いきいき日誌 |
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最近の記事
13/9/30 (月) 復興法人税廃止
13/9/29 (日) 市政報告会 13/9/28 (土) 芥小運動会 13/9/27 (金) 受取辞退通知 13/9/26 (木) 一般質問 13/9/25 (水) 後半議会初日 13/9/24 (火) 後半議会 13/9/23 (月) 質問原稿作成 13/9/22 (日) 憲法アピール 13/9/20 (金) 教育委員会傍聴 13/9/19 (木) 議事運営 13/9/18 (水) 質問準備 13/9/17 (火) 質問通告20人 13/9/16 (月) 台風一過 13/9/15 (日) 原発ゼロ 13/9/14 (土) 資料整理 13/9/13 (金) 手抜き工事 13/9/12 (木) 環境アセス改悪 13/9/10 (火) 本会議質疑 13/9/9 (月) 質疑準備 13/9/8 (日) オリンピック 13/9/6 (金) 工事業者の責任 13/9/5 (木) 明日から本会議 13/9/4 (水) 議案調査 13/9/3 (火) 議事運営 13/9/2 (月) 会議の公開 13/9/1 (日) 定例会準備 |
9月30日 (月) 復興法人税廃止
来月から臨時国会が始まりますが、ここにきて政府の動きが活発になっています。今日は、復興法人税が予定よりも1年早く廃止する方針がほぼ決まりました。自・公の話し合いで、12月に結論をだすというのです。法人税減税で、減税分は労働者の賃金や給料にというのですが、果たして労働者に減税分が還元されるのでしょうか? それなら、個人が負担している復興特別所得税も廃止すれば、その分、消費にまわると思いますが、それは検討されていません。 明日10月からは、年金も下がりますし、それに合わせて児童扶養手当も少なくなります。そこへ、明日から値上げのものもいろいろあり、生活は苦しくなる一方です。 あまりの法人優遇に怒りが収まりません。 小説家・山崎豊子さんが88歳で亡くなられました。高校時代の友人のおばさんでした。友人からは、山崎さんをはじめ当時の女性の小説家の話をよく聞きました。勝手に親近感を感じて、山崎さんだけでなく瀬戸内晴美さんなど女性が書いた小説をかなり読みました。もちろん当時は、山崎さんは『暖簾』や『白い巨塔』が有名でした。 友人の結婚式に招かれ、山崎さんにお会いしましたが、私が想像していたよりもかなり小柄で、凛とした雰囲気の方でした。 徹底した調査を行って小説を書かれていましたが、壮大なスケールで社会問題を描く小説を書いてくださる方がまた一人亡くなられ、残念な限りです。心よりご冥福をお祈りいたします。 9月29日 (日) 市政報告会 午後2時から、総合市民交流センターで市政報告会を開きました。9月議会の議案概要や私が問題だと取り上げた点について、ご報告させていただきました。また、皆さんからいろいろご質問等をいただくなかで、私自身のとらえ方が甘かったと学ぶこともたくさんありました。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました! 次は、議会リポートの作成です。早くお届けできるようにがんばります! 堺市長選挙は、現職の竹山候補の圧勝でした。ほんとうにうれしいです。 堺市議の長谷川俊英議員(無所属)は、議員は市長をチェックする立場だと、これまでは市長選で特定の候補を応援されていませんでいました。しかし、今回は、竹山候補応援で連日、選挙戦を戦われました。これからは再選竹山市長を厳しく監視していくとコメントを出しておられます。 反維新で勝利した堺市長選ですが、これで「大阪都構想」がなくなったわけではありません。「大阪都構想」とは何をめざしているのか、府民にどのようなメリットがあるのか、これからも、問題を指摘し続けなければなりません。 9月28日 (土) 芥小運動会 爽やかな秋晴れのもと、地元の芥川小学校の運動会が開かれ、少しの時間でしたが、楽しませていただきました。 リレーで力走する子どもたちを見ると私も走りたくなり、団体演技を見ると、私も踊りたくなります。午前の部の最後は5年生の団演「汗と涙のソーラン節」でした。思わず、曲に合わせて口ずさみ、軽く体も動かしました。 ご案内いただき、ありがとうございました。 明日は市政報告会です。午後からは、9月議会で使った資料や質問原稿等を整理、レジュメを作りました。 9月27日 (金) 受取辞退通知 25日の本会議で、私は、「高槻市職員の給与の臨時特例に関する条例制定」に、賛成しました。 しかし、国の「自治」無視の強引なやり方に対し、職員の給与を決定する議員が、職員にのみ負担を強い、自分は負担をおわないことには納得できません。 そのため、私も市長等特別職職員と同じように、報酬の1割を受取辞退する通知書を、今日、市長宛に提出しました。 9月26日 (木) 一般質問 午前10時から本会議が開かれ、昨日に続き、一般質問が行われました。私も午後3時前から「共通番号制」と「市民便利帳」について行いました。質問内容は、追ってご報告させていただきます。 お忙しいなか、傍聴においで下さった皆さん、ありがとうございました!!! 9月25日 (水) 後半議会初日 午前10時から本会議が開かれました。常任委員会委員長報告の後、議案採決、追加議案8件提案・質疑・採決、議員提出議案3件提案・質疑・採決等があり、一般質問に入りました。一般質問は8人で終了、明日は残る12人が行います。 今日の本会議では、追加議案の中で、私は「学校工事の手抜き工事について」と「職員給与を半年間引き下げる条例」について質疑をしました。 「手抜き工事」では、工事請負業者は11社でしたが、うち3社は廃業、残る8社の特定ができました。いずれも誠意ある対応しており、地元の2社は調査委員会の対応に全面的に従うという文書を市長宛に提出しているとのことでした。 誠意ある対応しているのなら、そのことを明らかにするために8社の名前を市のHPに掲載すべきではと求めましたが、「調査中の現段階では・・」との答弁です。市としての説明責任を果たすために、一刻も早く、工事業者名を掲載すべきです。 なお、手抜き工事のあった11棟の校舎は、他にも鉄筋の手抜きがないか、電磁波を使った調査が行われます。結果が出るには1ヶ月半ぐらいかかるようで、12月議会では結果報告がある予定です。 工事請負業者は、調査費用や追加工事の負担をすべきですし、工事監理責任も明確にして、なぜこのような事態になったのか、迅速な原因究明が重要です。 市が設置した調査委員会は、職員以外に外部の方の意見を聞くとしてオブザーバーが入っています。しかし、これまで2回開かれた委員会には出席されておらず、事前に意見を聞いたというものでした。 調査委員会で第3者の意見を聞くのは重要であり、オブザーバーは会議に出席するように求めました。 「職員給与を半年間引き下げる条例」については、国が地方公務員給与の引き下げを前提に地方交付税を減額したため、やむなく、給与を引き下げるというものです。地方公務員法では給与は条例で決めると書かれており、国の今回の措置は、「自治」の原則をふみにじるものです。 私は、対応に悩みましたが、減額分を基金取り崩しや市債発行で補えば、市民サービスに転嫁することになります。それは厳しいと考え、この条例提案に賛成しました。しかし、国の強引な対応に対する負担を職員にのみ負担を強いるのは問題です。そのため、職員と同じように10月から来年3月までの半年間、市長等と同じ減額をしようと、報酬の1割の受取辞退をすると、発言しました。 なお、今日可決された議員提出議案「地方税財源の充実確保を求める意見書」のなかでも、地方公務員給与引き下げるを前提に地方交付税の減額をしないように求めています。安倍政権には「地方自治」を進めようという理念はなく、中央集権を強化しようという施策が目につきます。 9月24日 (火) 後半議会 明日から後半議会です。今日も後半議会での質問内容について、最後のまとめをしました。気合を入れてのぞみます。 9月23日 (月) 質問原稿作成 今日は、26日(木)の一般質問原稿の作成に集中しました。また、25日(水)の本会議での質疑予定の原稿も作成しました。がんばります! 9月22日 (日) 憲法アピール 午後4時からJR高槻駅南陸橋で、憲法アピールが行われ、私も参加しました。今日のテーマは「集団的自衛権」についてでした。それぞれの思いをアピールしながら、500枚のチラシを配布しました。 来月からは、臨時国会も始まることもあり、回数を増やす予定です。ぜひ、皆さんもご参加ください。 9月20日 (金) 教育委員会傍聴 午前10時から教育委員会定例会が開かれ、傍聴しました。報告案件が2件、@8月25日の小中学校の防災教育の取組について、A学校建設工事における施工不良について でした。 午後からは、一般質問項目について、担当課に質問概要を伝えました。一般質問は通告制になっているためです。がんばります! 9月19日 (木) 議事運営 午前10時から議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。冒頭に、市長から台風18号による被害の報告、追加提案議案の説明があり、その後、25日(水)、26日(木)の議事運営が決まりました。 25日(水)は、4常任委員会の委員長報告と議案採決、追加議案8件の説明・質疑・採決、議員提出議案の提案理由説明・質疑・採決等があり、一般質問に入ります。 一般質問は7時をめどに終了予定で、9人まで準備することになりました。 26日(木)は残る一般質問です。私は16番目ですので、26日(木)の午後の予定です。 お時間がありましたら、ぜひ、市議会傍聴にお出でください。本会議は午前10時から開かれます。 なお、追加議案は、教育委員2名任命同意、地方公務員の給与を引き下げる条例、手抜き工事が明らかになった校舎の耐震工事請負契約の変更3件、補正予算3件の計8件です。 また、議会での国旗掲揚条例案については、今日の議会運営委員会で、自由民主党議員団より取り下げの説明がありました。25日(水)の本会議での冒頭に、取下げの報告があります。 午後3時半からは、手抜き工事があった津之江小学校の現場を視察しました。「なんという手抜き!!!」と、怒り心頭です。 一般質問事項についてのヒアリングや追加議案調査などで、今日もあわただしい一日でした。 今夜は仲秋の名月、夜、帰宅途中で自転車を止め、雲一つない夜空にこうこうと輝く満月にしばし見とれました。月を見上げていると、目も心も安らぎます。 9月18日 (水) 質問準備 今日は事務所で、資料整理をしながら質問準備に集中しました。がんばります! <催し案内> ハイデマリー・ダンさんの話を聞く会 日時:10月5日(土)午後7時〜9時(開場6時45分) 場所:総合市民交流センター5階・視聴覚室 資料代:500円 主催:ハイデマリー・ダンさんの話を聞く会 連絡先:山本健治(090−3265−6366) −チラシ案内より− ドイツは、東日本大震災・福島原発事故を契機に、いっきに原発廃止に路線転換しました。太陽光や風力利用の発電の普及、環境と自然の保護に力を入れています。グローバリゼーションや新・自由主義経済の時代潮流の中でも教育・医療・社会保障のレベルを落とさないように力を入れています。ユダヤ人やポーランド人を虐殺したことなど、戦争責任についても明確に謝罪し、過ちを心に刻まなければならないとしています。 こうしたドイツの政治の流れに「緑の党」が果たした役割は非常に大きいものがあります。「緑の党」の存在がなければ、違ったものになっていたでしょう。学ぶべきことは多いと思います。「緑の党」が国会で議席を獲得した初期の頃、国会議員として活動されたハイデマリー・ダンさんが来日されますので、高槻にお招きして「ドイツ緑の党の発足の経過、歴史、そして現在の課題」を聞く会を開催することにしました。一人でも多くの方が参加されるよう呼びかけます。 ハイデマリー・ダンさんの略歴 彼女はハノーファー市で総合学校の教師をしておられました。そのかたわら反核・反原発・環境保護・食品の安全・女性の権利などの幅広い分野で活動され、ドイツ「緑の党」が初めて国会で議席を獲得した1983〜87年、国会議員また調査役で活動されました。現在もハノーファー市で市民運動を続けておられ、ドイツ「緑の党」のご意見番のような役割を果たされています。 9月17日 (火) 質問通告20人 本日正午に、25日(水)、26日(木)に行われる一般質問の質問通告が締め切られました。20人から通告が出されました。私は16番目でした。おそらく26日(木)の午後になるのではと思われます。25日(水)の一般質問は何番目まで終えるか等の議事運営は、19日(木)の議会運営委員会で決定されます。 私の質問項目は、共通番号制と市民便利帳についてです。 お時間がありましたら、ぜひ、市議会傍聴にお出でください。本会議は午前10時から始まります。 9月16日 (月) 台風一過 台風18号、皆さんはいかがでしたでしょうか?各地で大きな被害が出ています。被災された皆さんには心よりお見舞い申し上げます。 私は、昨夜から早朝にかけ、あまりの暴風と豪雨に、眠ることができませんでした。午前3時ごろ、窓を少し開けて外を見ると、あちこちで電気がついています。眠れず、夜通し起きておられた方もたくさんいらしゃったようです。大阪府の河川情報システムを絶えずチェックしながら、雨と風がおさまるのを祈り続けました。 高槻では、大雨警報、洪水警報が相次いで出され、災害対策本部が設置されました。女瀬川や檜尾川が避難判断水位を越え、一時避難情報が発令されました。また、避難所も開設されましたが、大きな被害は出なかったようです。 しかし、京都府内の桂川や由良川の氾濫、それに伴う淀川の水位上昇を知るにつけ、豪雨の恐ろしさを実感しました。川が氾濫し荒れ狂う姿は、3.11の津波のようです。 地震、竜巻、台風と、21世紀は災害との闘いのようです。自然の脅威は、あまりにも甚大です。日頃から、いざという時に備え、さまざまな心構えをしておかなければなりません。 9月15日 (日) 原発ゼロ 台風18号の接近で、午後からは激しい雨が降りました。 紀伊半島の沖を北上してくる台風を見ると、第2室戸台風を思い出します。紀伊水道を北上、大阪を直撃し、大きな被害がでた台風で、小学校6年生のときでした。我が家も、2階の南に面した部屋の木製の雨戸4枚が破壊されました。風で、雨戸もガラス窓もふくらみ、畳をたてかけて、小六の私も必死で両手で畳を支えたのですが、風に負けたのでした。そこから強風が部屋に入ってきて、屋根が飛びかけました。母が「向こうの窓を開けて!」と叫び、あわてて反対側の窓を全部あけたところ、トタン屋根や看板などが紙のように飛んでいました。その光景は今も忘れられません。うまく風が通り、また幸いにも風向きが変わり、事なきを得ました。壊れたガラスで、私はケガをしました。父は仕事で家におらず、ほんとうに怖い怖い経験でした。もちろんその日は停電、ろうそくの火でおにぎりを食べたのが忘れられません。 幼稚園に入る前には、台風の名前は忘れましたが、床下浸水も経験しています。 台風来襲、大きな被害が出ないようにと、私はいつも祈っています。 台風接近で、外出は控え、「いきいき日誌」の更新をようやくすることができました。訪問して下さっていた皆さん、すみませんでした。 そして、後半議会の準備を始めました。追加議案は19日(木)の議会運営委員会で明らかになります。推測しながらの準備作業です。 今日、関電大飯原発4号炉も定期点検に入り、稼働中の原発がなくなりました。でも、電気は足りていて、昨年の「電力危機」はなんだったんだろうと思います。原発なしでも電気は足りています。深刻化する汚染水問題、その解決もできないまま、原発再稼働は絶対にやめるべきです。 9月14日 (土) 資料整理 6日及び10日の本会議質疑、12日の委員会質疑で、この1週間余り緊張と怒りが続き、さすがに疲労困憊です。今日は家事を片づけながら少し心も体も休めました。 明日からは、25日(水)からの後半議会にそなえ、またまた、調査、質疑準備に集中です。 <催し案内> もんじゅを廃炉に!関西集会 日時:9月23日(月・祝)12時45分開演 場所:天王寺区民センター(地下鉄谷町線・夕陽丘駅) DVD上映:「もんじゅ問われている叡智」(解説:小林圭二、朗読:吉永小百合、坂本龍一) 講演:吉岡斉さん(九州大学副学長)「脱原子力の鍵・核燃料サイクル」 パネルトーク:「もんじゅの継続に何の意味があるのか」(各党に要請中) うた:朴保さん デモ:16時〜(四天王寺〜ナンバ) 保育:要予約(300円) 参加費:一般前売り1200円(当日1500円)、ヒバク者・避難者・障害者・学生前売り800円(当日1000円) 主催:とめよう「もんじゅ」関西連絡会 連絡先:ストップ・ザ・もんじゅ(072−843−1904) 9月13日 (金) 手抜き工事 午前10時から文教市民委員会が開かれ、傍聴しました。 委員会終了後、協議会が開かれ、7件の報告がありました。その一つが、「学校建設工事における施工不良について」でした。 この「手抜き工事」については、6日の本会議で追及しましたが、工事業者名など、明確な答弁がなかったのですが、今日の協議会資料では、明らかにされました。しかし、市のHPには掲載されていません。なぜでしょう? 全委員から、厳しい指摘が続きましたが、「手抜き」と判明し、耐震工事の変更をしなければならない4校については、後半議会で、契約変更の議案が提案されます。 今日の資料ももとに、再度、調査に私も取り組みます。 なお、9月議会の4つの委員会協議会で報告があったのは、下記の案件です。資料をご覧になりたい方はご連絡ください。 まもなく始まるパブリックコメントの案の報告が3件あります。暴力団排除条例及び新型インフルエンザ等対策行動計画は基本的人権にかかわるものです。また、(仮称)安満遺跡公園等の整備計画は、京大農場跡地をどのような公園にするかの案です。ぜひ、ご意見をお願いします。 <福祉企業委員会協議会> 1.高槻市次期障がい者長期計画策定に向けた「障がい児者の日常生活実態等に関するアンケート調査」実施について 2.「高槻市新型インフルエンザ等対策行動計画」(素案)及びパブリックコメントの実施について 3.(仮称)安満遺跡公園等の整備における市街地区域の検討について 4.保育所待機児童解消へ向けての今後の取組について <都市環境委員会協議会> 1.(仮称)安満遺跡公園等の整備ついて <文教市民委員会協議会> 1.2012年度高槻市教育委員会事務点検及び評価の結果報告について 2.「高槻市の中学校給食の実施について」の最終報告について 3.社会教育施設の博物館登録について 4.(仮称)安満遺跡公園の整備構想について 5.地域と連携した特色ある学校づくり推進事業の現在の状況について 6.2012年度高槻市立小中学校におけるいじめ・不登校の現状について 7.学校建設工事における施工不良について <総務消防委員会協議会> 1.(仮称)高槻市暴力団排除条例素案への意見募集について 2.高槻市全域大防災訓練に関する報告等について 3.訴訟事件の現況について 9月12日 (木) 環境アセス改悪 午前10時から都市環境委員会が開かれました。付託された議案は計4件でしたが、私は4項目について質疑しました。 その一つが、環境影響評価条例一部改正です。 環境影響評価制度(環境アセス)は、過去の公害を反省し、地域をよく知る住民、市民参加で公害を未然に防ぐための制度です。国際的な制度でもあります。 提案された議案では改正になっていますが、これは「改悪」です。環境影響評価の具体的手続きの説明はここでは省略しますが、条例を変えるのは大きく2点、方法書の手続きの合理化と、見解書手続きの円滑化です。このことにより、環境影響評価の手続きは大幅に期間短縮されるとのことですが、それは事業者にとって有利になるということです。このことで、手続きの入口である方法書段階での市民参加の場が奪われ、また、準備書の事業者の説明会開催の責務も市の公聴会開催の義務もなくなり、「意見交換会」というあいまいな位置づけになりました。環境影響評価制度のまさに「骨抜き」です。 高槻市で環境影響評価要綱ができたのが、1991年、私が議員になった年です。条例化されたのは2003年でした。この間、職員の皆さんや専門家の皆さんが、環境保全と事業者の負担のバランスを考えて作られた条例です。他市に比べて、特に事業者に負担が重いわけではありません。 環境影響評価に時間がかかるのは、事業者が住民に丁寧な説明をしないこと、環境影響評価委員会に杜撰な資料を出すからです。そんな実例をたくさん見てきました。 にもかかわらず、期間短縮が優先されて、市民参加が保障されなくなる、どうして、こんな事業者優先の施策が提案されたのでしょうか。とても納得できず、議案に反対しました。 議員になって、市の環境保全施策は、これまでも職員の皆さんに学ぶことがたくさんありました。環境影響評価条例は、条例化により、要綱よりも法的根拠を明確にして、市の職員の皆さんが事業者を指導しやくするためでした。今回の改正で、住民説明会の開催は義務付けられなくなりました。いくら「指導します」と言っても、指導には限界があるのです。だから条例化したのではありませんか。 今後、市域の開発で、環境影響評価対象事業の住民無視、生活環境の悪化が進むのではと、心配です。また、条例化に尽力された当時の職員の皆さんや議員の皆さんに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。 さらに、名は体を現すという言葉がありますが、まさにそのようになりました。 国際的に環境問題が大きな問題になり、高槻市でも「環境部」ができました。しかし、昨年の機構改革で、「産業環境部」になりました。「産業」と「環境」はアクセルとブレーキの関係です。機構改革時に、心配していたことが現実になった思いです。ブレーキがきかないまちづくりでは、環境保全が担保されず、環境悪化を招き、住んでよかった街にならないのではと危惧します。 9月10日 (火) 本会議質疑 午前10時から本会議が開かれ、議案質疑が続きました。 私も、2012年度一般会計の決算については3件(コンプライアンス、アセットマネジメント、文化等意識調査)、2013年度一般会計補正予算については2件(子ども・子育て支援システム開発、安満遺跡公園の史跡指定部分の公有化)の質疑をしました。 次は、12日(木)の都市環境委員会での質疑準備です。がんばります! なお、(仮称)安満遺跡公園の整備については、整備構想素案がまもなくまとめられ、パブリックコメントにかけられ、市民意見募集が行われます。 京大農場敷地は、都市再生機構(UR)が防災公園街区整備事業で整備後に市に引き渡す部分(約10ha)と、史跡指定され、市が整備する部分(約6.1ha)に分かれます。市が整備する部分は、4年かけて、公有化する計画です。そして、市が購入したエリアは市が、URが購入したエリアはURが管理します。 今年度、市が購入するエリアは約2.5ha、イチョウ並木やその西側の部分、本館東側の果樹園の部分、農場の外周などで、購入後は、市が管理します。 質疑の中で明らかになったのは、京大農場の約半分のエリアが、今年度で研究停止することです。水田部分も本館東側の果樹園の一部も研究停止部分に含まれています。 したがって、黄金色に色づいた田は今年が見納めです。本館東側の梨の木、あかちゃんの顔ぐらいの大きさの梨がたわわに実っている光景も、今年が見納めです。このことを、周辺住民の皆さんや市民に一刻も早くお知らせをするように、強く求めました。この点については、現在設置している3カ所の農場周辺の掲示板を活用してお知らせをしていくとのことでした。 また、本館東側にある中国産の梨の木は1928年、京大農場ができたときに植えられたもので、農場の生き証人でもあり、記念果樹として保存できないのかと質しましたが、果樹は頻繁な消毒等の作業が必要なことから、市がその作業が困難なら、研究活動に支障が生じないように伐採することと、農場から申し入れがあり、市としては存置することは困難な状況とのことでした。 なんとか、85歳の梨の木を救うことはできないのでしょうか?心が痛みます。 さらに農場の外周にあるキョウチクトウなどの木も、伐採対象になっています。いつの時点で伐採されるのか、少なくともパブコメが終了し、構想が確定するまでは伐採しないように求めましたが、心配な限りです。 9月9日 (月) 質疑準備 明日の本会議質疑に備え、今日も担当課の方々からヒアリング等を続けました。がんばります! 9月8日 (日) オリンピック 2020年オリンピックは東京で開催されることになりました。正直、私は喜べません。 オリンピックは都市開催、東京都がいくら基金を蓄えていると言っても、施設整備等で国家レベルで莫大な税金が使われることは目に見えています。そんなお金があるなら、まず東日本復興に重点的に使うべきではないでしょうか。 安倍首相の福島原発は「コントロール下にある」という発言も許しがたいものです。 原発推進側が原発は安全だと言ってきた根拠は、「放射性物質は環境中に漏れない」ということでした。事故を起こした原発4機は、これからも冷やし続けなければならず、放射性物質で汚染された汚染水は増え続けています。その汚染水が、タンク等から漏れ続けていて、原子炉建屋下を流れる地下水を汚染、海洋に流出しているにもかかわらず、「コントロールできている」などと、どうして言えるのでしょうか。ウソです! 被災地の現状にふれるたびに、もっともっと被災地に手厚い施策、被災者に寄り添った施策をすべきだと、心の底から叫んでいます。 9月6日 (金) 工事業者の責任 午前10時から本会議が開かれました。市長のあいさつの後、即決案件13件の提案理由説明、質疑、採決が行われました。 その後、2012年度の決算関係13件、条例案件3件、道路線の認定及び廃止1件、2013年度補正予算6件の提案理由の説明が行われました。 私は、即決案件で2件、質問をしました。 1件は、6月議会で議決した工事請負契約案件の契約変更についてです。 変更理由は、国土交通省の4月8日付通知に基づき、国は2012年度から2013年度は公共工事の労務単価を平均15%引き上げたため、市の公共工事についても、2013年度の単価で計算し直し、落札率をかけ、契約額を増額するというものでした。労務単価引き上げの理由は、社会保険料の労働者の自己負担分を組み込んだため等です。 しかし、この措置は抜け穴があり、労働者にアップ分が還元されたかどうかを確認する手立てが保障されていません。 市は、昨年度から一定の額以上の工事では、社会保険の加入状況を確認しているとのことでしたが、すべての工事で確認するよう、また制度の周知徹底、国土交通省に設けらた相談窓口の紹介も、市のHPに掲載するように、要望しました。(*質疑後、掲載されました。2013年度公共工事設計労務単価について) もう1件は、8月31日に新聞報道があった学校校舎の「手抜き工事」についてです。やはり、労務単価の見直しで耐震工事の契約変更を増額したいと提案のあった第一中学、第十中学の校舎は、「手抜き」でしたが、耐震計算上、問題がないとのことでした。 そこで、この間の経過や、工事請負業者名の公表、工事請負業者への入札停止措置や法的手段などの厳しい対応、工事監理の責任の所在、「手抜き」が明らかになった階段踊り場以外にも教室等では「手抜き」がなかったかの非破壊検査等での調査、「手抜き」業者が行った、他の公共施設の調査などを求めました。 しかし、8月30日に設置された学校工事施工調査委員会で十分、調査・検討して、適切に対応していくというような具合で、納得のいく答弁はありませんでした。 これだけ、市は損害を蒙っておきながら、また、子どもたちの命にかかわる問題でありながら、こんなあいまいな答弁は許せません。特に工事業者名の公表をしないことは、調査委員会がどちら向きに仕事をしているのかと、疑われます。 13日(金)に開かれる文教市民委員会協議会で、この間の報告等がある予定のため、そこでは丁寧な資料を提出されるよう要望しましたが、怒り心頭の案件でした。 なお、どの学校の校舎で「手抜き」があったかは、耐震工事に伴い判明した学校校舎の施工不良についてをご覧下さい。 今回、調査したのは、階段の踊り場部分だけです。今年度は45棟の校舎で耐震工事が進められていますが、45棟のうち、階段踊り場部分の鉄筋の間隔が大きかったり、2列が1列しか入っていないなど、設計図書通りに工事がなされていない「手抜き工事」が明らかになったのは11棟です。 9月5日 (木) 明日から本会議 秋のような爽やかなお天気の一日でした。今日も議会で、明日の本会議での質疑に備え、準備をしました。 9月議会の日程は、市議会ホームページに掲載されています。お時間がありましたら、ぜひ、市議会傍聴においでください。 9月4日 (水) 議案調査 連日、議案調査です。担当課の皆さんに時間をとっていただきながら進めていますが、何度も時間をとっていただくテーマもあります。議案質疑まで時間があまりありませんが、もう一日、がんばります。 今日も各地で大きな被害が出ています。竜巻に豪雨、日本の気象は変わってしまったようです。泉佐野でも、竜巻の卵が確認されたとか。恐ろしいかぎりです。 9月のはじめといえば、まだ残暑が厳しいものでしたが、昨日、今日と、朝夕に自転車で走ると、涼しいどころか、寒く感じます。 明日もまだ異常気象が続くようで、気持ちが落ち着きません。 うれしいニュースが一つ、今日、最高裁判所は、婚外子相続差別は違憲との判断を出しました。最高裁から出てこられた弁護士さんは、「憲法違反」と書かれた紙を高く掲げられました。筆で力強く書かれた「憲法違反」、目に焼き付きました。ここまで闘ってこられた関係者の皆さんに敬意を表します。自民党も最高裁判断を受け入れ、民法改正に取り組むようです。早く法改正ができるといいですね!人は「法の下に平等」です! 9月3日 (火) 議事運営 午前10時から議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。理事者側から提案議案の説明があり、その後、議事運営が決まりました。 6日(金)の本会議では、議案の提案理由説明と、人事案件、契約案件の計13件の質疑、採決が行われます。 10日(火)の本会議では、残る議案の質疑です。 12日(木)、13日(金)は、4つの常任委員会で、付託された議案の審査です。決算関係の議案は、10月に開かれる決算審査特別委員会で審査されます。 25日(水)の本会議では、4常任委員会委員長の報告のあと、議案採決、議員提出議案(意見書)の質疑、採決の後、一般質問です。 26日(木)の本会議では、残る一般質問が行われます。 私は、10日、12日、25日ないしは26日に質疑の予定です。 お時間がありましたら、ぜひ市議会傍聴においで下さい。 なお、9月議会の付議事項(議案名)や議案の主要内容が、市のHPに掲載されています。主要内容は傍聴時に配布されています。 埼玉県や千葉県を襲った竜巻の様子が、今日のニュースでたくさん放映されました。あまりのすさまじさに、体が強張ります。3.11の津波の脅威を思い出しました。雷、積乱雲には要注意です。 秋雨前線の停滞と台風17号の接近で、今週は天気が不安定です。雨を避けながら自転車を走らせる毎日です。どうぞ、大きな災害が起こりませんようにと、ただただ祈っています。 9月2日 (月) 会議の公開 午後2時から子ども・子育て会議が開かれました。傍聴しようと2時少し前に会場へ行くと、30分前に傍聴定員10人を越えて11人だったため、要綱通り抽選し、一人帰ったもらったので、もう傍聴はできないとのことでした。こんな重要な会議が傍聴できないなんて、びっくり仰天です。大雨洪水警報の中、わざわざ市役所まで来られた方々に、10人にこだわる必要があったのでしょうか。 高槻市では、傍聴者は原則10人となっている会議が多いのですが、実際は、ケースバイケースで運用されています。これまでも、テーマにより10人を超える場合があり、座席に余裕があれば、抽選ではなく、一人でも多く傍聴してもらうように運用してきた審議会もあります。何十人もこられるわけではなく、座席があるのであれば、一人でも多くの方に傍聴していただいて、理解をしてもらおうとするのが市の基本姿勢であるべきです。 子ども・子育て会議は、2015年からの幼稚園・保育園・子育て支援策を新たに再編する新制度を論議する会議であり、関心が高いのは当然です。多くの市民に影響を及ぼす審議会の議論は、ぜひ、傍聴者が多くてもいいように、弾力的運用をしていただきたく思います。 会議の公開は、情報公開条例に基づき、公文書だけでなく、総合的な情報公開を進めるという理念に基づいて実施されています。市民の「知る権利」の保障でもあるのです。 参考:高槻市情報公開条例 第4章総合的な情報公開の推進 第23条 第24条 <催し案内> 9条世界会議・関西2013 日時:10月14日(月・祝)10時〜16時半 場所:大阪市中央体育館 参加協力券:1000円、大学・専門学校生500円、高校生以下無料、介助者無料 手話通訳:あり 主催:9条世界会議・関西2013実行委員会 午前:ワークショップ(戦争のない世界へ、アジアの9条など) 午後:国内・海外ゲストのスピーチなど 詳しくは、9条世界会議・関西2013をご覧ください。 9月1日 (日) 定例会準備 雨が降ったりやんだりの一日、自宅で少しゆっくりさせていただきました。お昼過ぎまで家事を集中的に片づけ、そのあとは、議案書にインデックスを付けながら、読みました。分厚いだけに、なかなか進みません。 <催し案内> 講演会「経済の中の人権」 日時:10月13日(日)14:00 場所:茨木市福祉文化会館302号室 講師:浜矩子さん(経済学者、同志社大学大学院教授) 参加費:500円 主催:教科書問題を考える北摂市民ネットワーク 連絡先:072−655−5415 |
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