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 公開日 :2000年 7月 20日
 

シャコタン

【イメージ】

免許をとってまもなくから22〜23歳のオトコのこが喜んで乗るクルマ。爆音がなって、ものすごいスピードがでて、やっぱり形はいわゆるスポーツカー。


【ちょっと違うかも】

‥と思ったのは、今日届いていたJAF MATE 2000年8.9月の投稿「ユニーク標識・看板展覧会」(46頁)を見たとき。埼玉県の方の看板投稿写真。そこには、

「お願い 工事中に付き シャコタン車は通行ご遠慮下さい」

と書かれてる。で、投稿者の方のコメントが「シャコタン車にも、細かい心配りです。今はこの工事も終わり、シャコタン車も通れる道になってます。」

‥ということは、車高を下げている車のこと??


【さらに発見】

「車高短」という漢字。

Thanks!< Joeさん日記 (7/5)。

 

【真相は】

フメイ。どなたかご存じでしたら
メールBBSで教えてくださいー。

‥で、得られた情報(^_^)v
Special Thanks! > Ichikawaさん

【意味】

シャコタンは、車高短といい、たぶんこれが語源だと思われます。この字の通り、
バネショックアブソーバーを変更して、車高を落としている車のことです。(略)いわゆる白い目で見られるようなシャコタン車とは、セルシオとか、シーマをベタベタに車高を落として派手なエアロパーツを付けて、爆音マフラーで、騒音まき散らしながら走ってる車。今はこういう車を「VIPカー」と呼んでいます‥(略)‥。もっとも、ホントのVIPカーとは、トヨタのセンチュリーや日産のプレジデント等のことで、だいたいVIPは自分で運転したりしないし、あんなベタベタの車高で乗り心地の悪い車などには、絶対に乗ったりしません。


【 車高を下げる本当の意味】


車高の高い車(例えば1BOXのエスティマやオデッセイ)は、カーブを曲がるとき大きく外側に傾きますよね(ロールが大きいという事)。ロールが大きいのは仕方のないことで、もし全く傾かない足周りにしてしまうと、車高の高い車はそのまま横転してしまいます。これは
サスペンションが柔らかいのも関係有るのですが、一番の問題は重心が高いと言うことです。重心が高いとコーナリングの時に大きく傾き、安定して曲がっていけないのです(重心は低ければ低い程良い、スバルの水平対向エンジンはこれを売りにしています。)。そこで重心を下げてやるために車高を下げるサスペンションキットの登場というわけです。とまあこれが車高を下げるホントの意味です。


さらに情報を戴きました!
Special Thanks! > 齋藤さん (2004.1.2掲載)


【語源】

シャコタンの真の語源は、『車高ダウン』がナマった結果のものであります。

これは1970年代初頭、いわゆる暴走族中心に自分のクルマを目立たせたい、あるいはツッパリ(死語)がクルマ転がしてんだぞ!ど〜だスゲぇだろと自己主張する目的の必須アイテムとして流行したドレスアップの潮流のひとつです。

車高を落とす、すなわち『ダウン』させるというのがそもそもの呼び方の始まりであり、当時は、『オレのクルマ、こないだ車高ダウンさせたんだよ』といった使い方をしていました。

『車高短』というコトバは、あとからのアテ字といって良いでしょう。


【シャコタン車が流行った当時の状況】

あの頃は、とにかく低く仕上げたクルマが勝ち!という時代でした。夜暗いとろでもその低さをアピールできるようにと、バンパーの下に『ホタル灯』(現在もあるのかな?)なる一定間隔で点滅する極小ランプを路面すれすれに取り付け、低さをアピールしていました。よって当時は、コーナリング時の操縦安定性などを目指した、技術志向を目的としたものではなかったと言えるでしょう。





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