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公開日 :2000年 6月 23日
 


クルマの構造--(1)タイヤと車体との関係

 



私のゴルちゃんの助手席に乗ってしまった(笑)男性たちは、たいてい「サスペンション」について、まずは語りだします。私の頭を駆けめぐる疑問符。そうなると、もう止まらない解説の嵐。

車の構造って、こうまでもヒトの情熱を呼びおこすものなのか‥。
嵐をかぶっても理解できなかったけど、私も(ちゃんと)知りたい〜。
※ 【貰っちゃえ!】としたコーナーはワタシの疑問を先に知って、ワタシ程度にも理解できるように、と配慮して頂いた解説からの抜粋です(ほとんど丸写しだけど、強調車体はワタシ (^_^;))。 Much thanks!!< Ichikawaさん



サスペンション 

 

 

【言葉の意味】
  1. リーダーズ・プラス(研究社)

    名詞 suspension

    1 つるすこと、吊り下げる支柱、吊り下げた[かけた]もの。《自動車・電車などの》 懸架装置、サスペンション。【電】 《電気の通る部分を吊るための》 吊り線。
    2 浮遊、浮漂。未決(定)、宙ぶらりん。【理】 浮遊(状態)。【化】 懸濁(液)。《液体・気体中の》 浮遊物。【地】 浮流 《岩屑が浮遊しながら流れる; cf. →SALTATION》
    3 停職、停学、停権、中止。《法律などの一時的な》 停止、不通。支払い停止、破産。 《頭字などによる》 略語。【カト】 聖職停止。【楽】 掛留(音)。

  2. 大辞林(三省堂)

    自動車で、車体の懸架装置。路面からの振動が車室に伝わるのを防ぐ。

‥以上より、分かること。
「大辞林が偉大」だってこと。カバー範囲、意外と広いです、この辞書。


【助手席のヒトが、乗り込んだ途端に語りだすこと】

「ゴルフを含めてドイツ車は、サスペンションが硬い
「平地での乗り心地」が、国産車で同じくらいの値段で買える車よか「悪い」。
その割には、この車はマシ。

‥と、ほかにもいろいろ続くけど、これはヒトによって違うので(略)。


【ヒトから聞いて分かったこと】

サスペンションの堅さ、柔らかさ、等々は、この単語だけでは心から理解できない、ということ。これを理解するには、どーも、タイヤと車体をつなぐものであるところの、「
スプリング」と「ショックアブゾーバー」を理解せねば、イカンようである。‥ということで、それぞれの項目に行ってみよう!(めんどくさいヒトは*こちら*へ)o(^-^)o


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スプリング

【部品】

車用品を売っているお店で、くるくる回ったバネを売っているのを見かけたことがないでしょうか?あれが、「スプリング」と言われるものです。洗車のときに、タイヤの上をのぞき込むと見ることができます。さわれるし。しかし、あれを換えよう!とはまだ思わないけど・・・。


【貰っちゃえ!】

ワタシのためにカスタマイズしてくださった、懇切丁寧な解説。埋もれさせておくのは勿体ない!ので、こちらに記載させて頂いています。
Thanks!! < Ichikawaさん


「これが硬いとだいたいの人は乗り心地が悪くなった等と言うと思います。柔らかいとまただいたいの人は、乗り心地がよいと言うと思います。

ただ単純に柔らかいというのでは、カーブを曲がったりするときに車体が傾きすぎたりして、非常に不安定になってしまいます。

逆に硬すぎるのもカーブなどで安定はしますが、道路は平坦な所ばかりではないし、バネが柔らかいことによって、路面からのショックを吸収しているので、硬すぎるのもまたいけないんです。

ただ硬い方がやはりスピードを出してカーブを曲がるときに安定するのでGTI等のいわゆるスポーツモデルは、CLI、GLIなどに比べて少し硬いバネが使われています。」

のことです。なんとなく分かる〜!

自分が眠る「ベッド」を想像してもよく分かる。柔らかいのは身体が沈み込んでいって、なんとなく眠りよさそうに思えるけれど、特に、腰の骨に負担がかかってしまい、本当は身体に悪いのだそうです。

さらに、頂きもの(^_^)v
thanks! < hamanaさん

□スプリングの働き
 =車の姿勢を制御する

走っているとき車にはローリング(一般的にロールと言っている)、ピッチング、バウンシングという外力が加わっています。この外力に対して車の姿勢を制御するのがスプリングの働きです。

ローリング
⇒ コーナリング時に遠心力によって右または左に沈み込む現象。

ピッチング
⇒ 加速時や減速時に車が前のめりになったり、尻さがりになったりする 現象。

バウンシング
⇒ 車が上下に連続的に動く現象。

例えばブレーキをかけると、フロントに荷重が移動します。そしてスプリングはその 荷重に見合った分だけ縮みます。(一般的にはこの現象をノーズダイブと言っていま すね)

そして荷重の大きさとスプリングの強さのバランスがとれたところから伸び始めて (荷重を押し戻して)車を静止状態まで戻そうとします。これが車の姿勢を制御すると いうことです。

 

上のichikawaさんの説明にあった「乗り心地が硬い」ということの説明ですが、

◆硬い(強い力を持った)スプリングを装着すると、
大きな力に対しては有効に働きます (例えば段差を乗り越えたときなどのドンッといったショック)

しかし
小さな力ではスプリングは縮まず、振動がそのまま伝わり、コツコツといった 振動を感じます。この状態のことを「乗り心地が硬い」と言い表し、「乗り心地が悪い」というように 感じる人もいます。

◆柔らかい(弱い力を持った)スプリングを装着すると、
小さな力でも有効に働いてくれ ますから「乗り心地が柔らかい」となり、「乗り心地が良い」というように感じる 人もいます。



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ショックアブソーバー


【言葉の意味】

単語 shock absorber
意味 《機械・自動車・飛行機の》緩衝器[装置], ショックアブソーバー(=chocker)


【貰っちゃえ!】

ワタシのためにカスタマイズしてくださった、懇切丁寧な解説。埋もれさせておくのは勿体ない!ので、こちらに記載させて頂いています。
>Thanks!! < Ichikawaさん

□ 働き

「バネだけだといつまでもボヨンボヨンとしてしまうので、ショックアブソーバーの出番となるわけです。

ボヨンボヨンするのは、指でバネを縮めて離すとビヨヨ〜ンとなるので分かると思います。このビヨヨ〜ンとなるのを止めるには、バネの動きを何かで制限してやる必要があります、これをするのがショックアブソーバーと言うわけです。」


□ 構造

「一般的には筒の中にオイルが入っていて、その筒の中をいくつかの穴のあいた円盤が行ったり来たりする構造になっています。

お風呂のお湯をかき混ぜる棒を、お湯の中を動かすと力がいることを考えてもらうと分かるように少し動きを制限する働きがあるわけです。

そして、かき混ぜる棒を早く動かそうとすると大きな力がいるのに対して、ゆっくりだとそれほど大きな力を掛ける必要がありません。

このことから、工事中の道路の段差があるところで速いスピードのまま段差を越えようとすると大きな衝撃があるのに対し、ゆっくりだとその衝撃が少し和らげられるわけです。


□ 種類

「ショックアブソーバーにも硬い物と柔らかい物があります。
硬い物はバネの動きを制限する働きが大きいので、やはりスポーツタイプの車に多いです。柔らかい物は、一般的に乗り心地重視のセダンなどに使われています。

硬い物はコツコツとした乗り心地になるようです。柔らかすぎる物は古びたタクシーのようにとにかく「ふわんふわん」となってしまいます。これは、ショックアブソーバーがバネの動きを制限していつまでも「ふわふわ」するのを防いでいるのですが、
走行距離が多くなってくるとだんだんとショックアブソーバーが、動きを制限する力が弱くなってくるためです。


【三つをまとめて】

タイヤとボディは、このように
スプリングショックアブソーバーで繋いでいて、これらとその他の様々なものをまとめて、サスペンションが硬いとか、柔らかいとかまとめて言われているように思うのでした。(たぶん、これで合っている、と思う)


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