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last update 12 December 1998

 ■猫本(英語著作)


◆Paddy Cutts, CARING FOR YOUR CAT, NewYork: Smith Mark,1994. ISBN0-8317-1302-X 価格不明。

 エジプト時代にさかのぼる(と言われる)家猫の起源と歴史、野生猫、猫の活動などを豊富な写真を使って解説。また、猫との暮らしに必要な「家具」類(猫トイレ・食器・首輪・キャリングケージなど)も写真つきで紹介。題名にある「世話」については、主に猫が病気になった時はどうすればよいか・普段の手入れについてのアドバイスを、写真つきで書いてあります。さらに、戸外だけでなく家の中でも猫が遭う危険についても注意を促し、一緒に暮らす人間がどのようなことに気をつけ、対処すればよいかについても詳しく書かれています。大判ですが、豊富な写真(200以上)のある解説(全127ページ)が嬉しい一冊です。毛皮のための「猫取り」が日本だけではないことも、この本によって初めて知りました。


◆Terri McGinnis, D.V.M., THE WELL CAT BOOK: The classic comprehensive handbook of Cat care, Randam house New York, 1975, 1993. ISBN0-679-77000-3 U.S.A.$15.00

 20年以上の獣医経験をもつDr. Terri McGinnisが執筆。かかりつけの獣医師が健康状態について何を言っているかを理解する手助け・家庭で治療できる病気についてはその方法と予防法・病気が深刻で専門家による治療が必要な場合には獣医師の治療を手助けすることを執筆の目的としています。獣医に行くのをやめるかわりに本書を横におくのではなく、治療に補足するものとして利用されるように、と。病気の兆候インデックス(p.305)や、総目次(p.313)があるため、特定の病気について参照することができます。家庭で猫の健康状態をよりよくするには解剖学と生理機能の基礎知識があればなおいいとの考えから、猫の身体の外観とその中(骨の構造)がイラストで示されています(これがなかなか面白いのです)。「よい」獣医を見分けるポイントと「よい」依頼人となる必要な事柄も指摘されています。「よい」獣医の条件の一つとして、時間に余裕がないときもあるかもしれないけれど、基本的には、詳しくわかりやすい説明をすること。「よい」顧客になるには獣医との信頼関係はもちろんだが、獣医とうまくいかなくても、治療は決してやめないこと(p303)、だそうです。

 
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