いきいき日誌

 

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6月30日 (土)   市政報告会

午後2時から、6月議会の市政報告会を開きました。6月議会の議案概要や私が問題として取り上げた質疑等について、報告をさせていただきました。相次ぐ不祥事については厳しい意見をいただきました。ご参加下さった皆さん、貴重なご意見、ありがとうございました。

午後6時半からは、学習会「被災地における女性の人権〜阪神の教訓は活かされたのか〜」に参加しました。高槻ジェンダー研究ネットワークの主催で、講師は正井礼子さん(NPO法人女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ」代表理事)でした。阪神淡路大震災、東日本大震災で、女性たちがどのような過酷な環境におかれたか、とくに性暴力については胸がつまるケースもあり、平時から何をしておかなければならないか、示唆にとむ講演でした。正井さんとは旧知の間柄です。お忙しいなか、ありがとうございました。


6月29日 (金)   再稼働意見書

議会が終わり、この間、山積していた仕事を片づけながら、明日の市政報告会の準備をしました。
6月議会に傍聴においで下さった方から、メールやお電話で感想をお寄せいただきました。ありがとうございます。皆さんからのお声に励まされます。どうぞ、今後とも叱咤激励、よろしくお願いいたします。

「見える市議会」めざして、高槻市議会HPも変わりつつあります。2011年度の各議員の政務調査収支報告書や、議会あり方検討会中間報告も掲載されています。また、昨日閉会となった6月議会の表決結果(各議員の賛否)及び議決結果可決された意見書が掲載されました。時々は市議会HPにもご訪問お願いします。

可決された意見書のなかには、「大飯原子力発電所・緊急対応体制のもとでの再稼働に慎重な判断を求める意見書」もあります。公明党議員団提案で、全会一致でした。意見書では、「再稼動に向けての政府の方針は『再稼動ありき』で国民の不安にこたえようとしておらず、拙速かつ不誠実な態度である。地元の皆さんの理解、国民の納得を得ることが大前提であり、それがない限り再稼動はすべきではない」として、「東京電力福島第一原子力発電所の教訓を踏まえれば、新しい安全基準を明確にし、それにのっとり安全対策を講じた上で再稼動の是非を、再度、判断をするよう強く求めるものである」と結んでいます。実質、現状での再稼働に反対する意見書です。事前に各会派をまわられた市民グループの皆さん、ほんとうにご苦労様でした。


6月28日 (木)   6月議会終了

午前10時から本会議が開かれました。昨日に続き、15人が一般質問を行い、午後7時半に終了しました。そして、市長の挨拶があり、6月議会は閉会となりました。

私の一般質問は「相次ぐ不祥事について」でした。不祥事が「続く」ことに対しての、市役所全体への指摘、提言をさせていただきました。内容は追ってご報告させていただきます。遅い時間でしたが、傍聴においで下さった皆さん、ありがとうございました。

明後日30日(土)は6月議会の市政報告会を開きます。午後2時から4時まで、場所は総合市民交流センター4階第4会議室です。6月議会について、私の質疑内容を中心に報告させていただきます。お時間がありましたら、お気軽においで下さい。

また、30日(土)は、午後6時半から同じ会場で、学習会「被災地における女性の人権〜阪神の教訓は活かされたのか〜」が開かれます。高槻ジェンダー研究ネットワークが主催です。講師は、正井礼子さん(NPO法人女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ」代表理事)です。 阪神淡路大震災時、被災女性の支援に奔走され、東日本大震災でも、積極的に支援に取り組まれてきました。こちらのほうにも、ぜひ、ご参加ください。なお、資料代500円をお願いします。


6月27日 (水)   後半議会

午前9時から議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。理事者から、追加議案として、「市長等の給与の特例に関する条例制定について」の提案がありました。生活保護費障がい加算認定ミス事件や市営バスの売上金不明事件の責任をとり、7月から9月まで市長や副市長等の給与を減額する提案です。

午前10時からは本会議が開かれました。議員提出議案では、「高槻市議会国旗等掲揚条例」について、5人の議員から質問、2人から意見表明があり、議会運営委員会に付託されました。今日の本会議場は、この件の傍聴のためか、満員でした。私もこの件では質問をさせていただきました。

議員提出議案では、「大飯原子力発電所・緊急対応体制のもとでの再稼働に慎重な判断を求める意見書」が全会一致で可決されました。公明党議員団からの提案で、政府の方針は、国民の不安にこたえようとしておらず、拙速かつ不誠実な態度であるとし、「地元の皆さんの理解、国民の納得を得ることが大前提であり、それがない限り再稼働はすべきではない」「東京電力福島原子力発電所の教訓を踏まえれば、新しい判断基準を明確にし、それにのっとり安全対策を講じた上で再稼働の是非を、再度、判断するように強く求める」と締めくくられています。本文は、まもなく議会のHPに掲載されます。

今日の本会議が終わったのは午後8時でした。一般質問は8番の吉田稔弘議員まで終わりました。明日は夜までかかりそうです。私は22番目です。がんばります!


6月26日 (火)   一般質問準備

あすからいよいよ後半議会です。今日は、一般質問等の準備に集中しました。がんばります!


6月25日 (月)   2400万円も窃盗

市バスの売上金4100万円行方不明事件で、特別調査員2名により5月1日から行われていた調査が終わり、当時の営業所長など売上金を盗んだ職員3名を懲戒免職にしました。
3名の職員は、売上金が入っている機械(精算機)の鍵をこっそり開け、1回につき数万円(1000円紙幣)を盗んでいました。管理職の立場にある職員の犯行に唖然とします。
3名の申告では、約2400万円を盗んでいました。しかし、不明金は4100万円ですから、残り1700万円の行方も明らかにする必要があります。警察へは市が被害届を出していますが、警察の力を借り、失われた信頼回復のため、再発防止のため、一刻も早く真相をつきとめなければなりません。

なお、この件では12名、生活保護にかかる障害者加算の認定誤りが続いていたことでは11名の処分が行われています。

不祥事の連続に、心底、怒りでいっぱいです。なぜ、このような事件が続発するのか、市役所は深刻な事態に陥っているのではないでしょうか。

ネット上の記事
高槻市バス3職員「2400万円盗んだ」(YOMIURI ONLINE 6月25日)
高槻市営バス前所長ら2400万盗み懲戒免(日テレNEWS24)


6月22日 (金)   議事運営

午前10時から議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。冒頭、市長より、交通部の売上金不明事件の調査がおおむね終了し、できるだけ速やかに説明をしていきたい旨の報告や、理事者側から後半議会への追加案件1件(裁判提訴)の説明がありました。また、議員提出議案の確認も行われ、27日(水)、28日(木)の本会議の議事運営が決まりました。

27日(水)、28日(木)は、いずれも午前10時開会です。27日は、各常任委員長報告の後、議案採決です。続いて、追加議案の説明、質疑、議案採決です。
そして、議員提出議案8件の提案理由説明と質疑をし、うち7件は採決をしますが、1件(高槻市議会国旗等掲揚条例)は委員会付託されます。
その後、10出資法人の2011年度の決算報告を受け、一般質問になります。27日は、10人、午後7時半をめどとすることになりました。28日(木)は、残る13人の一般質問を行いますので、夜までかかりそうです。私も夕方遅くになるのではと思われます。夕食時ですが、お時間がありましたら、ぜひ傍聴をお願いいたします。

ところで、議員提出議案「高槻市議会国旗等掲揚条例」は、自民4名、維新の会2名、みんなの党2名から、今日、突然に提案されたものです。高槻市議会では、このような突然の議員提出議案提案は今までありませんでした。前半議会の議事運営を決める議会運営委員会までに案文を出し、その後、できるだけ多くの議員の賛同が得られるような協議、文案の調整をし、後半議会に議員提出議案として提案するというルールでした。市民から負託を受けた各議員が、民主的に話し合いをし、議案として提案してきたのです。今議会でもこのルールで7件の議員提出議案が出されることになりました。しかし、この条例案件だけは、これまでのルールを全く無視しています。後半議会の議事運営を決める今日、突如、提出されたのです。各会派から、これまでのルールを守るべきでは等の意見が強く出されましたが、提案代表者である角議員(自民)は今議会提案に固執されました。そのため、本会議質疑後、詳細は委員会で審査されることになりました。
私も、議会運営委員会を傍聴し、初めてこの条例案を知りました。各会派の皆さんの意見を聞かせていただき、私もまったく同じ思いです。このような提案の仕方は、民主主義をないがしろにする大問題です。

午後からは、一般質問準備でした。担当者の方々から資料をいただき、読みこなすのに追われています。がんばります。


6月21日 (木)   大学で講義

午後から大阪市立大学へ、「環境問題と行政」と題して、講義をしました。
帰りに、大阪梅田のジュンク堂に寄り、久々に本の世界を楽しみながら、調査活動に精をだしました。雨のためかお客さんが少なく、置かれている椅子もけっこう空いていて、助かりました。


6月20日 (水)   一般質問23人

今日の正午、一般質問項目の通告が締め切られました。23名もの議員から通告があり、高槻市議会史上、最高のようです。私は22番目のため、28日(木)の夕方以後になりそうです。詳しくは、22日(金)の議会運営委員会で決まります。私の質問項目は「相次ぐ不祥事について」です。残された時間、調査を尽くして、がんばります!

今日の朝日新聞36面(13版)に、「反原発遺志 今こそ声に」「科学者は責任自覚を」との見出しで、水戸喜世子さん(高槻市)のことが掲載されていました。私の5月1日の日記でも書かせていただきましたが、亡き水戸巌さん(芝浦工大教授)について紹介されています。ネット上で探したら、「もうひとつの全共闘・芝浦工業大学全学闘ブログ」に掲載されていました。ぜひ、ご覧ください。


6月19日 (火)   緊急節電対策

台風4号の直撃は免れましたが、時折激しい雨が降り、また夕方には強い風が吹き荒れた一日でした。各地で被害が出ていて、心が痛みます。週末には台風5号もやってくるようで、心配な限りです。

昨日、高槻市は、緊急節電対策を明らかにしました。「エコシティたかつき 節電もNO.1」というのだそうです。機関は7月2日から9月7日まで、一昨年夏の使用最大電力の20%抑制をめざしています。昼休みの午後1時から1時45分に変更(現在は12時から12時45分)や、期間中は「ノー残業月間」とする、「スーパークールビズ」などもあります。この夏、どのような市役所に変わるのでしょうか。

雨の中、友人が通うアトリエの展覧会に。友人の絵は2点、いずれも高槻の風景でした。しばし、現実を忘れて、皆さんが描かれた世界を楽しませていただき、リフレッシュしてきました。


6月18日 (月)   都市環境委員会

午前10時から都市環境委員会が開かれました。私は、補正予算審議の中で、@遊休農地対策事業、A大阪紙器前(宮田町)道路拡幅事業 の2点について、質疑をしました。
Aは、正式には都市計画道路富田北駅宮田線の整備事業といいます。事業区間のうち、大阪紙器前のみ拡幅ができない状況になっています。近隣や市民の方々から、これまでも一刻も早い整備をという要望がだされていました。
今回、大阪紙器南側で、株式会社エディオンが家電量販店等を計画しており、その敷地内に代替地を確保することで、道路拡幅の計画が進行していました。すでに用地買収費等も3月議会では計上していたのです。しかし、なかなか状況が前に進まないことから、今議会で土地収用法に基づく手続きをするための予算3635万円の提案があったものです。
交渉に40年がかかっているのにはいろいろな経過があったのですが、交通渋滞や安全面からも早急な拡幅が必要です。私も含め3人の委員から話し合い等で、早期の解決を求める要望が出されました。市からは、「できるかぎり任意買収に応じていただけるように、収用手続きと並行して協議を進めており、交通問題が一刻も早く解決するように最大限努力する」との答弁がありました。

委員会終了後、協議会が開かれ、@準防火地域の指定拡大について、A2013年度に向けた指定管理者の選定方針について、B大阪府都市整備中期計画について、C「高槻市下水道」の地方公営企業法適用基礎調査報告について、の4件の報告がありました。

午後からは、お問い合わせのあった件等について、調査をしました。

明日は台風直撃のようです。大きな被害がでないようにと、祈っています。


6月14日 (木)   本会議2日目

午前10時から本会議が開かれ、6件の議案質疑が行われました。私は、「附属機関条例中一部改正について」と「手数料条例一部改正について」の2件について、質疑をしました。私の質疑内容は、明日、ご報告させていただきます。次は、18日(月)の都市環境委員会の準備です。しっかりチェックします。


6月12日 (火)   本会議初日

午前10時から本会議が開かれました。市長の開会のあいさつのあと、提案のあった19件の議案説明、うち13件の質疑、採決が終了しました。14日(木)の本会議では、残る6件の議案質疑が行われます。

原田正純さん(77歳)が、昨夜亡くなられました。急性骨髄性白血病でした。医師として、最後まで、三池粉じん爆発によるCO中毒被害者や、水俣病の患者さんに寄り添い、真実を明らかにするために力を尽くされてきました。残念でなりません。
原田さんは、私の推薦人を引き受けて下さっていました。昨年の選挙時には体調を崩されていたのでお願いをしなかったのですが、いつお会いしても、優しく微笑んでおられ、温かい気持ちにさせてくださいました。長い間ごくろうさまでした。そして、ありがとうございました。お別れ会に参れませんが、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。


6月11日 (月)   アセス委傍聴

午前10時から環境影響評価委員会が開かれ、傍聴しました。案件は2件、@JR高槻駅北東地区開発事業の変更点に係る説明、A(仮称)高槻宮田町1丁目商業計画に係る環境影響評価準備書の審議 でした。
Aについては、前回の委員会で指摘された9項目についての説明があり、その後、準備書にある工事時やオープン以降の交通予測や廃棄物などについての審議でした。交通渋滞が起こることが危惧されますが、準備書では問題がないとなってます。果たしてそうなのか、ほんとうに疑問です。

明日からいよいよ6月議会です。気持ちを引き締めて、がんばります。


6月8日 (金)   再稼働断固反対

午後6時からの野田総理の記者会見、西川福井県知事の発言を受け、「大飯再稼働」の表明に怒り心頭です。
私が再稼働に反対するのは、以下の4つの理由からです。
@福島第一原発事故の原因が究明されていない。
A新たな規制体制、安全基準ができていない。
B大飯原発の抱える安全上の問題(フィルター付きベント装置がない、免震重要棟は3年後に建設、オフサイトサイトセンター移設されていない、活断層など)
C今夏は関電管内は15%電気が足りないという根拠が不明確

福島では今も16万人もの人が避難を強いられ、故郷も仕事も生活も失っているのです。この現実を真摯に受け止めれば、国民の安全のための再稼働、しかも期限付きではない再稼働に結論付けられるのか、理解できません。
首相が「私の責任で」といったところで、事故が起きれば、具体的にどのような責任をとるのでしょうか。3.11以後、福島事故に対して政府は納得のいく対応をしてきたでしょうか。責任をとってきたでしょうか。具体性がないまま、「私の責任で」などと発するのは、無責任の極みです。
来週早々に福井県の判断が出れば、野田政権が最終の判断をするとのことです。
多くの人が、この夏は節電で、原発なしで乗り切ろうと思っています。そのような人たちの声を聞き入れず、「再稼働」「消費税増税」を突っ走る政権に、未来はありません。


6月7日 (木)   議事運営

午前10時から議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。理事者から6月議会提案議案19件の説明があり、6月議会日程と議事運営が決まりました。

12日(火)は本会議で、議案58〜66号、報告2〜5の13件の提案理由説明と質疑、採決が行われます。また、議案67〜72号の条例案件及び補正予算案件の6件については提案理由説明のみです。
14日(木)も本会議で、議案67〜72号の質疑です。これら6件は、本会議質疑後に各常任委員会に付託され、18日(月)、19日(火)に詳細な審査を行います。
20日(水)は一般質問項目の締切日です。
最後の本会議は27日(水)、28日(木)に開かれ、常任委員会委員長報告・採決、議員提出議案(意見書)の採決、10出資法人の2011年度決算報告があり、一般質問に入ります。
時間はいずれも午前10時からです。お時間がありましたら、ぜひ傍聴においで下さい。
私の質疑予定は、14日(木)、18日(月)、27日ないしは28日の予定です。

また、議会運営委員会では、議員提出議案としての提案が、自民1、民主・元気ネット2、共産3、公明4の計10件ありました。19日までに会派間等で調整をし、正式な議員提出議案が決まります。

議会運営委員会の冒頭、市長より国民健康保険料督促状の誤送付についてのお詫びと処分内容、及び市バス売上金不明事件の調査状況についての報告がありました。また、夕方には、教育委員会より、体罰を行った中学校教諭及び勤務時間中に金融機関に行った校長に対し、それぞれ府教委より処分があったとの報告がありました。
長く議員をさせていただいていますが、この間、あまりにも不祥事が続き過ぎです。これだけ続くのは、個々の事件の問題点とともに、全体を通じての問題もあるのかと思わざるを得ません。事件が起こるたびに、市民の皆さんにご迷惑をおかけすることに対し、議員として、もっともっと市政のチェックをしなければと、責任を感じています。
なお、勤務時間中に金融機関に行った校長の件については、個人の事情で行ったのではなく、学校内に勤務する職員から求められたお金の金策を行うために出かけていたとのことです。勤務時間中に出かけることは論外ですが、いったい事件の背景に何があったのか、処分と合わせて事件の全容を早急に明らかにする必要があるのではないでしょうか。


6月5日 (火)   告示日

今日は6月議会の告示日、議案書をいただきました。市長提出の議案は、人事案件2、報告案件4、契約案件7、条例案件5、一般会計補正予算の計19件です。これらの議案概要は、7日(木)の議会運営委員会終了後に市のHPに掲載されます。しばらくは議案調査に集中します。事務所は留守がちになりますが、ご容赦下さい。

大飯原発再稼働を強行しようとする野田総理に対し、民主党国会議員117名が、慎重な判断を求める要請書を今日提出しました。原発事故収束対策プロジェクトチームが4月10日に出した「原発再稼働に対する緊急5提言」が何ひとつ実現されていないし、党内合意も国民の理解も得られていないなか、16万人の被災者の心情を考え、再稼働決定の判断は慎重にというものです。要請書、緊急提言は、有田芳生参議院議員のブログ(5月31日)に掲載されています。
また、毎日新聞が6月2、3日に行った世論調査では、大飯再稼働を「急ぐ必要はない」と答えた人が71%だったとのことです。この夏、節電で乗り切っていこうと考えている人がいかに多いかを示しているのではないでしょうか。

野田総理、西川福井県知事宛の大飯再稼働断念を求める緊急ネット署名が行われています。呼びかけ団体は、グリーン・アクション美浜の会FoE Japanグリーンピースフクロウの会、締め切りは7日(木)正午までです。署名では、「悲惨な福島原発事故を直視してください 事故の責任もとれないのに『私の責任で』と言わないでください 安全性はすべて置き去りなのですか」と訴えています。何としても再稼働をストップさせたく、皆さんのご協力よろしくお願いします。


6月4日 (月)   議案説明

明日は6月議会の告示日で議案書をいただきます。今日は各部から議案の説明を受けました。議案はそれほど多くありませんでしたが、気になる案件もあります。しっかり調査に取り組みます。

今夏も節電が大きな課題ですが、高槻市でも緊急節電対策本部(本部長:濱田市長)が設置されました。現在、対策を検討中で、6月中旬には方針が明らかにされるとのことです。強化期間は7月2日から9月7日までです。


6月3日 (日)   再稼働反対!

「いのちが大事 今なぜ再稼働?ふくいでつながろう」が福井市中央公園で開かれ、参加しました。主催は原子力発電に反対する福井県民会議、急な集会でしたが、全国各地から500名が参加、「再稼働は許さない!」と、地元福井の方や福島県浪江町や大熊町の自宅に戻れない被災者の方からのアピールが続きました。集会後は市内をデモ、私も、一緒に参加した高槻市民の方とともに、「危険な原発再稼働反対!」「大飯原発再稼働反対!」を大きな声で繰り返しました。

明日は細野大臣が福井県庁にきます。地元のかたは、福井県の安全委員会もまだ結論を出しておらず、県議会の議論もまだ終わっておらず、決して再稼働ありきではなく、毎日のように再稼働反対を訴え続けていると、橋下市長や関西広域連合の動きでいかにも再稼働が決まったかのような報道を厳しく批判されました。集会であった友人の金沢市の方は、志賀原発ではプルサーマル計画の手続きが粛々と進んでいると言われていました。福島原発の事故の原因もあいまいなまま、原子力規制庁の組織もまだ法案審議が始まった段階で何も形が見えておらず、故郷や家族を失った方々の苦しい現実を受け止めた事故の反省がどこにも見えません。
民主党の中でも、原発収束対策プロジェクトチームの方を中心に、再稼働に反対の国会議員署名が100名以上集まったとのことです。プロジェクトチームの座長は荒井聡議員、事務局長は川内博史議員です。また、5日(火)から、衆議院環境委員会で、規制庁についての審議が行われます。ここでも、再稼働問題が議論されることでしょう。再稼働を許さない取組は、今週は大きな闘いとなります。一人一人ができることをして、力を合わせて再稼働をさせによう、がんばりましょう!

昨日の朝日新聞23面(10版)に、5月26日に行われた全国リレーシンポジウム「知の地域づくりを考えるin高槻」の報告が、大きく掲載されています。「図書館の力 見直そう」と片山さんの基調講演、4人のパネラーの討論内容も載っています。ぜひ、ご覧下さい。


6月2日 (土)   今中哲二さん

午後2時から、今中哲二さん(京大原子炉実験所)の講演会が総合市民交流センターで開かれ、参加しました。主催は生活者の会です。
今中さんは、「福島原発 放射能被害の実態」と題して、チェルノブイリ事故やその被害と比較しながら、福島原発事故の原因、現状、汚染状況、放射線被曝の危険性、たいへんな汚染があるにもかかわらず警告を出さなかった政府の責任、原発建設の際に原子力委員会が基準として使う「原子炉立地審査指針」のずさんさ(都合の悪いことは初めから考えない)などについて、わかりやすく話してくださいました。そして、「日本も放射能汚染と向きあう時代になった」「どこまで被曝をがまんするのか、一般的な答えはない」「一般人の基準は年間1ミリシーベルト、子どもは感受性が大きく、将来があり、被曝はできるだけ少なくすべき」「とにかく原発はやめにしよう」と結ばれました。
質問タイムでは、がれきの広域処理、大飯再稼働、4号炉の使用済み燃料プールの危険性、福島原発から出ている現在の放射線量、使用済み燃料の最終処分についてなど、多くの質問が出されました。誰しもが知りたかったことですが、丁寧に答えてくださいました。会場は満員でしたが、「原発はやめにしよう」という思いを一つにできた講演会でした。今中さん、主催者の皆さん、ありがとうございました。

講師の今中さんとは、反原発運動を通じての40年来の友人です。「わさび通信」も毎号お送りしていますが、今日は久々にお会いできました。福島原発事故の調査とともに講演活動で全国各地をまわっておられます。今中さんの論文は、京都大学原子炉実験所・原子力安全研究グループのHPに掲載されています。

また、小林圭二編『「熊取」からの提言−怒れる六人の原子力研究者たち−』(世界書院)には、今中さんをはじめ熊取6人組が、「原子力ムラ」に入らず、なぜ科学者として筋を通す生き方をされたのか、福島事故を受けての提言が書かれています。お亡くなりになった高木仁三郎さんや5月1日の日記でふれた水戸巌さんの遺稿もおさめられています。ぜひ、ご一読ください。二木事務所にもあります。


6月1日 (金)   狭あい道路整備

午前中は東京都中野区、午後からは豊島区に伺い、狭あい道路整備事業について、それぞれ事業概要、取組経過、進捗状況、予算、課題等について、お話を伺いました。高槻でも、消防車や救急車が入れない、幅員の狭い道路がたくさんあります。関東ではこの狭あい道路を、年月をかけて、少しずつ整備している自治体があります。中野区も豊島区も、その先進自治体で、今日は貴重なお話を聞かせていただくことができました。中野区や豊島区の取組をそのまま大阪に持ってくることはできないかもしれませんが、高槻ではどうすればいいのか、両区の実績をベースに、じっくり考えます。お忙しいなか、お時間をとって下さった担当者の皆さん、ほんとうにありがとございました。

豊島区でお話を伺っている間に、空が暗くなり、雷が鳴り、激しい大粒の雨と雹が降りました。傘を持っていましたが、あまり激しさに雨宿り、竜巻がおこらないかと、ひやひやでした。

予約していた新幹線に少し時間があったため、経産省前の脱原発テント村に激励に寄りました。しばらくすると皆さん移動を始められるので、何かと聞くと、官邸前で抗議行動のことでした。私もあわてて移動すると、官邸前の道路は人、人、人で埋め尽くされていました。1人3分以内のアピールが次々と続きましたが、アピールとアピールの間など、少しでも時間があると、自然と「再稼働反対!」のコールが起こります。参加者2700人が一斉に発する「再稼働反対」コールは、まるで地響きのようでした。政府はこの声をしっかり受け止めるべきです。
 

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