いきいき日誌

 

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最近の記事

11/3/31 (木)  地下水汚染
11/3/30 (水)  廃炉へ!
11/3/29 (火)  原発震災支援
11/3/28 (月)  深刻な汚染
11/3/27 (日)  1000万倍?
11/3/26 (土)  自主避難
11/3/25 (金)  事故評価
11/3/24 (木)  労働者被曝
11/3/23 (水)  心配な炉の状況
11/3/22 (火)  広がる汚染
11/3/21 (月)  原発のない未来を!
11/3/20 (日)  緊急報告
11/3/19 (土)  あれから一週間
11/3/18 (金)  放射線被曝
11/3/17 (木)  チェルノブイリから
11/3/16 (水)  3月議会閉会
11/3/15 (火)  放射性物質放出
11/3/14 (月)  議事運営、原発震災
11/3/13 (日)  原発重大事故
11/3/12 (土)  巨大地震
11/3/10 (木)  通信の合本
11/3/9 (水)  高槻クリーンセンター
11/3/8 (火)  委員会審議

過去の記事

   これより以前
3月31日 (木)   地下水汚染

午前中、通信を配布して下さる皆さんへの配送準備、午後からお届けにまわりました。5期20年間、長きにわたり配布して下さった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。今日もお礼を申し上げると、「まだまだ大丈夫、もっと戸数を増やしてもらってもいいですよ」と励まして下さる方もありました。121号も印刷部数を増やしましたが、122号も増やしています。そして、いつもは配布していない地域にも、「今号は配布しますよ」とお声かけいただき、配布して下さっている方もあります。今日も車を出していただきました。「二木洋子とともに住民自治をすすめる会」の政治資金収支報告書を府選管に提出に行ってくださった方もありました。
たくさんの皆さんが私を支えて下さっています。ほんとうにありがとうございます。皆さんのご期待にそえるよう、残された時間、精一杯がんばります。

福島第1原発では、放射能汚染に関して発表される数値が、日を追うごとに、上がり続けています。第1原発南放水口(1〜4号機)付近で30日に採取された海水からは、法令限度の4385倍の放射性ヨウ素131が検出されました。確実に、汚染は深刻化しています。29日に採取された海水は、3355倍でしたから、唖然とするばかりです。これだけの高濃度の汚染があるということは、核燃料が溶け、どこからから、漏れ続けているということになります。
さらに、深夜になり、建屋近くの地下水から、基準の1万倍の濃度が明らかになりました。放水口からだけでなく、地下水の汚染は深刻です。放出された放射性物質が、雨や放水で地下にしみ込んでいっている証です。炉からの放射性物質放出を防ぐためには、一刻も早く、もともとあった建屋を建設しないといけないのはと思います。
アメリカやフランスの応援を受けるようですが、放射性物質により、空も海も大地も汚染されないように対策が急がれます。


3月30日 (水)   廃炉へ!

「わさび通信122号」の発送作業日、朝から、皆さんが入れ替わり駆けつけてくださって、夕方には作業を終えることができました。ほんとうにありがとうございました!

作業をしながら、「原発震災」について、語り合いました。東電、保安院への怒りはおさまりません。また、東京の停電の様子等、さまざまな震災に関する情報交換をしました。話し合い、情報を共有化しあう大切さをあらためて感じました。

福島第1原発については、今日、東京電力会長が社長にかわり、記者会見をしました。お詫びとともに、「1〜4号機については廃止せざるを得ない」「5〜6号機については地域や国の意見を聞いて」「安定にするにはかなりの時間がかかる」「最大限の保障をしたい」等述べました。トップの会見が遅すぎますが、5〜6号機の廃炉への認識に甘さにあきれます。この機に及んでこの発言こそが、東電の体質なのでしょう!20キロ圏内で避難中の方々の、何も持たずに逃げてきたという涙ながらのお話を、東電トップはどのように受け止めているのでしょう。ひょっとして故郷に戻れないという不安な思いを持っている人たちに対し、自分たちだけは戻って5〜6号機で営業運転をするというのでしょうか。

廃炉へ向け、チェルノブイリのような石棺にするのか等の議論もなされています。福島第1原発だけでなく、第2原発も廃炉へ、そして中部電力の浜岡原発については運転停止を求める署名運動も始まっています。地震はいつ起こるかわまりません。電力会社も国も、人災ともいえる原発震災のすさまじさを真摯に受け止めるべきです。

今日、ご近所の桜が3分咲きになっていることに気が付きました。春が来ているではありませんか!咲き始める桜の木に、パワーをもらった気分です。



3月29日 (火)   原発震災支援

明日は「わさび通信122号」の発送日です。いっしょにお送りする「二木洋子とともに住民自治をすすめる会ニュース第48号」の編集、印刷、折作業をしました。折作業にはいつものように応援に駆けつけていただきました。ありがとうございます!

東日本大震災の被災地支援については、「見える関係」のなかで、何か行いたいと思っていました。福島県いわき市の佐藤かずよし市議のブログで、巨大地震、巨大津波、原発震災の3重苦で、物資が入ってこないいわき市の現状を知り、心を揺すぶられました。さっそく佐藤市議と連絡をとり、物資をお送りすることにしました。クロネコヤマト宅急便が、東北地方への受付を始めたからです。メールで急きょ支援を呼びかけたところ、カンパや物資をお寄せいただきました。とりあえず第1弾として、27日(日)に、飲料水、缶詰、大人用紙オシメ、生理用品など、段ボール32箱をお送りしました。営業所止めで、いつ到着するかわからなかったのですが、翌28日(月)には、佐藤市議宅に配達されました。そして、食料は地域で不自由な生活を送っている方に、紙オシメ等は福祉施設に届けられました。お役にたててうれしい限りです。
「見える関係」で支援をしたいと考えておられた方もいらっしゃって、その後もカンパをお届けいただきました。ありがとうございます。第2弾も近々、お送りさせていただきます。なお、佐藤市議のブログで、高槻市民からの支援について、掲載して下さっています。

たいへんな事態のなか、毎日更新される佐藤市議のブログを読ませていただいて、議員は、HPやブログなどで何を発信すべきか、心底、考えさせられています。


3月28日 (月)   深刻な汚染

市議会議員選挙まであと3週間、準備におわれる毎日です。今日は選挙管理委員会で、選挙ポスター掲示板の地図をいただいてきました。計492か所あり、多くの方にご協力いただかなければなりません。協力のお申し出をいただけるとうれしい限りです。よろしくお願いいたします。
また、いろいろご心配いただき、事務所にお電話をいただいたり、おいでくださったりしています。ありがとうございます。私の健康を一番心配して下さって、ほんとうに励まされます。あと3週間、とにかく、がんばります!

福島原発は、深刻な汚染が明らかになってきました。緊急時には、「とめる」「冷やす」「放射能を閉じ込める」が原則の原発ですが、この「冷やす」「閉じ込める」がほとんど機能していません。「冷やす」ためには、タービン建屋を稼働させなければならないのですが、そこが、高濃度の放射能汚染が明らかになっています。トレンチ抗というところにも、高濃度の汚染水がたまっています。さらに、敷地内土壌からは猛毒のプルトニウムが検出されました。「冷やす」こともうまくいかず、「閉じ込める」ことも破綻している状態ですので、放射性物質は、環境中に放出され続けています。どのような手段にせよ、「冷やす」作業は、労働者被曝の危険性がつきまといます。ご家族を含め、そのお気持ちを考えると、胸が痛む毎日です。


3月27日 (日)   1000万倍?

福島原発では、2号機のタービン建屋で水が溜まっていましたが、東電は、放射性物質が基準の1000万倍検出されたと発表、驚愕しました。もともと水がない場所に水があること自体、問題でしたが、さらに、その中に、超超高濃度の放射性物質があるというのですから、震え上がりました。これは、明らかに、被覆管に覆われていた核燃料が破損し、タービン建屋に入り込んだものと思われます。福島原発は沸騰水型(BWR)という型の炉ですが、核燃料を冷やしている1次冷却水が、直接タービンを回す仕組みのため、ありうることです。今後の作業を危惧していましたら、深夜になり、「1000万倍」は間違いで、「10万倍」だったという発表がありました。物質名を取り違えていたためというのですが、もう唖然とします。こんな状況の中で、データの検証もしないまま、間違って発表する東電、ただただ、怒りを通り越して、呆れます。このような会社に原発を運転する資格はありません。
作業員の方が被曝された件についても、情報を共有化していなかったとお詫びをしていますが、原発震災により、放射能汚染が起こり、甚大な被害を引き起こしていることを認識されているのでしょうか、怒りがおさまりません。

佐藤かずよし議員(いわき市)は、ブログで、ご自宅等の放射線測定結果を掲載されています。測定は1時間の結果ですが、その結果を計算し、一般人の年間許容線量1ミリシーベルトを超える日数を試算されています。「ただちに」が繰り返されていますが、放射能放出が長期化するなか、確実に、一般市民の被曝線量も増えており、心配です。


3月26日 (土)   自主避難

午前9時から、「いましろ大王の杜」オープン式典に参加、今城塚古代歴史館、今城塚古墳を見学しました。歴史館と古墳の意義について、大阪府文化財センター理事長の水野正好さんが、「『いましろ大王の杜』竣工を心から祝う」と題して記念講演をされました。今城塚古墳の意義、継体天皇がいかに重要な人物なのか等、とてもわかりやすく話してくださいました。古墳は、慶長伏見大地震(1596年)で壊れたことから、今日にいたっています。壊れたからこそ、天皇陵にならずに、調査ができました。過去の地震が伝えてくれたものを、たくさんの人の協力で、次の世代に伝えていこうと結ばれましたが、きっと全国からたくさんの方が、現地に来て下さることでしょう!
今日は、時間的余裕がありませんでしたので、あらためて、ゆっくり見学させていただきます。なお、今日もあちこちで、文化財スタッフの方が活躍されていました。

午後からは、修士論文をご指導いただいた矢作弘先生の退官記念講義に出席しました。また、2年間、ともに学んだ同級生の皆さんにもご挨拶をし、急いで高槻に戻ってきました。

今日も、雪が舞い散る中、通信配布をしてくださったり、事務所に選挙用看板を付けてくださったり、皆さんにご支援をいただいています。ほんとうに、ありがとうございます!

福島原発は、20キロ圏外でも、高濃度汚染の地域があることが明らかになり、20〜30キロ圏も避難すべきとの要請が、国会議員やさまざまな団体から出されていました。それを受けてか枝野官房長官は、「自主避難」としました。なんと無責任なことでしょう!国策で進めてきた原発、国が責任を持って、避難していただくべきではありませんか。

なお、市のHPでも環境食品の放射能汚染についての、Q&Aが掲載されています。市民の方々から、お問い合わせがあるようです。いったいいつまで放射能汚染を心配しなければならないのか、東電の責任は重大です。


3月25日 (金)   事故評価

ごあいさつに伺い、温かい激励のお言葉を頂戴すると、心底、励まされます。いよいよ本番まで3週間となってきましたが、がんばります!

福島原発は、事態は好転しません。今朝の朝日新聞は、「放出された放射能の推定量からみて、国際評価尺度で大事故にあたる『レベル6』に相当することがわかった」と報じています。保安院は、福島原発は「レベル5」としていますが、チェルノブイリ原発事故は「レベル7」です。事故評価は、事故の形態ではなく、環境に放出された放射能の量によるものですが、福島原発は今後もしばらくは放射能は放出され続けるでしょうから、予断を許しません。「チェルノブイリにはなりません」とテレビで言った専門家のかたの責任はどうなるのでしょうか。

なお、日本弁護士会も、今日付けで、福島原発の事故を受け、原発推進の見直しを求める会長声明を出しました。



3月24日 (木)   労働者被曝

3月議会のリポート「わさび通信122号」の校正を終えることができました。4月に向け、しなければならないことは、まだまだ山積しています。がんばります!

福島第一原発では、3号機のタービン建屋でケーブル敷設作業中に、3人の方が被曝されたことが明らかになりました。3人は、東京電力ではなく、東京電力協力会社の作業員の方で、20から30代の若い方でした。水に浸かっての作業でした。身につけていた線量計は170〜180ミリシーベルトを示していて、作業されていた水面では、400ミリシーベルト/時だったとのことです。やけどのような症状が出ているようですが、心配です。健康を回復されることを祈ります。

この被曝に対しても、またしても、「250ミリ以下だから大丈夫」のような報道がなされています。違います!放射線は微量でも影響があります。被曝には、急性障害と晩発性障害があり、急性でなくても、何年か後にがん等の障害がでることがあるのです。
日本で初めて被曝労働者の問題を提起したのが、故岩佐嘉寿幸さんです。岩佐さんは日本原電敦賀発電所で、定期点検中の作業で被曝されました。格納容器内の「水」が原因で、やけどのような症状が出て、その後、何事にもやる気がでない「原爆ブラブラ病」になられ、仕事ができなくなりました。原電は被曝を認めす、阪大病院の故田代先生が放射線による皮膚炎ととの診断書を書かれ、裁判になりました。1審、2審、最高裁でも敗訴となりましたが、それは、岩佐さんが現場で何ミリ被曝したという証明がなかったためです。正社員でない労働者の被曝線量の記録はずさんだったのです。
原発内での作業は、多くは、下請け、孫請けの労働者が担っています。その方たちの安全管理はずさんです。今回も、記者会見で、400ミリシーベルトは被曝が明らかになってから計測したもので、作業前には計測していませんでした。また、前日に比較し、なぜその現場に水があったかも、答えられていません。
原発での労働者被曝は、その雇用形態から、ほとんどが闇に葬られています。私たちが、都会で電気をじゃぶじゃぶ使う生活の背景で、こうした労働者被曝が起こっていることを、都会の電気消費者も知らなければなりません。

私は、四国電力伊方原発の原子炉設置許可の取り消しを求める「伊方原発行政訴訟」の1審の弁護団事務局にいました。弁護団の多くは、岩佐さんの裁判の弁護団でもありました。事務所に何度も来られ、被曝された膝を見せていただきました。岩佐さんには、できたばかりの御堂筋でタクシーの運転手をされていたことなど、昔の思い出もたくさん聞かせていただきました。裁判の傍聴にも行きましたが、1審の敗訴判決のあと、「裁判の日、何人傍聴に来てくれているか、本当に心配だった。原告席から傍聴席を振り返り、皆さんの顔を見ることで、一人ではないとはと励まされた。ほんとうにありがとう!」と言われました。日本原電、うしろにいる原発推進の国を相手に、生活苦を抱え、どれだけ孤独な闘いをされたことでしょう。

原発で働く際の、緊急時の被曝の基準は100ミリシーベルト/年でした。高度の放射能汚染があり、それではほんの短時間しか作業ができないため、国は福島事故の場合は250ミリシーベルト/年にあげたのです。少しでも長く作業ができるようにするためです。現場で復旧にあたられる作業員のかたは、相当な数だと言われています。原発推進側のメンツをかけ、復旧作業にあたっているといわれています。しかし、そこは、労働者被曝の危険性がある現場です。東電には、命がけで作業にあたっておられる現場労働者の安全管理を徹底する義務があります。


3月23日 (水)   心配な炉の状況

昨日から取り組んだ「わさび通信122号」、何とか版下を仕上げ、印刷屋さん送りました。来週には、皆さんにお届けできるめどが付き、ほっとです。

福島第一原発は、炉自体は、一進一退のようです。夕方には、また3号機で黒煙があがっています。周辺での放射線量は変わっていないとの発表ですが、記者会見の様子を見ていると、どこまで正確に測っているのか、いったい何が燃えているのか、疑問だらけで、心配な限りです。

しかし、確実に、放射能汚染は広がっています。水道水の汚染は、東京都の浄水場までに及び、23区と三多摩地域の自治体では、乳児に飲ませないよう、通知が出されました。水道水の汚染は深刻です。福島原発からの放射性物質の放出は、これ以上増えないのではなく、まだまだ深刻な状況です。放出され続ける限り、汚染も深刻化します。東京都内の、子育て中のかた、保育園など、不安なことでしょう。ペットボトルの水を配布とのことですが、どのような方法で配布するのか、すぐに行き渡るのか、次々と困難が待ち受けています。

若い頃、伊方原発反対運動に一緒に取り組んだ友人が、ブログ「まちづくり連れ 連れ騒士」 を立ち上げました。仕事上、被災地の自治体の仕事をされてきたこともあり、何とか役にたちたいとの思いからです。
23日付の新聞記事の荻野晃也さんは、地震と原発の関係をいち早く指摘された方です。私も、原発問題については、一から教えていただきました。現在は、電磁波問題の研究者として活躍されています。高槻にもおいでいただきました。

衆議院議員の服部良一さんの事務所がまとめられている事故概況は、連日、更新されています。炉の厳しい状況がとてもよくわかります。一方、テレビでは、「健康に問題ない」「安全」の大合唱です。まるで、大本営発表のようです。聞いていて、反論したいことが山のようにあります。私も、少しずつ発信します!


3月22日 (火)   広がる汚染

議会が終わるごとに発行してきました「わさび通信」、3月議会の報告のための原稿作成にようやくとりかかることができました。なんとか早く仕上げて、皆さんにお届けしなければなりません。予定よりも、はるかに遅れていて、印刷屋さんにもご迷惑をおかけしていますが、がんばります!

福島第一原発は、すべての原子炉に外部電源が接続され、3号機では中央制御室に電気がついたとのことです。現場で作業にあたっておられる方々おかげでここまできたのだと思います。そのご苦労を思うと、ほんとうに胸が痛みます。電源が確保され、とにかく一刻も早く原子炉や使用済核燃料の冷却作業がうまくいくように、祈っています。

しかし、福島第一原発が放出した放射性物質による放射能汚染は、確実に広がっています。今までは、環境放射能の値が問題にされていましたが、食品汚染も明らかになってきました。
福島県は、県内5市町で水道水中の放射性ヨウ素が基準値以上になったため、乳児に飲ませないよう、粉ミルクもとかないように、通知をだしました。
文部科学省は、今日、福島第一原発の事故を受けて初めて実施した土壌モニタリング調査で、原発から約40キロ離れた福島県川俣町内の土壌から、1kgあたり4万3千ベクレルの放射性ヨウ素と4700ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表しています。調査は21日の午前に実施されたものです。土壌に関する放射性物質の基準はありません。
東京電力は、海水中から、水中濃度限度を超える放射性物質を検出したと発表しています。これも21日の午後に採取した海水とのことですが、放射性ヨウ素131は基準の126.7倍、放射性セシウム134は24.8倍、放射性セシウムは16.5倍とのことです。

これまでも、環境放射能の量も、食品も、土壌も、海水も、「ただちに健康に影響がない」と言われ続けていましたが、今日の毎日新聞では、累積被曝を考えるべきという記事が出ています。とても重要な指摘です。

なお、巨大地震と原発震災を報じた、『DAYS JAPAN 4月号』は、明日発売です。また、Ustreamで、午後7時から広瀬隆さんと広河隆一さんの緊急報告が中継されます。広河さんは、巨大地震後、すぐに双葉町現地に入られ、持参されていた放射線計測器の針がすべて振り切れしまったそうです。



3月21日 (月)   原発のない未来を!

5期目最後の市政報告会を、午後から総合市民交流センターで開きました。しかし、内容を変更、少しでも原発事故に関する情報を共有化しようと、「福島原発震災の現状から」と題して、私なりの報告をさせていただきました。市内にお住いの原子力についてよくご存知の方も、急きょ、参加してくださって、補足説明してくださり、質問にも答えてくださいました。参加して下さった皆さん、ありがとうございました!
連日の御用学者の「ただちに健康被害はない」のごまかしに、怒り心頭の私は、今日は、かなり力が入ってしまいました。心底、情報を公開しない政府、東電、そして、テレビに登場する学者たちを許せないのです。皆さんからは、多岐にわたる質問、意見が出されました。そして、誰しもが、原発を止めなくてはという思いは同じでした。

夜のニュースで、3号機では灰色の煙が、2号機では白い煙が出たとの報道がありました。その上、食品の放射能汚染問題が報じられました。「いよいよ」という暗澹たる思いです。いったん炉を停止しても、冷やし続けなければならない宿命の原子炉と使用済核燃料プール、そこに含まれる放射性物質が、いつまで放出され続けるのか、誰にもわかりません。恐ろしい事態です。これから、日を追うごとに食品の放射能汚染は、深刻さを増す一方でしょう。また、野菜が汚染されているということは、そこに放射性物質は付着しているということですから、当然、土壌も汚染されてきます。福島原発から放射性物質が放出され続ける限り、どんどん風に乗って、遠くて運ばれていき汚染を広げます。考えるだけでも、私の胸は、ふさがります。

なお、今日の報告会でご紹介のあった、池野雅夫さん(名古屋大学)の「自立した持続可能な地域社会をつくるための対話の広場」では、1980年代後半の生活に戻せば原発なくてもやれると、データをあげてわかりやすく解説されています。

また、今日の報告に使わせていただいた資料は、原子力資料情報室の「福島第一原発で何が起こっているか」です。原子力資料情報室では、最新状況の解説をUstreamで中継しています。今日からは、基礎講座が始まりました。後藤正志さん(元東芝原子炉設計技術者)の原子力発電基礎講座、崎山比早子さん(元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士)の放射線講座です。全国から出されている素朴な質問にも答えておられますので、とてもわかりやすいです。


3月20日 (日)   緊急報告

明日は、5期目最後の市政報告会です。急きょ、内容を変更し、福島原発事故についての報告をさせていただきます。お時間がありましたら、ぜひ、ご参加ください。



3月19日 (土)   あれから一週間

長い一週間でした。朝刊には死者6911人の数字が出ていて、阪神淡路大震災の6436人を上回りました。安否確認が取れない人は約2万人おられ、約40万人の方が避難所生活を送られています。被災された方々の、大津波の経験、いまだに連絡のつかない家族への思い、避難所生活の苦労などのお話には、私も胸が張り裂ける思いです。ほんとうにつらい一週間でした。
しかし、少しずつ、被災者支援も進んでいます。高槻市の支援もHPに掲載されています。

福島原発は、今日も3号機への放水が続きました。作業に当たられた東京消防庁のハイパーレスキュー隊の皆さんの記者会見を聞いて、決死の覚悟でいかれたことがひしひしと伝わってきました。被曝線量は消防の方の被曝基準値以下だったとのことですが、健康でいてくださるように、祈ります。
まだまだこれから、他の自治体の消防隊も、放水作業に入られるようです。現場に入られる方やご家族のお気持ちを考えると、ほんとうにつらいです。
また、電源も復旧しつつあるとのことですが、冷却作業がうまくいくといいのですが。
今日は地元双葉町の方が集団でさいたま市へ疎開されました。故郷に戻ってきたいというお声を聞くと、またまた、胸が痛みます。
こんな悲劇をもたらした原発事故は、人災です。2度と同じ過ちを繰り返さないよう、原発は全面停止しかありません。

今日は、さまざまなメーリングリストから、情報をいただきました。
ビデオニュース・ドットコムの「福島原発事故/京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏電話インタビュー」はとてもわかりやすいです。
また、原子力安全研究グループが18日(金)に開かれた、第110回原子力安全ゼミで使われたパワーポイントも、とてもわかりやすいです。小出さんの福島原発の現状についての「もうやめよう、原子力 やっぱり・・・」、今中哲二さんのチェルノブイリ原発事故の概要の「チェルノブイリ事故と日本の汚染」も、ぜひ、ご覧ください。


3月18日 (金)   放射線被曝

午前中は、市立芥川小学校の卒業式に出席しました。完成したばかりの体育館での、初の卒業式、今年は、3クラス109名の卒業生です。体育館いっぱいに響く、卒業生のそれぞれの思いを聞かせていただき、胸が熱くなりました。仲間や保護者、学校の方々への感謝の気持ちがたくさん語られていました。PTA会長さんは、インターネットやテレビに情報はいっぱいあるが、体を動かして「なんでもやってみる」体験の大切さを話されていました。5年生の演奏も力強く、私も、心が洗われ、励まされた一日でした。お招きいただき、ほんとうにありがとうございました!

福島原発では、周辺で避難される方が増えています。日本政府は、避難は20キロ圏内としていますが、アメリカは80キロ圏内としていることもあるのでしょう。人の体は同じのなのに、どうして、国により、避難圏が違うのでしょう!納得いきません。
また、環境放射能の測定値で、これだけ浴びても大丈夫と、繰り返されています。しかし、低被曝だから安全とは言えません。原子力資料情報室では、福島原発事故以後、刻一刻と変わる事態について、マスコミでは報じられない問題について、貴重な発信をされています。また、このHPの質問箱のなかで、「放射線被曝はなぜ危ない」について、5項目に分けて解説されていますので、ぜひご覧ください。私は、この考え方に基づき、微量でも放射線は危険と考えています。


3月17日 (木)   チェルノブイリから

午前中、市立芥川幼稚園の卒園式に出席しました。3クラス47名の卒園児、小学1年生になる夢いっぱいの園児たちから、こちらも元気をもらいました。今日も涙があふれましたが、暗いニュースの中で、ほんとうに心温まるひとときでした。お招きいただき、ありがとうございました!

福島原発は、依然として、危険な状態が続いています。現場は、高濃度の放射能汚染のため、作業も困難だと報じられています。事故現場で働く方々や、そのご家族の気持ちを思うと、いたたまれません。冷却作業がうまくいき、炉心溶融という最悪の事態が避けられたとしても、このあとの除染作業等もたいへんです。チェルノブイリで犠牲になられた原発職員や消防士のことが思い出されます。

京大原子炉実験所の今中哲二さんがまとめられた「チェルノブイリ原発事故」を読むと、事故についてとてもよくわかります。また、事故処理にあたったヘリコプターや装甲車、ショベルカーなどの残骸についての写真は、「ニュースの社会科学的な裏側」に掲載されています。これは、artificialowlの紹介です。


3月16日 (水)   3月議会閉会

午前10時から、3月議会最後の本会議が開かれました。冒頭、東日本大震災で亡くなられた方に対して黙祷、ご冥福をお祈りしました。
常任委員会委員長の報告、各議案の採決、追加議案の提案と採決、議員提出議案の提案と採決、出資法人の2011年度の事業計画と予算の報告、市長退任のあいさつがあり、閉会となりました。

東日本大震災については、「東日本太平洋沖地震被災者救援にむけて国あげての取り組みを求める」緊急決議を全会一致で可決しました。原発事故にも触れた決議です。
また、本会議終了後、会派代表者会議が開かれました。「高槻市議会議員34名で100万円を義援金として全国市議会議長会を通じて寄付をする」「避難してこられた方などの各種相談の市の窓口をはっきりさせること」「府から、市営住宅の空き部屋等各課に様々な調査が来ており、府を通じて市もできるかぎりの援助をすること」「その取り組み状況については、適宜、議会にも報告をしていただくこと」を確認しました。各議員にも、さまざまな問い合わせや相談があるようです。未曽有の事態に対して、党派を超えて、できる限りのことをしなければなりません。

今日で、3月議会は閉会となりました。今任期(4月30日まで)で、7名の議員が引退されます。ほんとに長い間、ご苦労様でした!

しかし、大津波にのみこまれた自治体、原発事故で避難エリアに入っている自治体では、議会はどうなっているのでしょうか。被災地では統一地方選挙は延期とのことですが、ほんとうに心配です。

福島第一原発は、今日はより深刻な事態になっています。しかし、1号〜6号機まで、刻々と状況が変わっています。マスコミでも、時間が違ったりすると、「今一番危険なのは・・号機」の説明が異なっていて、混乱しそうです。そんななか、友人から、服部良一衆議院議員事務所が作成された「福島第一原子力発電所の事故概要」、文部科学省が発表している都道府県別環境放射能水準調査結果を教えてもらいました。事故概要を見ると、6機がそれぞれすさまじい状況であることがよくわかります。また、調査結果は、福島県が抜けていますが、これから、毎日、要チェックです。
再臨界の可能性のある4号機では、放水活動が明日行われる予定です。周辺は高濃度に汚染されているはずです。覚悟して臨まれるのだと思いますが、うまくいくことを祈るばかりです。


3月15日 (火)   放射性物質放出

東京電力福島第一原子力発電所では、今日もさらに深刻な事態が2件起こりました。

ひとつは、昨日、核燃料の露出状態(空だき状態)が続いた2号機で、格納容器が損傷した可能性があるというのです。午前6時14分ごろ、格納容器の下部につながっている圧力抑制プール付近で爆発音があったのです。その後、2号機近くでは、測定されていた放射線量がかなり上がりました。

もう一つは、4号機で、水素爆発が起こりました。今まで、4号機は定期点検中で、何も問題がないかのようでした。が、実は、とんでもない事態が起こっていたのです。使用済燃料貯蔵プールの問題です。
福島原発の炉の形式(沸騰水型原子炉)では、原子炉建屋内の5階(格納容器上部)に、使用済燃料貯蔵プールがあります。ここで使用済燃料が冷やされているのですが、この間、冷却がうまくいっていなかったのです。そのため、1号機や3号機のように、燃料被覆管と水が反応、水素が発生し、午前6時頃、爆発したのです。建屋の壁に8メートルの穴が2か所もあいているそうです。その後、火災も発生しましたが、一応、消火されたとのことです。
同じことは、定期点検中だった、5号機、6号機でも、事態が進んでいるのではと、危惧されています。

また、使用済燃料貯蔵プールの冷却機能がなくなると、核燃料の温度が上がり、燃料被覆管がボロボロになって、核燃料内の放射性物質が放出されます。1号機も3号機も、建屋上部の水素爆発で、この燃料貯蔵プールがどのような状態になっているのか、ひょっとして、プールがむき出しになり、この放射性物質が大気中に放出されているのではとの指摘もなされています。

関東地方では、各地で放射線測定が行われています。日を追うごとに、測定数値は、平常時に比べ、上がっています。確実に放射性物質が放出されているのです。今後、心配な限りです。
マスコミでは、現在測定された放射線量なら健康被害を与えないから安心をと、しきりにいっています。しかし、私は、そうは思っていません。放射線には、ここまでなら安全という「しきい値」はありません。微量でも、人によって、影響は違うのです。放射線は、浴びないほうがいいのです。
また、放射性物質は、ヨー素やセシウム、プルトニウムなど、物質により半減期も違えば性質も違います。東京電力と政府は、放射線の線量だけでなく、どのような放射性物質が、どれくらいの量放出されたのかを、まず明らかにすべきです。

第一原発周辺では、半径20キロ以内の方は避難、30キロ以内は屋内退避となりました。いつまで続くかわからない原発震災、住民の皆さんは、不安でいっぱいだと思います。11日以来、不眠不休で現場で作業をされている方々の努力が報われ、冷却作業がうまく進むことを、今日もひらすら祈り続けました。

11日以来、巨大地震、大津波、原発事故のすさまじさ、被害の甚大さに、被災者ではない私も、正直、疲れてきました。しかし、被災され方々や、現地で救援活動に当たられている方々を思うと、温かいものを食べることができ、お布団の上で眠れるのは、幸せです。この生活に感謝しなければなりません。


3月14日 (月)   議事運営、原発震災

<議事運営>

午前10時から議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。3月議会最終日、16日(水)の議事運営が決まりました。16日は、各常任委員会委員長の報告の後、議案採決、追加議案の3件の提案、質疑、採決、議員提出議案(意見書)の提案と採決、市の出資法人の2011年度の予算等の報告が行われ、閉会となります。

なお、委員会の冒頭で、東日本大震災に対する高槻市の対応策の報告がありました。その後、高槻市のHPにも掲載されました。
市では、3月11日に消防本部の5隊20人が岩手県に出発、現在、岩手県大槌町で活動中です。また、13日には、交代要員として5隊18名が出発されました。大槌町は、役場も津波にのまれた甚大な被害が出ている町です。作業はたいへんなことと思います。ほんとうにご苦労様です。
水道部も、日本水道協会大阪府支部派遣要請があり、給水車など2台4名が待機中です。
保健所も、府より派遣要請があり、保健師の派遣予定です。
危機管理課では、府から物資提供可能数についての報告要請があり、毛布等予定の報告をし、待機中です。
三島救命救急センターでは、すでに5名(医師3名、看護師1名、事務員1名)の派遣をしています。
義捐金については、社会福祉協議会が窓口になることも決まりました。募金場所は、総合センター1Fエントランスと、3支所です。期間は3月14日(月)〜4月15日(金)です。ご協力よろしくお願いします。

議会としても、未曽有の東日本大震災に対して、まずは、16日(水)本会議で決議をあげることが確認されました。文案は、明日、明後日に調整されます。さらに、なんらかの取り組みができないか、16日(水)の本会議終了後に、代表者会議で話し合われることになりました。議会運営委員会では、超党派で取り組みができればという意見が相次いでいました。何かをしなければという思いを、誰しもが抱いています。

<原発震災>

福島原発第一発電所では、今日は深刻な事態になりました。深刻な事態は2つあります。
一つは、3号機が、午前11時1分に水素爆発を起こしました。1号機とは比べものにならないような爆発で、赤い炎が見え、高く舞い上がった茶色の煙からは、黒い物質がバラバラ落ちる様子も見えました。格納容器は破壊されなかったとのことですが、作業員の方が負傷され、かなりの被曝をされた方もおられるようです。

もうひとつは、2号機です。燃料棒が露出、いったんは水位があがったとのことですが、この日記を書いているときに、東京電力の会見があり、再び露出し、危険な状態になりました。弁が故障し、格納容器内の圧力を下げることができす、水を注入できなくなっているのです。炉心溶融の可能性があるようです。このまま炉内を冷やすことができず、核分裂反応が進むと、圧力はどんどん上がり、耐えられなくなって格納容器が破壊され、大量の放射性物質が環境中に放出されるかもしれないのです。もう、恐ろしい限りです。

万が一にもそのような事態になれば、発電所敷地内におられる作業員の方の被曝、そして、放出された放射能の量や風向きにより、一般住民の被曝の可能性もあります。環境は間違いなく放射能で汚染されます。田も畑も川も海も汚染されると、ほんとうに取り返しのつかない事態になるのです。
しかも、2号機の横にある1号機も3号機も危険な状態です。2号機の格納容器が破壊されれば、隣接する炉に、どのような影響を与えるかもしれません。スリーマイルやチェルノブイリが脳裏をかすめます。ひょっとしら、それ以上の事態になるやもしれません。そのような事態にならないようにと、私は、この間、毎日毎日、祈り続けることしかできませんでした。巨大技術の恐ろしさを、あらためて、私たちは考えなければなりません。

今日、いわき市議会議員・佐藤かずよしさんブログに出会いました。現地の様子とともに、ブログの「脱原発」を読むと、福島原発のこれまでの問題や東京電力の経済性優先の体質がとてもよくわかります。ぜひ、ご覧ください。政府や東京電力の発表だけが真実ではありません。


3月13日 (日)   原発重大事故

巨大地震から3日目、今日も被災地の悲惨な状況が次々と明らかになりました。福島、宮城、岩手、茨城の被害状況、増え続ける死者・行方不明者数、救出現場の様子、被災者へのインタービューなどを見て、今日は何度も涙しました。ほんとうにつらい日が続きます。

しかも、福島原発は重大な局面を迎えているようです。福島第一原子力発電所3号機で、1号機に引き続き、核燃料が露出し、冷やし続けることができず、燃料棒が溶融しつつあるようなのです。また、1号機と同じように、水素爆発が起こる可能性があるというのです。
3号機は、1号機とは異なり、核燃料はMOX燃料といわれる、ウランとプルトニウムを混ぜたものです。ウラン燃料に比べ、その危険性が指摘されてきました。「ムラに燃える」「融点が低く、かつ熱伝導率が低いため、燃料溶融までの余裕がない」「放射性ガスの放出率が多くなる」「アルファ線放出が多く、燃料棒内の内圧が高くなり、燃料破損やピンホールなどの恐れが高くなる」など、深刻な事態を引き起こす可能性が高いのです。
しかも、3号機の出力は78.4万kW、1号機は46万kWですから、1号機を冷やすよりも、大変な作業になります。

東京電力は、3号機で、昨年9月に、このMOX燃料を使い始めました。
そして、今、まさに心配していたことが現実に起きたのです。3号機も海水注入されていますが、どうぞうまくいきますように!

まもなく地震後72時間になります。しかし、まだまだ救出を待っておられる方がたくさんおられます。一刻も早く救出されるよう、いいお天気が続きますように!

なお、東京電力管内では、明日から計画停電が始まります。いったいどのような事態になるのでしょうか。また、被災地だけでなく、日本経済も大きな影響を受けます。これから、どのようになるのでしょうか。私も不安でいっぱいです。


3月12日 (土)   巨大地震

あまりの事態に言葉がありません。昨日、午後2時46分に起こった東北地方太平洋沖地震、一瞬にして街をのみ込み破壊し尽す大津波、燃え広がる火災、福島原発炉心溶融事故、想像を絶する光景の連続に、昨日、今日と、心は重く、いたたまれません。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々、ご家族の方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

マグ二チュード8.8というのは、阪神淡路大震災の180倍のエネルギーだったとのことです。海溝型の地震も恐ろしいですが、何よりも、あの大津波はショックでした。体験された方々の恐怖はどれほどだったことでしょう。自然の恐ろしさをまざまざと見せつけられました。

昨夜からは、東京電力福島原発第一発電所、第二発電所の状況が気になり、テレビにくぎ付けになりました。しかし、情報はほとんど出されず、政府、原子力保安院、東京電力の対応には腹立たしい限りです。
地震があった場合、原発では、制御棒を挿入し、炉を緊急停止させ、水で核燃料を冷やし続け、格納容器内に放射性物質を閉じ込めておかなければなりません。
しかし、福島原発第一発電所では、「炉が緊急停止したが非常用発電機が作動しなかった」「核燃料を水に浸して冷やし続けなければならないのに、何らかの要因で、水が抜けて、新たに注入できず、核燃料が露出した」「測定されたセシウムは、核燃料が高温にならないと発生しないため、核燃料が高温になり、溶け始め、炉心溶融の可能性がある」「核燃料を覆っているジルカロイが熱で溶け、冷却水と接触して発生した水素が、原子炉圧力容器、格納容器から漏れて酸素と触れて爆発、原子炉建屋が破壊された」「一般の方が除染が必要なくらいの被曝をされている」ことが明らかになっています。
夜の会見で、枝野官房長官は、「格納容器は壊れていないこと」を強調、「海水を入れて炉を冷やし続けるとともに、核分裂反応がとまるように、中性子を吸収するホウ酸を注入すること」を明らかにしました。海水を注入することは、炉を廃炉にすることを意味します。もっと早くにその判断をするべきだったと思います。一般の方が被曝されているということは、発電所内の作業員の方も被曝されているのではと心配です。とにかく、最悪の事態を避けることができるよう、格納容器が破壊されず、放射性物質が環境に放出されないよう、心から祈っています。
それにしても、反原発運動が地震時の危険性を指摘してきたにもかかわらず、東京電力など電力会社や原発推進を続けてきた政府の責任は重大です。今こそ、原発を停止すべきです。

地震後1日以上たっていますが、南三陸町では1万人が行方不明とも言われています。時間がたつにつれ、まだまだ被害は広がることでしょう。高槻市消防本部からも、昨夜、5隊20人が、岩手県釜石市を目指して出発されました。大阪府内の自治体は、いったん釜石市に集結して、岩手県内の救助に当たられるとのことです。ほんとうにご苦労様です。

命からがら逃げた人、すべてをなくした被災者の方など、余震が続くなかで、お疲れが見えます。阪神淡路大震災時の記憶がよみがえってきますが、政府あげての一刻も早い支援策が求められます。


3月10日 (木)   通信の合本

午後から、「わさび通信・5期目総集編」作成の作業でした。5期目に発行した第106号から第121号まで、ずらりと並べて、セットしました。駆けつけてくださった皆さんのおかげで、あっという間に作業は終わり、印刷屋さんに送ることができました。来週中には、製本されて、できあがってくる予定です。これで、また一つ、懸案の作業が片付きました。お忙しいなか、おいで下さった皆さん、ほんとうにありがとうございました。感謝!感謝!です。


3月9日 (水)   高槻クリーンセンター

風が冷たく、冷える一日でした。久々に事務所で、ご支援くださる皆さんへのお返事やお礼状を書いたりと、デスクワークに追われました。また、5期目4年間の質問一覧を、通信の合本用にようやくまとめることができました。少しずつ、前進です。

なお、3月議会の4つの常任委員会協議会では、下記のように、計17件の報告がありました。資料のご入用の方はご連絡ください。

福祉企業委員会協議会
@第2次高槻市地域福祉計画・地域福祉活動計画について A第2次・健康たかつき21について B市営バス経営改善計画について C大阪広域水道企業団の概要について

建環産業委員会協議会
@高槻市住宅マスタープラン改定について A高槻市バリアフリー基本構想について B外郭団体の合併について C企業立地促進法に係る基本計画の策定について D高槻市都市計画マスタープラン改定について E(仮称)高槻市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の策定について

文教市民委員会協議会
@「改訂 人権施策を総合的に推進するための高槻市行動計画(人権施策推進プラン)」について A幼児教育振興計画策定委員会「検討報告」について B「第3次高槻市青少年育成計画」について C(仮称)北地区図書館基本設計(案)の概要について

総務消防委員会協議会
@平成23年4月の機構について A外郭団体の合併について B業務精査の総括について

総務消防委員会協議会で明らかにされた@の新たな機構改革では、前島クリーンセンターが「高槻クリーンセンター」に名称変更されることになりました。これからは、「高槻クリーンセンター」と間違えないようにしなければなりません。


3月8日 (火)   委員会審議

午前10時から建環産業委員会が開かれました。委員会に付託された案件は10議案1請願でした。また、議案審議ののちに、協議会が開かれ、6件の報告がありました。
私は、景観条例改正に反対の意見表明、一般会計予算で、2点について、質問をしました。

景観条例改正は、JR高槻駅北東地区を景観重点地区に指定し、建築規制等を行っていくというものです。北東地区には、阪急不動産の高さ150mのタワーマンションが計画されており、市全域で考えるなら、これほど、市の景観に大きな影響を及ぼす建物はありません。その地域を景観重点地区にというのは、どうしても納得がいかず、反対しました。

一般会計予算では、前島クリーンセンター第1工場の更新計画(新炉建設)について、現在の焼却処理量、財政負担、広域連携の3つの視点から、新炉建設中止も含めた炉の規模の見直しを求めました。
また、前島地域に新たに整備される公園について、東側に残されている強固な擁壁の撤去を求めました。

今日で、3月議会の私の質問は終了です。ほっとしました。

この間、日記が更新できませんでした。訪問してくださった皆さん、申し訳ありません。
修理に出したPCは、やはりハードデイスクの交換が必要でした。交換後、戻ってきましたが、今夜、ようやくHP更新にいたるまでの設定変更ができました。これからは、また毎日更新でがんばります。

なお、今日は、2年間通った大学院の修了結果発表がありました。発表に行かれたクラスメートからうれしい連絡をもらい、こちらもほっとです。

明日からは、4月に向け、一直線です!
 

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