いきいき日誌

 

2014年5月
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最近の記事

14/5/31 (土)  原子力災害対策
14/5/29 (木)  憲法アピール
14/5/27 (火)  高障連総会
14/5/26 (月)  平和デモ行進
14/5/23 (金)  所属委員会
14/5/22 (木)  臨時議会2日目
14/5/21 (水)  臨時議会初日
14/5/20 (火)  臨時議会
14/5/19 (月)  議事運営
14/5/18 (日)  憲法アピール
14/5/17 (土)  理事会
14/5/16 (金)  教育委員会傍聴
14/5/15 (木)  9条解釈変えるな!
14/5/14 (水)  告示日
14/5/13 (火)  NO!安保法制懇
14/5/12 (月)  議案レク
14/5/9 (金)  Festina Lente
14/5/7 (水)  講演会準備
14/5/6 (火)  万歩計
14/5/5 (月)  NO!解釈改憲
14/5/4 (日)  通信配布
14/5/3 (土)  第67回憲法記念日
14/5/2 (金)  セキュリテイー
14/5/1 (木)  中之島メーデー

過去の記事

   これより以前
5月31日 (土)   原子力災害対策

午後1時半から、学習会「若狭湾で原発事故が起きたらどうなるの?〜原子力災害対策を考える〜」が島本町で開かれ、参加しました。主催は「ぴあ・ネット/100万年の会」、講師は末田一秀さん(はんげんぱつ新聞編集委員)でした。福島原発事故の現状、政府の対策の問題点、特に原子力災害対策指針のずさんさについては丁寧に説明してくださいました。さらに、3月に行われた大阪府原子力防災計画の改定の問題や島本町の課題などもよくわかりました。最後に、真の防災対策は災害源除去、すなわち、原発再稼働をストップさせ、脱原発を達成することだと締めくくられました。
大飯原発差し止め訴訟の福井地裁の判決を真摯に受け止め、原子力村は立ち止まるべきです。再稼働の動きがある原発に対しては、全国からストップの声を集中させなければなりません。
末田さんのホームページは、「環境と原子力の話」です。新たしい情報がたくさん掲載されています。冊子『許すな!再稼働 そして原発廃止へ』(発行:反原発運動全国連絡会)は、二木事務所にもおいています。


5月29日 (木)   憲法アピール

午後1時半からごみ学習会、吹田市で意見交流をしました。一般廃棄物収集運搬委託契約について、秋にはまとめる予定です。

午後6時からは第27回憲法アピール、JR高槻駅北陸橋で行いました。9人参加で、平和憲法を守ろうと訴えました。市民の皆さんが次々とマイクをとって自分の思いを語られます。チラシを配りながら、心打たれます。
国会では議論が行われています。今日は参議院でした。議論はビデオライブラリーで見ることができます。28日は衆院・予算委員会29日は参院・外交防衛委員会です。ぜひ、ご覧ください。

突然に暑くなりました。年齢を重ねると、急激な変化はこたえます。無理をしないように、がんばります。


5月27日 (火)   高障連総会

午前10時半から高槻市障害児者団体連絡協議会総会が開かれ、来賓として出席させていただきました。歴史ある高障連ですが、この間、3人の役員のかたが亡くなられました。ほんとうに残念です。若い世代の皆さんで力を合わせ、これからも障害者の権利獲得のためにがんばっていただきたく思います。

午後からは事務所で資料整理、デスクワークでした。

来年度から始まる子ども・子育て支援新制度、消費税増税も財源にした公定価格が、昨日決まりました。予定よりかなり遅れての決定です。報道では、保護者負担も保育園経営上も、激変ではないようで、少しほっとしました。しかし、高槻市ではどのような影響があのか、気になるところです。また、制度自体は大きく変わりますので、新制度の周知徹底は大きな課題です。


5月26日 (月)   平和デモ行進

午後6時から、「解釈で憲法を変えるな!平和デモ行進」でした。市役所前に集合、発言等のあと、デモ中に訴えるチャントやピースソングの練習をし、雨の中、松坂屋まで歩きました。雨にも関わらず、参加者は350名、大きな声で、平和憲法を守ろうと訴えました。憲法の解釈を変えることを閣議決定させないため、しばらくは、街頭で、問題点を訴え続けなければなりません。今日は、府議1名、高槻市議8名、島本町議5名も参加、私も市民の皆さんとがんばることを表明しました。

国会では、28日に衆院予算委員会、29日には参院外交防衛委員会で、集団的自衛権について集中審議されるとのことです。平和憲法の正念場、力を合わせて、大きなうねりをつくらなければと、心する日々です。


5月23日 (金)   所属委員会

午前10時から議会運営委員会、本会議が相次いで開かれ、所属委員会等が決まりました。私は、都市環境委員、地方分権推進特別委員、環境審議会委員になりました。6期目最後の一年です。草の根市民の視線で、しっかりチェックしなければと、気を引き締めています。

午後6時からは、第26回目の憲法アピールでした。「変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本」の皆さんと、「解釈で憲法を壊すな!」「集団的自衛権行使反対!」のチラシ配布とアピールをしました。今日も、受取りがよく、「ほんとうにそうだ!」とお声かけくださる方もおられ、励まされます。
来週は国会での審議も行われるようで、問題点がどんどん具体に明らかになるのではないでしょうか。

憲法アピールのあと、26日(月)の夜に行われる「平和憲法を守るデモ」の準備をしました。高槻市民の怒りの行進です。18時に市役所前集合、18時45分出発です。お時間がありましたら、ぜひぜひご参加ください!天気予報ではお天気が悪いようで、心配です。どうぞ、晴れますように!


5月22日 (木)   臨時議会2日目

午前10時から議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。今日の調整方法について確認されました。本会議は開かず、議会運営委員会委員長、副委員長、議長、副議長の4人が、各会派から所属委員会や審議会等の希望を聞き、調整を行いました。午後5時から議会運営委員会が開かれ、最終確認が行われました。私には、控室での静かな長〜い一日でした。

昨日、本会議場には国旗と市旗が掲揚されていました。議員席からは向って左側の壁のちょうど真ん中あたりです。ああ、この時が来たのだと、悔しさと怒りがあらためてこみあげました。
私の座席からはどうしても視界に入ります。「戦争」を思い起こさせる「日の丸」、少し体を右に向け、視界に入らないように努力します。

大飯原発運転差し止めを認めた福井地裁の判決は、原子力資料情報室のホームページに前半、後半と2つに分けて、アップされています。前半のP38から裁判所の判断が書かれています。ぜひ、お読みください。
今日、関西電力は控訴したとのことです。国も関電も、福島原発事故で起きている現実を直視すべきです。


5月21日 (水)   臨時議会初日

午前10時から本会議が開かれました。特別委員会委員長の報告等のあと、2件の専決処分報告、1件の補正予算の質疑でした。
私からは、バス事業の専決処分について質問をしました。運賃箱や精算機のシステム更新が年度内に納品されず、遅れたことによる消費税の補正についてです。5月末に納品予定とのことですが、これ以上、遅れないように要望しました。

その後、休憩に入り、会派間の調整が行われました。午後4時45分から議長選挙、副議長選挙が行われ、下記の通り、議長に角芳春議員(自民)、副議長に橋本紀子議員(民主)が選ばれました。

(議長選挙)
角芳春:29票 中村玲子:3票 二木洋子:2票 和田孝雄:1票 灰垣和美:1票
(副議長選挙)
橋本紀子:29票 中村玲子:3票 高木りゅうた:1票 和田孝雄:1票 灰垣和美:1票 二木洋子:1票

今日は画期的判決が2つありました。司法は生きていました。

一つは福井地裁が出した、大飯原発3号機、4号機の運転差し止めを認めた原告住民勝訴判決です。250km内の住民にも原告適格が認められ、判決内容も、人格権に勝るものはないと、原発の危険性を指摘、素晴らしい内容で、涙がこぼれました。ほんとうにうれしいです。
しかし、菅官房長官や田中俊一原子力規制委員会委員長の発言は、司法の存在を無視するようで、腹立たしい限りです。国も関電も判決を真摯に受け止めるべきです。

もう一つは、厚木基地訴訟で横浜地裁がだした、自衛隊機の夜間飛行の禁止判決です。米軍機に判決が及ばないのは、悔しいです。国は控訴する方針です。行政がとことん非を認めないのは、いずこも同じようで、許せません。


5月20日 (火)   臨時議会

明日から3日間、臨時議会です。議案も3件ありますが、メインは議長、副議長、所属委員会等を決めることです。どなたが議長、副議長になられるのでしょうか。

明日締め切りの原稿があり、なんとか書き上げました。字数が少ないものほど、苦労します。もう一日推敲します。


5月19日 (月)   議事運営

午前10時から議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。5月臨時議会の議案の説明の後、5月臨時議会の議事運営が決まりました。
21日(水)は本会議、4つの特別委員会委員長の報告等のあと、議案質疑、採決をし、休憩に入ります。議長、副議長の調整が行われ、決まれば、選挙という形で、議長、副議長が決まります。
22日(木)は、休会で、議員の所属委員会等、委員会委員長等の調整が行われます。
23日(金)は本会議で、所属委員会の確認等をして、閉会となります。

集団的自衛権行使や憲法の解釈を変えることについては、創価学会、公明党が、安倍首相の対応に対し、厳しい意見表明をしています。
明日20日から与党協議、来週には国会審議も行われるようです。この国は「国民主権」、憲法に関わる問題は、閣議決定や国会審議だけで結論を下すのには反対です。
なお、安倍首相の示した基本的方向性に対し、16日付けで日本弁護士連合会から会長声明が出されています。


5月18日 (日)   憲法アピール

午後1時半から、第25回憲法アピールでした。JR高槻駅南陸橋で、「変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本」の皆さんと、交代でマイクを持ちながら、チラシを配りました。
街頭用パネルもチラシも、15日の安倍首相の記者会見を受け、緊急で作成しました。この1年間の共同行動で、それぞれの特技を生かすチームワークができていて、版下作成、印刷、パネル製作等が短時間でできました。
集団的自衛権については関心も高く、チラシは750枚を、15人で1時間で配布できました。憲法を解釈で変え、集団的自衛権容認を閣議決定で行おうとする安倍政権、なんとしてもストップさせるために、「解釈で憲法9条を壊すな!」と街頭で訴え続けます。


5月17日 (土)   理事会

午後2時から社会福祉法人四季の会の理事会でした。梶原ピッコロ保育園まで、緑あふれる西国街道をサイクリング気分で走り、少し気分転換でした。


5月16日 (金)   教育委員会傍聴

午後3時から教育委員会定例会が開かれ、傍聴しました。
案件は4件、うち1件は高槻市教育振興基本計画検討委員会の委嘱についてでした。委員はわずか11人です。学識経験者2名、コミュニテイ市民会議1名、公募市民1名、PTA協議会2名、社会教育委員1名、民生委員児童委員1名、そして教職員3名とありましたが、その3人は幼稚園園長会、小学校校長会、中学校校長会の代表でした。現場の先生が入っておられないことに驚きました。社会教育についてもわずか1名、いったいどのような計画が策定されるのか、非常に気になりました。
また、今年は小学校教科書の採択の年で、教科書選定委員の任命がありましたが、この案件については非公開でした


5月15日 (木)   9条解釈変えるな!

午後6時から、安倍首相の記者会見が行われました。安保法制懇の報告書を受け、報告書の一部は否定しながらも、憲法9条の解釈を変え、集団的自衛権行使をするというものでした。

安全保障は国の重要事項です。それを、首相の私的諮問機関の報告書だけで基本的方向性を出すというのですから、「私」と「公」の混同も甚だしいものです。

憲法は、国家権力を縛るためのものです。どの条文であれ、時の政権が勝手に解釈を変えることは許されません。変えたいなら、解釈でなく、憲法改正の正式手続きで条文を変えるべきです。それをせずに解釈を変えるのは、憲法無視、国民無視です。

集団的自衛権の行使とは、日本と密接な関係にある国が武力攻撃を受けた場合、日本が攻撃されていなくても、その国の防衛のために実力で攻撃を阻止することです。集団的自衛権の本質は他国防衛なのです。安倍首相は、行使できる場合について、いくつかの条件をつけ「必要最小限度」を強調していますが、秘密保護法や国家安全保障基本法で、その具体の判断基準は国民には知らされません。戦前の大本営発表と同じで、どんどん拡大解釈され、自衛隊が海外の戦争に参戦することになるのは明らかです。

しかも、年末に予定されている日米ガイドライン見直しまでに、与党(公明党)合意、閣議決定行いたいというのですから、米軍の肩代わりを自衛隊がするための、集団的自衛権容認方針としか思えません。ガイドライン優先は、「国民不在」です。

今日の記者会見で安倍首相が使ったパネルは2枚、首相自らこだわったパネルだそうです。しかし、その1枚の地図に、沖縄がありませんでした。北方4島はありました。5月15日は、沖縄復帰の日です。その沖縄を地図に入れない首相の見識が問われます。沖縄の方々から、日本の領土と認識されていないのかとの批判が出るのは当然のことです。

今日も国会包囲行動が行われました。なんとしても閣議決定を阻止しなければなりません。若者を戦場に送らないため、戦争を繰り返さないため、私たち一人一人の行動が問われます。私も、平和を願う皆さんとともに、がんばります!!!



5月14日 (水)   告示日

今日は、来週21日(水)から始まる5月臨時議会の告示日でした。議案書をいただきましたが、市長提案の議案は3件でした。

なお、今臨時議会では、議長や副議長、各議員の所属委員会、各委員会の委員長、副委員長、議会選出の監査委員、審議会等委員を決めます。議事運営は19日(月)に開かれる議会運営委員会で決まります。

議会の会派異動がありました。「みんなの党高槻市議会議員団」(木本祐議員、平井和樹議員)「大阪維新の会 高槻」(太田貴子議員、蔵立真一議員)が解散し、あらたに「日本維新の会・みんなの党高槻市議会議員団」が結成されました。メンバーは4名で、会派代表者は太田貴子議員です。

明日、安保法制懇の報告書が出されます。福島瑞穂参議員議員が、法制懇に関する質問主意書を出していました。昨日答弁書が閣議決定されていますが、まだ、参議院ホームページには掲載されていません。
法制懇は、メンバー13人の首相の私的諮問機関です。安倍首相が選んだ人たちで、集団的自衛権容認派ばかり、そして、政治や外交、安全保障の専門家が多く、憲法の専門家は一人も入っていません。これではとても「公正」「公平」とは言えません。

今朝の朝日新聞に報告書の概要が掲載されていましたが、それを読むと、「憲法」とは何なのか、憲法のとらえ方が間違っていると思いました。憲法は「国家権力を縛るもの」で、その時の権力者が勝手に解釈を変えるのは、あり得ないことです。
「立憲主義」や「集団的自衛権」については、その説明も難しいのですが、皆さんに問題点を理解していただくために、いかにわかりやすい言葉で語るか、私たちも試されています。


5月13日 (火)   NO!安保法制懇

お天気がよく、今日はラフな服装で、事務所の整理整頓、掃除をしました。

夜は、「変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本」の世話人会でした。今後の行動等について相談をしました。

菅官房長官は、安保法制懇の報告書が15日(木)の午後に出され、その後、国家安全保障会議(日本版NSC)を開き、夕刻には政府の基本的方向性を公表すると明らかにしました。20日からは、公明党と協議を行い、憲法を解釈で変える閣議決定に持ち込もうとしています。

閣議決定を許せば、憲法を変えなくても、時の政権が憲法の解釈を変えることで、実質改憲となり、立憲主義の立場からはあり得ないことです。
しかも、この閣議決定は、9条の解釈を変え、集団的自衛権を認める内容ですから、自衛隊は『国防軍』となり、他国の「戦争=人殺し」に加わることになります。
「9条を守れ」ということは、この閣議決定をさせないことです。
私たち護憲派にとって、いよいよ正念場です。「ゆっくりいそげ」で、気合を入れて、とことん頑張りましょう!!!!!

東京では、今日、2500名の参加で、正午から国会包囲ヒューマンチェーンが行われました。
15日(木)18時からは、「安保法制懇『報告書』はいらない!5・15緊急国会行動に参加を!」が行われます。
詳しくは、「解釈で憲法9条を壊すな!」をご覧ください。

なお、高槻では、26日(月)の夜に、「平和憲法を守るデモ」が行われます。昨年12月に行った、秘密保護法案の廃止を求める緊急デモのように、高槻市民の怒りの行進です。18時に市役所前集合、18時45分出発です。お時間がありましたら、ぜひぜひご参加ください!


5月12日 (月)   議案レク

14日(水)は5月臨時議会の告示日で、議案書をいただきます。今日はその議案3件の説明を受けました。

午後2時からは、緑地環境保全等審議会が開かれ、傍聴しました。案件は2件、@樹林保護地区の指定の一部解除について、A保護樹木の管理体制について(報告)でした。
@については、指定後の初めての一部解除についての手続きであり、議論がありました。場所は伊勢寺の竹林の一部です。
Aについては、昨年度に起きた問題を受け、今後の管理体制強化の報告でした。
大木は市民にとっても貴重な財産ですが、近隣の皆さんにとっては管理上の問題も発生することがあるようで、市としても、早くに相談を受け、所有者の方といっしょに取り組む必要があるようです。


5月9日 (金)   Festina Lente

午後6時半から、第2回シリーズ憲法講座「一から学ぶ日本国憲法」を開きました。主催は「変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本」、講師は、伊藤真弁護士(伊藤塾塾長、法学館憲法研究所所長、日弁連憲法問題対策本部副本部長)でした。

講演は、日本国憲法の制定経過から始まり、明治憲法の「国家・天皇を大切にする」から、「一人ひとりを大切にする」というように憲法価値の転換があったこと、旧体制を維持したい人たちは「押し付け」と感じたが、国会で審議・討論が行われ、国民に受け入れられたこと、日本国憲法は「すべての人々が個人として尊重されるために、最高法規としての憲法が、国家権力を制限し、人権保障をはかる」という立憲主義の理念を基盤としていること、その憲法の基本原理は国民主権、基本的人権の尊重、恒久平和主義であることをていねいに説明してくださいました。

その上で、自民党改憲草案は軍事的経済的に「強い国」づくりをめざす、戦前回帰・富国強兵だと批判され、戦前の軍国主義のように戦後は原発主義がはびこってきたが、それを許しているのは私たちであり、私たちは「憲法を学び使いこなして、主体的に生きること」「おかしいことはおかしいと声をあげること」が大切だと指摘されました。憲法12条にある「不断の努力」を私たちはする必要があるのです。

さらに、立憲主義、憲法は国を縛るものであること、個人の尊重、恒久平和主義等について、自民党改憲草案を比較しながら、日本国憲法の基本原理をより深く、掘り下げて話してくださいました。そして、自民党改憲草案が実現し、「戦争ができる国」になれば、どのような社会になってしまうのか、私たちの生活への影響を具体に示されました。

そして、自民党改憲草案は明文改憲なのに、この明文に合致しない憲法解釈により、すでに秘密保護法や自衛隊法改正、国会安全保障基本法案等の法を運用、制定し、さらには、集団的自衛権の解釈までをも変更しようとしているが、これは違憲状態をごまかそうとすることだと厳しく批判されました。本来なら憲法を変えてから、法制定、解釈変更、運用変更をすべみなのに、その逆方向で安倍総理は国の形を変えようとしているのです。

また、集団的自衛権解釈容認は、ジャパンブランド(平和国家日本)を捨て去ることになると指摘され、日本国憲法の特長である、立憲主義、積極的非暴力平和主義の意義を強調されました。自民党改憲草案はこの2つを否定したものです。

最後に、憲法の解釈変更、憲法改悪を阻止するうえで、重要なのは「想像力(イマジネーション)」だと言われ、権力の危険性、戦争の悲惨さ、自分の生活がどう変わるのかのイマジネーションで、市民的連帯の力への確信を訴えられました。
そして、3つの「大切」をあげられました。ひとつは、「明日の自分は今日の自分が創る→憲法の理想に現実を近づけることこそ大切」です。2つ目は、「今を生きる者としての責任を果たす→憲法を知ってしまった者として、憲法を使いこなす力をつけ、主体的に生きることが大切」です。3つ目が、「Festina Lente」(ゆっくりいそげ)で、「慌てず、焦らず、諦めず、一歩一歩が大切」だと、締めくくられました。

1時間45分の講演、あっという間に過ぎましたが、私たちがお願いした趣旨にそった内容にして下さっていて、伊藤弁護士の誠実なお人柄がにじみ出た、とてもわかりやすい講演会でした。お忙しいなか、高槻での講演だけに東京より駆けつけて下さった伊藤弁護士に、心より御礼申し上げます。

会場には、たくさんの方が来てくださいました。ありがとうございました。伊藤弁護士の講演を私自身のものにし、今を生きる者として、また地方議員として、立憲主義、日本国憲法を守るため、「市民的連帯」で頑張らなければと、心新たに決意しています。


5月7日 (水)   講演会準備

午後から、9日の伊藤真弁護士講演会に向け、会場で事前準備でした。パソコンとプロジェクターがうまく接続でき、ほっとです。
先生からのレジュメも到着、ご多忙のなか、連休中に準備して下さったようで、感謝にたえません。
表題にあるように、憲法について一から学べます。貴重な高槻での講演会、ぜひ、ご参加ください。

会場の総合市民交流センターに行くと、エレベーターに、「使用停止」の張り紙がありました。「点検中」ではないので、どうしたのかと思ったのですが、理由を聞きませんでした。
ところが自宅に戻ると、市役所からFAXが入っていて、5月4日に扉が開かなくなり、30分間乗客が閉じ込められる事故が起きていたのです。幸いにもけが人はでなかったとのことですが、背筋が凍りつきました。
一刻も早く原因を究明していただかないと、不安な限りです。


5月6日 (火)   万歩計

連休の最終日、今日も車を出していただき、通信配布でした。皆さんのご協力で、あと少しになりました。ほんとうにありがとうございます。あとしばらく、がんばります!

2月から万歩計をつけて、毎日の歩数をチェックしています。通信配布では初めて歩数を測ってみました。最高は1万9000歩、だいたい1万5000歩は歩いていました。これだけ歩くと、体中の血行が良くなる感じがします。日頃から、これくらい歩けるといいのですが・・。


5月5日 (月)   NO!解釈改憲

安倍首相は、私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)の報告書を来週に提出してもらうことを明らかにしました。集団的自衛権行使を容認する報告書は連休明けと言われていましたが、いよいよです。
報告書を受け、まず、「政府方針」を出し、公明党と調整し、閣議決定という段取りです。
憲法を変えずに、憲法の解釈を変えるのは立憲主義に反します。また、閣議決定というのは、国会の議論、議決を経ないことですから、国民主権の理念にも反します。集団的自衛権は憲法9条のもとでは行使できません。
立憲主義、平和主義を守る立場から、来週からは声を大にして行動を起こし続けなければと、心しています。
なお、解釈改憲を考える集会が2つあります。ぜひ、お誘いあわせのうえ、ご参加ください。

<シリーズ憲法講座第二回>
「一から学ぶ『日本国憲法』」
日時:5月9日(金)18:30〜20:30 
場所:高槻市立総合市民交流センター・8階イベントホール
資料代:700円
講師:伊藤真さん(弁護士、伊藤塾塾長、法学館憲法研究所所長、「一人一票実現国民会議」発起人)
主催:変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本  
*もっと「憲法」を勉強しておけばよかったと後悔しておられる方も多いはずです。ぜひ、ご一緒に一から学びましょう!
*チラシはコチラ

<市民集会>
「解釈改憲を許すのか!?〜9条と集団的自衛権〜」
日時:5月17日(土)13:00〜16:30
場所:大阪弁護士会館2階
主催:大阪弁護士会
基調報告:青井未帆さん(学習院大学大学院法務研究科教授:憲法)
パネリスト:青井未帆さん、西岡芳樹弁護士(解釈改憲反対)、徳永信一弁護士(解釈改憲推進)
コーデイネーター:笠松健一弁護士
*解釈改憲推進派も来られ、激論が予想されます。ぜひ、ご参加ください。無料です。
*チラシはコチラ


5月4日 (日)   通信配布

今日も五月晴れの一日でした。家事を片づけ、車を出していただいての通信配布でした。貴重な連休にもご協力くださる皆さんに、ほんとうに感謝です。ありがとうございました。


5月3日 (土)   第67回憲法記念日

今日は憲法記念日、五月晴れでした。午前10時半から市役所前に集まり、恒例のピースウォーク、約100名の参加で、解釈改憲は許さない、集団的自衛権行使は許さないと、声をあげました。
毎年、持っていくボードに何を書くか、悩んでいます。昨年は「変えたらアカン!憲法96条」にしました。今年は「輝け9条」と大きく書き、「解釈改憲は許さない」「集団的自衛権行使反対!」を小さく書きました。
連休明けには、安保法制懇から報告書がだされ、安倍政権は、憲法の解釈を変え、閣議決定で集団的自衛権行使に踏み切ろうとしています。しかし、毎日新聞では「憲法改正」に反対が51%と半数を上回り、賛成が36%となったと報じています。世論をつくるのは一人一人の行動です。5月は憲法の正念場、私も、ここで頑張らなければと心しています。

午後2時からは、2014年憲法記念日講演会「司法の現場に見る憲法状況と基本的人権〜取り調べ映像化事件における検事と権力の体質から考える」に参加しました。主催は憲法をかってにさせない会、講師は佐田元眞己弁護士でした。
冤罪がどのようにして生まれるか、多くの人が知らない取り調べの状況、調書のとられ方、可視化の重要性など、具体的事件を通してわかりやすく話してくださいました。
また、佐田元弁護士が弁護をされた刑事事件に関して、取り調べのDVDを佐田元弁護士がNHKに提供されたことから、検察庁が刑訴法違反(目的外使用)で大阪弁護士会に懲戒申し立てをしました。結局、この申し立ては認められませんでしたが、佐田元弁護士側は憲法に基づく「知る権利」の保障を主張されたとのことでした。

最後に、「世の中で一番大事なものは『個人の尊厳』『基本的人権』であり、人類が長年にわたり獲得してきた最高の価値だ」「これが憲法学の原点、基礎である」「権力は個人の尊厳を冒す危険性があり、憲法は国家権力をしばるもの」「まさしく最高の法規なのだ」と、言われました。
憲法33条〜39条には刑事手続きの明文化がなされていますが、これこそ権力の行使を防ぐために盛り込まれているのだそうです。しかし、自民党憲法草案には、この条文がまったく「なくなっています。
「解釈改憲」は問題で、あり得ないことだと語気を強められましたが、基本的人権から解釈改憲を考える、憲法記念日にふさわしい講演会でした。

朝から新聞を読み、今日は一日、憲法のことを考える日でした。なにがなんでも現憲法を守り抜かねば、それが私の世代の責任だと思います。平和を求める市民の皆さんとともに、これからも、行動し続けます。


5月2日 (金)   セキュリテイー

インターネット・エクスプローラーのセキュリティーの脆弱性が指摘され、どのようにしていいのか、私も戸惑っていました。議会控室のパソコンは、市役所から対応策のプログラムをインストールしてもらいました。
しかし、事務所や自宅のパソコンはどうしたものか、マイクロソフトの緊急対応策をしてどこか途中で止まったらどうしようなどと悩んでいましたが、ようやく、自動で更新プログラムがダウンロードされるようで、ほっとです。

今日も初夏を思わせる暑い一日、お昼に自宅に戻って着替え、まさにクールビズで、午後からは半袖Tシャツで過ごしました。


5月1日 (木)   中之島メーデー

午後1時から第85回中之島メーデーが開かれ、参加しました。お天気が心配でしたが、お天気に恵まれ、風も少々あり、たくさんの赤い労働旗が風にたなびき、絶好のメーデー日和でした。労働団体からも数多くの闘う報告がありましたが、私からも、地方自治の現場で、壊憲を許さないためにがんばるとご挨拶をさせていただきました。

今日も、車をだしていただいて、通信の配布をしました。あちこちでカラフルに咲き乱れるお花にみとれています。ご協力くださる皆さん、ほんとうにありがとうございます。
 

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