いきいき日誌

 

2016年7月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近の記事

過去の記事

   これより以前
7月30日 (土)   戦争・医学・科学

午後1時半から講演会「戦争における医学や科学の加担」を開きました。
主催は、子どもたちと考える「戦争と平和」展in高槻・島本2016実行委員会です。

山口研一郎さん(現代医療を考える会)から今回展示する「戦争と医学・科学」の展示について講演があり、そのあとビデオ『闇に消えた虐殺〜731部隊・細菌戦の真実』の上映でした。
休憩をはさんで、このビデオを制作された近藤昭二さん(NPO法人 731部隊・細菌戦資料センター共同代表)から、「731部隊・細菌戦」では医学や科学がどのように加担していったのかと題した講演でした。

ビデオは、近藤さんが元テレビ朝日の特報部デイレクターの時につくられたもので、『ザ・スクープ』で放送されたものです。
あまりにも重いつらい内容に、会場はシーンと静まり返りました。

近藤さんは指摘されました。
犠牲を無視できたのは、「滅私報国」「科学・医学進歩のため」という大義名分があったから。
民族差別を生み出すのは「単一純血民族」による蔑視があるから。
国際法の欠如が捕虜を人間として扱わない背景にあった。
軍人勅諭で上官の命令に従わなければならなかった。

なんだか、現在の状況のようです。
お国のためが優先され、人権が後回しにされる今の話に聞こえます。

最後に、日本臨床心理士学会より、「神奈川県立津久井やまゆり園」事件についての学会声明がありました。
事件の背後には「あるべき社会」をめざす「優生思想」があり、私たちの「共生思想」と「反優生思想」に基づく学会行動を貫くと決意表明されました。

パネル展のプレ企画の講演会でしたが、あの戦争の事実を知れば知るほど、今につながっていることを感じます。
貴重な講演をして下さった近藤さん、そして山口先生、ありがとうございました。



7月28日 (木)   共生社会

相模原市にある神奈川県立津久井やまゆり園で、障がい者19人が刺殺されるという凄惨な事件が起きました。
お亡くなりになった皆さんのご冥福をお祈りするとともに、ご家族の方々に心よりお悔み申し上げます。
また、被害に遭われた皆さんの一刻も早いご回復をお祈りします。

それにしても、犯行の動機となった障がい者に対する差別意識、ナチス・ドイツと同じです。
こうした考えが生まれてくる、この社会にこそ、大きな問題があるのではないでしょうか。
子どものときから競争社会、格差社会で、「ともに生きる」ということの大切さが見失われてきているのではないでしょうか。

私たちがめざす平和な社会とは、障がいの有無だけでなく、性や民族が違うことによる差別のない社会です。
そのために、自治体は先頭に立つべきですし、それが自治体の役割です。

今後、精神障がい者をより管理する方向に向かうのではと危惧がされます。
安倍政権になって、「共生社会」という言葉を聞かなくなっています。
私たちのめざす社会は「共生社会」だと、もっとはっきり強く言い続けなくてはと、心に誓っています。




7月24日 (日)   戦場ぬ止み

午後6時から、『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)〜沖縄で今、何が起きているのか』の上映会でした。
監督は三上智恵さん、『標的の村』に続く第2作です。

沖縄は再び戦場(いくさば)になったと、辺野古基地建設反対闘争を描いた作品ですが、地元の人々が絞り出す言葉のひとつひとつが胸に突き刺さります。
涙せずには見ることができない作品でした。
なぜ、ここまで沖縄の人たちを踏みつけなければならないのでしょうか!

映画の後に、海勢頭恵子さん(「オール沖縄」とともにシマンチュの会・事務局長)の報告がありました。
7月11日早朝から始まった東村高江のヘリパッド建設工事、22日のあの暴力的強行着工には、誰しもが怒り心頭です。
ニュースを見ていると、私自身が機動隊に運び出されるように感じ、手も足も体中が痛みました。
安倍政権の「聞く耳を持たず」は、私たちにも今後向けられるのでしょう!
民意を尊重せず、暴力で強行突破する安倍政権、独裁政権そのものです。

8月8日から開く「子どもたちと考える『戦争と平和』展in高槻・島本」では、今回は沖縄戦や基地問題のパネルも準備しています。
ぜひ、ご覧ください。
8月8日(月)が午後2時からですが、11日(木・休)まで展示しています。生涯学習センター1階展示室、無料です!


7月22日 (金)   堺市博物館

8月4日、5日と、第100回市民派議員交流・学習会が堺市で開かれます。
その中で私も「男女共同参画の推進をゆるぎないものにするために」と題して、大阪府や国の男女共同参画施策の変遷について報告をさせていただきます。
今日はその打ち合わせで、堺市博物館に伺いました。副館長の谷口裕子さん(前市民人権局長)が堺市の取組の報告をして下さるからです。
打合せ終了後、博物館を見学、古墳群の説明や埴輪など発掘されたもの、自治のまち・堺の歴史などの常設展示だけでなく、特別展示として堺市出身の田島征彦さんの型絵染と絵本原画展も行われていました。息子たちが大好きだった『じごくのそうべえ』の原画もありました。
65歳以上は無料とのことでありがたかったです!しばし気分転換をしてきました。


7月21日 (木)   学んでよし

8月8日(月)から11日(木・休)まで開催する「子どもたちと考える『戦争と平和』展in高槻・島本2016」、今夜は最後の実行委員会でした。
実行委員会作成のパネルの文章など確認し、かなりの準備が整いました。
あとひとふんばりです。がんばります!!!

東京都知事選、鳥越候補に対し、週刊文春がひどい記事を掲載しました。
鳥越弁護団は、週刊文春の編集部に抗議文を出すとともに、悪質な選挙妨害だと、公職選挙法違反、名誉棄損で東京地検に告訴しました。
それにしても選挙期間中にこれはひど過ぎます!
岩上安身さんのIWJ Independent Web Journal に、鳥越候補に直撃インタビューをしたときのことを掲載されています。

【緊急アップ!】週刊文春の鳥越俊太郎氏スキャンダル報道に様々な疑問点!鳥越陣営は「事実無根」だと名誉毀損と選挙妨害で東京地検に刑事告訴!岩上安身の直撃取材に鳥越氏本人が答えていた「疑惑」の真相とは? 2016.7.21

政策論争がないと言われていますが、しないようにさせているのは誰なのでしょう。
スキャンダルで落とそうというのは、あまりにも卑怯です。

今日、鳥越候補は、3つの「よし」に、「学んでよし」をいれ4つの「よし」にされました。
保育も教育だと、保育がいいということは「学んでよし」ということなのです。
なるほど!です。
一度言ったからと言ってそれに固執しない、この弾力性、これこそが知事に必要な資質ではないでしょ。


7月19日 (火)   憲法改悪NO!

昨年9月19日の戦争法強行採決以来10ヶ月目の今日、各地で抗議行動が行われました。
毎月19日抗議アクションです。

高槻でも午後1時半から一時間、JR高槻駅南陸橋でアピールとチラシを配布しました。参加者は20名。
参院選の結果を受けて初めての街頭アクションでしたが、チラシはよく受け取ってくださいました。
また、「僕は戦争に行ったから、皆さんの思いよくわかっているよ」「日本でテロが起こらないように、このままであってほしい」「暑い中、ごくろうさまです」など、声もたくさんかけて下さいました。
選挙結果に納得していない人が多いことを実感しました。

8月には内閣改造があり、その後、臨時国会も開かれます。
「改憲」に向けて動き始めるのでしょう。
国政の動きに合わせ、また全国各地の運動と連帯しながら、高槻でも「憲法改悪許さない!」の取組みを続けます。
アクション予定は、このいきいき日誌でもご案内させていただきます。
わずかな時間でも結構ですので、ぜひ、ご参加下さい。
ごいっしょに、立憲主義を取り戻しましょう!

都知事候補の鳥越俊太郎さんを応援するサイトができました。
鳥越俊太郎を応援する市民センターです。
勝手連的にどんどん運動が広がっているのを感じます。
政党だけの閉鎖的な選挙運動ではなく、市民もどんどん参加できる選挙のようです。
6月に東京で開かれた市民連合の集会で、米国のサンダース氏の選挙運動を見てこられた方が、これからの選挙には、選対に市民参加の受付が必要と言われていました。
まさに、その実践のようです。
政党の公認、推薦の候補であっても、市民を迎え入れて下さる候補には、どんどん市民も積極的に関わっていかなければ。
政治を独裁者から市民の手に取り戻すためには、私たち市民も選挙にどんどんかかわろうではありませんか。
まずは、東京に友人、知人がいらっしゃれば、電話かけOKです。
メールでの投票依頼は禁止されていますが、ホームページやブログ、ツイッター、フェイスブックなども認められています。
東京都知事選であっても、私たち大阪に住む者ができることもあります。
応援よろしくお願いします!!!


7月17日 (日)   沖縄の闘い

参院選投票日の10日、沖縄県では新基地反対を訴える伊波洋一さんが当選されました。
オール沖縄の勝利でした。

ところが翌11日の未明、高江のヘリパッド基地建設予定地に重機や資材が搬入され、工事着工の準備作業が始められたのです。
沖縄県民がどのような意思を示そうとも、安倍自公政権は、米軍優先、基地建設強行をしようというのです。
これは住民自治、地方自治を否定するものではありませんか。
沖縄県民の民意を尊重するのが、国民主権、民主主義のはずです。

安倍政権は、全国各地から機動隊員を増員、反対住民を力づくで弾圧、今週から工事強行をもくろんでいます。

選挙が終われば、民意を無視して、隠していた牙をむく、恐ろしい政権です。
でも、これが安倍政権の本性です。
沖縄タイムズ琉球新報の記事もぜひ読んでください。
明日はわが身です。
沖縄で起きている真実を私たちも知りましょう!

沖縄の基地反対の闘いを描いた映画の上映会があります。
基地問題に取り組んでおられる方からのアピールもあります。
日曜日の夜ですが、お時間がりましたら、ぜひ、ご参加下さい。
沖縄の闘いを共有しましよう!
協力券を私も預かっています。

<上映会『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ』
日時:7月24日(日)午後6時〜8時45分(開場5時50分)
 6:00〜上映
 8:15〜アピール「沖縄の闘いから」ほか
場所:総合市民交流センター8階イベントホール
参加費:999円(中・高校生500円)
主催:高槻ドキュメンタリー映画上映委員会
*監督は『標的の村』の三上智恵さんです。



7月15日 (金)   怒りの19日行動

9月19日、この日は戦争法が強行成立した日です。
以後、毎月19日に戦争法廃止を求める抗議行動が全国各地で行われてきました。
これからも全国各地で粘り強く続けられます。
高槻・島本でも、下記の通り行います。
国会議員会館前はもちろん大阪駅前や茨木市内でも行われます。
憲法改悪許さない!の声を、ごいっしょに上げ続けましょう!

<怒りの19日行動>
日時:7月19日(火)午後1時半〜2時半
場所:JR高槻駅南陸橋
主催:変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本

<おおさか総がかり19行動>
日時:7月19日(火)午後6時〜7時
場所:梅田ヨドバシカメラ前
主催:おおさか総がかり19行動実行委員会
*おだち源幸さん、わたなべ結さんからもアピールがあります。
*Swing Masaさんのサックス演奏もあります。



7月14日 (木)   市民派議員学習会

第100回記念の市民派議員交流・学習会が8月に開かれます。
今日は堺市で実行委員会、打合せをしました。
第1回は1991年10月です。
堺市議の長谷川俊英さんが呼びかけて下さってスタートしました。
以後、3ヶ月ごとに回を重ね、100回になりました。
この場で、私はどれだけ多くの自治体の施策を学ばせていただいたかわかりません。
また、議員のネットワークができたのも、心強いことでした。
第100回目も堺市でです。
現職ではありませんが、お役に立てばと、実行委員を引受けています。

堺市役所に行けば、必ず立つ場所があります。
市役所前の正面玄関に立てられた「永遠に」と書かれた石碑の前です。
1996年7月学校給食で小学生など9500人余りが病原性大腸菌O157に感染しました。
石碑には亡くなられた小学生3人のことが刻まれていますが、昨年10月には、後遺症で25歳の方が亡くなられました。
20年前のことですが、学校給食の安全性が問われ、私には忘れられない事件です。
最初の患者が発生したのが7月12日、一昨日、追悼式典が行われました。
事件を風化させないように、堺市役所の玄関に立つ石碑、命の尊さを語るとともに、公務員に対し、その責任を問いかけているように思えます。

堺O157 集団食中毒20年 学校関係者ら再発防止誓う(毎日新聞2016年7月12日)


7月13日 (水)   戦争と平和展

子どもたちと考える「戦争と平和」展in高槻・島本を今年も開きます。
今日は世話人会、最後の詰めをしました。
昨年いただいた意見や感想を踏まえ、より充実したものになるよう、力を入れています。
まだまだ作業が残っていますが、がんばります!

東京都知事選、野党は分裂せず、統一候補となり、ほっとしました。
3度目のチャレンジ、都議会傍聴も続けておられ、ここまで準備されていた宇都宮弁護士の心中察するに余りあります。
また、支援者の皆さんも気持ちの整理が大変なことと思います。
この機に及んでの決断、ほんとうに敬意を表します。
急きょ立候補された鳥越さん、そのお気持ちも痛いほどわかります。
なんとしても勝っていただきたいです!!!


7月12日 (火)   素案を読む会

市民派議員交流・学習会はこの8月に100回記念の学習会を開きます。
第1回目は1991年10月堺市でした。
以後、議会が終わった翌月に開催、参加議員が持ち回りで、年4回、25年続けることができました。
記念すべき第100回目は8月4日、5日の2日間、堺市で開きます。
今回は、6人の議員がそれぞれの取組みを各15分でプレゼンをする企画もあります。
今日はそのリハーサル、午前中、朴勝俊さん(関西学院大学教授)から、プレゼンのポイントを説明していただき、メンバーのプレゼンを評価していただきました。
まあ、目にうろこの数々、とても勉強になりました。

夜は、「高槻市立就学前児童施設の在り方に関する基本方針(素案)」を読む会でした。
児童施設とは、保育所、幼稚園のことです。
現在、この基本方針(素案)は、パブリックコメント中です。
基本方針(素案)が出されるまでの経過や基本方針の内容、合わせて安倍政権が進める保育政策の問題などについて、中村玲子議員と二人で報告させていただきました。
参加者の皆さんからはさまざまなご意見をいただきました。
急な会合でしたが、ご参加下さった皆さん、ありがとうございました。


7月11日 (月)   新たな決意

参議院選挙の結果を心底重く受け止めています。
改憲勢力が参議院の3分の2を超えたからです。

その上、大阪では定数4を改憲勢力が独占、関西12議席のうち、京都の民進党1議席以外はすべて改憲勢力でした。

1人区での野党共闘は11選挙区で勝利、大きな成果でした。
沖縄、福島、東北などは、基地、原発事故、TPPと、安倍政権が進める政策に反対している地域であり、その声が野党共闘で目に見える形で結実したと言えるでしょう。

高槻での比例区の各党の得票率を3年前の2013年と比べてみると、維新は4%以上も増えていますが、民主、共産、社民、生活の立憲4党も少しづつですが、増えていました。逆に、自民、公明は減らしています。
高槻でも立憲4党の共闘やこの間の運動が少しは影響があったと言えるのかもしれません。
しかし、なぜもっと増やすことができなかったのか、しっかり反省しなければなりませんし、維新がなぜここまで増やすことができるのか、これからも増やす可能性があり、その要因分析はこれからです。

今日の各紙の1面の見出しを見てびっくり、「3分の2を超える」と今にも憲法改正の手続き始まるが既定の事実かのような論調です。
それなら、選挙前に、どうしてもっと「3分の2」のことを書かなかったのでしょうか。
選挙は争点隠しで、選挙後にメディアもいっしょになっての後出しです。
やっぱり!です。

安倍首相はさっそく憲法審査会で論議をしてもらうと言っています。
しかし、衆参とも3分の2をとった改憲勢力議員が審査会の多数です。
その結論は最初からあるも同然ですが、これからは審査会の動きもチェックして、心ある立憲4党の議員を支えましょう!

また、戦争法廃止、立憲主義を守れ!ともっともっと訴えていきましょう!
おだち源幸さんわたなべ結さんを応援された皆さん、支えて下さった皆さん、ほんとうにご苦労様でした。
これからも力を合わせて、私たちの輪をもっと広げるようにがんばりましょう!

市民連合、総がかり行動委員会から、選挙結果を受けての見解や決意が出されています。
立憲4党の共闘がこれからも継続されることを祈りながら、私も一市民として頑張り続けます。

参議院選挙の結果に関する見解(市民連合)
参議院選挙結果を踏まえての、闘いの決意(総がかり行動委員会)



7月9日 (土)   最後の訴え

参議院議員選挙最終日、民進党のおだち源幸候補も、共産党のわたなべ結候補も、全力で府内をまわり、最後の訴えをされました。
お二人の最後の演説が、アップされています。ぜひ、ご覧ください。

おだち候補の最後の訴え
わたなべ候補の最後の訴え

おだち候補は夕方5時に松坂屋前で大阪10区での最後の訴えをされました。
辻元清美衆院議員からも、改憲勢力に3分の2を取らせないために、民進党に力を貸してほしいと、魂をこめたお願いがありました。

全国で一人でも多くの野党候補、立憲4党の候補の当選を願っていますが、大阪選挙区は激戦、定数4を改憲勢力に独占させるようなことはあってはならないことです。

明日は投票日、今回の選挙はこれからの国の在り方を決める選挙です。改憲が争点です。
安倍首相のいう「この道」を前進するのか、ストップをかけるのか、よく考えて投票して下さい。
一人でも多くの方が、「改憲を許すのかどうか」を判断して投票して下さるよう、心よりお願いします。


7月8日 (金)   国の在り方

参院選も残すところあと1日、一人でも多くの方に、投票に行っていただきたいです。

この選挙は、これからの国の在り方を決める選挙です。
今まで当たり前だと思っていた、「平和主義、基本的人権の尊重、国民主権」を失うかどうかの選挙なのです。
もちろん地方自治も失うかどうかの選挙なのです。
ほんとうに失ってしまっていいのでしょうか。
失ってから後悔しても遅いのです。
失わないために、野党4党は手を組みました。
中野晃一さんは、野党4党と言わずに立憲4党と言われています。

日本は、天皇のために、日本の繁栄のためにと、19世紀末から朝鮮半島、満州、中国、東南アジア、米国までも侵略し続けました。
この戦争で、日本だけでなく日本軍が侵略した地域で、どれだけの多くの血が流れ、犠牲者が出たことしょう。
今も日本から離れた地域で眠ったままの人もいるのです。

1945年の敗戦で、私たちは現憲法を手にしました。それまでの大日本国憲法との違いは、「平和主義、基本的人権の尊重、国民主権」です。
戦後生まれの戦争を知らない世代は、現憲法のもとで教育を受け、平和を享受してきました。

自民党憲法草案を読めば、自民党がめざす国の在り方がよくわかります。
文字として憲法の3原則は書かれていますが、さまざまな条文、文言を付け加えることで、骨組みがまったく違うものになっています。
ひと言でいうなら、戦前への復帰です。
ひとり一人の人権を大切にするのではなく、お国のために命を投げ出すことを求める国になるのです。

この選挙で、参院でも3分の2をとり、憲法改正を虎視眈々と狙っているのです。
解釈改憲で戦争法を強行成立させましたが、参院選が終われば、集団的自衛権行使の準備を進めるシナリオです。
基本的人権保障のためには、税金をできるかぎり使わない方針です。
国会議員の数さえとれば、国会はイエスマシーンにしてしまい、形だけの審議で終わらせます。
資料も黒塗り公開が常態になります。
地方自治も形だけ、重要なことはすべて法律で規定し、地方自治体は国の出先機関になり下がります。
マイナンバー制度など、そのシステム構築ではと思います。

皆さん、本当にこのような国をのぞんでおられるのでしょうか!!!

岡田民進党代表も、志位共産党委員長も、吉田社民党党首も、小沢生活の党代表も、憲法を変えていいのかと、街頭で訴え続けておられます。

安倍首相はこの内容を選挙で訴えずに、野党批判とアベノミクスは道半ばでゴマかし、選挙後に「公約に書いてありました」と、牙をむくこと必定です。

許せない!
毎日毎日訴えていますが、皆さん、選挙区も比例区も野党候補に1票を!
この国の在り方を変えていいのかどうか、まわりの方にもお声かけいただき、一人でも多くの方に投票に行っていただくよう、残された時間、よろしくよろしくお願いします!!!


7月7日 (木)   争点は「改憲」

「改憲4党 3分の2に迫る」「自公堅調、民進伸びず」
今日の朝日新聞朝刊1面トップの見出しです。
参院選終盤情勢調査結果を報じたもので、世帯用全国7万8629件に電話、有効回答は4万3319人、回答率は55%です。
しかし、2面には「改憲4党で3分の2 『占めない方が良い』38%」と書かれています。

安倍首相は、今年の初めには次の選挙で憲法改正を問うと言いながら、ことここに至って憲法改正は争点でない、国会議員の皆さんに議論してもらってからと、争点隠しを続けています。
3分の2を取ってから国会で議論しても、結果は見えています。

改憲勢力は、どんな形でもいいからとにかく3分の2さえとればいいのです。
主権者は国民というのなら、政治家は堂々と一番したいことを一番の公約に掲げ、選挙で信を問うはずです。
それが戦後の日本の選挙の姿でした。
しかし、安倍首相は違います。
一番やりたいことを隠して選挙、しかも、選挙に不利なことは選挙後に公表と、秘密主義で選挙に臨み、勝てば隠していたことを一番にやるのです。
これは「国民主権」を尊重した選挙ではありません。
独裁国家のやり方です。ほんとうにひどいではありませんか!

民共連合は野合だと語気強めて自公は批判していますが、それも間違いです。
野党共闘を提案したのは、市民です。
戦争法廃止、憲法に基づく政治をしてほしい、立憲主義を守れ!という市民が動いて、野党共闘が実現したのです。
自公の野党批判に言葉の裏に、野党共闘を応援している市民の存在はありません。
野党4党、立憲4党は、市民の声に耳を傾け、さまざま地域のこれまでの経過を乗り越え、野党共闘を実現して下さったのです。
この間、自民、公明候補の高槻市内での街頭演説を直に聞きましたが、実態を踏まえない野合批判の言葉のすさまじさに、わが耳を疑いました。

ママの会の「誰の子どもも殺させない!」は人間としての叫びです。
私たちは「戦争法廃止!」「立憲主義を守れ!」「独裁政治許さない!」を人間として訴え続けます。

投票日まであと2日間、自公政権の「争点隠し」見抜いて、野党候補、立憲4党の候補に1票をお願いします!


7月6日 (水)   選挙終盤戦

午後から大阪市立大学へ、「環境問題と行政」と題して90分の講義をしました。木野茂さんの「科学と社会」の一こまです。
「科学と社会」は前期全14回、教科書に基づく講義だけでなく、環境問題をテーマにディベートや受講生による創作劇なども行われています。
また、私のようなゲスト講師には、講義の感想を短歌とその心の件名で投稿することになっています。全員必須で、ネット使用前提の授業です。
私の時代には考えられなかった授業ですが、知識だけでなくこうしてさまざまな能力を身につけるのが大学教育に今課せられていることなのでしょう。
どのような短歌を書いて下さるのか、楽しみです。

選挙戦もいよいよあと3日です。
立憲主義を訴えるおだち源幸候補わたなべ結候補のツイッターで選挙戦の様子を共有しています。
全国各地で繰り広げられる激しい選挙選もいろいろチェックして共有、元気をもらっています。
改憲勢力に議席を独占されるかどうかが注目の大阪選挙区、なんとしても、立憲主義のおだち候補、わたなべ候補を国会へ。


7月5日 (火)   おだち源幸候補

午後4時半からJR高槻駅南でおだち源幸候補の街頭演説会があり、参加しました。
今日は、東京から連合(日本労働組合総連合)会長の神津里季生さん、連合大阪会長の山崎弦一さんが来られ、応援演説をされました。
連合会長のお話を直接お聞きするのは、初めて、またとない機会でした。
お二人とも、なんとしてもおだち候補を国会へと、切々と訴えられました。
辻元清美衆院議員も応援演説、おだち候補も猛暑のなか、汗だくアベノミクス批判を繰り広げられ、支援を訴えられました。
ほんとうにご苦労様です。
選挙戦も残すところあと4日です。
大阪選挙区(定数4)では、改憲勢力優勢と報じられています。
戦争法廃止!立憲主義を守ろう!個人の尊厳を大切にしよう!と訴える野党のおだち候補、そしてわたなべ候補に、皆さんの1票をお願いします。そして、まわりの皆さんへのお声かけもお願いします。
なんとしてもお二人を大阪の代表として国会へ。

3日、リオオリンピックの日本選手団の壮行式が行われました。
その席で、森喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長は、「国歌を歌えぬ選手は日本代表ではない」と発言しました。
アナウンスやモニタ―には、「斉唱」ではなく、「国家独唱」となっていたにもかかわらずです。
森会長は、「君が代」を歌えない人は日本国民でないと言いたかったのでしょう。

国歌は「君が代」と、強行に決められました。
しかし、歌う歌わないは、憲法で保障されている思想信条の自由、内心の自由の問題です。
国歌を歌うことを強制するのは基本的人権の侵害であり、憲法違反です。
このような人権感覚がない人が会長職ということは、大問題です。
競技会場やエンブレム問題など問題続出の組織委員会、どうして会長職に居続けられるのでしょうか。
組織委員会の体質が問われています。



7月4日 (月)   憲法全文

今回の選挙から、選挙権が20歳以上から18歳以上に引き下げられました。
初めて投票する人たちに、憲法を知って日本ことをもっと考えてみませんかと、今週の『週刊・スピリッツ』(小学館)は日本国憲法全文を綴りこんであります。
ニュースで知り、先週急いで駅前の本屋さんに行くと、発売は4日で、数件問い合わせがあるとのことでした。
品切れになってはとすぐに予約をし、今日、入手しました。このような若者向け漫画の週刊誌を買うのは初めてです。

さっそく開くと、グラビアは6人の18歳のアイドルが憲法を読んで気に入った条文と出身地のことをうまくかみ合わせて文章が書いてあります。
もちろんカラーの写真もついています。

綴り込みの憲法全文には、『スピリッツ』に連載している漫画家の絵がついています。

そして、憲法を身近に感じるように、ノンフィクション・ライターの神田憲行さんが、『スピリッツ』連載作品の登場人物は、憲法で保障されたさまざまな権利と関係があると、解説しています。

「なるほどなあ〜」と、読み入りました。若い世代の購読者にこうして訴えるのですね。勉強になります。
ただ、グラビアは文字が小さく、私には読みづらかったですが。

今日は週末の世論調査の結果が発表されています。
報道ステーションの調査では、投票の物差しは憲法改正が3番目ですが、6月より5ポイントも増えたとのこと。
やはり問題を言い続けることの大切さを感じます。
選挙時には言わずに、選挙後に数にものを言わせてやる安倍政権、今回はだまされない!!!

それにしても、この間、You Tubeで視聴しようとすると、安倍首相の顔がバーンと出てきます。
自民党の宣伝ですが、他党の宣伝は見たことがありません。
お金にものを言わせて流しているようで、心底、腹が立ちます。


7月3日 (日)   アベ政治を許さない!

澤地久枝さん呼びかけの毎月3日の「アベ政治許さない」スタンディング、今日も午後1時からJR高槻駅南陸橋で行いました。
前半15分は無言で、後半15分は、「選挙に行こう」「戦争法は直ちに廃止」などのコールをしました。
通りがかりの方が、「私もアベ政治は大嫌い、署名は無いの?」と声をかけて下さいました。

8月に市民派議員の交流・学習会100回記念の企画があります。
私はここで、男女共同参画施策を振り返る報告をさせていただきます。
とりわけ大阪府内の自治体の振り返りと現状についてです。

そのため、昨夜、大阪府立ドーンセンターに行き、古い資料を調べるとともに、資料もどさっと借りてきました。
ジェンダーバッシングが始まった頃から、府内の自治体の男女共同参画施策は縮小されつつあります。
この歴史、実態を、目に見える形でまとめておかなければと思うからです。

そう思っている矢先、『日本会議の研究』を出された菅野完さんが個人ブログに書かれていた「なぜメディアは日本会議を報道してこなかったのか」を読んで、納得!!!でした。
私が取り組んできたのは、「女・子ども」の人権でした。
日本会議に反対運動をされ続け、こちらは前に進むどころか、負け続けています。
でも、あきらめません!!!自由がほしいのです。一人の人間として、性別や出身や学歴などの関係なく平等であるべきだからです。
「女・子ども」の人権保障を求めて、基本的人権の保障を求めて、がんばります!!!

<情報提供>
菅野完さん「なぜメディアは日本会議を報道してこなかったのか」


7月2日 (土)   わたなべ結さん

今日はわたなべ結候補(共産党)が高槻に来られました。
午後3時からJR高槻駅北ロータリーで街頭演説会、360度、人、人、人で、ぎっしりでした。
宮原府議会議員、小沢福子元府議、安保関連法に反対するママの会の応援演説のあと、わたなべ候補の国会で仕事をさせてほしいという若さがはちきれんばかりの演説、そして小池晃書記局長がアベ政治の何が問題か、大阪4議席を改憲勢力に独占させてないけないと、力強い演説で締めくくられました。
暑い中でしたが、集まられた方も通りすがりの方もしっかり耳を傾けられていて、わたなべ候補への支持が着実に広がっているようです。

小池書記局長のお話によれば、菅官房長官と松井一郎代表が5月に会った際、菅官房長官が大阪維新は二人立てても勝てると菅官房長官が言ったことから、浅田候補に引き続き6月に高木候補の立候補が決まったとのことです。
高木候補は、最近まで自民党の堺市議で、大阪都構想に反対していました。
どうしても、こうも簡単に自分の主義主張を変えられるのか、私には理解できません。

わたなべ候補は、ほんとうにさわやかです。そして、演説が終わった後の握手でも、一人一人の方に丁寧にあいさつをされていて、熱いハートのある方です。
国会議員には、人の心がわかる、温かい人になっていただきたいです。

大阪定数4の半分は立憲4党の候補者に!
わたなべ候補、おだち候補を国会に送り出すために、私たちももうひと回り輪を広げましょう!
あと1週間、みなさん、ご協力よろしくお願いいたします。

猛暑の一日、朝、クマゼミがやってきて、元気のいい声を聞かせてくれました。
大切に育ててきたアサガオも初めて2輪咲きました。
ジャコウアゲハの幼虫もたくさんいて、食草のウマノスズクサをしっかり食べています。
まもなく酷暑到来のようです。
暑さに慣れるまでしばらく時間がかかりますが、皆さんもご自愛ください。


7月1日 (金)   株投資は止めて!

私たちの年金で株をやるのは止めて!
年金の運用については、これまで株式の占める割合は24%(国内12%、外国12%)でした。
安倍政権は、2014年11月、これを株式50%(国内25%、外国25%)としたのです。
株の割合を増やして運用の半分にまでするということは、不安定要素を抱え込むことになります。
その結果、昨年は5兆円の損失があったとのことです。
ところが、その発表を今年だけは7月末にするという、不都合な事実は参院選後に公表するというのです。
安倍首相は、黒字の年もあったとしていますが、不安定要素多い株に年金を投資することを止めるべきです。
今後株価が下がり、赤字がどんどん増えれば、毎月の年金が減ります。
毎月の年金を心配しなくていい1%の人はそれでいいかもしれませんが、99%は困ります。
やっていることが正しいというのなら、堂々と参院選前に公表すべきです。

<情報提供>
アベ政治をストップさせたい!野党の勝利を願う皆さんから、いろいろ情報をいただいています。
ありがとうございます!

今日の情報提供は3つです。
まわりの方にもぜひ広めて下さいね!

『戦争のつくり方』(アニメーション、7分半)
創価学会婦人部平和委員会編纂『まんが・私たちの平和憲法』の最後の章(『ソウルライフ』より、28年前につくられたもの)
『安倍政治に反撃 ケセラ』(西谷文和、3分44秒)
 

■ご意見・ご要望はこちらから
wasabi@osk3.3web.ne.jp

     
         

©二木洋子事務所