「降魔戦争」とは太正六〜七年に起こった「降魔」と呼ばれる魔物との戦闘のことをいう。
「降魔戦争」による被害は、日本橋周辺、数万坪の建物、土地、住民など……
陸軍内部の試算で被害総額は数億円におよぶとも言われている。
情報局・史学科の調査によると「降魔」は古く戦国時代にまでその存在が確認できるという。
「降魔」は生物にとりつきその負の感情で成長する魔物である。
「降魔」は下級のものが頭部のみで存在する生物で成長した上級降魔は人型になる。
「降魔戦争」において確認された巨大な魔物は大型の下級降魔と見られている。
なお「降魔戦争」終盤において巨大降魔を地下に退散させしめた独立遊撃隊は……
「対降魔部隊」という呼称で降魔戦争においての殉職者1名、行方不明者1名。後に解散した。
なおこの部隊の指揮官は米田一基陸軍中将である。