いきいき日誌

 

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12月21日 (木)   原発廃炉に!

午後から反原発自治体議員・市民連盟関西ブロックの運営委員会でした。
広島高裁の伊方3号炉の差止め決定の評価や、全国の反原発運動の状況を共有しながら、今後の取組みなどについて話し合い、新たな取り組みを始めることも決まりました。

明日は関電の取締役会で、大飯原発1号、2号機の廃炉が決まるようです。
安全対策にお金がかかるためとのことですが、今、動いている原発の核燃廃棄物の処理にどれだけお金がかかるのか、まったくわかっていません。
次の世代に放射能汚染の危険を残すわけにはいきません。
全ての原発を廃炉に!で、がんばります。


12月20日 (水)   市議会傍聴

久々に市議会傍聴へ。7人の方の一般質問を聞きました。

特に知りたかったのは、市営バス高齢者無料乗車証制度についてと、移動図書館きぼう号の今後についてでした。

市営バス高齢者無料乗車証制度について質問されたのは、木本祐議員(維新の会)です。
ご自身はどうすべきだと思っておられるのか、なかなか言われなかったのですが、結局は今の制度を見直して、受益者負担にすべきということのようです。
しかし、市バス無料パスと高槻駅前周辺のにぎわいとの関係については、ひとこともふれられませんでした。
かって中心市街地活性化施策の講演で高槻にこられた講師の方が、駅前の商店街のにぎやかさに、驚かれていました。
選挙で応援に来て下さる他自治体の議員の方々も、たいがい、活況を呈する商店街に驚かれます。
このにぎわいは、無料パスと関係があると、私は考えています。
対象者も多く、長く親しまれている制度であり、慎重に対応していく旨の答弁でしたが、福祉施策として、また商店街活性化にも寄与している、これほど素晴らしいものはないのではないでしょうか。
ぜひ、継続していただきたいです!

移動図書館「きぼう号」の再開を求めては、高木りゅうた議員と宮本雄一郎議員が質問されました。
しかし、再開するという確たる答弁はなく、代わってまちごと図書館を展開していくような答弁で、廃止ありきの感がいなめませんでした。
図書館の自由に関する宣言の趣旨に基づき、図書館にアクセスできる権利は公平でなければなりません。
市民の図書館へのアクセスが、これまで通りにできるよう、「きぼう号」の再開を待ち望んでおられる方も多いに違いありません。

今回の場合、今年度、きぼう号の業務委託を引受ける業者が価格の面でおられず、休止になっているのですが、それがどうしてきぼう号廃止で、まちごと図書館なのか、その理由がまったくわかりません。
計画行政ではなく、行き当たりばったりの感がします。

まちごと子ども図書館は聞いたことがありますが、市が新たに展開しようとしているまちごと図書館とはどういうものか、議場でのやり取りから、図書館協議会で説明されているようなので、議会終了後、行政情報コーナーに行きました。
図書館協議会の資料を読もうとしたところ、図書館協議会のファイルがありませんでした。
係の方に連絡して、無いことを確認、揃えていただくようにお願いしました。
耐震工事の関係で、コーナーが狭くなり、古い資料を整理されたようですが、情報公開条例第23条(情報提供の推進)、24条(会議の公開)に基づき、附属機関等の議事録や資料は、きちんと揃えておくべきではないでしょうか。

第4次高槻市総合計画(2001年度〜2010年度)は「心ふれあう水とみどりの生活・文化都市 さわやか未来ふるさと高槻」とうたっていました。
現在の第5次高槻市総合計画(2011年度〜2020年度)はこの文言がなくなり、効率よく着実に魅力あるまとづくりを進めるという「高槻市総合戦略プラン」となっています。
この目次をみても「文化」という言葉がありません。
「総合戦略プラン」ができたあたりから、まちのめざすべき像「心ふれあう水とみどりの生活・文化都市」が失われつつあるように思えてなりません。


12月19日 (火)   3000万人署名

毎月19日は「怒りの行動の日」です。
2015年9月19日、安保法制(戦争法)の強行成立を忘れない!と、全国各地で19日行動が行われています。
高槻では、戦争させない!高槻・島本実行委員会の呼びかけで、午後2時からJR高槻駅南陸橋で、「安倍9条改憲NO!3000万人署名」を集めました。
参加者75人、集めた署名は85筆でした。

私もチラシを渡すのではなく、今日は声をかけて署名をお願いしました。
1時間に集めることができたのは4人でした。
「もうしましたよ」「先にあそこでしました」という方もけっこうおられ、そんな時は「ありがとうございました!」とお礼を言っています。
以前は、ある宗教団体の方と20分くらい話したことがあります。
同じ思いの方と話すのも大事ですが、違う考えの方と話すのも勉強になります。
14人も集められた方もおられ、ノウハウを伝授してもらわなくては!
1月通常国会で、自民党がどのような案をだすのかわかりませんが、9条改憲発議させないよう、3000万人署名、がんばります!


12月18日 (月)   リニア談合

今日、東京地検特捜部と公正取引委員会は、リニア中央新幹線工事に関し、独禁法違反の疑いで鹿島、清水建設を家宅捜査しました。
残る大手ゼネコン2社の大林組、大成建設にも近く捜索が行われるとのことです。
工事費は9兆円と言われており、すさまじい大手4社の談合です。

リニアの東京―大阪間開業を8年前倒しすることを決めたのは安倍首相です。
昨年7月の参院選後に経済対策としてうちだしたもので、財政投融資資金を投入することから、民間企業の活動ではなく、「国家プロジェクト」となりました。

当時の報道によれば、開業を早めたのは大阪圏経済界のロビー活動があった、おおさか維新の会が動いたとも報じられていました。

12月5日には、東京地検特捜部は、スーパーコンピュータの開発をめぐり、補助金の不正受給でベンチャー企業ペジー社の2名を逮捕しています。
ペジー社の顧問の山口敬之氏は、安倍首相や麻生財務大臣とも関係があり、これは、森友、加計に次ぐ、第3の事件になるのではと言われています。

相次ぐ不正事件、東京地検特捜部の動きに期待するとともに、1月から始まる国会で、立憲野党が協力して、徹底解明をしていただきたいです。
税金が不正に使われているのですから、私たちも、もっともっと怒ろう!
税金をくいものにして、どこかでほくそ笑んでいる人たちがいる!許せない!!!


12月17日 (日)   安倍9条改憲NO!

「安倍9条改憲NO!憲法生かす全国統一署名」が行われています。
5月末めざし、3000万人目標です。
ネット署名もできますので、ぜひ、ご協力お願いします!
19日は、全国で統一行動です。
高槻では午後2時からJR高槻駅南陸橋で行います!

久々に休息、ゆっくり資料整理をしました。
カレンダーをよく見ると、2017年もあとわずか。
光陰矢のごとし、1年がたつのは何と早いことか!
安倍政権のおかげで忙しくなるばかりですが、9条改憲はなんとしても許さない!!!


12月16日 (土)   市民と野党の共闘

午後1時半から住まい情報センター(天六)で開かれた「市民と野党の共闘を発展させよう!〜2017衆院選挙を振り返る〜」に参加しました。
主催は、「みんなで選挙☆ミナセン」と、「野党統一候補の実現をめざす大阪アピール」です。

基調報告の後、6党(立憲民主・共産・社民・自由・新社会・緑)の挨拶があり、府内の5つの団体(4区、8区、9区、10区、16区)からの報告がありました。

休憩のあと、14区や15区からの報告、提案など、市民と野党の共闘で政治を私たちの手に取り戻そうという熱い意見が続きました。

私も、市民連合高槻・島本として大阪10区の報告をさせていただきました。
ただ、私たちが何をどのように考え、取り組んできたのか、7分というのはちょっと厳しかったです。
他地域の状況も聞かせていただき、学ぶことが多々あり、次の私たちの活動に生かしていこうと思います。
また、府内のネットワーク化の提案もありました。
9条改憲NO!、立憲主義を取り戻すために、それぞれの経験の交流を、私も願っています。


12月15日 (金)   大阪人権博物館

午後から大阪市内にあるリバティ大阪(大阪人権博物館)へ、「日本国憲法展」と「夜間中学生」を見てきました。

「憲法展」はあすわか大阪(明日の自由を守る若手弁護士の会大阪支部)が作成されたもので、とても分かりやすい展示でした。
憲法とは、日本国憲法制定の経過、憲法の3原則の平和主義、基本的人権の尊重、国民主権の説明も平易な言葉で書かれていて、学校教育で憲法について、もっともっと時間をかけて学んでほしいと思いました。

「夜間中学生」は、前川喜平さんが講演会で紹介されて初めて知りました。
ボランティアの方が、案内して下さって、こちらもとてもよく理解できました。
夜間中学開設の歴史や現状、生徒の皆さんの作品が並んでいましたが、字が読めず、学校の授業についていけず、不良扱いされ続けた生徒さんの作文の、先生への激しい言葉、心の叫びに、胸が熱くなりました。

説明して下さった方が「行政は自分たちが動かないと、腰を上げない」「自分たちが動いたから開設できた」と何度も言われました。
憲法で保障された教育を受ける権利が奪われている現実に対し、前川さんは一市民としてボランティアで取り組んでおられます。
現憲法で書かれた3原則を暮らしの中で生かしていけるよう、私もがんばろう!

リバティ大阪は、廃校になる大阪市立栄小学校の建物の一部を使って、1983年に開館しました。
日本で唯一の人権に関する博物館ですが、大阪府、大阪市の補助金もあり、運営できていました。
しかし、維新府政、維新市政になり、補助金は打ち切られ、その上、大阪市は、建物を取り壊し、更地にして大阪市に返せと、要求してきました。
儲からない事業には協力しない、基本的人権の保障に力を入れない維新の方針で、現在、係争中です。
人権にかかわる常設展示も充実しています。
ぜひ一度、行ってみてください。
ただし、最寄りの駅は環状線「芦原橋」ですが、快速はとまりませんので、ご注意を!
今日、私は失敗しました(涙)。


12月14日 (木)   一般質問

高槻市議会は12月定例会が開かれています。
前半の市長提案議案の、本会議&委員会の審議が終わり、来週19日(火)、20日(水)は議案採決とともに一般質問が行われます。
市議会ホームページには、一般質問をする議員名と質問項目が掲載されました。
今議会の一般質問者は19名、図書館行政について質問される方が多いようです。
移動図書館「きぼう号」が今年度、委託業者と価格が折り合わず、契約できなかったため、動いていません。
来年度はどのようになるのか、この件についての質問が多いのでしょうか。
「高槻の移動図書館再開をもとめる会」のフェイスブックを読ませていただき、「きぼう号」の廃止もありうるようで、愕然としています。
行政サービスコーナーも廃止されていますし、市民サービス低下がここまで進むとは(怒)!


昨日、四国電力伊方原発3号炉の運転停止を求めた仮処分申請で、広島高裁は、差止めを認める決定を出しました。
新規制基準は合理的だが、阿蘇の噴火の影響は少ないとはいえないという理由です。
ただし、本訴の結論が違うかもしれないので、来年9月30日まで動かしてはならいと期限を区切った決定です。
高裁が原発の運転差止めを認めるのは始めてのこと、うれしいです!
でも、新規制基準は合理的としたことには納得がいきません。
また期限が区切られているのも、心配なことです。
それでも大きな前進と受け止め、若狭、瀬戸内、そして全国のすべての原発廃炉めざして、がんばろう!

それにしても、広島高裁から飛び出てこられた河合弁護士のピンクのジャケットにびっくり仰天。
河合弁護士いわく「勝負服」だそうで、議員だけでなく、弁護士にも「勝負服」があるのを初めて知りました。


12月13日 (水)   前川喜平さん

夕方から京都へ、前川喜平さん講演会「これからの日本、これからの教育」に参加しました。
会場はJR京都駅スグのキャンパスプラザ、会場は超満員で、ビデオ映像で見る部屋も設けられていました。

「これからの教育を考えるためには、今を考えなくてはならない」「今、大きな分岐点にいる、国家か個人か、平和のため軍縮はあきらめるのか、核抑止力にたよって、核軍縮はあきらめるのか、理想との岐路に立たされている」「憲法は教育基本法とセットである」「2006年教育基本法は第1次安倍政権で変えられ、教育は政治の支配をうけるようになった」「第2次安倍政権は道徳の教科化をし、修身の復活をはかろうとしている」「次は、国民の精神を変え、憲法を変えようとしていて、戦争回帰にもっていくかの分岐点」「若者が現政権を支持しているが、なぜ、強い者を求めているのか、考えなくてはならない」「純血日本人はいない、多文化共生にする必要がある」「朝鮮学校は無償化にしたかったが、当時の民主党政権にもいろんな人がいた」「1966年、高野雅夫さんが立ち上がり、映像を通して訴え、各地に夜間中学ができるようになった」「当初はオモニが声をあげたが、今は、移民が増えて来ていて、どう受け入れるか、大きな問題」「不登校の子どもたちは形式卒業だったが、いったん中学の卒業証書をもらうと、夜間中学には通えなかったが、法改正で、ようやく通えるようになった」「フリースクールも、超党派議員連名の協力で、各地にできている」「これからの教育は、地球規模で考え、ブローバルな人材を育てていかなくてはならない」「市場経済は公共的基盤があってこそ成り立つのであり、制限されたパブリックは必要である」「集団への帰属化を強調するのではなく、グローバルシチズンが必要である」と、前川さんは、落ち着いた雰囲気で、話されました。

主催者の駒込武教授(京都大学)は、文部官僚は敵だと思い込んでいたが、このような方がおられることを初めて知ったと、開会の挨拶で述べられていましたが、ほんとうに私も同じ思いです。
市役所のなかにも、「公」の仕事は何かをふまえ、弱い市民の側に立って下さる職員がおられるのと同じです。

質疑の中で、「若い人がなぜ保守化するのか」との問いに、「学校の中で、自分で考える教師がいなくなり、文科省のいいなりの教師が多すぎ、へたに反抗すると損をするという雰囲気があり、学校の雰囲気も問題だし、子どもたちに主権者教育をしてこなかったのも一因」と答えられていました。
学校教育の重要性をあらためて感じた答えでした。

誠実なお人柄がにじみ出た、心底、心が洗われる講演会でした。

主催は実行委員会でしたが、私が長く有機農産物の供給を受けている「使い捨て時代を考える会」「安全農産供給センター」も賛同団体でした。関係者のみなさん、ありがとうございました。


12月12日 (火)   市民連合

午後6時半から市民連合高槻・島本の会議でした。
今後の取組みについて熱い議論、ほぼまとまりました。
具体化に向け、がんばります!


12月10日 (日)   STOP!伊方原発

午後1時から「STOP!伊方原発 高松集会」に参加しました。
第1部はライブ&パフォーマンス、第2部はリレーアピール、そして、デモでした。
リレーアピールでは、私も「反原発自治体議員・市民連盟関西ブロック」として発言させていただきました。
デモは、JR高松駅前から四電本社前を通り、琴電瓦町駅まで、かなりの距離でした。
10月から定期点検をしている3号炉、再々稼働はさせない!と、参加者500名で、高松市民の皆さん、観光客の方々に訴えました。
瀬戸内海が放射能汚染されれば、いったいどのような事態になるのか、未来永劫、内海の放射能汚染の影響ははかりしれません。
近畿に住む者には、琵琶湖と瀬戸内海は放射能で汚染させないようにする責任があるのではないでしょうか。、


12月8日 (金)   感染研説明会

午後から、新宿区にあるWAM(女たちの戦争と平和資料館)へ。
特別展「国家に管理された性 日本人『慰安婦』の沈黙」を見ました。
日本人『慰安婦』の展示は、私は初めてです。
被害女性たちの声の数々に、胸がしめつけられました。

午後3時からは国立感染症研究所の周辺住民の皆さんへの説明会に参加させていただきました。
説明会会場は感染研、WAMのすぐ近くです。
事前に出されていた質問に感染研が答えるという形式で、今回は第5回目とのこと。
回答内容には、いくつか疑問がありましたが、住民の不安解消のため、責任者の方が出席され、説明されるのには驚きました。

午前中、事前に国立感染症研究所周辺をかなり歩きました。
住宅密集地にあることを再確認、WHOの指針などでは、このような住宅密集地には感染研などは建設できないことになっています。


12月7日 (木)   1968年無数の問い

早朝から新幹線に乗り、千葉県佐倉市の国立歴史民族博物館へ。企画展示「『1968年』無数の問いの噴出の時代」をどうしても見たかったためです。

展示は2部構成、第1部「『平和と民主主義』・経済成長への問い」では、「ベトナム反戦運動、べ平連」「三里塚闘争」「熊本水俣病闘争」「横浜新貨物線反対運動」が取り上げられ、第2部「大学という『場』からの問い−全共闘運動の展開」では、日大、東大闘争を中心に展示されていました。

1968年といえば私は18歳、青春まっただ中でした。
展示された「問い」は、当時の私がもがき苦しんだ「問い」です。

懐かしいお名前や写真など、当時を思い起こす資料がズラリと並んでいました。
ひとつひとつていねいに読み、ところどころでイスに座り、映像もできるかぎり見ました。
水俣の患者さんたちが大阪の株主総会に掲げてこられたのぼり旗に書かれていた「怨」の字、当時の私には理解できない世界でした。
テレビにくぎ付けになった東大封鎖解除の映像、時計台から流されたアジテーションを聞き、学生時代が甦りました。
こうして、閉館までの4時間半が、あっという間に過ぎました。

でも、なんだか物足りないと思っていたら、最後のパネルに釘づけになりました。
「全共闘運動とウーマンリブ」、谷合佳代子さん(大阪産業労働博物館)が書かれたものでした。
運動の中での女性差別に気が付き、ウーマン・リブは始まったのです。
ようやく私がそこにいて、緊張していた体が一気に緩みました。

分厚い展示録を買ってきました。
当時のチラシなどは、ガラスの展示ケースに入っているため、小さい字がじゅうぶんに読めませんでした。
でも、図録では読めるのです。
手元に置いて、何度も読み返そうと思います。

無数の「問い」が投げかけられて50年、半世紀です。
当時の「問い」は、今も続く「問い」です。
当時の「問い」、新たな「問い」にこれからも正面から向き合っていく!
「1968年」を経験した私の生き方はこれを貫くことだと、言葉にはできないのですが、確かなものを感じることができました!
無理して行って、ほんとうによかった!!!!!



12月6日 (水)   多田謡子賞

友人の徐翆珍さんが、第29回多田謡子反権力人権賞を受賞されました。
多田謡子さんは29歳の若さで夭折した弁護士です。
多田さんの遺志を将来に生かそうと、遺産にカンパを加え、基金を設立、1989年から顕彰が行われてきました。
受賞理由は、長きにわたる民族意識を原点とした平和・人権の闘いに敬意を表してです。
自分のことのように、ほんとうにうれしいです!

高槻市議会では今日は2つの委員会が開かれました。
傍聴に行けませんでしたが、川口洋一議員高木りゅうた議員が報告をして下さっています。
驚くことばかりで、怒りがこみあげてきました。


12月5日 (火)   原稿書き

昨日、今日と、原稿書きに集中しました。
ようやくでき上がり、締切ギリギリで送ることができました。
ほっとです。

今日の毎日新聞夕刊に、『府職員が維新質問案 9月議会前 部長指示で』と大きな見出しがありました。
読めば、堺市長選で忙しい府議に対し、そのあとの府議会での質問作成を部長が指示し、作成されたものの、実際には議員には渡らなかったとのこと。

行政に質問をつくってもらって、議場で読み上げるだけの議員がいるとしたら、なんと情けない!
議会はチェック機能ではなく、イエスマンと化していることになります。
議員自らがつくった質問か、誰かにつくってもらった質問か、何度も聞いていると、おのずとわかります。
文言や言い回しが、普段、使っておられる言葉とまったく違うからです。
府の部長はそんなつもりではなかったと言われていますが、府知事の会派の議員には、いつもこのようなことが行われているかと、疑ってしまいます。

同じ夕刊に青木理さんが、『現役自衛官の告白』と題した記事を書かれていました。
詳しくは、『サンデー毎日』に掲載されているそうです。
防衛省・自衛隊で機密文書の「漏えい犯」だと疑われた現役自衛官のインタビュー記事で、安倍政権の情報隠蔽の体質が明らかにされています。
森友・加計疑惑だけでなく、安倍政権の情報隠しは蔓延しているようです(大怒)。


12月3日 (日)   相模原事件

午後1時半から保坂展人さん(世田谷区長)の講演会に参加しました。
会場は生涯学習センター多目的ホール、主催はTJO・ケアネットです。
保坂さんの公務の都合で3時からの変更になりましたが、重い問題提起の講演で、心が痛みました。

「私たちは問い続ける『相模原事件(津久井やまゆり事件)』とは」と呼びかけられていましたが、『相模原事件とヘイトクライム』と題した講演でした。
ヘイトクライムとは、生まれながらの人種、民族、宗教、性的指向、障がい等の特定の属性を持つ対象への偏見や差別に基づく憎悪によって引き起こされる暴力、虐待です。
7月26日未明に起きた相模原事件、元職員が施設入所者19名を殺害し、入所者等26名に重軽傷を負わせた事件ですが、この事件はヘイトクライムです。
すでに2月に元職員は衆院議長公邸に「障がい者は安楽死を」との殺害予告の手紙を届けていることから、保坂さんはこの事件は2月から起きていると指摘されました。
保坂さんの友人の障がい当事者のお二人は、「大量殺人は入所施設だから起きた」「匿名報道により、死後まで被害者は差別されている」と指摘されているとのこと。
優性思想に基づくナチスT4作戦では、ナチスの承認のもと、「障がい者は安楽死を」と、精神科医たちが「灰色のバス」で障がい者を毎日集め、精神病院のガス室で殺害を行いました。
カトリック等の反対でヒトラーは中止命令を出したものの、いったん始まった障がい者の殺戮はとまらず、T4作戦は野生化し、多くの人が殺されたのです。
今回、世界は日本で起きたこの事件を注視しており、今、私たちは相模原事件は何が問題か、学校教育でも語らなければならないと、強く言われました。
国連で障がい者権利条約が採択され、発効したため、日本も締結に向け、条約に必要な国内法の整備が進められています。
障害者基本法、障がい者総合支援法、障がい者差別禁止法など、世田谷区での取り組みも紹介されながら、二度とこのようなことが起きないよう、東京と高槻で一歩を踏み出そうと、締めくくられました。

今日のお話は、保坂さんの著書『相模原事件とヘイトクライム』(岩波ブックレット)がベースです。
講演終了後に会場では売り切れ、帰りにジュンク堂に行きましたが、ここでも在庫なし。紀伊国屋に1冊残っていて、さっそく買ってきました。
保坂区長は午前中、地元で公務をこなし、高槻に駆けつけて下さいました。
先日のソウル市の職員の方もですが、行政の方が他の自治体にまで講演に駆けつけてくださることは、ほんとうにうれしく、ソウル市や世田谷区に温かさを感じました。
関係者の皆さん、ありがとうございました!


12月2日 (土)   答申の検討

午後4時から高槻ジェンダー研究ネットワークの公開学習会、11月15日に出された男女共同参画審議会の答申(男女共同参画計画中間見直しについて)を検討しました。
6人の世話人で分担、意見を出し合いました。
計画の中間見直しについては、答申を受けて行政素案が示され、12月20日からパブリックコメントが予定されています。
見直しに当たり開かれた男女共同参画審議会を4回とも傍聴しましたが、委員の皆さんは本当に熱心に議論して下さっていました。
しかし、パブリックコメントは、市の施策の意思形成過程で市民の声を反映させる貴重な場です。
私たち草の根市民にはこの時しか意見を出せません。
男女共同参画社会の実現をめざす市民の一人として、私もしっかり勉強して意見をだそうと、行政素案が出されれば、熟読しなければと思っています。
しかし、草の根市民が自分たちだけで計画を読みこなすのは至難の業だと、今日も痛感しました。

今回の審議会答申を読むため、情報公開請求の手続きをし、答申を入手しました。
議員在職中は、何かにつけ、このような資料はいただけていましたが、草の根市民になり、公文書を入手するには、時間も経費もかかることを、あらためて実感しています。

私が1991年の春、議員に立候補したきっかけは、JT医薬研究所建設反対運動でした。
バイオハザードを危惧した建設反対運動でしたが、そのなかで、住民は5件の公文書公開請求をしています。
いずれも最初は非公開、ないしは部分公開でした
もちろん不服申し立てをし、4件は全面公開など、住民側の主張にそった結果となりました。
1件のみ大阪地裁に提訴、最高裁で原告住民の全面勝訴判決が確定するまで10年かかりました。

自治体の公文書公開の姿勢は、その自治体が主権者である市民への説明責任をいかに果たそうとしているかのバロメーターです。
一草の根市民として、折々に高槻市の温度を確認していこうと思います。


12月1日 (金)   シネマde人権

午後6時半から「第4回シネマde人権」に参加しました。
主催は大阪市立大学人権問題研究センター、会場は大阪駅前第2ビル6階の大阪市立大学文化交流センター大セミナー室でした。

上映されたのは『たたかいつづける女たち〜均等法前夜から明日へバトンをつなぐ〜』(山上千恵子監督)、映画の後、伍賀偕子さん(フォーラム 労働・社会政策・ジェンダー 運営委員)が均等法は何をもたらしのか、1985年は「女性分断元年だった」と、現在に至るまでの女性たちの労働運動の歴史、課題を話して下さいました。
そして、意見交換、いろんな世代の方、職業の方が話され、あっというまに、3時間が過ぎました。

映画は、働く女性たちの闘いを描くとともに、歴史的な記録に終らず、現在の課題を検証され、何が問題かを明らかにしています。
竹中美恵子さん(大阪市大名誉教授)は、雇用機会均等法は女性差別撤廃条約批准のための立法のはずが、条約の精神に反する内容になっていると、批判されていました。
労働組合に入ったことがない私は、あと数回見て、竹中さんが指摘されている課題を共有したいと思いました。
意見交換の場でそのことを言ったところ、知人がさっそく、次はここであるよと教えてくれました。
「団結」というのは古い言葉にようですが、均等法の内容をめぐって生き生きと闘い続ける女性たちに感動です。
元気をもらって岐路に着きました。

私も大阪市立大学の卒業生ですが、残念ながら竹中さんの講義を受けていません。
これまでにも何度も竹中さんの理論を学ぼうと思いながら、学べていません。
幸いにも、高槻ジェンダー研究ネットワークの小松満貴子さんから竹中さんの著作集全7巻をいただきました。
うれしくて机の横に置いているのですが、なかなか集中して読むことができません。
労働政策論、体系的に学ぶ場があれば、参加したいのですが。

 

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