いきいき日誌 |
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15/12/31 (木) 感謝をこめて
15/12/30 (水) 日本軍「慰安婦」 15/12/28 (月) 録画中継 15/12/25 (金) 男女共同参画 15/12/24 (木) 不当判決! 15/12/21 (月) マイナンバー研修 15/12/20 (日) 近藤さんを偲ぶ 15/12/19 (土) 憲法アピール 15/12/18 (金) 大学で講義 15/12/17 (木) 地形と地質 15/12/16 (水) 「議会力」向上 15/12/15 (火) 昭和戦争史 15/12/14 (月) 68万人分流出 15/12/13 (日) 国立大の悲鳴 15/12/12 (土) 均等法制定30年 15/12/11 (金) 軽減税率 15/12/10 (木) 野鳥観察 15/12/9 (水) 違憲訴訟 15/12/8 (火) ばらまき 15/12/7 (月) 社福法人改革 15/12/6 (日) 戦争法廃止 15/12/4 (金) 30%断念! 15/12/3 (木) 化血研 15/12/2 (水) 日本の民主主義 15/12/1 (火) はや師走 |
12月31日 (木) 感謝をこめて
大晦日、お天気に恵まれ、新しい年を迎える準備であわただしい一日でした。 買い物は昨日に済ませてあったのですが、今日は掃除に力を入れました。 おかげで、手はがさがさになりました。 戦後70年のこの1年、私にとっては、皆さんのご期待に沿うことができなかった、悔しい一年でもありました。 年末にも、道でばったりあった方が、どうされているのかと心配していましたと、お声かけ下さいました。 あらためて、いかに多くの方が支えて下さっていたのか、知らされる日々です。 組織も何もない「草の根市民派」の私を支え続けて下さった皆さん、そしてこのいきいき日誌を訪問して下さる皆さん、ほんとうにほんとうに長い間ありがとうございました! 明日から新しい年です。 1月4日から国会が始まり、夏にはW選挙かとも言われています。 この国のありようを決めるたいへんな年になりそうです。 私も気合を入れてがんばります! これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 12月30日 (水) 日本軍「慰安婦」 12月28日、日本軍「慰安婦」問題解決のために、日韓外相が会談、政府間の合意がなされたとのことです。 しかし、よく読んでみると、「軍の関与」というあいまいな表現で、強制だったとは言っていません。 「こころからのお詫び」なら安倍首相自らが被害者に頭を下げるべきです。 韓国が財団を設立、日本政府が10億円だすとのことですが、いったいどのような事業するのか、具体が見えません。 「最終かつ不可逆的に解決」という表現も、私には「これで終わり」というような、脅しに聞こえます。 その上、在韓日本大使館前の「平和の碑」(少女像)は、戦後70年、苦しみ抜いてこられた方々の思いの象徴の像ですが、被害者抜きにどうしていとも簡単に「移設」という言葉を使うのでしょう。 両国のマスコミの論調は前向きにとらえているものが多いようですが、関係団体から抗議の声明が出されいます。 <韓国挺身隊問題対策協議会> 日本軍「慰安婦」問題解決のための日韓外相会談合意に対する挺対協の立場(12月28日) <日本軍「慰安婦」問題解決全国行動> 声明 被害者不在の「妥結」は「解決」ではない(12月29日) <日本軍「慰安婦」問題の解決を求める弁護士有志> 日本軍「慰安婦」問題に関する日韓外相会談に対する弁護士有志の声明(12月30日) なお、外務省のホームページに記者会見の概要が出ていますが、時事通信も全文を掲載しています。 12月28日 (月) 録画中継 高槻市議会の本会議録画中継、12月分がすべて(4日分)アップされています。 16日、17日に行われた一般質問も、各議員ごとにわかるようになっています。 ただ、11月30日、12月3日の議案質疑は、どの議案で、誰が質疑をされているのかが分からず、最初から最後まですべて見ないと質疑内容がわかりません。 高槻市議会の議事運営のなかで、1つの議案ごとに論点を整理する審議方法は、他の地方議会の議案審議に比べ、論点がわかりやすく、とてもいいところです。 高槻市議会のこれまでの議員の皆さんが議論を重ね、いかに議会としてのチェック機能を果たすか、工夫されてきた審議方法なのです。 1議案ごとにていねいに論点を審議する手法ですので、市民にもそのていねいさがわかるように録画を見る時の案内の仕方を工夫していただけると、より身近な高槻市議会になると思うのですが。 12月25日 (金) 男女共同参画 今日の閣議で、第4次男女共同参画基本計画が決まりました。 意思決定の場への女性の参画の数値目標が「202030」(2020年に30%)から、現状に合わせ引き下げられたものもあります。 これまでの取り組みが不十分だった証ですが、その反省はありません。 「一億総活躍社会」は「一億総動員」で、「女性もとにかく働け!」というふうに私には読めます。 この計画の理念や数値目標等に合わせて、大阪府や高槻市の計画も策定されます。 この基本計画は何が問題か、地方の計画策定時には何に留意すべきか、1月16日(土)に、報告をさせていただきます。 高槻市外での学習会です。メールをいただければ、折り返し、時間、場所をご連絡させていただきます。 毎月末に来るミニコミが、今週は次々と届いています。年末のため、少し早く発送して下さっているようです。 読み応えのあるものばかりで、目を通すのに時間がかかりますが、元気をもらっています。 今夜は素晴らしい満月でした。38年ぶりのクリスマスの満月だそうです。満月のすぐ横にはオリオン座も輝いていました。しばし、澄み切った夜空を見上げ、すがすがしい気分に。 12月24日 (木) 不当判決! 福井地裁は、関西電力・高浜原発3・4号機の再稼働を認める判決を出しました。4月に再稼働を差し止めた地裁判決に対し、関電の異議を認めたものです。 また、福井地裁は関電・大飯原発3・4号機の再稼働しないように求めた住民の訴えも却下しました。 司法判断の前に知事が再稼働に同意するなど、この間の動きから危惧していましたが、やはり!でした。 判決内容は関電の主張を鵜呑みにしたもので、不当判決です。 福島原発は放射性物質を垂れ流し続け、収束していません。放出された放射性物質による内部被ばくの問題、被災者の生活保障など、納得のいく対策はとられておらず、何も解決していません。 こんな状況で、九州電力・川内原発に続き、関電も再稼働を始めようとしています。そして、その次は四国電力の伊方原発です。 国策で進められる原発推進、これだけの事態が起きていてもストップしない政府、原子力ムラに操縦される安倍政権は、一刻も早く退陣してもらわなければ! そんな安倍政権は閣議で2016年度の予算案を閣議決定しました。一般会計96兆7218億円と過去最大の予算額です。 「一億総活躍社会」実現の緊急対策も含まれていますが、そんな施策で「活躍」できるかという思いです。「活躍」の定義が、安倍首相と私では違うようです。 防衛費は5兆円を超え、こちらも過去最大ですが、米軍への思いやり予算など、削減すべきです。 また、消費税増税を前提に軽減税率導入し、その範囲を外食まで含めたことで、1兆円税収が減ります。代替財源は4000億円はめどがあるようですが、残る6000億は見通しがたっていません。どこにツケが回るのか、要注意です。 師走とは思えないくらいの暖かい一日でした。 こんな時こそ、皆さんも風邪をひかないよう、ご自愛ください。 12月21日 (月) マイナンバー研修 午後から、マイナンバーに関する研修会に参加しました。大阪市内で開かれた事業者向け研修会ですが、いろいろ学ぶことばかりでした。 12月20日 (日) 近藤さんを偲ぶ 午前10時から四国電力・伊方原発前で開かれた「再稼働反対!廃炉へ」抗議集会に参加しました。 全国各地から参加があり、交互にマイクを握り、力強いアピールが続きました。 11時半からは、故近藤誠さんの追悼集会に出席しました。 会場の八幡浜のホテルには、九州や福島、東京からもたくさんの方が参加され、近藤さんとの思い出を語られ、「ありがとう」「遺志を継ぐよ」の言葉が続きました。 私も、近藤さんがなぜ伊方原発反対闘争に関わられたのか、44年前にいっしょに大阪から伊方へ通い始めた経過などをお話させていただきました。 伊方の原発計画が明らかになったのは1969年のことです。近藤さんも私も伊方原発反対闘争に関わり始めたのは1971年のことです。 以来、反対運動一筋の44年の道のりは決して平たんなものではありませんでした。 最後まで見届けることができず逝かれた近藤さんの悔しさはどれほどのものだったか、胸が張り裂けそうになります。 近藤さんの悔しさを心に刻み、私も原発廃炉に向け力を尽くさなければと、思い新たに、高槻に戻ってきました。 12月19日 (土) 憲法アピール 午後から憲法アピール、変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本の皆さんと、チラシを配布しながら戦争法廃止2000万人署名への協力をお願いしました。 9月19日、戦争法が参議院で強行成立して3ヶ月です。毎月19日は、全国で戦争法廃止を求める街頭行動が行われています。 高槻・島本でも、がんばります! 来月19日は、他団体ともいっしょの行動を予定しています。 お時間がありましたら、ぜひご参加下さい。 夕方から急いで伊丹空港へ、そして久々に飛行機で松山へ、今夜は八幡浜泊です。明日は伊方原発現地まで行きます。 12月18日 (金) 大学で講義 午後から立命館大学衣笠キャンパスへ。 木野茂先生の「現代環境論」の一コマで、「環境問題と行政」と題して1時間半、お話をさせていただきました。 若い人を前にしての久々の緊張の時間、責任を果たせて、ほっとです。 12月17日 (木) 地形と地質 朝からたかつき市民環境大学でした。午前中は「北摂地域の地形と地質」と題して中条武司さん(大阪市立自然史博物館・学芸員)のお話、午後からは芥川の川原で石や有馬−高槻構造線の観察でした。 岩石の種類から始まり、北摂地域の地形がどのようにしてできたのか、地形の生成と地質は切り離せない関係にあること、プレートについて、地震と活断層についてなど、「地学の一日」でした。 芥川の川原にある石も、「これは1億年前にできた石」との説明を受け、地球の壮大な歴史に感激でした。 阪神淡路大震災時に、北摂の地形や地質について必死で勉強しましたが、今日のお話を聞いて、やはり百聞は一見にしかずです。 たかつき市民環境大学では学ぶことばかり、お世話くださる皆さん、ほんとうにありがとうございました。 12月16日 (水) 「議会力」向上 地方分権を進める自治体のモデル事例として、「地方分権改革事例集〜分権改革の成果を活かし、豊かさと安心が実感できる地域をつくる〜(平成27年版)」を内閣府がまとめました。昨年に続き2回目です。 この中では、堺市の「議会力」向上のための総合的な議会改革推進が紹介されています。 これを見ると、高槻市議会との違いが一目瞭然です。 高槻市議会では本会議の録画中継が始まったばかりですが、堺市議会では、本会議だけでなく委員会もインターネットでライブ中継が行われています。 しかも録画配信は会議終了3日後です。 さらに、本会議録画も委員会録画も議員の名前をクリックすれば質問を視聴できるようになっていて、各議員が市民のためにどのような主張をしているのか、とてもよくわかります。 高槻市議会も、中核市の議会として、これくらいの説明責任を果たすべきではありませんか。 堺市議会では、インターネットのアクセス数も増えていますが、こうした積み上げが、市政、議会への市民の理解を深め、さらなるまちづくりの向上につながるに違いありません。 また、堺市議会ではパワーポイントを使っての質問もできることになっています。 議場でのスクリーン設置は、傍聴する市民にとっても質問内容がわかりやすくなります。 議員によりITの活用度は異なりますが、他市の議員にできて高槻市議会議員はできないはずがありません! 市議会議員選挙後すでに8ヶ月になろうとしていますが、高槻市議会に議会改革をすすめるための検討会が設置されていません。 2013年3月にだした「議会ありかた検討会」の最終報告では、今後の議論に委ねる項目がありますが、そのひとつが「議会基本条例の制定」です。 検討項目の11番目ですが、「制定に向けて、前向きに検討すべきである。なお、制定にあたっては、新たに検討会を設置するべきである」と書かれています。 一刻も早く前向きに検討すべきではありませんか!高槻市議会のやる気度が問われています! 12月15日 (火) 昭和戦争史 安倍政権は公明党と手を組み、来春の参議院選挙後に憲法改悪を目論んでします。まさに憲法の正念場です。 そこで、昭和戦争史を振り返り、再び戦争・侵略・弾圧の歴史を繰り返さないために何をしなければならないかを考えようと、昭和戦争史を省みる講座全20回が始まります。 そのプレ講座が下記の通りこの19日に開かれます。 20回の講座では、第1回目は大正から昭和へ、第2回目は昭和3年、第3回目は昭和4年というふうに、毎回1年ごとの動きを学びます。第19回目は昭和20年敗戦の年です。そして、最後の第20回は昭和戦争史総括です。 ぜひ、ごいっしょに学びましょう! <プレ講座> 日時:12月19日(土)午前9時半〜11時45分 場所:高槻市立総合市民交流センター・4階第4会議室 資料代:200円 講師:山本健治さん(フリージャーナリスト) 主催:憲法をかってにさせない会 12月14日 (月) 68万人分流出 堺市で、全有権者68万人分の個人情報が流出した事件が明らかになりました。 堺市のホームページに、「市職員による個人情報流出について」が掲載されています。 驚くのは、ニュースでは全有権者の情報が流出したと報じられていますが、実際には全部で15のファイルが流出していました。 堺市も個人情報保護条例があり、市が保有する個人情報を適切に取扱い、個人の自己情報コントール権を保障することになっており、第3条には市職員は職務上知り得た個人情報を正当な理由なく他に知らせ、又は不当な目的に使用してはならないと、書かれています。 しかし、職員は不正に流出させたのです。 いくら厳しいセキュリティ措置をとっても、最終的には人間がすることに万全の安全はあり得ないのです。 これがもしマイナンバーも記されたファイルだったらと思うと、ぞっとします。 市のHPは調査の内容、職員の処分などについては書かれていますが、条例に職員の不正利用の禁止を掲げていながらなぜこのような事件が起きたのかについて、原因究明と再発防止対策は何も書かれていません。 15のファイルがそれぞれどのように管理され、安全措置がとられていたのか、不備はなかったのか、その原因究明が一番重要です。 特定の職員の個人の責任だけに終わらせず、組織全体としての問題ととらえるべきです。 第3者の専門委員会を立ち上げるなど、徹底的に究明していただきたく思います。 堺市で起きたことが他市で起きないとは断言できません。 マイナンバー制度は本格運用目前ですが、マイナンバーは市役所が利用するだけでなく、勤務先などでも利用されます。 行政以上に民間では、流出・漏洩の危険性が高いことは言うまでもありません。 いったんは導入を決めたマイナンバー制度ですが、イギリスのように、廃止にすべきです! 高槻市議会の録画中継がようやく始まりました。「議会の日程から選ぶ」をクリックすると、11月30日分と12月3日分が公開されています。 傍聴に行けないので、しっかり見ます。皆さんもぜひご覧ください。 12月13日 (日) 国立大の悲鳴 国立大学の授業料が毎年上がり続け、15年後には40万円もあがるかもしれない状況であることがわかりました。現在年間約53万円ですから約93万円になることになります。まさか!です。 発端は、10月26日の財政制度等審議会財政制度分科会での審議です。来年度の予算について審議をし、麻生財務大臣に建議をするのですが、この会議で、国立大学の運営交付金を私立大学並みに減らし、国立大学は自己収入を増やすべきとの財務省方針が了承されたのです。 翌10月27日、一般社団法人国立大学協会は直ちに運営交付金の確保を求める声明を出しています。 さらに、各大学ごとに経営協議会学外委員等から声明が続々と出されています。 12月7日には協会から「運営交付金の拡充にかんする決議」が、財務省に提出されました。 これに関連する資料には、「授業料を値上げした場合の影響」が出されています。 読んで、唖然です! 高等教育への公財政支出のGDP(国内総生産)比は、日本はOECD加盟国の最低です。 さらに、こんなに高い学費を払わなければならない国はありません。 その上、大学への公財政支出を減らし、大学は自己収入を増やせと、学生に負担を強いるなんて! これでは日本の未来はありません。 「軽減税率」問題で、食品にばかり関心がいきがちですが、消費増税は、生活必需品がすべて値上がりすることになり、大きな影響があります。 しかも、「戦争する国」になるために「防衛費」を増やさなければなりません。 税収の伸びが期待できない昨今、予算を増やす分野があれば、その分どこかの予算は減らさなくてはなりません。 そのツケを、人を育てる分野の予算まで削減するとは、あり得ないことです。 10月26日の財政制度分科会では、教職員を減らすことも提案され、了承されています。 これでは、憲法にうたわれた「教育の機会均等」は守られず、基本的人権は保障されません。 アベ政治は許せない! 「公私間格差をなくせ」という言葉がよく使われます。 今回も、私立なみに公立への税の投入を減らし、学生は私立なみに負担せよということです。 高槻でも、市立幼稚園の保育料値上げ時に、この「公私間格差をなくせ」と叫ばれました。 公立と私立の幼稚園の保育料を近づけるべきで、公立幼稚園の保育料を値上げするというのです。 これらは間違いです。 公立並みの負担でいいように、私立に補助金をだすべきなのです。 ひょっとして、安倍政権は国立・公立大学をなくそうとしているのかもしれません。 そんな危惧をいだかざるを得ない、今回の大学の自己収入を増やせ施策です。 12月12日 (土) 均等法制定30年 午後5時から高槻ジェンダー研究ネットワークの公開学習会でした。 講師は伍賀偕子さん、「女性差別撤廃条約批准・均等法制定30年〜私たちは何を得て 何をめざすか?」と題して、この30年、労働現場で男女平等実現のためにどのような取組みがなされてきたのか、歴史をひもどきながら、現在の課題についても解説をして下さいました。 伍賀さんは、元大阪総評婦人対策オルグで、総評解散後は2002年までは連合大阪政策スタッフをされていました。また、1977年には関西女の労働問題研究会を立ち上げておられます。 今日お話し下さった30年の取組みは、伍賀さんの闘いの歴史そのものだったのではないでしょうか。 伍賀さんは、最後に「不当なことに屈せず起ちあがってたたかった女たちの歩みが歴史を切り拓いてきた、非正規労働者、マイノリティの人々と連帯し、人と人をつなぎ、すそ野のを広げる 次世代への継承を」と結ばれました。 市川房枝さんの「権利の上に眠るな」の言葉を思い浮かべました。 闘う女性たちがいたからこそ手にした労働者としての権利、それを根こそぎ奪うのが安倍政権の労働政策です。 「すべての女性が輝く」社会になるのか、絵に描いた餅になること、間違いありません。 ほんとうにすべての女性が輝くためには、基本的人権を大切にする政権に変えなければと、あらためて思った学習会でした。 貴重なお話を聞かせていただき、伍賀さん、ほんとうにありがとうございました。 学習会終了後、お弁当を食べながらのささやかな忘年会でした。花豆を炊いて持参したところ、大好評でした。「おいしい!」と言っていただけると、また次回もとはりきってしまいます。豆料理は二木さんと言ってもらえるように、もっともっと腕を磨きます! 12月11日 (金) 軽減税率 軽減税率問題、官邸・公明対自民・財務省ですさまじい駆け引きが続いています。 ついに今日は自民から外食も含める提案がだされました。加工食品と外食との線引きが難しい場合があるからです。 高価な外食まで軽減税率にすれば、高額所得者も恩恵を受けることになり、低所得者対策とはなりません。 公明は外食を対象にするのは反対とのことですが、この間の動きには、ただただ呆れます。 軽減税率導入の問題は、宜野湾市長選挙(辺野古移設強行)、参議院選、そして憲法改悪のため、公明を味方につけておきたい官邸主導で進められてきました。 税制のありようを、将来のシナリオや設計図がないまま、政治決着、選挙対策に使うのは、間違っています。 生鮮食料品なら4000億、加工食品までなら1兆円、そして外食まで拡大すれば1.3兆円の財源が必要です。 しかし、どこからその財源を捻出するのか、何も示されていません。どうにかなるさ!は無責任です。 財源がないことを理由に、社会保障費が削減されることもあり得るのです。 臨時国会を開かずに国民主権はないがしろ、そして選挙で勝つことばかり考える自公ばらまき政治、そのツケは必ず次の世代にまわります。 激しい怒りを覚える毎日です。 午後から、マイナンバー制度のセミナーに出席しました。 社労士さんが講師でしたが、事業者として具体的にどのように対応すればよいか、分かりやすいお話でした。 冒頭に話されたのが、個人情報、自己情報コントロール権についてです。 ここをしっかり理解しないと、マイナンバー制度の問題点は理解できません。 いろんなセミナーなどに出席しましたが、自己情報コントロール権のことから始まるセミナーは、今日が初めてで、とても参考になりました。 ただ、講師の方は個人番号カードを申請すると言われていましたが、私は申請しません。 個人番号を収集する事業者に課せられている厳しい対策を考えると、自分の番号が漏れる可能性があることがよくわかります。 通知カードや番号カードの紛失、盗難に遭った場合のなりすましのリスクを考えると、持たないのが一番です。 持っていなくても、現状では何の不利益もありません。 付番されてしまってはいますが、制度の廃止を求め続けるのはもちろんです。 そして、自分のプラーバシーを守るためには、まず番号を記されたものを持たないことが一番です。 師走だというのに、暖かい日が続いています。 コートなし、暖房器具なしで過ごせる毎日です。 こんなに暖かいと逆にこの冬何か起こらないかと、少し不安です。 12月10日 (木) 野鳥観察 今日はたかつき市民環境大学、会場はアクアピア芥川でした。 午前中はナチュラル素材を使ったクリスマスリース作り、まず芥川の河原で葛を切ってリースのベースをつくりました。 ネイチャー高槻の皆さんに教えていただきながらの作業でした。 そのあとは、アクアピア芥川で飾り付けの作業、準備して下さっていたまつぼっくりやドングリ、カイヅイブキなどをつけていきました。 久々の工作の時間、楽しみながらの作業でしたが、個性がにじみ出たリースばかりでした。 準備をしてくださった、ネイチャー高槻の皆さん、ありがとうございました! 午後からは野鳥観察会、野鳥の会の方々の案内で、2時間、河原で双眼鏡を手に観察、なんと17種類もの野鳥が観察できました。 セキレイやカモ、カラスは私にもわかるのですが、セキレイやカモにも種類があり、双眼鏡で見ると、その違いがよくわかりました。 なんといってもうれしかったのは、「清流の宝石」と言われる美しいカワセミを見ることができたことです。 「見てください」と言わんがばかりに石の上でじっと休憩し続けてくれていて、じっくり観察できました! パソコン前で近距離を見る時間が多い毎日ですが、久々に遠距離を見て、目も癒されたようです。 この日のために双眼鏡を買いました。また、時間があれば、バードウォッチングにでかけようと思います。 ご案内下さった皆さん、ありがとうございました! 12月議会の一般質問項目が議会のホームページに掲載されています。24人もされるとのことです。 12月議会から録画中継が始まるとのことですが、議会のホームページには、その予告がありません。 近隣市議会に比べあまりにも遅い実施ですが、いつからどうすれば見ることができるのか、予定を書いていただきたいものです。 12月9日 (水) 違憲訴訟 午後6時半から「戦争法」違憲訴訟を開始する!集会があり、参加しました。会場は、エルおおさかでした。 講師は半田滋さん(東京新聞論説兼編集委員)、「日本は戦争をするのか−集団的自衛権と自衛隊」と題して、1時間余り話されました。 安倍政権の狙い、戦争法の問題点、今後の見通しなど、とてもわかりやすく、納得でした。 最後に、来夏の参議院選挙の重大性について触れられました。ここで野党が勝利しなければ、戦争法廃止に持ち込むのは、困難となります。 集会では、イラクから帰国されたばかりの西谷文和さん(ジャーナリスト)の報告、冠木克彦弁護士から違憲訴訟の趣旨説明、泥憲和さん(元陸上自衛隊員)のアピールがあり、さまざまな角度から戦争法のもつ問題性が明らかにされました。 違憲訴訟は各地で準備されているそうです。大阪では、3月末の戦争法施行後に提訴という段取りのようです。 世論調査では、安倍政権の支持率が回復しています。そして、今日は軽減税率も公明党の主張をのみこむ合意案が報道されています。 選挙の前にこの甘い飴、飴、飴、そして、選挙で勝てば、いよいよ自衛隊の派兵を始め、おおさか維新と組んで憲法改悪にまっしぐらのシナリオです。 野党勢力、ここで手をつないでがんばらなければ!!!!! 12月8日 (火) ばらまき 年明けから始まる通常国会、その冒頭に審議される2015年度補正予算案の全容が明らかになりました。 規模は3.3兆円ですが、「1億総活躍社会」のための緊急対策に1.2兆円です。 そのなかに、なんと低所得の年金受給者の1人当たり3万円の臨時給付金も含まれています。対象者は約1250万人、年金受給者の3割だそうです。 3万円給付の目的は、消費を喚起し、景気回復につなげるためとのことですが、3万円で「活躍を!」というのでしょうか! こんな場当たり臨時給付で、消費が喚起されるのでしょうか! これまで、さんざん場当たり給付をしてきて、景気が回復した事実があるのでしょうか! 生活が苦しいのは年金受給者だけでしょうか! このあとに消費税10%が待っています。 ちょっと甘い飴をねぶらせ、7月の参院選挙で勝利して、ムチをふるえばいいという魂胆です。選挙対策、みえみえではありませんか! 格差社会の現実を直視するなら、臨時給付金のようなばらまき施策はやめるべきです。 今日12月8日は、日本軍がハワイ・真珠湾の米国海軍基地を攻撃した太平洋戦争開戦の日です。 1941年のことですが、当時の人々はどんな思いで戦争に突き進んでいったのか、思いをはせると、戦争犠牲者の「繰り返してはならない!」という声が聞こえてきます。 12月7日 (月) 社福法人改革 午後1時から神戸市内で開かれた、近畿社会福祉法人経営者協議会のセミナーに参加しました。 「切り拓こう!社会福祉法人の未来」と題して、午後5時まで、講演、鼎談が続きました。 年明けの通常国会で、継続審議中の社会福祉法改正案が成立予定です。 戦後最大の社会福祉法人改革、どの法人にも大きな影響があります。 20年後、30年後に、社会福祉法人が存在しているかどうかもわからないという発言もありました。 規模の小さい法人ほど、大きな影響を受けること、間違いありません。 法人の理念、自主性、自立性を尊重する改革であってほしいのですが・・。 セミナーでは、「震災後20年、今日はルミナリエをぜひご覧になってお帰り下さい」との挨拶がありました。 それならばと、初めて神戸ルミナリエを体験してきました。 平日でしたが、かなりの人出でした。 家族連れやカップル、友達同士など、写真を映したりして楽しんでおられましたが、私は一人、足早に皆さんをとっとことっとこ追い抜き、マイペースで楽しんできました(笑)。 12月6日 (日) 戦争法廃止 午後1時半からJR高槻駅南陸橋で、「戦争法廃止、2000万人署名にご協力を!」と、変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本の皆さんと街頭アピールをしました。 参加者は15名、チラシを配布しながら国会へ提出する署名を集めました。 この間、W選挙もあり、街頭アピールを控えていましたが、これからはがんばります! 人が多いほど、チラシの配布枚数も増えますし、立ち止まって署名して下さる方も多くなります。 わずかの時間でもけっこうです。ぜひ、ご協力下さい。 久々の街頭行動なので、寒さと冷えの対策に万全を期していったのですが、今日は風もなく、おだやかな午後で、助かりました。 松坂屋で買い物をし、紙袋をたくさん持っている人もおられ、クリスマス、お正月が近いことを実感しました。 12月4日 (金) 30%断念! 今朝の毎日新聞朝刊のトップ記事、「政府『女性登用30%断念』 20年度現実的目標に修正」を見て、目が点になりました! 安倍首相が掲げた「女性が輝く社会づくり」を実現するため、「女性活躍推進法」が成立したのはわずか3カ月前の8月です。 推進法制定の背景には、女性の意思決定過程への参画(指導的地位)は他の国と比べ低いため、これを上げることも盛り込まれていました。 これまでは、「202030」、つまり2020年には30%が目標とされていたのです。 ところが、2016年度からスタートする第4次男女共同参画基本計画では、第3次の202030から、国家公務員の本省課長級以上は7%など、現状にあわせて低いままでいいということになったのです。 世界経済フォーラムが先日発表したジェンダーギャップ指数は145か国中101位と低いままです。指数の物差しのなかに、女性登用に関する指標も入っていて、日本がここまで低い要因の一つが女性登用の低さなのです。 これを現実に合わせるということは、男女平等の実現や女性が輝く社会づくりをする気がないことの現れです。 国の男女共同参画基本計画をベースに、都道府県や市町村の男女共同参画計画がつくられます。 国がこのように女性登用目標値を低くしたことの影響ははかりしれません。 憲法に盛り込まれた「男女平等の実現」が、また一歩遠くなりました。 マイナンバー、東京都葛飾区で5000世帯分、通知カードが作成されていなかったとのことです。 通知カードは、市町村から送られてきた個人情報を、地方自治体情報システムが国立印刷局に委託して印刷したのですが、そのどこかで問題があったようです。 こんな初歩的なところでミスがあるようでは、今後予定されている情報連携(マイナンバーが、住んでいる自治体業務だけでなく、様々な機関でネットワークでやり取りされて利用される)時に、トラブルが発生するのではと危惧せざるをえません。 高市総務大臣は、この間「間に合わせる」答弁を繰り返していますが、個人情報が漏洩した場合は、どのような責任をとるのでしょう! 12月3日 (木) 化血研 ワクチンなどを研究・製造している化学及血清療法研究所(化血研)が、40年にもわたり承認された方法とは異なる方法で、血液製剤やワクチンなど生物学的医薬品を製造していました。 大阪エイズ訴訟原告団長の花井十伍さんたちが、化血研に怒りの抗議をしています。 エイズ訴訟の和解協議を進める一方で、このようなことをしていたのですから、企業倫理、コンプライアンスはどうなっているのか、疑わざるを得ません。 生命に関わるものを製造している企業なら、あってはならないことです。 今日は厚労省が立ち入り検査したとのことですが、今までどうしてわからなかったのか、厚生労働省の責任も問われるべきです。 生物学的医薬品といえば、バイオハザードが頭をよぎります。 地に落ちた企業、周辺への環境汚染などはこれまでなかったのか、心配なかぎりです。 今日3日は、澤地久枝さん呼びかけの「アベ政治を許さない!」アクションの日です。 JR高槻駅前では10人以上もの方が、午後1時からスタンディングされたそうです。 残念ながら私は参加できませんでしたが、参加された皆さん、ほんとうにご苦労様でした! 12月2日 (水) 日本の民主主義 辺野古埋め立て承認取り消しは違法だと、取り消し処分の撤回を求めて国が沖縄県知事を訴えた代執行訴訟の第1回訴訟が開かれました。 翁長知事は、自ら福岡高裁那覇支部に出廷、意見陳述をしました。 そして、問われているのは、埋立承認の手続きだけではなく、沖縄の歴史をふまえ、日本の民主主義のありかた、憲法で保障された地方自治、そして安保体制だと、強く訴えました。 心打つ意見陳述です。ぜひ、お読みください。 朝日新聞の記事は、裁判所で読まれたものですが、琉球新報の記事は、裁判所に提出された全文です。 辺野古埋立に反対する抗議行動は、警察の弾圧に屈せずに、連日、続けられています。 下記のブログには、闘いの状況が綴られています。 本土の新聞やテレビは報じない、真実を伝えるブログです。ぜひ、こちらもクリックしてください。 海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより〜目取真俊 ヤマヒデの沖縄便り チョイさんの沖縄日記 12月1日 (火) はや師走 12月定例会が始まっています。11月30日(月)は本会議初日で、29件の議案の提案理由説明があり、12月3日(木)には、本会議場で議案質疑が行われるとのことです。 開会に当たっての市長の挨拶が市のホームページに掲載されています。 挨拶の中で、旭化成建材株式会社のデータ流用が、市内民間建物1件であったとのことです。適切に対応していくということですが、市は具体的にどうするのでしょうか? また、島本町のし尿処理について、市が引き受けるかどうか、再協議が始まるとのことです。 マイナンバーはプライバシー権を侵害し違憲だと、今日、全国5カ所(仙台、東京、新潟、金沢、大阪)で裁判が起こされました。まだまだ提訴が続くようです。 鳴り物入りで始まった山手線の新車両、初日からトラブル続きで、今日は使われていません。 次世代の情報管理システムが問題だったようです。 車両の安全性は命にかかわる問題ですが、マイナンバーでもシステム上、何が起こるか、不安なことばかりです。 なお、日本郵便は12月1日付で、配達状況を発表しています。 11月末現在、全国で約24%の世帯に通知カードが届けることができていないとのことです。 また、11月26日段階では510万世帯への配達が12月にずれ込むとしていましたが、今日は、653万世帯に増えたとのことです。 計画が遅れに遅れるマイナンバー制度、いかにずさんな計画であったことかが、よくわかります。 「安全」「安全」と言って進められてきましたが、今、立ち止まって考え直すべきです。 |
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