いきいき日誌

 

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6月30日 (木)   議案調査

明日は建環産業委員会です。質疑項目について、今日も担当課の皆さんからヒアリングを続けました。

それにしても、暑いです!議会の部屋も暑くて暑くて、汗びっしょりです。今日は持参したお茶1リットルを飲みほし、それでも足りませんでした。今夏は、冷え対策は不要のようです。


6月29日 (水)   猛暑日

今日は、1日(金)に開かれる建環産業委員会に向け、質疑の準備でした。なかなかはかどらず、つらい限りですが、あと一息がんばります!

高気圧に覆われ、今日は、全国各地で35度をこえる猛暑日となりました。少し動けば汗だくです。もうしばらくするとこの暑さに慣れるのでしょうが、とにかく水分と栄養補給を怠らないよう、気を付けています!


6月28日 (火)   議案質疑

午前10時から本会議が開かれ、議案質疑が行われました。7件の議案について、計17名の議員から質疑がありました。

私は、条例案件ではDV対策について、一般会計補正予算では、@安満遺跡芝生公園整備基本構想・基本計画策定について、A関西大学アイスアリーナへの運営補助について、B学校図書館充実事業について、の計4点について、質疑をしました。

次は7月1日(金)に開かれる建環産業委員会での質疑の準備です。がんばります!


6月27日 (月)   代表質問

午前10時から本会議が開かれ、会派の代表質問が行われました。公明、元気・民主ネット、市民連合、自民、共産の5つの会派です。

4時半近くに本会議終了、そのあと、明日の議案質疑について、担当者の方と最後の詰めでした。遅くまで、ありがとうございました。

今日もとにかく蒸し暑い一日でした。この暑さに慣れるまで、体力的には厳しい毎日ですが、草の根市民の目線で、しっかり議案をチェックします!


6月22日 (水)   夏至

早いもので、今日は夏至でした。議案調査におわれる毎日です。


6月21日 (火)   最後の業務

午前中は調査のため、豊中市へ。お忙しいなか、お時間を取っていただき、貴重なお話を伺うことができました。

午後は、お問い合わせや市政相談が続きました。雨がやんだと思ったら、一気に夏の気配ですが、自転車での移動には、「晴れ」は助かりました。

選挙が終わり2か月、会派構成、控室などが決まり1ヶ月ですが、会派の移動がありました。自由民主党議員団(5人)が、自由民主党高槻市議会議員団(4人)と無所属(1人)に。このため無所属議員は計6人となりました。

計画的避難地域になった飯館村は、今日、役場の最後の業務を終え、福島市に移転します。夜のニュースで、住民の皆さんや村長のお声を聞いて、涙がこぼれます。いくら賠償金を積まれようとも、お金には変えられない、それぞれの「生活」を原発は奪いました。もう絶対に原発は動かしてはならない、あらためて思います。毎日、毎日、これでもか、これでもかと、突き付けられる現実(それは原発震災被災地で起きていることのごく一部でしょうが)、私は怒りと悲しみでいっぱいです。


6月20日 (月)   本会議初日

午前10時から本会議が開かれました。市長のあいさつのあと、施政方針大綱が明らかにされ、副市長選任や契約案件の採決、一般会計補正予算説明などで、今日は午後1時半に終了しました。

今日は、たくさんの方が傍聴に来られていたようですが、私の席からは残念ながら傍聴席が見えませんでした。

なお、今日は全国市議会議長会からの20年勤続表彰もありましたが、藤田頼夫議員(公明)と私は、辞退しました。このような表彰制度は不要であり、税金を使う必要はないと考えるからです。

ガンバ大阪が6月14日に配布されたチケットを回収に回られました。26日(日)にあるサンフレッチェ広島戦のチケットで、この日は「高槻市民応援デー」です。14日に机の上に置かれていたのですが、私は、その日のうちに、郵送で返却しました。政治家個人への寄付は、政治資金規正法に違反するためです。政治家は選挙運動を除いて、個人として寄付を受けることができないことになっています。チケットは有料で、寄付にあたるのです。


6月19日 (日)   教科書展示

今年は、来年2012年から使われる中学校教科書の採択が行われます。現在、教育委員会から諮問を受けた選定委員会で各科目ごとにどの教科書がふさわしいか、調査が行われています。17日(金)から7月6日(水)までは、中央図書館でも展示されていて、市民も意見を出すことができます。ぜひ、一度手に取って比べてみてください。そして、高槻市の中学生にはどの教科書がふさわしいか、市民意見を出しましょう。

3月11日以後、書店には必ずと言っていいほど、原発コーナーが設けられています。昨日、大阪のジュンク堂で店員さんに聞くと、最近は少し落ち着いてきたが、震災の写真集は売れず、原発や放射能についての本がよく売れたとのことでした。私もこの間、数冊買い込んで、読んでいます。
今日は、佐藤栄佐久さん(前福島県知事)『知事抹殺〜つくられた福島県汚職事件』を読みました。18年間、国や東電を相手に原発に向き合い、東京一極集中を問い、道州制など政府の方針と真っ向から対立、「闘う知事」として有名だった佐藤さん、県発注のダム工事をめぐる汚職事件で追及を受け、辞職、逮捕、1審、2審で有罪判決を受け、現在上告中です。2つの判決とも、実質「勝ったようなもの」なのですが、真実に到達するために、上告されています。
東京拘置所で取り調べを受けた佐藤さんの弟に、「佐藤知事は日本にとってよろしくない、抹殺する」と検事が発言しています。福島原発の問題だけでなく、地方分権の流れの中での知事会の動きなどから、佐藤さん逮捕は、「国策捜査」であることが、この本を読めば、とてもよくわかります。事務所にありますので、貸出できます。

明日は6月議会初日の本会議です。7月15日最終日まで、長い議会となりますが、体調には気を付けて、がんばります!


6月18日 (土)   原発震災

午後6時15分から、講演会「若狭湾原発震災を防ごう〜関西広域連合を無人の曠野にしないために〜」に参加しました。主催は、グリーン・アクション&美浜の会、会場はエルおおさか(大阪・天満橋)でした。
講師の石橋克彦さん(神戸大学名誉教授)の講演を聞くのは先週に引き続き2回目です。地震と地震動の違いなど、地震については深く知らなかっため、2回の講演でようやく東北地方太平洋沖地震そのものについてや、原発の耐震設計の考え方など、基本的なことが理解できました。保安院や電力会社の主張にごまかされないためにも、こちらも基礎的知識を知っておかなければなりません。
活断層で地震が起こると言われますが、そうではなく、表面に見えていないものもあり、また、すべての断層がわかっているわけではないため、断層がわかっていない空白地区でも地震は起こりうること、若狭では過去にもM7以上の地震、大きな津波が起きており、関電が想定してる地震や津波以上のものが起こる可能性があると、石橋さんは断言されました。その上、運転後35年以上の老朽化した原発が全国では10基ありますが、そのうち若狭に5期もあり、大地震で大規模な放射能放出事故が起きた場合、琵琶湖が汚染され、京阪神は水が飲めなくなり、関西広域連合は居住不能になる可能性があると指摘されました。
石橋さんの書かれた『大地動乱の時代―地震学者は警告する 』(岩波新書) が事務所にあります。いつでも貸出できます。


海江田経産相は、「原発再稼働」を地元自治体に要請していますが、とんでもありません。福島第一原発事故の収束の目途もたたず、被害者の皆さんへの補償もほとんどなされていないかなで、「安全」よりも「経済」を優先せよというのでしょうか。「原発がなければ生活がこまりますよ」「原発がなければ経済が停滞しますよ」という脅しにも似た「節電キャンペーン」には、腹立たしい限りですが、「ピーク時最大電力不足」を言う前に、日本の発電設備容量など、もっともっと説明すべき点があるはずです。


6月17日 (金)   環境審議会

午前10時から環境審議会が開かれ、傍聴しました。案件は、第2次環境基本計画についてでした。冒頭に市長から諮問があり、今日から審議がスタートしました。
第1回目の今日は、昨年度行われた環境基本計画基礎調査についての報告と、第2次計画策定に向けての主な課題が示されました。今後市民団体との意見交換も行い、行政素案がつくられ、審議会で議論され、10月頃に答申が出されます。その後、パブリックコメントを行い、来年2月頃には最終案が決まる予定です。
これらの作業の中で、庁内に設置されている環境マネジメント推進会議が素案作成などの重要な役割を果たすことになっています。

傍聴していて、驚いたことがありました。笠原三紀夫会長が、「3.11以後環境に対する考え方が大きく変わった」と言われ、また、「若い頃に原発に関わっており、メルトダウンは起こらない、安全と言ってきた。このことを反省しなければならない」と発言されたのです。原発問題はエネルギールギー問題として、今、論議されていますが、環境問題としてのとらえ方が3.11以後どのように変化するのか、今回の基本計画策定の論議の中で、私も学ばせていただこうと思っています。


6月16日 (木)   議事運営

午前10時から議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。市長より、6月定例会にあたってのあいさつと議案説明が行われました。すでに議案書としていただいていた14件の議案以外に、3件の追加議案の説明がありました。3件とも人事案件で、副市長選任、監査委員選任、固定資産評価委員選任案件です。

議事運営は、20日(月)は、市長の施政方針大綱が明らかにされるとともに、人事案件や契約案件が採決されます。また、すべての議案説明が行われます。
27日(月)は、施政方針大綱に対する、会派の代表質問が行われます。代表質問ができるのは3人以上の会派です。
28日(火)は、議案質疑です。
6月30日(木)〜7月5日(火)は、4つの常任委員会が開かれます。
7月14日(木)は議案採決とともに、一般質問です。翌15日(金)も一般質問です。

私は、28日(火)、7月1日(金)、7月15日(金)に質問の予定です。
新市長、新議員での初の定例会です。お時間がありましたら、ぜひ、傍聴においで下さい。

なお、議員提出議案(意見書)は、民主・元気ネット1件、共産党7件、公明党1件、無所属(二木)1件の計10件が出されました。7月1日までに調整されます。

最後に、議長より、選挙前からの課題であったが、議会活動に関する委員会を設けて検討していきたいとの発言がありました。構成メンバー、運営方法は会派代表者会議で相談するとのことでしたので、私は、「無所属議員も会派代表会議を傍聴できるようにしていただきたい」と要望しました。20年間、主張していますが、いまだに会派代表者会議は、会派所属議員だけということで、無所属議員は、いつ、何が議論されているのかすら、知らされていません。事務局があとから報告して下さる場合もあるのですが、私は、議会の一員として会派の皆さんとともに力を尽くしたいと考えているのです。会派代表者会議で話されることは、全議員に関わることでもあり、今議会から傍聴できることを願っています。

福島第一原発では、高濃度の汚染水が溜まり続けています。汚染水を浄化するシステムの試運転が始まりましたが、水漏れでストップしたとのことです。原発は、原子炉が停止しても冷やし続けなければならない宿命です。冷やし続けなければならない以上、汚染水を保管する場所がなくなれば、汚染水は外にあふれ、海に流れます。高濃度の汚染水です!背水が寒くなる事態です。

東南海・南海大地震が、東北地方太平洋沖地震のようにM9レベルで発生すると、高槻も津波被害が出るという試算が明らかにされました。関大社会安全学部河田恵昭学部長による試算です。府庁のWTC移転に反対されていますが、この試算では、上町台地にある府庁は大丈夫とのことです。私は、昔の先人たちのまちづくりを見習うべきだと考えていて、WTC移転には大反対ですが、津波が淀川をさかのぼり、高槻まで達するという試算結果は、衝撃です。


6月15日 (水)   節電対策

唐突な関西電力の要請を受け、高槻市でも今日から15%の節電対策が始まりました。本館エレベーターを1台停止、冷房28℃の徹底、本館3階から7階の照明器具の蛍光管は3本のうち1本を取り外すなどです。議会控室廊下もかなり暗くなりました。午前中は暗いなあと思いましたが、午後になると目が慣れて、違和感はありません。関電から要請がなくても、これが普通になればいいのではないでしょうか。

昨日は新聞1面を使った、関電の節電をお願いする広告が出ていました。節電要請の理由は、原発が停止しているためピークにそなえ、とは書かれています。しかし、水力や火力など、原発以外の発電所の稼働能力や稼働状況などについては一切書かれていません。これでは、節電要請の根拠がはっきりしません。電気の消費者に節電を要請するなら、もっとていねいなデータを公表すべきです。

今日も議案調査の一日でした。がんばります!

福島第一原発では、事故当初、線量計を持たずに作業に従事された方がたくさんいらっしゃることが明らかになりました。どれだけ外部被曝されたのか不明なままです。放射線管理区域では、線量計を付けて作業するのは、イロハのイです。これすら守らずに作業させた東電の体質、ここにこの会社の体質が現れています。「いのち」を大切にしない企業は許せんません!



6月14日 (火)   議案調査

今日も朝から夕方まで、議案について説明を受けました。概要説明がほぼ終わりましたので、これから、気になる項目について調査です。がんばります!

福島県相馬市では、酪農家の方が「原発さえなければ・・」と自殺されました。搾った原乳を捨て続け、さらに飼っていた牛40頭を手放したとのことです。すべてを失った方のことを思うといたたまれません。
福島第一原発で作業にあたっておられる労働者の方の内部被曝問題も深刻化してきました。
福島第一原発から200キロも離れた千葉県の流山市や取手市でも、放射線管理区域と同じレベルの土壌汚染のある地域があることがわかりました。
福島県伊達市では、すべての子どもに線量計を配布することを決めました。福島市でも中学生以下の子供に線量計を配布するとのことです。放射線を扱う医療現場の人が扱う線量計です。事故から3か月がたっても、まだまだ収束の目途は立ちません。ほんとうに深刻な事態で、つらい現実です。

ドイツの気象庁の放射性粒子拡散予測図を見ると、福島第一原発から放射性物質がいかに広範囲に拡散しているか、風向きにより大阪まで流れてきていることもよくわかります。佐賀県唐津市では、松の葉からセシウムが検出されました。

そんななか、スイス、ドイツに続き、イタリアも原発廃止を決めました。ちょっぴりうれしいニュースです。


6月13日 (月)   告示日

今日は6月定例会の告示日、議案書をいただきました。案件は14件、人事案件1件、報告案件3件、契約案件3件、条例案件2件、補正予算5件です。議案概要については、16日(木)の議会運営委員会後に、市のHPにアップされます。今しばらくお待ちください。
なお、濱田市長の初めての施政方針大綱もいただきました。公約されていたことがどこまで盛り込まれているか、しっかり読ませていただきます。
また、追加案件として、副市長選任同意や、市長等の給与削減の条例制定などが予定されています。

今日から、私たち無所属にも議案説明が始まりました。これまでは一人で受けていたのですが、今回は、無所属新人の高木議員、和田議員と3人で受けています。午前10時から午後5時まで、びっしり続きました。引き続き、明日も丸一日、議案説明を受けます。


6月12日 (日)   図書館とは

午後から、講演会「地域に根ざした図書館とは」が市民会館で開かれ、参加しました。主催は「高槻にみんなの図書館をつくる会」、講師は脇田邦子さん(同志社大学嘱託講師、元大阪府立図書館司書)でした。
「図書館とは」「司書の役割」「今、公共図書館の現場では」「図書館の未来を切り開くために」と、司書として現場を熟知しておられるだけに、説得力のあるお話で、学ばせていただくことの多い講演会でした。最後に「図書館の一番の権利主体は住民である」と言われましたが、このことを基本として、図書館のあり方を考えていかなければなりません。
講演の中で紹介されたランガナタン(インド図書館学の父)の図書館5原則は、初めて知ったのですが、なるほどと感心しました。4の「図書館は利用者の時間を節約せよ」というのは、「専門の司書になんでも相談すればいい、そのための司書である」ということです。

ランガナタンの図書館5原則
1.本は読まれるためにある
2.すべての人にその人の本を
3.すべての本にその読者を
4.図書館は利用者の時間を節約せよ
5.図書館は発展する有機体である

明日はいよいよ6月議会の告示日で、議案書をいただきます。今日は原稿も1つ仕上げました。校正原稿も2本校正しました。これで、ようやく議案調査に集中できます。がんばります!


6月11日 (土)   原発フリー

午後から、講演会「『原発震災』を二度とくり返さないために〜今こそ『原発フリー』の日本を創生しよう〜」に参加しました。講師は石橋克彦さん(神戸大学名誉教授・地震学)、会場は、龍谷大学アバンティ響都ホール、主催は「いまこそ原発を問う連続講座」実行委員会でした。
石橋さんは、2時間にわたり、地震の基礎的知識から、原発震災について、事故は津波が原因ではなく地震だと、わかりやすく話して下さいました。
「原発フリー」というのは石橋さんが考えられた言葉です。「反原発」「脱原発」は原発を前提に、「反」「脱」と言っているようで、もう少し明るいイメージでと「原発フリー」を考えたとのことです。「バリアフリー」と同じ概念です。少しでも、多くの人に原発の問題を考えてほしい、今考えてもらわなければという、石橋さんの切実な思いが込められた言葉でした。
若狭の原発についても触れられ、敦賀1号は、事故を起こした福島第1原発1号機等と同じ型であること、若狭湾にもたくさんの活断層があること、日本海でも津波を引き起こす可能性があることなど、熱く語られました。
長時間の講演をお聞きして、東海地震や東南海地震だけでなく、日本海でもいつ巨大地震が起こるかわからないこと、原発は大量の放射能を生み出すこと、日本は地震国であり、地震付き原発であることを肝に銘じて、原子炉停止を求めていかなければならないとあらためて心しました。

今日は、東北地方太平洋沖地震、福島原発事故からちょうど3か月です。そして、今日6月11日は、世界で脱原発をめざす共同行動が取り組まれました。大阪でも約5000人のデモがありましたが、私は、残念ながら参加できませんでした。次回の御堂筋デモには、なんとしても参加しようと思っています。


6月10日 (金)   政務調査費

午後から、昨夜仕上げた展示パネルの、仕上げの作業でした。グループの皆さんのアイデアとチームワークで、無事に作業を終えることができました。ありがとうございました。

高槻市議会のHPに、議員の2010年度政務調査費収支報告書議員名簿議会だより5月臨時会号が掲載されました。
臨時号には、控室の配置や本会議の議席も掲載されています。わかりやすい広報めざして、議会だよりへのご意見もお寄せください。

なお、2010年度の政務調査費に関しては、私は使わなかったため、全額返還いたしました。


6月9日 (木)   阪市大で講義

午後から大阪市大へ、今年も『環境問題と行政』と題して、講義をさせていただきました。若い方につなぎたい思いが山のようにあり、90分の時間は短いぐらいです。
講義終了後は交歓会、おやつを食べながら、環境問題から政治の話へと話題は尽きませんでした。私には、こうした場は学びの場です。

夜は、展示用のパネル作成の作業で、四苦八苦しました。いつも担当して下さっていた方が今年は担当できないとのことで、やむを得ず、ピンチヒッターで引き受けてしまいました。しかし、デザインなどは大の苦手、後悔しながら、なんとか仕上げました。


6月8日 (水)   教育委員会傍聴

午前10時から教育委員会定例会が開かれ、傍聴しました。案件は8件、うち4件は公民館運営審議会委員の委嘱などの人事案件でした。6月議会に提案される教育費原案の承認もありました。中学校教科書採択に関する請願も出されていましたが、これについては不採択となりました。

夕方、ひさびさに美容院へ、短くカットしてもらい、気分一新です。来週からは議案調査のため、議会にいる日が多くなります。今週末までに、片づけなければならないことが山積していて、奮闘の日々です!


6月5日 (日)   ハンセン病

昨日、午後3時から、学習会「今、何が課題?〜国立ハンセン病療養所・邑久光明園から〜」が開かれ、参加しました。主催は憲法をかってにさせない会、会場は総合市民交流センター、講師は、望月拓郎さん、榎本初子さんでした。お二人とも、光明園にお住まいです。

望月さんは、明治時代からのハンセン病の歴史、邑久光明園(おくこうみょうえん)でどのような生活をされてきたのか、強制隔離政策の実態、2009年に「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」が成立したとはいえ、今後、入所者が減っていく中で基本的人権が保障されるのか、大きな課題であると指摘されました。
また、榎本さんは、在日2世として、こどものときからハンセン病であったこと、離れ離れになっていたお母様もハンセン病で草津の療養所におられることがわかり、涙の対面をされたこと、差別との闘いなどの体験談を話してくださり、その壮絶な人生に涙しました。

邑久光明園に伺い、初めてお二人のお話をお聞きしたのは、2002年6月でした。その日のいきいき日誌にも少し書いています。9年ぶりの再会でしたが、しっかり覚えてくださっていて、うれしい限りでした。そして、以前にもましてお元気であり、おふたりのあふれんばかりの「やさしさ」に、私も「生きる」パワーをいただいた気分です。「ハンセン病」を風化させないために、私も知り続けなければと思っています。

なお、邑久光明園は、大阪と縁がある施設です。大阪西淀川区にあった外島保養院が室戸台風で流失(1934年)し、岡山県長島にある国有地を大阪府が払い下げを受け、名前を「光明園」として開園し、その後国に移管されたのです。
ビデオ『橋を渡る−外島保養院・邑久光明園入園者の歩み−』(邑久光明園入園者自治会、30分)、榎本初子さんが編集されたお母様の詩集・香山末子『エプロンのうた』(皓星社)を事務所においています。ぜひ、ご活用ください。


6月4日 (土)   数の横暴

昨日は、大阪府議会5月定例会最終日でした。午後1時から開会されましたが、なんと、今朝の3時までかかりました。ここまで採決に時間を要したのは、数にものをいわせた、維新の会の横暴な議会運営が原因です。

今朝までかかって、維新の会主導で採決したのは、下記の5議案です。いずれも議員提出議案であり、採決結果は府議会の審議結果をごらんください。今議会で強行採決する必要がない議案ばかりです。

@大阪府議会大阪府域における新たな大都市制度検討協議会設置条例制定の件
A大阪府の施設における国旗の掲揚に関する条例制定の件
B大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例制定の件
C大阪府監査委員条例一部改正の件
D大阪府議会議員の定数及び選挙区並びに各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例一部改正の件

@は維新の会提案で、大阪都構想を実現するために、府議会内に協議会を設置しようとするものです。協議会に関しては、「結論を9月末に出すのは性急では」「過半数で決めていいのか」「大阪市と堺市、府で別々に設置して議論ができるのか」など、疑問点が多々出され、委員会では継続審議でしたが、本会議では、維新の会、みんなの党が賛成、他の会派は退席されました。

Aは、自民党提案でしたが、賛成は自民党と府民クラブのみでした。
Bは、維新の会提案でしたが、全国各地から慎重な対応を求める声に耳を貸さず、賛成は維新の会、みんなの党、府民クラブでした。

Cも、維新の会提案で、議会選出の監査委員を2人から1人にするという提案です。しかし、この1人を維新の会から選ぶというのですから、あきれます。知事も議会も監査委員も維新の会が占めるのですから、これでは知事のおもうがままです。

Dも、維新の会提案です。府議会議員の定数を現行の109人から88人に削減するというものです。維新の会、みんなの党、府民クラブの賛成で、他の会派が退席のなか、可決されました。

午後1時から、府議会閉会まで約14時間、仕事をしながら、インターネット中継を見ていました。「休憩中」の表示ばかりです。外出から戻ってきても、まだ「休憩中」。いったい何でこんなに時間がかかるのか、何度か議会事務局に電話を入れ、尋ねました。その結果、3日になって、新たに上程される案件があること、そのメインがDの議員定数削減条例でした。4年後の選挙のためなら、なぜ、この時期に、採決を強行するのでしょう。この提案では、1人区が増え、1票の格差が拡大するようです。また、維新の会有利とも言われています。もっと慎重に議論をしないのか、実績づくりとしか思えません。

「スピード」の名のもとに、議論が切り捨てられていくことは、恐ろしいことです。わが足元の府議会での今回の事態は、悲しく、また怒りでいっぱいです。


6月2日 (木)   起立強制

「君が代」起立強制条例は、府議会教育常任委員会で、維新の会のみの賛成で可決されました。ほんとうに残念です。明日の府議会本会議で、やはり維新の会のみの賛成で可決されるようです。
条例は、府の施設での日の丸の常時掲揚と、学校現場で行事の際、教職員に「君が代」の起立斉唱を義務付けるものです。起立斉唱を条例で、つまり法的に強制することは憲法で保障された「思想・良心の自由」をおかすものだと、憲法学者や弁護士会など、法曹専門家からも疑問が呈されていました。また、府の教育長も、現在、混乱しておらず、指導でいけると、法制化に反対していました。しかも、府議会では、条例制定議案などはできるだけ多くの会派の合意が得られるようにとしてきましたが、今回の維新の会の単独可決は、議会運営のルールを無視するものでした。橋下知事は、知事提案の議案は維新の会単独では成立させないとしながら、自分が代表の維新の会の議員には、単独可決をさせていて、その手法は一貫していません。
委員会では、公明、自民、民主、共産の会派から、もっと現場の声や府民の意見を聞くなど慎重にという意見もだされましたが、採決され、賛成は「維新の会」の7票、反対は、公明、自民、民主、共産の6票でした。4月の統一地方選挙の結果、維新の会が過半数をとった時点から危惧はしていましたが、あらためて選挙の重大さを感じます。
教員不足は、教育行政の大きな課題です。すでに給与が全国的に見ても低く、かつ「クソ教員」という知事の大阪では教員はしたくないという方も多いと聞いています。このような全国初の条例制定で、ますます教員不足に拍車がかかるのでは、結局そのツケは子どもにくるのではと心配です。

今日、推薦人になって下さっている紀平悌子さんから「国会短報」をいただきました。参議院でも、5月18日に「参院憲法審査会規程」が可決されたとのことです。反対は共産、社民でした。これで、衆院、参院とも「改憲」の手続きが決められました。紀平さんは「たいへん困ったこと」と書かれていますが、「憲法」の理念を生活の場で生かすべく、今まで以上に私たちが努力をしなければと、心しています。

国会では、内閣不信任案が否決されました。被災地の声を真摯に受けとめ、国会は、一刻も早く復興が進むように取り組むべきです。


6月1日 (水)   政局ごっこ

今日は、市役所で、事務所でと、たまっていた仕事の整理に追われました。おかげさまでずいぶんはかどりました。しかし、次から次へと状況は変わり、新たな仕事ができます。でも、いろいろ動いた結果、皆さんの笑顔に出会え、「ありがとう」の一言を言っていただけると、これほどうれしいことはありません。残っている仕事もがんばります!

午後から、また雨が降り始めました。夜は激しい雨になっています。大雨になると被災地のことが気になりますし、福島原発も心配でたまりません。3月11日以来、原発のことを忘れた日はありません。関西にいても、原発と向き合う日々です。
こんななか、夕方に、自・公・たちあがれ日本が、内閣不信任案を提出しました。明日に採決とのことです。
提出前に行われた党首討論を聞いて、情けなくなりました。菅総理の代わりに、どなたが首相になろうとされているのかわかりませんが、どう違う政策を行うのか、政策論議はいっさいないのです。「あなたではだめ」「人が変わればうまくいく」論議は、1国の党首討論として、恥ずかしい限りです。しかも、大震災、福島原発を抱えているときにです。まさに国会の劣化です。
参議院行政監視委員会で福島原発震災が取り上げられたとき、議員の質問のレベルに、あきれた人もたくさんいました。結局、国会議員の多くは、大震災、福島原発事故について真摯に向き合わず、逆にまだまだ原発を推進したいがために、問題をはぐらかすために、政局ごっことしているとしか思えません。次の政界再編をにらんでの動きだとの指摘もありますが、ほんとうに許せません!

大阪府議会でも、明日は、「君が代」起立強制条例の審議が行われ、3日の本会議で採決される可能性が大きいようです。いったいどのような審議がなされるのか、しっかり監視しなければなりません。
府議会ではインターネット中継もありますし、夜、自宅で見ることもできます。高槻・島本選出の吉田利幸議員(自民)、池下卓議員(維新の会)も、教育常任委員会メンバーです。府までいけない方は、ぜひ、インターネット中継で、ご覧ください。
 

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