大河原検閲官事務所
サクラ大戦誤字チェック

検閲!検閲である!


注、この文章は平成十三年七月二十一日にSEGAサクラ大戦BBSに掲載したものの再録です。


今日も今日とて自分のSSをチェックしては誤字を発見している夢織時代です。
いくつ誤字があるんだあ〜っ。

さて、
一口に誤字といっても二種類に分けられると思います。
単純に打ち間違えている誤字と、間違って憶えている誤字の二通りです。

さすがに間違えて憶えていると、どれだけ見直しても間違いに気づきません(^^;;

私の場合は前者がかなり多いのですが(この間はタイトルミスをぶっかましました)、
白状しますと基本的なサクラ大戦の用語ですらも間違えて覚えていたことが過去に何度もありました。ハイ。
しばらく見かけなかったのですが、最近になってかつての私と同じ様な間違いをしていらっしゃる方をちらほら見かけるようになりました。
これはSSに限らず、様々な書き込みすべてにおいて、です。


で、インターネット上でどんな誤字が使われているか調べてみました。
あるわあるわ。
これは間違えても無理はないなというものから、
いくらなんでもこれはないだろう、ってのまで、
サクラ大戦に関する誤字って結構あります。
それらを調べられる限り並べさせていただきました。

どれくらいの頻度でその単語が使われて、どれくらいの頻度でその単語が間違われているのかの一応の目安として、検索サイトgoogleで検索したヒット件数を併記しておきます。(調査してから少し時間が経ってますので今は違う数字が出ます)
実際には似たようなサイトは省略されたり、サクラ以外の単語を拾ったりすることもあるので、「大体こんなもんか」程度に考えて下さい。

あくまで数値情報として使わせていただいてますので、間違えた方を糾弾するようなものではありません。
なにしろ、誤字で検索した中で私自身のサイトが何度かヒットしてるくらいですから糾弾する資格ナッシングです(汗)
他意はないということの証明代わりに我が身の恥は明記させていただきます。


「この私が貴公ごときと同じ間違いをするとでも思っているのか!ふざけるな!」
……なんて言わずに見て下さい。
実はかなり慣れた方でも気づいていらっしゃらない間違いがあると思います。
全部合っていればそれでいいですし、
もし間違っていたことが解れば、後でこっそりと直しておきましょう(^^;
特に「夢織時代ごときと同レベルになりたくない」なら是非ともご覧下さいませ。
古人曰く「反面教師」


底無しに墓穴を掘った気がしますが、それでは誤字チェックの始まり始まり〜。



タイトル編




正:サクラ大戦(73500)
誤:さくら大戦(4150)サクラ対戦(3150)さくら対戦(271)桜大戦(211)

まずは基本ですね。
サクラ大戦を知っている、というくらいの人は色々と書きやすいみたいですね。
後述の花組対戦コラムスとの関係上、二番目の誤字は解っていてもやってしまう可能性があります。……はい、やったことがあります(^^;
以前このBBSで話題になりましたが、中国語版は「桜花大戦」になるそうですね。

ただし、「さくら大戦」は誤字ではなく意図的に使う場合があります。
「ヒロインをさくらでクリアしたサクラ大戦」の意味があるからです。
同様の使い方として「すみれ大戦」「マリア大戦」「アイリス大戦」「紅蘭大戦」「カンナ大戦」、2では「織姫大戦」「レニ大戦」もありですね。
不思議と3ではあまりこの使い方を見ないように思いますが、私だけでしょうか?


正:花組対戦コラムス(1900)
誤:花組大戦コラムス(100)

今度はサクラ大戦とは「たいせん」が逆になっています。
これは2も一緒。
雑誌でしばしば見ることがあった誤字でもあります。

基礎用語編




正:帝国華撃団(4710)帝国歌劇団(3290)
誤:帝国華劇団(303)帝国華激団(140)帝国歌撃団(46)帝国華檄団(43)
他:帝国過激団(159)帝王歌劇団

一つ目の正答が、戦闘部隊としての「帝撃」であり、
二つ目の正答は、少女歌劇団としての「帝劇」であります。(注、帝劇という場合は大帝国劇場を指す場合もあります)
略では
正:帝劇(13700)帝撃(5780)
誤:帝激(112)帝檄(50)
の通り。

歌劇団の方はほぼそのまんま覚えればいいのですが、
華撃団の撃は……ここは主題歌にのっとって「衝撃の」撃と覚えるといいでしょうか。
え?「光速の」はどうしたかって?
…………(汗)

「帝國華撃団」「帝国華撃團」といった旧字での表記はしばしば公式でもありますのでこれは問題ないのでしょう。

その他に分類した「帝国過激団」というのは、誤字ではなく狙ったパロディとして使うことが多いようです。
この名前を冠した古いファンサイトも存在するくらいですからね。
「帝王歌劇団」か「帝王華撃団」かは忘れましたが、これは天下のセガカラの曲リストで間違えていたという因縁の代物です。


正:巴里華撃団(1580)
誤:巴里歌劇団(170)巴里華激団(64)巴里華劇団(58)巴里歌撃団(10)巴里華檄団(9)

「巴里歌劇団」は存在しません(一回しかクリアしてないので若干自信がありませんが)
ヴォーカルコレクシオンを見てもこの記述はありませんし、3のゲーム内においても、平時の彼女たちはあくまで「シャノワールの踊り子たち」です。
歌劇団が存在せず、華撃団だけがあるということが、良くも悪くも巴里らしいといえるのかもしれません。


歌タイトル編




正:檄!帝国華撃団(1940)
誤:檄!帝国歌劇団(484)激!帝国華撃団(440)

「帝国かげきだん」の違いはやり出すとキリがないので上述参照して下さい(^^;
ここで注意すべきなのはまず一文字目です。
「さんずい」ではなく「きへん」なのです。
……はい、SS版1の発売後一年ほど間違って憶えていました(汗)
辞書を調べてみると、

檄−−自分の主張を述べて同意を求め、行動を促す文書。
激−−程度や勢いのはげしさ・強さが普通ではない意を示す。

だそうです。
檄!という言葉は、歌詞中に語られている「走れ」や「唸れ」、あるいはサクラ大戦という作品の「始まり」そのものを意味しているのではないかと思われます。
それと関係して、ここで歌われているのは「歌劇団」ではなく「華撃団」の方なんですね。
で、このタイトルを略す場合は

正:檄帝(2680)
誤:激帝(980)撃帝(?)

の様になります。
カタカナで「ゲキテイ」というのもありまして、これは厳密にはテレビアニメ版アレンジバージョンを指しますね。



正:夢のつづき(410)(「サクラ」とandで)
誤:夢の続き(248)(「サクラ」とandで)

正:御旗のもとに(1960)(「サクラ」とandで)
誤:御旗の元に(88)御旗の下に(59)(「サクラ」とandで)

二本セットで解説させていただきます。
どちらも、ある程度一般的な単語が使われているのでキーワード「サクラ」と一緒に検索してみた数字を掲載しています。
どちらも漢字で表記できるところを、あえてひらがなを使っているんですよね。
「者」や「物」に対する「もの」という表記がいい例ですが、ひらがなにするとその意味するところが漢字で表記される範囲を超えます。
ここからはまったくの私見なのですが、
単純に見た夢の続きを見るというのではなく、繰り返したりさらに先へ進んだりという広い意味で「つづき」となっているのではないでしょうか。
同様に「御旗のもとに」ですが、この御旗というのは現実の旗のことではなく、人が心で掲げている信念、支えなどを意味するようです。
その下で動く、あるいはそこに集う、といった単純な行動ではなく「もとに」という表記を使ったところに、広井さんの意図が隠されているような気がします。



人名編



正:真宮寺さくら(4730)
誤:神宮寺さくら(192)真宮司さくら(104)新宮寺さくら(78)真宮寺サクラ(77)真行寺さくら(58)真宮寺桜(39)神宮寺桜(14)神宮司さくら(12)新宮寺桜(6)新宮司さくら(2)真宮司桜(2)真行寺桜(1)

さすがは公式のメインヒロインです。誤字の種類も半端じゃありません。
これも「さくら大戦」と同様に、普段それほどサクラ大戦をやり込んでいないけど知ってはいる、で、ヒロインの名前は確かこんなだった、という感じで間違える方が多いみたいです。
もし自分を真宮寺さくらファンだと言うのならば、極力間違えないようにした方がいいでしょう。
「僕は神宮寺桜の大ファンです!」なんて書くと、「アンタファンぢゃないよ」と思われること多分確実です。
もちろん、裏御三家が一つ「真宮寺家」の「真宮寺龍馬」「真宮寺桂」「真宮寺一馬」「真宮寺若菜」さんもみんな「真宮寺」です。


ちょっとここで総括しますと、サクラ大戦において「サクラ」「さくら」「桜」というのは、それぞれ別の意味を持つことになります。
つまり、
「サクラが好き」というと「サクラ大戦ファンです」の意味になり、
「さくらが好き」というと「ヒロイン選択は当然さくらくんです」の意味になり、
「桜が好き」というと「桜はいいなぁ〜♪今七月だけど」の意味になるわけですね。



正:神崎すみれ(3710)
誤:神埼すみれ(98)神崎スミレ(35)神埼スミレ(8)神崎菫(7)
他:神崎つみれ(24)

さくらに比べるとぐっと間違いが少なくなってほっとします。
しかし実はわかりにくい誤字なので注意が必要です。
「つちへん」ではなく「やまへん」なんですね。
もちろん「神崎忠義」「神崎重樹」「神崎雛子」「神崎重工」「神崎蒸気商会」「神崎財閥」などと共通です。
最後の「神崎つみれ」はTVAであった誤植のエピソードですね。



正:イリス・シャトーブリアン(479)
他:アイリス・シャトーブリアン(39)

若干、誤字というには難しいところです。
攻略本でこういう記述があったという話も聞いたことがあります。
イリス・シャトーブリアンが本名で、アイリスは愛称なんですよね。
フルネームを呼ぶときには愛称と混ざらないように「イリス・シャトーブリアン」と呼ぶのが、厳密な使い方らしいです。



正:李紅蘭(3970)
誤:季紅蘭(29)李紅欄(22)李江蘭(1)李○蘭(1)
他:李香蘭(2850)(別のミュージカルが多数含む。「李香蘭 サクラ」では101件)

「季紅蘭」ってのは、初期のビデオブロマイドが思いっ切りこうなっていたらしいです。
でも純粋に間違えてしまうことも結構あるようでして……。
二つ目は花組の名前は全員花の名前から来ている、ということで、「欄」ではなく「蘭」になりますね。
李香蘭、というのはサクラ以外で有名な方がいらっしゃるので単純に比較できませんが、元々紅蘭のモデルになった方がこの名前なんでしたっけ?
え?伏せ字がわからないって?
……ここに表記するのがためらわれる漢字表記、ということでご理解下さい。
最新のドリパスβ版ではついに「こうらん」で一発変換できるようになるそうですね。
よかったよかった。



正:桐島カンナ(2500)
誤:霧島カンナ(41)桐嶋カンナ(17)桐島かんな(16)

済みません、発売後随分経ってから間違えたことがあります……(汗)
元大関霧島の話を打った後に……(大汗)
もちろん、「桐島琢磨」「桐島アイカナ」さんもこの漢字になります。




***********************
ちょっと一息。
実はこういった誤字を盛大にネタに使った作品が存在します。
ドラマCD第二期「国定忠臣蔵」です。
ネタバレになりますがパッケージを見てもわかることなので御容赦を。
要するに、帝劇花組のパチモンが出てきます(^^;

彼女たちの名前が、

「龍」宮寺さくら
「剣」崎すみれ
「ア」リア・タチバナ
「マ」イリス
「礼」紅蘭
「栗」島カンナ


・・・・・・なんともはや。
ネタ集団としてはこれ以上の面々はそうはいません。
剣崎だとトップスタアじゃなくてスーパースターになってしまうというのは有名なお話。

第二期なのになんで織姫とレニのパチモンがいないんだ!
……と突っ込んではいけません。
色々事情があったんです、きっと。多分。

いたとしたら多分
「リレッタ・織姫」
「ルニ・ミルヒシュトラーセ」
なんてのになっていたことでしょう。

*********************





正:レニ・ミルヒシュトラーセ(1410)
誤:レニ・ミルヒシュトラーゼ(72)レニ・ミヒルシュトラーセ(2)(ただしゲーム中での誤字Lipsについて含む)

ゲーム中にLipsでも出てきましたが、間違えると姫様にツッコまれます。
くれぐれもご注意を。
特に最後の濁点の方は結構多いようですね。




正:大神一郎(4720)
誤:犬神一郎(51)大神一朗(32)太神一郎(15)大上一郎(3)

「朗らか」な方ではありません。
この間、この字を逆手に取ったキャラクターがドラゴンマガジン連載で出てきました。
「多神一朗」だそうで。
「犬神一郎」「太神一郎」はわざとの表記もあるようです。



正:エリカ・フォンティーヌ(1130)
誤:エリカ・フォンテーヌ(73)

細かいことを、と言われそうですが、口に出してみるとあまり違いが無いのでつい間違え易くなります。
ところでこの名字って彼女の出生以来の名前なんでしょうかね?
それとも養夫婦のものか……?



正:北大路花火(1550)
誤:北王子花火(3)

これは「きたおうじ」ではなく「きたおおじ」であると覚えておくことになります。
北大路男爵家の出身ということですから、元々京都の北大路界隈に屋敷があったんでしょうか?
一方、八鬼門封魔陣最後の一つは「王子」



正:山崎真之介(239)
誤:山崎真之助(7)山崎新之介(3)

山崎萌萌団No.3として一言。
みなさん、くれぐれも間違われませんように
彼の名前の解説は、当団長によります
http://www3.osk.3web.ne.jp/~jidai/sak/fan/name.htm
を参照して下さい(宣伝)。



正:真宮寺一馬(200)
誤:真宮司一馬(10)神宮寺一馬(8)真宮寺和馬(2)

「真宮寺」の間違いはさくらと同じですね。
彼に限らず、大神一郎、加山雄一、米田一基など、サクラには妙に「一」のついた男性が多いです。
でも山口海軍大臣閣下は、「和豊」です。



正:マルグリット・シャトーブリアン(55)
誤:マルグリッド・シャトーブリアン(2)

綴りを調べてみると、Margare「t」になってます。
ちなみに、太正十二年四月公演「椿姫の夕」ですみれさんが演じた娼婦も「マルグリット」です。
そういうイメージでもあったんでしょうか……。



正:ロベール・シャトーブリアン(35)
誤:ロバート・シャトーブリアン(3)

1から2の間に整形手術をしたという噂もある彼ですが、名前は以前から変わっていません。
これでも欧州経済を裏で色々操ってるすごい方のはず・・です。多分。
実は綴りは「Robert」なので、言語の違いだけなんですけどね。



正:花小路頼恒(81)
他:花小路恒常(3)

ちょっと例外的な話です。
設定資料集の走り書きに「恒常」という表記がされているんですね。
多分、設定段階で変更になったのでしょうけど。
ちなみに「ありつね」さんです。



正:ジュルジュ
誤:ジョルジュ

あまりに一般的過ぎる名前なので検索は省略します……。
シャノワールのバーテンをやっている彼ですが……済みません、私、思いっ切り間違えて覚えていました!
一方、現在シャトーブリアン家の世話になっている(はずの)ドレ三兄弟の次男は「ジョルジュ」です。
ああややこしい。
3で出てくると思ったのになあ、ドレ三兄弟。



正:紅のミロク(147)
誤:紅の弥勒(2)

叉丹以外の黒之巣会死天王の名前はは仏教用語から来ているらしいですが、
さすがに弥勒菩薩の名前をそのまま使うのは避けたのでしょうか。
ちなみに彼女は「細川ミロク」というフルネームを持つ他、
かつて「おミク」の名で吉原にいたのではないかという話もある未だに謎多き女性です。


正:蒼き刹那(140)
誤:青き刹那(18)

黒之巣会死天王勢揃いムービーが耳に残っているせいでしょうか、他の二人より多いですね。
彼の操る魔操機兵「蒼角」と同じ漢字になっています。
これは羅刹も一緒。
刹那というのは一秒よりも遙かに短い時間単位なんだそうですが、小数点二十何位かを示す言葉でもあったような。
小さく素早い、というイメージなんでしょうかね。



正:白銀の羅刹(110)
誤:白銀の羅殺(1)

「羅殺」と「サクラ」を一緒にすると二件ヒットしました。
羅刹というのは、仏教でいう鬼を食らう鬼のことだと民明書房の本に書いてありました(間違い)
羅刹、刹那、ともに「刹」の漢字は一緒ですね。
TVAの終盤では「羅刹那」と呼ばせてもらいましょう。



正:葵叉丹(338)
誤:葵左丹(8)

「黒き叉丹」だと60件しかヒットしません。
後半の印象が強かったこともあり、「葵叉丹」の方が定着しているようですね。
ちなみに叉丹だと1640件ヒット。
「叉」の字が難しいのかも知れません。
「左丹andサクラ」で12件ヒット。



正:水狐(294)
誤:水弧(48)

日本語ページに限定して検索してます。
中国の方である表現みたいですね。
「円弧」ではなくて「キツネ」ですので、「けものへん」です。
幻術を使ったりしますから、サキちゃんは狐というイメージだったのかもしれません。(ファンの方、失礼)
2の設定資料集を見ても女狐、という表現が使われてますね。



正:鈴野十浪(30)
誤:鈴野十郎(5)

「誰それ?」
……と思った方は即刻
http://red-universe.com/
へ向かって下さい♪
小説サクラ大戦前夜にも登場しますが、大正(太正)時代に架空小説を書いた小説家さんです。
字は大神一「郎」とも違っているのでご注意を。

なお、太正浪漫街道新章にも名前が出てくる、有楽町帝撃通信局の二人には
正:長曽我部崇
誤:長宗我部崇
正:大河原一美
誤:大河原和美
……という誤字が……やりました。はい(TT)



正:清流院琴音(179)
誤:清涼院琴音(3)

正:太田斧彦(135)
誤:大田斧彦(12)

正:丘菊之丞(149)
誤:丘菊乃丞(12)岡菊之丞(2)

美の伝道師こと薔薇組三人とも、どこか間違えやすいところがあるようです。
ちなみに太田さんの名前は「よきひこ」ですが、ATOKでも出てきませんでした。
珍しい名前なんでしょうか?これ。



正:巻菱子爵(13)
他:花菱子爵(2)

これも設定資料集のメモ書きである記述です。
ところで、巻菱子爵の父の方は結局名前の設定が無いのでしょうか。
なお、息子は「巻菱洋一郎」くんです。
最近まで知りませんでした……(汗)



正:天笠士郎(58)
誤:天竺士郎(1)

どちらかというと、彼は発音で問題になります。
「あまがさ」ではなくて「あまかさ」なんですね。
でも「あまかさ」ではなかなか変換してくれなかったりします。



その他編



正:黒之巣会(438)
誤:黒の巣会(40)黒乃巣会(39)黒ノ巣会(22)クロノス会(21)
他:蜘蛛之巣会(5)

「之」ってのは表記が色々あるからややこしいですね。
クロノス会……って、それは確かに元ネタはそうでしょうけど、それを書いちゃおしまいですね。
蜘蛛之巣会というのはパロディで使えますし、有楽町帝撃通信局で長曽我部さんが間違えて言ったというエピソードもあったりします。



正:黒之巣会死天王(48)黒之巣死天王(38)
誤:黒之巣会四天王(7)黒之巣四天王(12)

我が身の恥です、はい。
このチェックをしていて、自分のサイト内に間違いみつけました。
四天王だと本当にそのまま仏教用語になってしまいますね。
某○塾三号生もこっちでしたっけ?



正:五行衆(158)
誤:五行集(8)

うーん、「衆」の方がより特定された意味を持っているんでしょうか。
ネク□ス七人衆なんてのもいましたし。



正:桜華絢爛(890)
誤:桜花絢爛(285)(ただしこの名前を使った同人誌複数あり)
他:サクラ&豪華絢爛(313)

桜華絢爛はOVA第一期シリーズのタイトルですね。
こちらは「華」の字が使われています。
なお、OVA第二期シリーズ及び小説シリーズは「轟華絢爛」で1440件です。
正しい日本語は「豪華絢爛」ですので、辞書登録の際はご注意を。



正:桜花放神(215)
誤:桜華放神(9)

正:(破邪剣征桜花爛漫(25))
誤:桜花爛満(7)

さくらと一馬の必殺技ですね。
「桜花霧翔」「桜花天舞」「桜花乱舞」もあるんですが、くどいのでさすがに省略。
桜華絢爛と違って、こちらは基本的に「花」なんですね。
はい……私、思いっ切り間違えて憶えておりました。
なお、「桜花爛満」というのはソフトバンク版攻略本で誤植になっています。
参考にされる際はご注意下さい。
「桜花爛漫」だけだともう一般単語になってしまうので検索結果はパスします。



正:破邪剣征(315)
誤:破邪剣聖(27)破邪剣正(8)破邪剣制(5)

同じくさくらと一馬の必殺技の、冒頭のかけ声から。
これって現実の北辰一刀流にあるわけではないですよね。
つい最近教えていただいたのですが、もとネタは仏教に関するかけ声だとか。
そういえば真宮「寺」なんですよねえ。
なおこれも余談ですが、1のころの裏御三家は「真宮寺」「花巻」「緒方」でしたが
2では変更になって「真宮寺」「藤堂」「隼人」になってます。
緒方さんの名前を見たとき、織姫も裏御三家の末裔だと思った方、はぁ〜い(--;/



正:神崎風塵流(250)
誤:神埼風塵流(17)神崎風神流(7)

すみれさんの長刀の流派です。「神崎」の誤字は上述の通り。
風だけでなく塵というあたりに、風塵流の動きを表現するものがあるんでしょうか。
炎を駆使する必殺技ですから、風神では当てはまらないのかもしれません。
余談ですが、神崎風塵流においては「薙刀」とは表記せずに「長刀」と書くのが正しいそうです(参考文献サクラ大戦前夜)。



正:魔操機兵(208)
他:魔装機兵(75)(某スパ□ボを多数含む、「魔装機兵 サクラ」では38件)

白状します。二年くらい間違えて憶えてました。
原因はもちろん、有名な某アレのためです。
「兵」ではなくて「神」で憶えている方も中にはいらっしゃるのでは?
脇侍は怨霊子機関で動いていますし、幹部機は霊子機関か霊子核機関を妖力で動かしているというわけですから、
「魔の力で操られた機械兵」ってことですね。



正:ヴァックストゥーム計画(48)
誤:ヴァックストーム計画(12)

超人兵士の誕生を目的として欧州大戦中のドイツで行われた非人間的計画。
発音を日本語でより正確に表そうとするとこうなるみたいですね。
ただ不思議と、この単語は「帝撃グラフ」の用語集に載っていなかったりします。
そのかわりに「ブルーメンブラット」の名前が登場。
……どこかで設定変わったんでしょうか?
ちなみに、「ブルーメンブラット」が17件、「ブルーメンブラッド」が10件。
帝撃グラフでは「ト」なんですが、最新の小説轟華絢爛は「ド」
はて、どっちなんでしょ?
追記……ドイツ語を考えると「ト」が正しいようです。
螢ジローさん、ありがとうございました♪


正:太正
誤:大正

ある意味では基本中の基本ですね。
サクラ大戦の太正時代は、我々の世界の大正時代と似ているけれど、どこか違う。
架空の……しかし、間近に感じられる世界です。
現実の世界ではこの後に昭和となり、戦争の時代へと突入しますが……
広井さんらが仰るには「終わり無き太正時代」だそうですね。
永遠ではないにしても、十五年で終わることなく浪漫の時代がなおも続いていくのでしょう。
……これでサクラ4のオープニングが「太正終わる」だったら泣きます。本気で。



正:明冶
誤:明治

太正とは逆に、「点」が一つ減って「さんずい」が「にすい」になっています。
1の第八話の舞台となるのも「明冶神宮」です。
この漢字、最初は出すのにかなり苦労させられました。
PCでは「やきん」と打って「冶金」と出すことが出来ますが……
これ、DPで出るんでしょうか……?
ちなみに「明治」と「明冶」の開始、終了年は共通です。
「太正」と「明冶」の二つをビジネス文書を打つパソコンに登録させる場合はくれぐれもご注意を(^^;;



慶長?慶応?

「明冶」のすぐ前の年号については、サクラ大戦前夜を読んでも記述を発見できませんでした。
こちらの世界では「明治」の前が「慶応」「元治」「文久」……となっています。
ここまでの全年号について字を変えるわけにもいきませんから、「明冶」以前は共通かな?
と思ったのですが、一応それらしい記述がOVA桜華絢爛ファンブック上巻(ソフトバンク刊)P40に出てきます。
これを見てみると「文久」は共通なのですが、「慶長」となっています。
でも、これはさすがに首をひねらねばなりません。
「慶長」ってのは1596年から1615年にかけてこちらの世界で存在する年号なんですから。
……おお、天海様が生きていらっしゃった時期ではないですか(よろこんでどーする)。
「寛永」「天正」なんかは共通らしいので、ますます怪しい。

人様のことを言えた立場ではありませんが、これはどうも誤植っぽい気がする、とまとめさせていただきます。



正:総司令、副司令、作戦指令室
誤:総指令、副指令、作戦司令室

おまけっぽいですが、これも私が過去にやったことのあるミスです。
「指令」とは指図あるいは命令することそのものを意味し、
「司令」とは指揮することだけでなくその役柄や人を意味するそうです。
よって、司令室だと司令官のいる部屋ということになり、
指令室だと命令を下す部屋って意味になりますね。
帝劇には支配人室があるので司令室はない、ということです。

あとがき
いかがでしたでしょうか。
普通の文章における表記が間違えてあったとしても、単に不注意、あるいは教養の無さをさらけだすだけで済みます。
……イヤですが。

ですが、サクラ大戦の基本的用語を間違えると、ファンとしての程度を疑われます。
特に人物名を間違えるとそれだけでは済みません。
その人物への冒涜、あるいはその人物のファンへの冒涜ともなりかねません(はい……経験があります)
現実世界でも名前間違えられたら嫌ですよね。
それと同じことです。

SSに限らす、文章をここにアップするときは、やはり一度は見直した方がいいです。
どんな説得力のある考察でも、どんなに笑えるネタでも、どんなに感動できるSSでも、
誤字一つで台無しになってしまうことがあります。
そこまでの内容が無いのならもっとです。
私は自分でSSをアップするとき最低三回は見直すようにしていますがそれでも全ての誤字を発見することは出来ず、あとで教えていただいてやっと気づくこともあります(もっとも、私の場合はいくらなんでも誤字が多すぎなんですが)
特にこのBBSのシステム上、親ツリーのタイトルは修正が不可能です。

みなさん、くれぐれもご注意下さいませ。
この阿呆な企画がお役に立てれば幸いです。


さて、単語を一つ一つIMEに登録させるのもめんどくさいなあ……とお考えの方も多いと思います。
実際、サクラ大戦の関連用語を挙げていくとホントに洒落になりません。
えーえ、私、途中で投げました。

それでしたら一挙にやってしまいましょう。
りっぷさんのサイト「SternenLicht」
http://homepage2.nifty.com/~lip/
のLibraryにおきまして、りっぷさん御自身が作成された
EGBRIDGE、ことえり(いずれもMac用)、MS-IME(Windows用)の辞書ファイルが公開されています。
現在私も使わせていただいてますが、3用語はおろかスタッフから浪漫街道新章までカバーしているというとんでもない辞書で、非常に便利です。


ドリパスの場合は……これはもうSEGA様に向かってお願いして下さい。
実現するまでは、このツリーの内容を頭に刻み込んでおいて下さいね。




他にもこんな誤字を見かけた(あるいはやった)ことがあるぞー!
ってのがありましたら、このツリーに追加してみて下さい。



それでは皆様、よきBBSライフを。
夢織でした。



レスを下さった皆様、ありがとうございました。



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