「羅針盤」’99新年号 第119号
発行 日本共産党三菱電機伊丹委員会
「羅針盤」は1985年10月に創刊された日本共産党伊丹委員会の職場新聞です。
「仲間と仲間、職場と家庭を結ぶ連帯のきずな」として月刊紙として発刊されました。
創刊後13年目を迎え、今号で第119号です。
21世紀へ希望のもてる
新しい政治と労働運動の流れを!

三菱電機で働く仲間のみなさん

新年おめでとうございます。

1999年は、戦後最悪の不況、職場では年末一時金や残業手当のカット、パート、派遣労働者の解雇など、リストラ攻撃が激しくなるなかで新春を迎えました。

昨年は参議院選挙で、日本共産党の躍進と兵庫では、自民党の現職にうちかち大沢辰美の議席を、大阪では宮本岳志、京都では西山登紀子の議席を確保させていただくなど、みなさんのご支援に心よりお礼申し上げます。
ご期待に応えられるよう今年も力いっぱいがんばります。

■ リストラの規制、消費税減税、内需拡大経済への転換を

1月の完全失業者は291万人(失業率4.4%)、統計開始以来の最悪の水準が続いています。
日本経済は戦後最悪の不況に陥っており、その出口はもちろん、底さえ見えない状態です。

三菱電機、日立、東芝など電機大企業がすすめる事業の合併や切り捨てなど大リストラ計画は、労働者と家族の雇用と生活をおびやかし、冷え込んだ日本経済に拍車をかけています。

大銀行には60兆円の応援、消費の動向が経済に左右するといわれている国民多数には何の手も打たなかった自民党小渕内閣への追及を強めましょう。
同時に′o営施策の失敗からくる「赤字」を労働者や下請子会社に一方的に押しつけ乗りきろうとする大企業の身勝手な行動を規制し、消費税減税など内需拡大の経済に転換させる年にしようではありませんか。

■ 不況打開のためにも雇用拡大、大幅賃上げを

99年春闘で6302億円という膨大なため込み利益(内部留保)の一部をくずし、雇用の拡大、大幅賃上げ、パート、派遣労働者の賃金の底上げをはじめ、労基法違反のサービス残業を是正させることは、労働者の要求実現だけでなく、消費不況を打開する重要なカギです。

■ 労働者・国民の利益を守る労働運動を

まもなく始まる通常国会では、年金の大改悪をはじめ、労働者の9割が増税となる自民党の「4兆円減税」なるものが計画されています。
自民党の悪政から国民の生活を守るたたかいも九九春闘の重要な課題です。

いまこそ労働組合が、「労働者の利益を守るために生まれた」という初心に立ちかえり、職場の労働者と国民の生活を守るための推進力になることが求められています。

■ 地方政治を国の悪政の防波堤≠ノ

日本共産党は、昨年の中間地方選挙で新たに101議席の議席増をはたし、地方議員数で4,118人となり、自民党をぬいて第一党を堅持しました。
今年はいっせい地方選挙の年。みなさんの利益を守り、国の悪政の防波堤≠ニなるよう全力を尽くす決意です。

日本共産党三菱電機伊丹委員会は、一九九九年が「国民・住民が主人公の新しい政治の流れ」とともに、「労働者と国民の利益を守る労働運動の新たな流れ」が発展する年となるよう、みなさんと力を合わせがんばります。

□不況打開の決め手 消費税を3%にもどして大型減税を
□国民の立場でスジを通し みなさんと力あわせ政治を動かす党

日本共産党


日本共産党三菱電機伊丹委員会 E-Mail:melcojcp@osk3.3web.ne.jp

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