働く仲間の'99春闘要求アンケート中間集計(300名分) |
<「春闘を前進させる会」アンケート中間集計より>
■半数がサービス残業、月24時間、7万円に三菱電機の伊丹地域に所在する事業所、製作所で働く労働者で、企業からサービス残業を強いられているという人が、45%にものぼることが明らかになりました。
これは、三菱電機の伊丹の仲間でつくる「春闘を前進させる会」がおこなっている'99春闘要求アンケートで、昨年末から、ハガキ形式で工場門前、社宅などに配布され、99年1月末までの300名から回答されものを中間集計したものです。
それによると、「残業の不払いがある」と答えた人が40%、月平均のサービス残業は24時間、平均額は7万円に達しています。サービス残業が多いのは、研究、開発、設計の専門・技術職です。20〜30時間はふつうで、なかには「100時間で20万円」という回答もかえってきています。
■「業績改善緊急対策」で月平均6万円が減収
また、昨年9月16日から、会社の「業績改善緊急対策」の一環としての裁量企画手当の停止や残業規制などで、「減収になった」と答えた人は56%、「月平均6万円が減収となった」と答えています。
意見の欄には、
●「サービス残業がひどすぎる、実際は不払い60時間以上の月もあった。このままでは、いつか会社に過労死させられそうでとても不安!」(20代・主婦)、
●「毎晩かなりおそくまで仕事をし、土曜日もほとんど出勤、残業代は決められた額しか支払われず、家庭を犠牲にしてのタダ働きの毎日です」(20代・男性)、
●「結婚しようと準備しているが、延期するしかない」(20代・男性)
などの声が寄せられています。