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「本当に身勝手すぎる」「経営層の責任は」
◆職場から怒りの声◆
「経営者が携帯電話の需要の読み間違いしたから、作りすぎたから、受注が減ったからといって、会社を辞めてもらいます。賃金はカットします」ーこんな身勝手なリストラがあるでしょうか。
三菱電機の9月中間連結決算は16億円の黒字。にもかかわらず、半導体事業部を中心に、2200人の人員削減を打ち出し、11月からは同部門の福岡、西条工場など中心に約4500人を対象に一時帰休を実施します。一時帰休は「コスト削減効果とともに社員の危機意識をたかめたいとの狙い」(「日経」)があります。
職場からは、こんな声が…。 「なんで私たちが犠牲にならんといかんのか」、「ことしの3月、半導体は1千億円近くの大幅黒字をあげたばかりやないか。本当に一時帰休が必要なのか」、「経営層の責任はどうなっているんの」、「会社はコスト削減とか、危機意識を共有するためにと、言っているが、どんなに利益があがっても組合員に共有してくれたことはない。本当に身勝手すぎる」と。
★パートも正社員なみに9割の賃金保障を!★
2200円もカットよ、なんで私たちだけが犠牲にならんといかんの?
一時帰休の賃金は正社員で9割、賃金カット分は1500〜2000円/日、パート労働者の賃金は6割で、時間給の4割がカットされます。時給が795円で、7時間勤務の人は2216円/日の賃金カットになります。
パートの人たちからは、「正社員は賃金9割保障なのに、なんで賃金のいちばん低いパートだけが6割なの。同じ仕事をしているのに社員なみに保障してほしい」と切実な声があがっています。
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