員からもアピールがありました。政党の皆さんは5党連携して廃案をめざしがんばっていくという申し合わせをされたとのことでした。政党のトップがこうしてアピールされるのは初めてのことだそうです。私たちも小異を捨て、大同団結でがんばらなくてはなりません。

午後7時半からは、SEALDs(シールズ)主催に切り替わりました。同じ場所で、時間を切って引き継ぐというのも初めてのことでした。
SEALDsの奥田さんの引継ぎの挨拶は、涙がでました。若い方々の率直な、戦争に行くのは自分たちだ、やむにやまれず声をあげるというスタンスに共感する人も多いのでしょう。
朝から頑張っていた年配者は、「若い人に場所を譲る」と、旗をたたんで帰られます。そのあとに、続々と若者がやってくるのです。若い方々のコールは、言葉も違えばテンポも違い、私にはちょっと付いていけない感もありましたが、でも、これが若さなのでしょう。
とにかくすさまじい人でした。6万人以上と言われていますが、どこまで行っても人、人、人、おまけに、熱いコールが続き、もう息切れしそうになりながら、列を抜け出し、帰路につきました。

強行採決、本当に悔しいです。世論調査の数字など、まったく気にしない安倍政権、「独裁」です。絶対に廃案にさせなかればと、あらためて決意しています。



7月14日 (火)   日比谷大集会

午後から東京へ、夜に開かれた「戦争法案廃案!強行採決反対!7.14大集会」に参加しました。主催は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」、会場は日比谷野外音楽堂、2万5千人以上の参加で、熱気にあふれていました。

集会は6時半からでしたが、6時過ぎから制服向上委員会の歌、6時半から政党代表挨拶(民主党、共産党、社民党、生活の党)、連帯の挨拶(宗教団体、日本弁護士会など)が続きまた。そして、主催者からの行動提起がありました。その際に、明日強行採決の連絡が入り、急きょ、明日は9時から国会前での集会提案がなされたのです。会場は怒りの渦でした。最後は、参加者全員で、「戦争させない」「9条壊すな」のメッセージを持って立ち、コールごとにメッセージの表、裏を変え、戦争法案廃案を確認しました。閉会後は国会請願デモでした。
国会請願デモでは、衆議院、参議院の前で、野党議員の皆さんがタスキがけでズラリと並んでおられ、請願を拍手、コールで迎えて下さって、廃案めざして頑張ろうという雰囲気が満ち満ちていました。

猛暑のなか、さすがに今日は疲れました
2万人以上の人が1列5人のデモにでるには、相当な時間が必要です。会場に入れなかった人たちは、集会中でしたが、すでに6時45分から国会請願デモに出発されていました。
私の出発は9時20分頃、2時間余り、持参した「変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本」ののぼり旗を持ち、コールしながら立ったまま待ち続けました。
でも、その間、「高槻・島本」の地名があったので、たくさんの方に声をかけていただきました。
のぼり旗のデザインはTさん、折り畳み式の旗竿加工はMiさん、体につけるゼッケンはMaさんの作品です。皆さんの思いもしっかり東京に運び、訴えました。


7月13日 (月)   世論調査

台風のせいか、急に猛暑到来です。昼間は蒸し暑く、たまりません(涙)。

週末の世論調査、朝日新聞NHKも、安倍政権の支持率よりも不支持率のほうが上回りました。また、戦争法案に反対が賛成よりもはるかに多く、今国会での成立についても、反対の方がはるかに多くなっています。
また、次々と、若い方々も立ち上がっておられます。今日は、安保関連法案に反対するママの会の報道もありました。「子どもを戦争にとられたくない」という言葉が発せられていて、長男が戦死した祖母の「息子をとられた」の言葉と重なりました。
東大をはじめ、東京女子大や京都大学などでも、学生や教員のグループが声を上げ始めたと報じられています。

時間が経過するにつれ、「やばい!」と思ったのか、安倍自公政権は、今週の強行採決、衆院通過の方針を崩していないとのことです。

岸信介首相の憲法9条を改正のもくろみを止めたのは1960年の安保闘争だったと、今日、山口二郎法政大学教授は衆院特別委中央公聴会で述べられました。
闘わずして、権利も平和も手にすることはできません。

戦争法案に対する闘いは、憲法9条を守る闘いですし、何よりも立憲主義を守る闘いです。
憲法を絵に描いた餅にし、時の政権が思うようにできる独裁国家は「NO!」です。
世論を無視する安倍自公政権の独裁を許さず、民主主義を守るために、私もがんばらなくてはと、暑い日に熱い決意を重ねています。



7月12日 (日)   反対行動

戦争法案反対で、自分たちも何かできないかと、お問い合わせをいただいています。

高槻、大阪では、下記のような取り組みが計画されています。
お時間があれば、ぜひ、ご参加下さい。
安倍政権が法案を撤回しない限り、9月27日の国会会期末まで、抗議行動は続きます。
また、国会の情勢に合わせ、緊急行動もあるかもしれません。

<高槻・島本ターミナル行動>

日時:7月17日(金)午後6時から
場所:高槻・島本内の鉄道各駅
主催:戦争させない!高槻・島本実行委員会
(署名活動と街頭宣伝です)
*午後5時からは、JR高槻駅南で、法案反対議員のアピール

<戦争法案は廃案に!おおさか1万人大集会>

日時:7月18日(土)午後5時から(集会後パレード)
場所:扇町公園
主催:実行委員会

<戦争法案の撤回・廃案を!>

日時:7月19日(日)午後1時半から
場所:JR高槻駅南陸橋
主催:変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本
(署名活動と街頭宣伝)


今朝、セミの鳴き声を聴きました。梅雨はあけていませんが、真夏を思わせるような蒸し暑さです。
このような暑さの中で、連日、国会前でがんばって下さってる皆さんに、心より感謝!です。
私も近々、国会前に行く予定です。


7月11日 (土)   強行採決NO!

午後5時から、憲法アピールでした。JR高槻駅南陸橋で、変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本の皆さんと、署名を集めながら、強行採決反対のアピールをしました。
チラシをとるだけでなく、「署名はありませんか」と聞かれる方もおられ、何か自分のできることをと、悶々としておられる方も多いことを実感しました。
戦争体験者だけでなく、若い方でも、「息子たちが心配」と、署名をして下さる方もありました。
強行採決はなんとしてもストップさせなければ、野党5党も結束して頑張って下さっています。私たちもできる限りのことをしなければ!

米国で、サイバー攻撃を受け、連邦政府が管理している公務員2150万人の個人情報が流出したとのことです。日本の共通番号にあたる、社会保障番号も流出したとのこと、恐ろしい事です。
先日、大阪市立大学で授業をしたあと、ベネッセの個人情報流出の被害にあった方と話しました。500円の商品券はもらったけれど、今も、知らない電話番号から電話がかかってくることがよくあり、そのたびに、あの事件が原因ではと不安になると言われていました。
10月に通知が来る予定のマイナンバー、絶対漏れない保証はありません。一番の安全策は、マイナンバーという一つの番号で、その人の全ての情報を管理しないことです。
共通番号いらないネットでは、共通番号制10月実施の延期を求める自治体議員緊急共同アピールを出しています。私も賛同人になっています。


7月10日 (金)   17日行動

安倍政権は、来週、戦争法案の強行採決をするよう方針のようです。これだけ多くの人が反対しているにもかかわらず、審議時間だけを物差しに十分な審議をしたとは!
今夜も、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)が金曜定例抗議行動を国会前で行いました。1万5000人の参加があったとのことです。
東京の女性弁護士160人も集会と街頭宣伝をされています。全国に広がる戦争法案反対!強行採決反対!の輪、最前線の頑張る国会議員の皆さんとともに、私たち一人一人の行動も大切です。

戦争させない!高槻・島本実行委員会では、4日(土)の行動に引き続き、17日(金)午後6時から、高槻・島本内のJRや阪急の各駅で、いっせい街頭アピールをすることになりました。
午後5時からは、JR高槻駅南で、戦争法案反対の議員が交代でアピールをします。
チラシ配布だけでなく署名活動も行います。ぜひ、ご参加下さい。ごいっしょにがんばりましょう!

なお、高槻市議会でも、戦争法案の撤回、廃案を求める意見書が提案されています。意見書案は、高木議員のブログに掲載されています。採決は15日(水)の本会議でです。
なお、本会議は午前10時から始まり、常任委員会委員長報告のあと、市長提案の議案の採決があります。そのあとに、これらの意見書(議員提出議案)の採決が行われます。ぜひ、傍聴を!


7月9日 (木)   澤地久枝さん

作家の澤地久枝さんが、「安倍政治は許さない」というメッセージを、18日(土)午後1時に掲げようという呼びかけをされています。
俳人の金子兜太さんが書かれた力強い字のアピールです。
さっそくセブンイレブンで、ネット印刷をしてきました。初めてのことでしたが、100円で、A3版のアピールを入手できました。緊張していきましたが、意外と簡単でした。
すでに車につけて走っている方もあるそうです。今日は、ウチワにしておられる方にも出合いました。

高槻市議会の6月議会の一般質問項目が市議会HPに掲載されています。21人もおられます。15日、16日に行われます。ぜひ、傍聴を!


7月8日 (水)   大学で講義

午後から大阪市立大学へ、「環境問題と行政」と題して講義をしました。久々の母校、行くたびに、学生時代を思い出します。

こうして授業をさせていただくのも24年になります。大学の授業も私の頃とはすっかり変わっています。この授業も、テキストの本を事前に読み、授業の始まるまでに短いリポートをださなければならないのです。つまり予習です。そして、授業の終わりにこれまで、ミニ試験があったり、意見を書いていただいたり、短歌で出していただいたりということがありました。
ところが、今日は、授業のあと、ペーパーが配布されません。聞くと、スマートフォンで意見を出せるシステムになっているとのことです。びっくり仰天、パスワードを教えてもらって、帰宅後にアクセスすると、早速お二人が感想や意見を記入して下さっていました。
こういうのをアクティブラーニングというそうで、従来の講義型とは違う授業が現在は多いようです。授業後の懇談会で、他の授業の様子も聴いて、びっくりすることばかりです。
たとえば、300名の出席の有無を授業開始10秒ですぐにわかるシステムを入れている大学もあるそうです。へえ〜!とため息です。
ただ、レポート提出には、コピペもよくあり、引用なども文献ではなく、ネットのアドレスが書かれているのも多いとのこと、はあ〜と、またため息でした。
いずれにしても、IT機器を使いこなさないと、若い方を理解し、一緒に行動するのは厳しいようです。

安倍首相は、自民党のテレビ番組で、戦争法案の解説を始めました。少し聞いて、情けなくなりました。まるで、子どもに説明するかの如くのたとえです。
多くの人が説明不足というのは、国会できちんと答弁せよということで、自民党のテレビで、身内の質問に答えることなど、誰ものぞんでいません。
こんな番組で理解が深まるという思い上がり、国民を愚弄しているとしか思えません。一国の首相として、恥ずかしいかぎりです。


7月7日 (火)   暴挙の連続

今日は、九電が川内原発1号機の核燃料を炉に入れ始めました。お盆頃に再稼働するためです。国民の半数以上が、再稼働反対であるにもかかわらずです。しかも、ここは火山に近く、火山の噴火に関する対策も不十分なままです。
原発産業や電力会社の経営上の問題から再稼働を推進する安倍政権、国民の声を聞く耳がまったくありません。
事故が起きても誰も責任が問われない原発、東電社長他役員も原発を推進してきた国家公務員は誰も責任をとっていません。

東京オリンピックのための新国立競技場、建設する日本スポーツ振興センタ―(文部科学省の外郭団体)が開いた有識者会議で、デザインは「キールアーチ」式のまま、建設費2520億円が決まりました。ただし、開閉式の屋根の費用などは入っていないとのことで、最終的にどこまで膨らむのか、恐ろしい限りです。
これだけの建物を建設できるゼネコンは限られていますから、いったん受注したら、あとは「資材高騰」等の理由で、いくら高額になっても建設を止めることはできず、アリ地獄のようになるのは目に見えています。
このデザインを決めた有名な建築家・安藤忠雄氏は会議に欠席だったとのこと、膨らんだ分は、森元首相も含め関係者が個人的に負担して責任をとれ!と叫びたいです。
「税を使えばいい」「何とかなる」方式の公共事業は、無責任極まりありません。
2520億円はこれまでのオリンピックスタジアムの最高額の建設費です。こちらも8割の人が反対しているにもかかわらず、見直されない現実、民意とは何なのでしょう!

そして、戦争法案、こちらも、反対が多くても、政府の説明がわからないという国民が多くても、強行採決をするというのですから、民主主義は、死んだも同然ではありませんか!
安倍政権は、形だけ聞くというポーズをとりながら、実際は、数にものをいわせ、自分たちの決めたことを強引にやるというファシズムです。公明党の責任も重大です。

全国各地の地方議会で、戦争法案に対する意見の採択が続いているとのことです。今日で280議会以上あるようです。
高槻市議会でも、廃案を求める意見書が提案されているとのこと、どのような文案かわかりませんが、意見書採択については、15日(水)の本会議で各議員の賛否が明らかになります。
なんとしても採択されるように、祈るばかりです。
なお、賛否の一覧は、議会終了後に議会のHPに掲載されます。


7月6日 (月)   柳澤脇二さん

午後6時半から、戦争法案を廃案に!「戦争する国」NO!大阪大集会が開かれ、参加しました。主催は「戦争をさせない1000人委員会・大阪」、会場はエルおおさか(府立労働センター)のシアターでしたが、超満員、なんとしても「廃案に」の熱気がみなぎっていました。

講師は柳澤脇二さん(元内閣官房副長官補、元防衛庁官房長)でした。「安保法制と日本の将来」と題して、「戦争法案(安保法制)は対米公約実現の法制だ」「専守防衛からの質的変化(自衛隊の活動範囲が広がり、武器の使用が自己防衛のためでなく任務でできるようになり、時間的にも平時から戦争参加できる)」「憲法と矛盾」「11法案の具体的な内容とその問題点」「自衛隊員の危険がさらに増す」「存立危機事態は政府の価値判断によるもので立法事実がない」「抑止力とは何か」「4月に改定された日米新ガイドラインの問題点」「今後私たちは何をすべきか」「リスクを語って民意の抑止力を!」「仮に強行採決があって法案が成立しても、自衛隊が最初の1発をうつまでには時間があり、これまでの60年間の努力をふまえ、来年の国政選挙も見据え、取り組んで行こう」と結ばれました。

小泉政権時代のPKO法案の審議に、小泉首相を支えておられましたが、そのような立場の方だからこそ自衛隊員の危険が高まることのお話には、説得力がありました。また歴代政権が9条を遵守し、1発も撃たなかったからこそ平和があったことを実感しました。
立憲主義を根こそぎ破壊する安倍政権の暴挙は、なんとしてもやめさせなかればなりません。

講演の後、川口真由美さんたちが、「沖縄を返せ」「オラシャヤーン(あきらめないぞ!)」などを歌われ、5団体からアピールが続きました。大阪教組の方は「教え子を戦場に送らないと闘ってきた」と廃案をめざしがんばる決意を語られました。

毎日新聞の週末の世論調査では、安倍政権の支持率がまた下がり42%、不支持率は上がり43%と、逆転したそうです。また、戦争法案については、賛成が29%に対して反対は58%です。
JNNの調査では、支持率はかろうじて支持の方が多くなっていますが、法案の説明は不十分という人が85%もありました。
このような調査の結果を受けても、審議時間80時間という数値指標だけで、強行採決するのでしょうか!ほんとうに許せません!!!


7月5日 (日)   樺美智子さん

子どもの頃、新聞で見た写真のなかで、忘れられない光景がいくつかあります。そのうちの3枚が、三井三池闘争、安保闘争、浅沼稲次郎(社会党委員長)の暗殺事件です。いずれも1960年のことで、私はちょうど小学校5年生でした。当時、漢字もある程度読めるようになっていて、社会的なものに関心が芽生えていたのかもしれません。いずれも、どうしてこんんなに人が集まるのか、なぜこんなことが起こるのかわからず、「なんでやろ?」という思いがずっと残っていました。
その後、歴史を学び、なぜそのようなことが起きたかを理解できるようになりましたが、あの時に抱いた疑問は、ずっと心の片隅に残っています。

なかでも、安保闘争で学生たちがスクラム組んで国会前でフランスデモをしている熱気あふれるシーン、亡くなられた樺美智子さんのきりっとした遺影、そして、岸信介首相の顔は、後からニュースで何度も見たからかもしれませんが、脳裏に焼き付いて、離れません。

樺美智子さんは当時は東大生、6月15日の国会内に入ったデモで亡くなられました。死因はデモによる圧死と、最初報じられ、私は「人に踏まれて死ぬなんて、さぞかし痛かったやろな」と思い続けていました。
しかし、ご両親を始め、真相を究明する取り組みがあり、警官による暴行で亡くなられた、殺されたことが明らかになったのです。

安保条約は、サンフランシスコ講和条約に基づき、1951年、吉田首相が米国と締結しました。そして、1960年に岸首相が大幅改定をしました。
敗戦後に米軍に基地を提供する条約から、日米共同防衛をうたった内容に大きく変わったのです。
そのため、再び戦争に巻き込まれるのでないかなどの理由から、大きな反対運動が起きたのです。

岸首相は、すでに1960年1月に米国と条約調印しており、その後、5月19日の衆院特別委員会で条約承認の強行採決がされ、20日の衆院本会議でも強行採決されました。
安保闘争はこのような状況のなかで闘われていました。参議院の議決がないまま、条約は6月19日に自然成立しましたが、樺さんの死で、アイゼンハワー米大統領の6月19日訪日は中止になり、その後6月23日に岸首相は総辞職しています。
先に米国と約束をし、あとから国会で強行採決、なんだか、今の状況とあまりにも似ているではありませんか!私には、今の安倍首相は、おじいさんの当時の首相岸信介に見えて仕方ありません!

昨日の市民行進に参加された方々のなかには、この60年安保闘争を闘われた方がたくさんいらっしゃったに違いありません。

その後、樺さんの遺稿集がお母さんの手により出版されました。『人しれず微笑まん』(三一書房)です。
遺稿集の中にある詩「最後に」です。樺さんが高校生の時に書かれたものです。45年前に出会った詩ですが、今、あらためてこの詩をかみしめる日々です。


「最後に」 樺美智子

誰かが私を笑っている

こっちでも向うでも

私をあざ笑っている

でもかまわないさ

私は自分の道を行く

笑っている連中もやはり

各々の道を行くだろう

よく言うじゃないか

「最後に笑うものが

最もよく笑うものだ」 と

でも私は

いつまでも笑わないだろう

いつまでも笑えないだろう

それでいいのだ

ただ許されるものなら

最後に

人知れず ほほえみたいものだ

(1956年)


7月4日 (土)   違憲立法反対!

戦争法案の撤回、廃案を求め、午後5時に市役所前に集合、市民行進をしました。主催は戦争させない!高槻・島本実行委員会です。
辻元清美衆院議員、宮本たけし衆院議員も駆けつけて下さって、緊迫する国会情勢の報告をして下さいました。府議1名、高槻市議会議員6名、島本町会議員5名、茨木市議会議員1名も参加して下さいました。2団体からアピール、6団体の紹介のあと、雨の中、「違憲立法絶対反対!」「戦争法案今すぐ廃案!」「安倍政権は憲法守れ!」とコールをしながらJR高槻駅前まで力強く歩きました。

今日の参加者は雨にも関わらず、600名でした。これも、高槻・島本で普段から憲法を守ろうという運動が地道に行われてきた結果です。
晴れていたら、もっともっと参加者があったことでしょう!
強行採決は今月中旬とも報じられています。なんとしても強行採決をさせないよう、できることはすべてしなければと覚悟しています。
雨のなか、ご参加下さった皆さん、老いも若きも手をつなぎ、これからもごいっしょにがんばりましょう!!!


7月3日 (金)   NO!強行採決

衆院平和安全法制特別委員会、今日はNHKテレビ中継がありました。安倍首相が出席していましたが、出席していても中継がない時がほとんどで、なぜ、今日は中継があったのか、よくわかりません。

午後5時半近く、共産党の赤嶺政賢さんの質問が終わったところで、委員長が「休憩します」と言いました。NHKは「終わりました」と言ったのですが、ネット中継では、「休憩中」の表示が続きました。まさか、このあとに強行採決などないだろうと思いつつも、心配で見守りました。すると、委員会再開で、「中央公聴会を13日にする」ということで採決がとられ、自、公、維新の賛成多数で、決められてしまいました。

唖然です!国会では中央公聴会が開かれるのは、審議終了の合図のようなものです。はやり、中旬に審議は尽くされたとして強行採決するつもりなのでしょう!
これだけ多くの人が戦争法案は違憲だと主張し、今国会での採決はすべきでないと言っているにもかかわらず、数にものを言わせて、自公、そして維新までもが押し切ろうとしているように見えます。
憲法違反という法律、違憲立法は絶対に許されません。明日から、国会前は緊張が高まることでしょう。私も頑張る決意です。

うれしい訪問者、庭のウマノスズクサにジャコウアゲハの幼虫がいました。卵が羽化したようです。見た目はグロテスクですが、何年ぶりかの来訪です。こんなにうれしいことはありません。観察を楽しみます。


7月2日 (木)   狐道(こどう)

新聞に連載されている小説を、毎日楽しみに読むというのは、これまでほとんどありませんでした。
しかし、この間、毎日新聞夕刊に掲載されている「狐道」をわくわくしながら読んでします。「コトン」というポストに夕刊が入った音を聞くと、急いで取りに行って、まず小説を読むのが日課の一つになっています。
なぜなら、高槻のことがよく出てくるからです。作者は内田康夫さん、昨夏、高槻に取材にこられたと、今城塚古代歴史館館長の森田さんが「こちら館長室」に書かれています。昨年12月1日からの連載ですが、今日は、京大・阿武山地震観測所建設時に見つかった阿武山古墳の発掘時の様子が描かれていました。読んでいると、まるで私が発掘者のような感覚に陥ります。今日の話に登場するミイラこそ、藤原鎌足です。市のインターネット博物館「史跡阿武山古墳」観測所のHPにも、この古墳は偶然見つかったことが書かれていますが、小説で読むとリアル感があって、とりこになります。今後、どのような展開になるのか、ほんとうに楽しみです。


7月1日 (水)   あれから1年

安倍政権が集団的自衛権行使を閣議決定をしてから、今日でちょうど1年です。

以来、本格的な議論はまったくなされないまま、衆院解散、総選挙、統一地方選が終わりました。そして、頃合いをみはらかったように、安倍政権は5月14日に戦争法案を国会に提出しました。ようやく集団的自衛権は憲法違反にならないのか、これまでの政府見解と矛盾がないのか、どのような場合に集団的自衛権を行使しようとしているのか、など、法案について本格審議が始まりました。ただ、最初から、11もの戦争法案をわずか80時間の審議で済まそうというシナリオでした。国民にいかに理解してもらうかなど、頭にないのが安倍政権です。憲法に書かれた「国民主権」は完全無視です。

しかし、6月4日の衆院憲法審査会で憲法学者3人が、法案違憲と断言されました。「潮目」が変わりました。多くの憲法学者、元内閣法制局長官、学者・研究者など、6月に入り、続々と戦争法案は違憲だと、戦争法案の撤回を求める声をあげておられます。
世論調査では、調査をするたびに、法案は問題だ、安倍政権は支持しないという人が増えています。

その上、6月25日の自民党若手議員の勉強会での参加議員、講師の百田氏の発言は、安倍政権の本質をさらけだしました。「マスコミを懲らしめる」「沖縄の米軍基地の後から住民が住みついた」などの発言は、憲法にうたわれた報道の自由や国会議員の憲法遵守義務など、憲法のイロハや沖縄の歴史を知らない、驚くべきものでした。
自民党は関係者の処分で乗り切ろうとしましたが、問題発言をした大西議員は、その後も「懲らしめる」発言を繰り返しました。まったく反省していません。おそらく、事の本質がまったく理解できていないのでしょう。このような方が国会議員とは恐ろしいことです。

にもかかわらず、今日、政権与党の自民・公明は、7月半ばに採決すると合意したと報じられています。
「審議時間80時間ありき」で、数のものを言わせて、強行採決で乗り切ろうという魂胆です。

私は戦後生まれです。憲法のおかげで平和を享受してきました。次の世代の人たちに、「戦争する国」を残したくありません。
すべて「お国のため」が優先され、「個人の人権」「環境」「福祉」「医療」などは尊重されない社会、そんな「戦前」にしないよう、民主主義を守るのは、戦後生まれの私たちの責任です。

7月半ばというと、14、15、16日ということでしょうか。私たちに残された時間はあと2週間です。
国会前には駆けつけることはできませんが、高槻・島本でも、同じ思いの人たちが集まって、「違憲立法、絶対反対」の声をあげましょう。
これだけ多くの人が廃案を求めているということを、目に見えるようにしましょう!
7月4日(土)午後5時からの戦争法案廃案を求める高槻・島本市民行進に、ぜひ、ご参加下さい。市役所前集合です。詳しくはコチラ
 

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