いきいき日誌 |
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最近の記事
17/5/26 (金) 若狭の原発
17/5/25 (木) なかったことにできない! 17/5/23 (火) 強行採決NO! 17/5/22 (月) 国連特別報告者 17/5/21 (日) 共謀罪は廃案に! 17/5/20 (土) 共謀罪と人権 17/5/19 (金) 怒りの行動 17/5/18 (木) 国連特別報告者 17/5/17 (水) 世話人会議 17/5/16 (火) 関電前でハンスト 17/5/14 (日) 共謀罪は廃案に! 17/5/13 (土) 子ども脱被ばく裁判 17/5/11 (木) 再稼働承認撤回を 17/5/9 (火) 市民連合 17/5/8 (月) 「新聞読んで」 17/5/7 (日) 産廃炉の化学物質 17/5/6 (土) 共謀罪NO! 17/5/5 (金) 炭鉱の記憶 17/5/4 (木) 憲法は芸術だ 17/5/3 (水) 憲法施行70周年 17/5/2 (火) 強行運営NO! 17/5/1 (月) メーデー |
5月26日 (金) 若狭の原発
午後から反原発自治体議員・市民連盟の会合でした。 高浜原発4号機は世論の反対にもかかわらず、再稼働しました。 6月上旬には高浜3号機も再稼働の予定です。 若狭の原発で事故が起きれば、近畿1500万人の水がめ・琵琶湖が放射能汚染されます。 住民の生命を守る責任がある自治体議員、今後どのような取り組みを進めればいいのか、話し合いました。 前川喜平前文部事務次官の発言に対し、頑固に無視し続ける安倍政権、自民・公明は野党の証人喚問要求を拒否しました。 国会の役割はなんなのでしょうか。 自民・公明の数の横暴、本当に許せない! 5月25日 (木) なかったことにできない! 夕方、文部科学省の前川喜平前事務次官が記者会見、「総理のご意向だ」などと書かれた文書は「確かに存在していた」「持っている」と、その存在を認めました。 さらに、「極めて薄弱な根拠のもとで、行政が歪められた」「あるものをなかったことにできない」など、加計学園の獣医学部新設をめぐる手続きに関し、厳しい批判をしました。 弁護士をともなっての記者会見、すさまじい迫力でした。 前川喜平前事務次官が天下り問題で責任をとって辞職したのはこの1月です。 その時文部科学省の全職員に「文部科学省の皆さんへ」のメールを出しています。 これを読んだ時に、文部科学省の任務は何か、ここまで書かれるには、何か危機的状況があるのかなと思っていました。 他の省庁でも天下りはあるはずなのに、なぜ文部科学省だけ、この時期にこれだけやられるのだろうとも思っていました。 今回の件で、よくわかりました。 前川さんは、国家戦略特区で加計学園の獣医学部設置という内閣府主導の強引なやり方に、文部科学省として反対されていて、そのため、斬られたのだと思わざるを得ません。 ここまで覚悟を決めて記者会見をされた前川前事務次官、真っ向から否定する菅官房長官、どちらが真実なのか、解明する場が国会です。 ぜひ、証人喚問で、国会の場で真実を明らかにすべきです! 午後6時半から、第5回子どもたちと考える「戦争と平和」展in高槻・島本の実行委員会でした。 一番重要なチラシ案がほぼ固まり、少し修正して印刷に入ります。 今回は、市民の方が収集されていた「戦時プロパガンダポスター」や、満州で使用されていた品々を展示します。 また、「加害者」であり「被害者」である「満蒙開拓団とシベリア抑留」のパネル展示もします。 たくさんの方に見ていただけるよう、広報に力を入れなくては! ご協力よろしくお願いします。 5月23日 (火) 強行採決NO! 共謀罪法案が午後4時20分過ぎに衆議院本会議で強行採決されました。 社民党、自由党は、採決に抗議して、本会議に出席されませんでした。 午後6時からJR高槻駅南陸橋で緊急街頭抗議行動、約80人の方が参加して下さって、900枚のチラシを配布しました。 今日はチラシを受け取って下さる方も多く、廃案求め国会へ提出する署名もしてくださる方が多かったです。 通りがかりに「僕にも話させてください」と飛び入りで、いかに危険な法案か、マイクで訴えて下さる若者もありました。 世論調査では7〜8割の方が、安倍政権は説明不足としています。 まともに審議する気がなく、30時間さえ過ぎればいいのだと、数の力で押し切ってきた安倍政権、しかし、ようやくこの法案の恐ろしさに多くの人が気付き始めました。 「♪闘いはここから 闘いはここから」です。 内心の自由を奪い、プライバシーを侵害する共謀罪法案、 メールもラインものぞき見するための共謀罪法案、 盗聴・密告・監視の共謀罪法案、 参議院での廃案めざして、がんばりましょう!!! 5月22日 (月) 国連特別報告者 国連人権理事会は、各国のプライバシー権について調査するため、国連特別報告者を任命しています。 どこからも報酬を受け取っていない、独立した存在です。 この国連特別報告者のジョセフ・ケナタッチさんが、共謀罪法案について「プライバシーや表現の自由を制約するおそれがある」「法案の成立を急ぎ、十分に公の議論がなされていない」とした書簡を安倍首相に18日付で送っていたことが明らかになりました。 書簡では、回答を求めている項目もあります。 国連人権理事会が任命した方の書簡は非常に重いものです。 安倍政権は、ただちにケナタッチさんの質問に答えるべきですし、理解いただけるまで、法案を早急に成立させる必要はありません。 テロ対策のため国連パレルモ条約を批准するのだ、パレルモ条約批准のために共謀罪法案を必要なのだと言い張ったきた安倍政権、パレルモ条約はテロ対策のためのものでないと、条約の専門家が明言し、アベ政権のウソが明らかになりました。 そして、今度は、国連の人権、プライバシー権の専門家から、法案が人権侵害を引き起こす危険性を指摘されたのです。 この際、いったん立ち止まって、ケナタッチさんが何を危惧しているのか、安倍政権の考えはどうなのか、国会審議を通じて明らかにすべきです。 強行採決など、自民、公明、維新の皆さん、もってのほかです! 5月21日 (日) 共謀罪は廃案に! 午後2時から大阪弁護士会主催の「共謀罪は廃案に!」の集会とデモがあり、参加しました。 会場は靭公園、参加者は約4000人の熱気あふれる集会、デモでした。 大阪弁護士会歴代会長17名の連名で「慎重審議を求める声明」が出されました。 沖縄から山城博治さんも参加、力強い「♪今こそ立ち上がろう」の大合唱でした。 延々続く御堂筋デモ、ロックアクションのリズミカルなコールの後ろを歩き、声を出しました。 参加者は怒りでいっぱい、コールも熱が入った、迫力のあるものばかりで、気合を入れて歩きました。 おかげで、終点の難波の公園にたどり着いたあと、しばらく動けませんでした。 警察権力に「共謀罪」を持たせたら、どのようなことになるのか、警察による人権侵害の現場を一番よく知っておられるのは弁護士さんです。 お忙しいなか、この間、黄色いハッピを着て、街頭で共謀罪法案の危険性を訴え続けて下さっていました。 チラシ、リーフレット、マスクの配布など、弁護士会あげての取り組みに、頭が下がります。 ほんとうにありがとうございました。 5月20日 (土) 共謀罪と人権 5月20日、憲法施行70周年記念講演会「共謀罪と基本的人権」を開きました。会場は超満員、共謀罪に関心を持って下さる方が増えてきているのを確信しました。 講師の武村二三夫弁護士は、「法案はテロ対策のためのものではない」「パレルモ条約の締結のため法案は必要ではない」「警察が私たちの日常生活一般に対して一層監視を強化でき、戦争反対や様々な住民運動の動きに対して警察が公然と介入できる、監視密告社会になる」と、法案の問題点を厳しく指摘されました。 辻元清美衆院議員からは、昨日の衆院法務委員会での強行採決は無効であり、廃案めざしてがんばろうと、力強い国政報告がありました。 司会は織部巌さん、開会あいさつは田端廣信さん、閉会あいさつは和泉敬子さんでした。 和泉さんは、亡くなられたお父さまが治安維持法で1ヶ月拘束された経験をおもちで、昨日命日だったこと、「いつか来た道」に戻らないよう、力をあわせてがんばりましょうと、結んでくださいました。 武村弁護士も、織部さんも田端さんも和泉さんも、市民連合高槻・島本の呼びかけ人です。 さまざま経験を持つ呼びかけ人13人の市民連合高槻・島本、立憲野党4党や市民の皆さんとともに、この共謀罪法案の廃止を求め、がんばります! 暑いなか、ご参加くださったみなさん、ご協力くださったみなさん、ありがとうございました。 5月19日 (金) 怒りの行動 午後2時からJR高槻南陸橋で、怒りの行動でした。 主催は戦争させない!高槻・島本実行委員会です。 共謀罪法案が午前中に衆院法務委員会で強行採決されたため、怒りで、約100名の参加がありました。 チラシを配布し、署名を集め、アピールをしましたが、チラシもよくとって下さって、疑問を持って下さっている人が増えてきていると実感しました。 それにしても、これだけ訳の分からない答弁を繰り返し、時間が来たから「はい、それまでよ!」と質疑を打ち切るなんて、信じられません。 主権者を愚弄しているとしか思えません。 しかも、審議打ち切りを発言したのが、維新の丸山ほだか議員です。 委員会外委員として、一度も委員会で質疑もしていないのに、どうして充分な審議をしたと言えるのでしょう! 大阪19区選出、またしても大阪の恥!です。 まともな議論ができない国会、その責任は安倍政権です。 もはや独裁国家です。 主権者の手に政治を取り戻さなくては! 5月18日 (木) 国連特別報告者 共謀罪法案がどうなるのか、心配でなりません。 明日19日は、安保法制が強行成立した2015年9月19日以来続けている、「怒りの行動」の日です。 今日は、配布チラシ案を練りました。 創価学会の皆さんには、創立者牧口常三郎さんが治安維持法により、1943年に検挙され、投獄され、獄死された事件を思い起こしていただきたいです。 こんなあいまいな内容の法、大臣が答えられない法律をつくれば、警察による恣意的運用が可能であることに気がつかれませんか! 大臣がとうべんできない法律をつくるな! 5月17日 (水) 世話人会議 夜、夏に開く子どもたちと考える「戦争と平和」展in高槻・島本の世話人会でした。 新しい取り組みもあり、意見百出です。 チラシ案の検討、パネル展の展示物の確認など、大枠は決まりました。 5月16日 (火) 関電前でハンスト 明日17日、関電は高浜原発4号機を再稼働させようとしています。 そこで、中嶌哲演さん(小浜市明通寺住職)が15日〜17日まで関電本社前で抗議のハンストをされています。 今日は、午後から、私も参加してきました。 無言で「高浜原発再稼働反対」のメッセージボードを持って座り続けました。 前は道路で、タクシーが多く通ります。 目と目が合わないか、運転手さんなどを追うのですが、目を合わせ微笑んで下さる方、車中から手を振って下さる方もありました。 新聞にも掲載されたため、激励に来る方やカンパを持参される方もありました。 再稼働反対の方は確実に増えているのではと思いました。 急な呼びかけにもかかわらず、次から次へと関西一円から応援に来られていました。 「危険」を若狭現地に押し付け、電気の大量消費地の都市は知らん顔をしていていいのでしょうか。 電気を使う消費地の皆さん、考えてほしい、という中嶌さん、フクシマを忘れず、原発ゼロの実現めざし、私もできることをしたいと思います。 夜の「報道ステーション」で、パレルモ条約に入るための国連の立法ガイドを書いた国際刑法の専門家ニコス・バッサス教授のインタビューを見ました。 なんと「この条約は国際的経済事件が対象で、テロ対策のものでない」と明言されていました。 「テロ対策のパレルモ条約を批准するために共謀罪法案が必要」としてきた安倍政権の言い分が見事に崩されました。 共謀罪法案が必要とする根拠はこれでなくなりました。 廃案にすべきではありませんか! 5月14日 (日) 共謀罪は廃案に! 今日は「共謀罪を廃案に!」全国一斉街頭行動の日でした。 高槻では午後2時からJR高槻駅南陸橋で、マイクを使ってのアピール、チラシ配布、署名活動を行いました。 呼びかけは、変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本でしたが、参加者は約20名、危機感をもっておられる方もおられ、自ら署名を名乗り出て下さる方もいらっしゃいました。 すでに廃案を求め55万人の署名を国会に提出していますが、まだまだ集めています。 来週の強行採決を許さないため、限られた時間、できるかぎりのことをしなければと、安倍政権の暴挙に怒る毎日です。 5月13日 (土) 子ども脱被ばく裁判 午後2時から「今、福島・関東の土が危ない、子どもの「いのち」を守る西日本集会」に参加しました。 会場は総合市民交流センター7階第6会議室、主催は子ども脱被ばく裁判を支える会・西日本です。 第1部は支える会・西日本総会、第2部は裁判の現況、第3部は歌とトークでした。 第1部では原告の皆さんにお会いでき、第2部では井戸謙一弁護士から裁判の現状について、河野益近さんから土壌汚染の実態についての講演を聞かせていただきました。 そして、第3部は元気な川口真由美さんのライブで、楽しみました。 少し遅れたため、資料がなくなり、詳細をもう一度確かめないといけないのですが、井戸謙一弁護士から、福島原発事故後、環境基本法に放射性物質による環境汚染を防止するための措置を取るように盛り込まれたものの、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染対策法などに、環境基準も規制基準も決められていないというお話がありました。 法に基づく放射性物質の環境基準や規制基準が定められていないままの再稼働などあり得ないと、あらためて思いました。 <参考> 「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本のブログ 5月11日 (木) 再稼働承認撤回を 関電高浜原発4号機の再稼働が17日と発表されています。 6月には3号機も再稼働が予定されています。 そこで、今日は、関電高浜原発3号、4号機の再稼働承認撤回を求め、全国自治体議員258名連名で、福井県知事に申し入れに行きました。私も元議員として、同行しました。 5月7日に再稼働反対の高浜現地集会が開かれ、8日からは高浜町から福井県庁へのリレーデモが行われています。 30キロ圏内の住民の方だけでなく、関西から全国から、明日12日には再稼働の同意権をもつ福井県に承認撤回の申し入れが行われる予定です。 事故が起これば、近畿の水がめのびわ湖が汚染され、近畿全体の問題になりますし、福島原発事故は原因究明もされておらず、収束の見通しもたっていません。 この現実からは、再稼働はあり得ません! <参考> 県は再稼働承認撤回を 自治体議員の会が要請書(2017年5月12日毎日新聞福井板) 高浜原発うごかすな!実行委員会Blog 5月9日 (火) 市民連合 夜、市民連合高槻・島本の会議でした。 冒頭、島本町長選挙を闘われた若者グループの岡さんが、選挙の報告をして下さいました。 若い世代の人がなぜ町長選挙を闘うことになったのか、選挙という事で集まったのではなく、すでにそれまでに、町政や議会について関心を持っておられ、その延長線上に選挙があったということでした。 納得すること多々ありでしたが、息子世代の若い方々のこれからに、大いに期待しています。 会議では、20日(土)に予定している憲法施行70周年記念講演会「共謀罪と基本的人権」について、詳細を決めました。 講師は武村二三夫弁護士、 会場は総合市民交流センター7階第6会議室、 時間は午後2時からです。 ぜひ、ご参加下さい。 なお、市民連合のWEBは、イメージチェンジをしています。 「共謀罪」法案の廃案をめざす声明が出されています。 また、「立憲4党と語る、これからの日本」が始まりました。 5月8日 (月) 「新聞読んで」 5月3日憲法記念日、読売新聞に安倍首相のインタビュー記事が掲載され、「2020年に憲法改正を目指す」「憲法9条に第3項を付け加え、自衛隊の根拠規定を設ける」「教育の無償化を憲法改正の柱にする」と発言していました。 同じ日、改憲派の集会にビデオメッセージで、同じ発言をしていました。 今日開かれた衆院予算委員会、長妻昭議員(民進)が自民党憲法草案との整合性を質すと、なんと安倍首相は、「自民党総裁としての考え方は相当詳しく読売新聞に書いてある。ぜひそれを熟読してほしい」と答弁したのです。 まさか! 国会で、自分の言葉で答弁せず、特定の新聞を読んでほしいなんて言う答弁があるのでしょうか! 委員会の重みをわきまえず、数の驕りで、立憲野党議員や国民をなめきっているのではないでしょうか! 今日は怒りがおさまりません! そもそも、自民党総裁が自民党の憲法草案とは異なる内容の改憲案を公表することは問題です。 憲法改正案は憲法審査会で議論すべきなのですが、行政のトップである総理大臣が、時期を区切ってまで憲法改正内容を明らかにするのも問題です。 憲法は権力者を縛るもの、それを理解せずに、自分の思うがままに変えようとする安倍首相、なんだか裸の王様に見えます。 フランスや韓国の大統領選を見ていて、日本も衆議院選挙を早く行ってほしいと思わざるを得ませんでした。 シールズが言っていた「安倍は辞!め!ろ!」です。 5月7日 (日) 産廃炉の化学物質 午後から、みんなで学ぼう環境セミナー「産廃焼却炉の化学物質〜子どもたちの未来のために〜」に参加しました。 会場は高槻現代劇場文化ホール3階、主催は五領地区保護者有志の会です。 都市クリエイトが梶原中村町に計画している産業廃棄物焼却炉について、もし稼働すれば、化学物質の影響はあるのかないのか、保護者としての素朴な疑問を専門家から学ぶ会でした。 講師の中地重晴さん(熊本学園大学社会福祉学部教授)の講演やパネラーの藤原寿和さん(止めよう!ダイオキシン汚染・東日本ネットワーク事務局)の発言をまとめてみました。 ・近年、「脱焼却」でリサイクルが進み、焼却炉の建設は少なくなってきている。 ・産業廃棄物を900度でもやすと排ガスと残渣(灰)ができるが、排ガスとして、ばいじんや窒素酸化物、カドミウム、塩素、塩化水素、ダイオキシン類、水銀など化学物質が排出される。 ・大気汚染防止法で排出口の濃度規制が行われてるのはばいじんやカドミウム、塩素、塩化水素など限られており、「基準を守っている」と言われても、排出基準を設けていない水銀や鉛などの化学物質もある。 ・測定は年2回でいいことになっており、24時間基準を守って運転されているかは確かめようがない。 ・煙突からの排ガス対策としてバグフィルターをつけるので、有害物質は漏れ出ないように言われるが、バグフィルターが壊れることもあり、漏れ出ることもある。 ・焼却炉周辺の健康被害は日本は調査していないが、ヨーロッパなどではいろいろ指摘されている。 ・計画中の炉の規模は94.8トン/日なので、時間あたりに計算すると3.95トンになるため、ダイオキシン類対策特別措置法に基づく排ガス中のダイオキシン類の排出基準は、2t/h〜4t/hの1ナノグラムではなく、4t/h以上の0.1ナノグラムを適用すべき。 ・生活環境調査では、計画地の現地で季節ごとの風向きなどを調べ、近隣の炉なども考慮して、影響を評価すべきではないか。 ・米国ではダイオキシン類は原発以上に危険なものとして、対策がとられている。 ・環境影響評価だけではなく、爆発などの事故時の対策や、地震や洪水などの自然災害に対する対策も明らかにすべきである。 ・法律で安全が守られるわけではない。 ・裁判や差止め公害調停があるが、産廃関係では勝訴しているケースも多い。 これは、あくまでも私のメモに基づくものです。 疑問がありましたら、私宛にお願いします。 ダイオキシンは塩ビを燃やすとできます。特に低い温度で燃やすとできるのです。 生活の中にプラスチックがあふれ、塩ビ製品を燃やすとダイオキシンができることが明らかになり、藤原さんや中地さんたちの取り組みもあって、ようやくダイオキシン類対策特別措置法ができました。 所沢市の産廃施設集中地区や豊島にも行きましたが、不充分とはいえ、この法律ができるまでにどれだけ多くの人が運動をされたことか! 当時、高槻市内のダイオキシン汚染も心配だったため、高槻市民自主講座で、市内の資材置き場等の野焼きの実態を調べ、市に野焼きを禁止していただきましたし、子どもたちのいる学校での小型焼却炉も使用禁止にし、撤去していただきました。 市内の公園の土壌がダイオキシンで汚染されていないかの調査もしていただきました。 また、JT医薬研究所にも焼却炉があり、ダイオキシンが排出されていたのですが、特別措置法の基準に対応できない炉であっため、使用できなくなり、近所の皆さんとほっとしました。 焼却炉が建設されるとなると、保護者の方や住民の皆さんがダイオキシンをはじめ有害物質による汚染を心配されるのは当然ではないでしょうか! 会場は300人以上来られ、満員でした。 事前に質問も受け付けておられ、とてもわかりやすいセミナーでした。 高槻市は現在ごみ処理施設を建設中ですが、1日150トンの処理能力の炉です。 都市クリエイトの炉は1日94.8トン、かなり大きい炉であることがわかります。 事業者には、丁寧な説明をする説明責任があるはずです。 住民の皆さんの休日返上で学ぼうという取り組みに比べ、下記の産廃焼却炉対策協議会のHPに掲載されている事業者の内容証明郵便を読み、あまりの高圧的対応に、唖然としました。 <参考> 産廃焼却炉対策協議会 5月6日 (土) 共謀罪NO! 午後から講演会「共謀罪は何のために−テロ防止対策と言いながら現代の治安維持法か」に参加しました。 講師は永嶋靖久弁護士、主催は憲法をかってにさせない会でした。 安倍政権は、共謀罪法案の4月中衆院通過を狙っていましたが、来週ないしはその次の週に強行採決と言われています。 会期末が6月18日であり、その後は東京都議選になるからです。 すでに3度も廃案になった共謀罪法案、法案の内容とともに、国会運営も強引です。 なんとしても4度目も廃案に追い込まなければなりません! 永嶋弁護士は、共謀罪ができると「政府や大企業に異議を申し立てる活動の相談が、相談を理由に取り締まられる」「共謀罪は合意だけで犯罪が成立するから濡れ衣を晴らすのはほとんど不可能」と、その恐ろしを最初に話されました。 テロ等準備罪と言われることもありますが、法案にはテロ等準備罪という言葉の定義はありません。 警察は、相談する(共謀する)だけで罰することができる、そのため、徹底して相談しているかどうか監視することになります。 この相談には、フェイスブックの「いいね」も入るそうです。 共謀罪法案が成立すれば、恐ろしい社会になることをあらためて痛感しました。 なお、永嶋弁護士が紹介して下さった滝本太郎弁護士のブログに、「オウム事件から見た共謀罪」が掲載されています。 オウムにサリン攻撃で何度も狙われた滝本弁護士、このブログを読めば、共謀罪がテロ対策にならないことがよくわかります。 5月5日 (金) 炭鉱の記憶 午後から第46回中之島まつりに行きました。 毎年5月3日、4日、5日に中之島公園一帯で開かれるイベントですが、今年はお天気に恵まれ、にぎわっていました。 この中之島まつりに、学生時代の友人たちが「薬害と医療被害をなくすための厚生省交渉団」として、毎年出店しています。 いつも案内をもらいながら、一度も行けませんでしたので、今年は、初訪問でした。 懐かしい友人たちに会え、話が弾みましたが、地道な取り組みを30年以上継続されていて、頭が下がります。 本当にご苦労様でした。 そのあと、中之島公園のバラ園で3分咲きのバラを楽しみ、エル大阪で今日から始まった「炭鉱の記憶と関西−三池炭鉱閉山20年展」に行きました。 パネルや遺品、組合旗、資料などから、1960年の三池争議、1963年戦後最大の労働災害である炭塵爆発事故による労災闘争などの熱気が伝わってきました。 また、当時の映画館の場所や上映リスト、子どもたちの文化である貸本屋さんの場所などの展示も、大牟田市や荒尾市の炭鉱の町の生活の様子がとてもよくわかりました。 今日は時間がたっぷりあったので、ゆっくりパネルや資料を読むことができ、新たな発見もいくつかありました。 その一つが、「関西における労災職業病闘争」のパネルで「高槻」の名前を発見したことです。 1963年の炭塵爆発事故は労災職業病闘争の原点であり、この事故をきっかけに労働組合が労災職業病問題に取り組み始めました。 そして、1966年1月に「総評高槻地協労災職業病対策会議」が結成されたとのことです。 三井鉱山に解雇された方が大阪に来られ、労働組合の専従としてがんばられたことが、結成に結びついたとのことでした。 高槻市は市民運動が活発だと言われますが、労働組合運動も先進的だったのではとちょっぴり誇りに思いました。 5月9日まではエル大阪でですが、6月6日から30日までは関西大学博物館で開かれます。 ぜひ、もう一度、見に行こうと思っています。 <参考> 異風者からの通信 お父さんが三池炭鉱を解雇され、三池を去った前川俊行さんのHPです。 三池闘争のたくさんの写真や貴重な資料とともに「♪がんばろう」などの労働歌の大合唱も収録されています。 労働運動に対する警察の大規模な介入、白黒写真ですが、沖縄・高江や辺野古基地反対闘争がかさなって見えます。 5月4日 (木) 憲法は芸術だ 朝日新聞朝刊に「憲法は芸術だ」というなかにし礼さん(作家・作詞家)のインタビュー記事が出ていました。 「戦争で3度棄民に 8歳で加害体験 平和と愛 心深く」というサブタイトルからわかるように、旧満州からの引揚者として体験をふまえたうえでの、「憲法は芸術だ」という主張です。 あまりにも重いこの記事、何度も読み返しました。 記事の中に出てくる『夜の歌』は、昨年発表された小説で、なかにしさんが加害者になったことが書かれているとのこと、さっそく図書館で借りようとしたら、すべて予約が入っていました。 残念と思いましたが、読みたい人が多いという事は喜ばしいことなのかもしれません。 今夏に企画している子どもたちと考える「戦争と平和」展in高槻・島本では、「満蒙開拓団とシベリア抑留」のパネルを展示します。 「加害者」と「被害者」の2面をもつ事実を少しでも皆さんに知っていただければ、伝えなければと考えています。 5月3日 (水) 憲法施行70周年 今日は憲法施行70周年記念日でした。 午前10時半からはピースウォーク、市役所前で集会のあと、小1時間かけて歩き、ジャズストリートで高槻に来られている方にも、憲法を守ろうと訴えました。 午後2時からは、「憲法こわすな!5・3おおさか総がかり集会」に参加しました。 会場の扇町公園は1万8千人で埋め尽くされ、立憲野党4党、市民団体等から熱いアピールが続きました。 集会後は3つのコースに分かれてパレード、私は西梅田まで、「変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本」の皆さんと歩きました。 今日、安倍首相は「9条改正」「2020年施行」「教育無償化」を明らかにしました。 扇町公園の集会で、辻元清美衆院議員(民進)より、国会の憲法審査会の審議状況についての報告がありました。 安倍首相の思惑通り進んでいないことにいらだちを覚え、このような意見を出したのでしょう。 しかし、憲法を遵守すべき総理大臣が、一方的に改憲内容や時期にまで言及するのは、問題です。 教育無償化など、憲法に書き込まなくても、実現できます。 共謀罪法案、森友問題だけでなく、この憲法改正発言、来週からの国会で徹底追及をしていただかなくては! 私たち市民も街頭で訴えましょう! <憲法施行70周年新聞社説> 朝日 憲法70年 先人刻んだ立憲を次代へ 朝日 憲法70年 この歴史への自負を失うまい 毎日 施行から70年の日本国憲法、前を向いて理念を生かす 読売 憲法施行70年 自公維で3年後の改正を目指せ 産経 北朝鮮をめぐる情勢は、日本にとって戦後最大の危機となりつつある 日本国民を守る視点を欠く憲法は一日も早く正そう 日経 身近なところから憲法を考えよう 東京 憲法70年に考える 9条の持つリアリズム 沖縄タイムズ [憲法記念日に」立憲・民主主義の再生を 琉球新報 憲法施行70年 普遍的価値を後世に 「平和主義」変えてならぬ 5月2日 (火) 強行運営NO! 衆議院法務委員会は、この間、鈴木淳司委員長(自民)が、これまでの委員会運営のルールを無視した、強行運営をしています。 衆院法務委員会(35人)の構成は、自民23人、公明3人、維新1人、民進5人、共産2人、無所属1人となっており、圧倒的に自民が多く、とにかく数にものを言わせ、早く成立させようという姿勢がありありです。 今日は委員会開催を強行した鈴木委員長に対し、民進党から委員長解任決議案が出され、審議が止まりました。 それでも、自民・公明は、9日(火)に本会議を開き、この委員長解任決議案を否決し、12日(金)に、法務委員会で強行採決、衆院を通過させる予定だそうです。 審議時間は30時間と決めてあり、すでに22時間したというのですから、あと8時間、大臣と刑事局長が少々違う答弁をしようが、同じ答弁をしようが、強行採決という段取りなのでしょう! ほんとうに主権者不在のこの国会に、怒りがおさまりません。 民進党の5人の委員の方の記者会見、ぜひ、ご覧ください。 5人の委員の皆さんの表情や会見内容に、心が打たれます。 私たち市民も、もっともっと声をあげなければ! 今週は下記の講演会があります。 ぜひ、ご参加下さい! <講演会のお知らせ> 共謀罪は何のために−テロ対策防止と言いながら現代の治安維持法か 日時:5月6日(土)午後1時半〜4時 場所:総合市民交流センター5階・視聴覚室 講師:弁護士 永嶋靖久さん 資料代:500円 主催:憲法をかってにさせない会 5月1日 (月) メーデー 5月1日はメーデー、労働者が統一して権利要求と国際連帯の活動を行う日です。 午後1時から中之島公園で開かれた第88回中之島メーデーに参加しました。 たくさんの労働組合などの旗が翻るなか、来賓のあいさつの後、争議などで闘う組合から力強いアピールが続き、西梅田までデモをしました。 3月28日に安倍政権が決定した「働き方改革実行計画」は、労働者の権利を後退させることになりかねません。 一億総活躍社会実現の最大のチャレンジと銘打ったこの計画は経済成長のためのもので、労基法改悪も予定されているのです。 今日は、大阪労働者弁護団など8団体の共催で6月16日に行われる講演会「まもともな働き方実現!〜安倍式働き方改革のウソ・マコト」の案内もいただきました。 「万国の労働者よ、団結せよ!」(マルクス、エンゲルス『共産党宣言』より)を何度も何度も、心の中で反芻しました。 |
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