車重
前々から気になっていた車重のこと やっと計ることが出来ました
結果から書きますと
ガソリンフルタンク 車載工具なし スペアタイヤ搭載状態で
「1421kg」でした
カタログデータと比較すると
GTB(GTS)
EU仕様 1263kg(1273kg)
US/JPN仕様 1422kg(1435kg)
うちの328は'87GTSのJPNですから
カタログより14kg軽いことになります
思ったより軽量でした
読者の方よりメールにていただいた他仕様の車重は
「89年式328GTS(EC仕様、網付き) 実測 1390kg
87年式328GTS(EC仕様、網無し) 実測1340kg
308FRP、ドライサンプは、燃料満タンで 実測1280Kg」
やはりカタログデータでの162kgの差は無いにしても
同年式のEUとJPNは81kgの差がありました('89が50kg重いのはABSのせいでしょうか?)
それにしてもEU仕様のカタログ値は やっぱり結構サバ読んでます(^.^;
うちの328がカタログ値より軽いのは
バケットシートや ステンマフラー 車載工具の分などが原因かなと思っています
ところで 車重計測はレース現役時代よりお世話になっている
メンテナンスガレージにて フォーミュラカーのコーナーウェイトなどを計るための
4輪別々に重量が計れる精密計測器にて計ったのですが その数値には驚きました
FL 305kg FR 307kg
RL 406kg RR 403kg
びしーっとコーナーウェイトが揃っています ! !
たったフロントで2kg リアで3kgの差です
生産して10年以上経っていて 10万km乗った車とは信じられません ! !
現在 ツーリングレースに出場しているレーシングカーでも
半数以上はもっと狂っていると思われます
(もっともレーシングカーはドライバーが乗った状態で計りますが・・・)
ちなみにドライバー(私)が乗った状態での数値は
FL 335kg FR 320kg
RL 430kg RR 412kg
さすがに左側が重くなります
だれが乗るか分からない市販車ですので これは仕方ないでしょう(^.^;
最近色々な雑誌などで FERRARIについて
作りがいい加減だとか よく言われていますが
パワーチェック時の各エンジンのバラつきの無さや
今回のコーナーウェイトの件など
決して巷で言われるほどいい加減な物ではないと思います
特に328などのラダーフレームの場合 溶接時のひずみなどで
非常に精度が出しにくいはずです
私はFERRARIはとても高い技術力をもって作られていると 今回のことで再認識しました
しかし うちの328がたまたまアタリで コーナーウェイトが揃っているのかもしれません
今後 他の個体でも計らしてもらって 調査していきたいと思います