いきいき日誌

 

2009年2月
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2月28日 (土)   調査に調査

来週からは議会に集中です。
しばらく家をあけてもいいように、家事に専念しました。
夕方までかかってしまいましたが、なんとか一段落が着きました。
そして、事務所にこもって議案調査に集中しました。
まだまだ時間がかかります。


2月27日 (金)   議事運営

午前10時から議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。
理事者側から3月議会の議案概要の説明があり、その後、議事運営が決まりました。
また、3月議会の市長提案の議案については、本日、市のHPに掲載されました。

3月議会は2009年度の予算を審議するため、開会期間が長く、3月27日(金)まで続きます。
初日の3日(火)は市長の2009年度施政方針が明らかにされます。
その後、報告案件(定額給付金等事務費用)、契約変更案件3、2008年度一般会計補正予算等の質疑と採決が行われます。
そして、条例案件や2009年度一般会計予算等の提案理由の説明のみです。
9日(月)からは、連日議会が開かれます。
9日(月)は本会議で、市長の施政方針に対する会派(公明、市民・民主、自民、共産、高志会)の代表質問とその答弁です。
例年、夕方までかかります。
10日(火)、11日(水)は、本会議で、議案質疑です。
12日(木)から17日(火)までは委員会が開かれます。
一般質問は25日(水)、27日(金)です。

議事運営が決まったあと、議長より2件報告がありました。
うち1件が全員協議会や会派代表者会議についての取り扱いについてです。
すでに、会派代表者会議で意見交換が行われ、それを踏まえて、今日の議運で確認とのことでした。
しばらく現状のままでいくとのことでしたが、私は、この全員協議会の市民への非公開、会派代表者会議については市民だけでなく無所属議員にも非公開という不透明な現状に、とても納得がいきません。
この件については、あらためて、私の意見を明らかにします。

なお、3月議会での私の質疑は、3日(火)、10日(火)、11日(水)、13日(金)、27日(金)の予定です。
お時間がありましたら、ぜひ傍聴をお願いいたします。

午後からは、大阪市内で開かれた自治体財政セミナーに参加しました。
主催は(社)大阪自治体問題研究所、財政健全化法と自治体財政の課題や、府内の市町村財政の現状についてアンケート結果を元にした貴重な講演でした。

午後6時からは定例のWIB、JR高槻駅南口で平和を求めるメッセージを持って立ちました。
今日は、Sさんが、「ソマリア沖への自衛隊派兵反対」の大きなメッセージを作ってきてくださいました。
パソコンではなく、自筆のメッセージは、力強く、インパクトがあります。
私も、その時々に応じた、心のこもったメッセージをつくらねばと思っています。


2月26日 (木)   カラスの巣

議案書をいただいて3日目、補正予算、条例案件、2009年度の予算など、膨大な資料を読み込むのに必死の毎日です。
がんばります!

今日も朝から議会へ、議員応接室で議案調査をしていると、窓の外を大きな黒い鳥が時々横切ります。
なんとなくその動きが気になり、よく見ると、黒い鳥はカラスでした。
この応接室は、以前の私の控室で、窓の向こうは桃園小学校です。
鳩はよく来ていましたが、カラスがこんなにひんぱんに舞うのはあまり見たことがありません。
どうして今日はこんなに何度も飛び交うのだろうと動きを観察していると、なんと、桃園小学校の夜間照明用のライトの上部に巣を作っているではありませんか。
小学校の桜の木の枝をくちばしで上手に折り、折った枝と他の枝が絡んでいるのを見事に引き出して、巣へ運んでいるのです。
2匹のカラスの働きぶりに感心しました。
しかし、これからカラスの繁殖期、卵を産むとカラスは攻撃性を増します。
少し心配です。


2月25日 (水)   議案調査

今日も、丸一日、議案について説明を受けました。
質疑までに、まだまだ調査を続けなければなりません。

議案説明の合間を縫って、午後2時からは、社会福祉審議会高齢福祉専門分科会を傍聴しました。
案件は2件、高齢者福祉計画・介護保険事業計画の策定について及び高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の2008年度上半期の進捗状況についてでした。
計画の策定については、今日、最終確認がなされ、このあと府との協議に入るとのことでした。

分科会の開会ぎりぎりに会場へ行くと、私が10番目の傍聴者でした。
定員ぎりぎりで、私の後の方は、傍聴できなかったようです。
まさにすべりこみセーフでした。
これほど傍聴者が多いということは、この計画策定にいかに関心が高いかということを物語っています。


2月24日 (火)   3月議会議案

今日は3月議会の告示日、分厚い議案書をいただきました。
そして、議案や予算に関して、各部から次々と説明に来てくださいました。

3月議会の議案は計47件です。
内訳は、報告案件1(定額給付金等に関する事務経費の専決処分)、契約案件3、2008年度補正予算案件10、条例案件18、道路の認定等1、2009年度予算案件14です。

2009年度一般会計予算の歳入に関しては、やはり深刻な経済危機の影響を大きく受けています。
市税収入(市民税、固定資産税、市たばこ税など)が前年度当初予算に比べると約14億円減収となっていますし、配当割交付金や株式等譲渡所得割交付金、自動車取得税交付金なども大幅に減収と見込まれています。
そのため、前年度に比較し、基金からの繰入金を約20億円増額しています。
そして、基金からの繰入金を増やしたことなどもあり、財政規模は前年度に比べ2.1%増の約975億円となっています。

歳出内容や条例案件については、これから調査です。
明日もまた、議案説明が続きます。

今日は、夜の6時になっても、議会の議員ランプがたくさんついていました。
皆さん、議案調査にがんばっておられるようです。
私も、しばらくは議案調査に集中します。


2月23日 (月)   経済危機の影響

午後1時から市街地整備促進特別委員会が開かれました。
案件は2件、阪急高槻市駅南地区市街地整備についてとJR高槻駅北東地区市街地整備についてです。
いずれも、現状の報告と2009年度に予定する取組についてでした。

JR高槻駅北東地区については、主な経過、土地区画整理事業、周辺道路整備、JR高槻駅、関西大学新キャンパス、今後の主な予定についての報告でした。
報告では、西武駐車場建て替えと阪急不動産の超高層マンション1棟が、2009年春着工予定を7月に延期されるとのことでした。
市民の方から、この経済危機の中、超高層マンション2棟(450戸×2)など北東地区の開発計画は予定通り進むのですかと、よく聞かれますが、「やはり」という思いです。
住宅棟だけでなく複合棟なども予定通り建設されなかった場合に道路整備等土地区画整理事業への影響が危惧されるため、その点について質しましたが、明確な答弁はありませんでした。
深刻な経済危機が今回の開発事業にどのような影響を及ぼすのか、心配です。

また、JR高槻駅についても、この間、市とJR西日本で話し合いが行われてきましたが、今日は、2つの案にしぼってJR西日本は今後検討するとのことでした。
しかし、委員会資料の中にあったJR西日本作成の資料には、「案をひとつに絞り」、「各種補助制度の適用の検討」を行ったうえで、「事業化の可否について判断する」との記述がありました。
私は、北東地区の開発で高槻駅の乗降客が増加することから、上りホームの拡幅など、何らかの対策がとられると思っていたのですが、この「事業化の可否」という文言ははじめて見る重い言葉です。
この点についても、JR高槻駅は現状のままで改善されない場合もあるのか確認しましたが、はっきりとした答弁はありませんでした。
JR高槻駅上りホームの安全確保が実現できるよう、全力をあげて取り組んでほしいと要望しました。
経済危機で、開発事業が予定通り進まなければ、当然、JR高槻駅の乗降客も当初予定通りには増えず、従って、JR西日本も工事をしないという判断をするのかもしれません。
未曾有の経済危機が、この北東地区の開発事業計画にどのような影響を与えるのか、ほんとうに危惧します。


2月22日 (日)   子どもの声を聴く

京大農場内にある安満遺跡の遺構確認調査が本年行われています。
2本のトレンチから、環濠跡や石器、土器、漆塗り櫛などが発掘され、今日は現場での説明会が開かれました。
私も午後1時からの説明会に参加、現場や発掘品を見せていただきました。
参加された方々は、初心者から古代史に造詣の深い方までさまざまで、皆さんの質問をきかせていただくだけでもとても勉強になります。
しばしの間、弥生前期にタイムスリップしました。

午後2時からは、CAP地域ワークショップ連続講座「思春期の子どもにとって暴力とは」に参加しました。
会場は、総合市民交流センター第6会議室でした。
今日は第1回目、講師は亀井明子さん(スクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク代表)、「スクール・セクシュアル・ハラスメント 子どもの声を聴いて」と題して、2時間にわたる講演とワークショップでした。
学校現場での多様な人間関係で起こるセクシュアル・ハラスメント、その特徴や問題点を相談事例を織り交ぜながら、とてもていねいに話してくださいました。
あらためて気づくことも多々あり、相談する子どもの声に寄り添うことがいかに大切か、痛感しました。


2月21日 (土)   資料整理

朝から家事を猛スピードで片付け、午後からは事務所で資料整理をしました。
来週24日(火)は告示日、議案書をいただきます。
以後は議案調査に集中できるよう、それまでに済ませておかなければならない仕事がまだ残っています。
がんばります!


2月20日 (金)   後期高齢者医療

午後1時から大阪府後期高齢者医療広域連合議会が開かれ、傍聴しました。
場所は大阪府庁新館、案件は、2008年度補正予算や2009年度予算、条例改正、請願等についてでした。

事務局から議案説明のあと、委員から質問が続きました。
いずれも2009年度予算についてです。
後期高齢者医療制度がスタートして1年、大きな問題があることを今日の質疑で改めて確認できました。

傍聴者が多く、この間、別室で聞いていましたが、今日は本会議場へ入ることができました。
傍聴者は11名、あまりの激減に、いささかショックです。


2月19日 (木)   土脉潤起

午前中、来週23日(月)午後に開かれる市街地整備促進特別委員会の案件について、説明を受けました。
案件は阪急高槻市駅南地区市街地整備とJR高槻駅北東地区市街地整備についてです。
現状の報告等です。お時間がありましたら、傍聴においでください。

午後からは事務所で来客が続きました。

暦の上では、今日は「土脉潤起」(どみゃくうるおいおこる)となっています。
暖かい気候に土が潤い、活気付く頃ですが、とてもとても。
事務所にいても底冷えがしました。
いったん暖かくなっただけに、この冷え込みはこたえます。
風邪をひかないように、体調管理に、気を使う毎日です。


2月18日 (水)   審議会傍聴

午前10時から図書館協議会が開かれ、傍聴しました。
案件は3件、子ども読書活動推進計画に係る事業、図書館の利用状況(2007年度)、図書館協議会の開催時期についてでした。
子ども読書活動推進計画についても、図書館の利用状況についても、現場を知っておられるからこその、貴重な意見がたくさんだされていました。
最後に、ICタグを利用した図書館システムの説明がありました。

午後2時からは社会福祉審議会地域福祉専門分科会が開かれ、傍聴しました。
案件は、地域福祉計画の進行管理についてでした。
こちらでも、地域福祉の現場からの多くの意見が出されていました。

今日は学ぶことの多い審議会傍聴でした。

図書館協議会へ行こうと、総合センター1階廊下を通ると、甘酸っぱい香りが漂ってくるではありませんか。
よく見ると、今日から盆梅展が始まっていました。
丹精込めて育てられた盆梅が、春を呼んでいます。
28日(土)までとのことですが、市役所の中で春の訪れを十分に味わえます。
愛好会の皆さん、「春」を運んでくださって、ありがとうございます。


2月17日 (火)   教育費原案

午前10時から教育委員会定例会が開かれ、傍聴しました。
案件は4件、うち1件は2009年度歳入歳出教育費原案についてでした。
今日の定例会で承認されましたので、この原案は一般会計の教育費としてして、3月議会に提案されます。

委員の質問に対して、財政が厳しい中で、教育費についてはよく確保できたとの事務局の見解でした。
そして、委員からは、学力向上に対する取組や中学校のスクールランチ、特別支援教育、文化財保護、社会教育等について質問が出されていました。

午後1時からは、阪急高架・交通体系対策特別委員会が開かれ、傍聴しました。
案件は3件、第二名神自動車道(新名神高速道路)の整備促進、環状幹線道路等の整備促進、阪急京都線富田駅周辺の高架化についてでした。

担当課からの現状報告に、委員からの質問が相次ぎ、3時半過ぎまで委員会は続きました。

連日、会議の傍聴が続きますが、いずれも3月議会議案に関係するものばかりです。
来週には議案書もいただきますが、当分、事務所は留守がちになります。
ご容赦ください。

中川大臣がようやく辞任しました。
当然です。
体を休めてなどと慰留した麻生首相の対応、政権担当能力の欠如がまたしても露呈しました。
世界的経済危機の中で、一刻も早く解散、総選挙をすべきです。
あの朦朧会見が何度もテレビのニュースで放映されていますが、見るに耐えません。

大阪府の2009年度予算が明らかにされました。
橋下知事のもとのこの予算、市にどのような影響があるのか、確認しなければなりません。
おそらく、市にとっても厳しいものになっているのでしょう。
今日の特別委員会でも、府道の整備促進のスピードをあげるよう、要望が多々だされていました。


2月16日 (月)   中川大臣辞任を

午前10時から地方分権推進特別委員会が開かれ、傍聴しました。
案件は3件、広域行政推進に係わる課題として、大阪府消防広域化計画及び大阪発「地方分権改革」ビジョン(案)についての2件と、地域再生及び構造改革特区への取組についてでした。

府消防広域化計画については、市としては慎重に対応をしていくとの方針が明らかにされました。
大阪発「地方分権改革」ビジョン(案)は、大阪府が3月に正式に決定するものですが、遅くとも2018年(H30)には府内市町村が中核市になり、関西州の実現をめざすというものです。
そのため、2009年度から府の市町村補助金の交付金化も進められようとしています。
橋下知事の進めようとする地方分権はいきつくところ道州制であり、ほんとうに住民のためになるのか、大いに議論をしなければなりません。

午後1時からは史跡整備等特別委員会が開かれ、傍聴しました。
案件は安満遺跡芝生公園等の整備についてでした。
京大農場地内で2008年度に行われた確認調査の結果の報告がありましたが、弥生中期の柱穴群や弥生土器、石鏃、漆塗り櫛など、貴重な遺物が出土したとのことでした。
また、公園化に向けた今後の進め方のイメージや事業手法等についても示されました。

夜のニュースで、中川財政・金融大臣の大失態を見ました。
あまりの状態にほんとうに情けなくなりました。
誰が見ても「酔眼朦朧酩酊状態」(共産党・市田書記局長談)です。
その上、風邪薬のせいにするとは。
記者会見は大臣の公務であり、あの記者会見は人を愚弄しているとしか思えません。
政治家として堕落しきったすがたです。
経済危機のさなか、あの体たらくは、世界の笑いものです。
日本の子どもたちはどのように受け止めたでしょう。
風邪薬が原因というのなら、薬名と何錠飲んだのか、明らかにすべきです。
仮にお酒と一緒に飲んだとしても、あそこまで意識朦朧になる薬は問題です。
中川大臣は即、辞任すべきです。


2月15日 (日)   人生100年丸

午後1時から、2008年度男女共同参画推進事業「女と男のつどい」が総合市民交流センターイベントホールで開かれ、参加しました。
主催は高槻市ですが、企画運営は、男女共同参画センターの登録団体と行政で構成した、2008年度「女と男のつどい」実行委員会でした。

今日のメインゲストは樋口恵子さん(評論家)、「人生100年を生きる女と男の覚悟」と題して1時間半、まさに、参加者にその覚悟を問うすばらしい講演でした。
日本は世界一の長寿国となっています。
今までは人生60年、人生80年と言われてきましたが、今や人生100年という時代になっているのです。
人類が経験したことのない「人生100年」をどう生きるのか、これは人類史上初の問題なのです。
「日本は珍しい国で、GDPや平均寿命は世界トップクラスだが、女性参画指数はきわめて低い」「このままの出生率だと、2050年には65歳以上の人口が40%になる」「私たちは人生100年丸の初代の乗組員、覚悟が必要」「BB(貧乏ばあさん)防止作戦が大切、老婆は一日にして成らず」など、次から次へと私たちの覚悟を迫られました。

講演あと、実行委員会参加団体の4人のパネラーから、高槻でのそれぞれの取組と、そこから見える超高齢化社会を生き抜く提言が語られましたが、そのあとのコメントとして、樋口さんは「これからは高齢者も働く場をつくらなければならない。人生100年丸の初代乗組員は就労の確保が必要だ。働くというのは、賃金をもらうことだけではない。また、学習をしていくことも必要だ」とも語られました。
会場は大きな拍手に包まれました。

今日のつどいには申込者が殺到、イベントホールだけではなく、別室で講演を聞かれた方もありました。
こんなにたくさんの申込があったのは、市主催の行事でも数少ないのではと思われます。
参加者も高齢の女性が目立ちましたが、それだけ、高齢女性にとって、これから自分はどう生きるのか、切実な問題なのでしょう。

男女共同参画推進月間は6月であるため、今までつどいも6月に行われてきました。
しかし、6月では実行委員会で十分な準備ができないため、今年から2月になったとのことです。
実行委員会では、この一年、何度も会議を重ねて下さいました。
実行委員会の皆様、ほんとうにご苦労様でした。


2月14日 (土)   社会保障カード

午後1時半から、シンポジウム「カードでどうなる?プライバシーと社会保障〜社会保障カードを考える」に参加しました。
主催は大阪弁護士会、会場も大阪弁護士会の2階ホールでした。

第1部は基調講演、黒田充さん(自治体情報政策研究所代表)と、水永誠二さん(日弁連情報問題対策委員会委員)でした。
黒田さんは、よく言われる社会保障カード、社会保障番号、電子私書箱について、これら3つはつながっていて、突き詰めていえば、ITを使って社会保障の民営化をすすめる仕組みだと指摘され、誰が、どのような議論をこの間進めてきたのか、わかりやすく解説してくださいました。
また、水末さんは「社会保障番号」「社会保障カード」に対する弁護士会の意見書等を報告、弁護士会の基本的姿勢を明らかにされました。

第2部では、棟居快行さん(大阪大学大学院高等司法研究科教授)が、昨年3月に出された住基ネット合憲最高裁判決は行政の極度の性善説にたったものだ等の批判をされ、社会保障カードはプライバシーだけの問題ではなく、社会保障カードがもたらす新しい国家像について考えなければならないという黒田さんの指摘に、目からうろこだと話されました。
また、中村厚さん(大阪府保険医協会副理事長)は、医療者から見た「社会保障カード」と題して、レセプトオンライン請求義務化問題とその本質について、話されました。

今日の議論はとても勉強になりました。
高齢化が進むなか、社会保障をどうしていくかは大きな問題です。
年金問題など現在起きている問題は解決できないにもかかわらず、その解決策のような幻想をふりまいて進められようとしている社会保障カード、住基カードの問題点を踏まえて、中継データベースを入れることで、情報一元化を図ろうとしている仕組み、パソコン弱者は自己責任として切り捨てられる可能性、そして医療・介護・健診などの集められたデータは民間が利用できるようになっていることなど、「社会保障カード」の背景には、社会保障のありようを決定付ける大きな問題が潜んでいるのです。
では、どうすればいいのか、反対だけでなく、社会保障のありかたの対案を考えなければという黒田さんの最後の発言も重いものでした。
3時間という短い時間でしたが、私には消化できないくらいの大きな問題提起でした。


2月13日 (金)   最初で最後

昨日から、長野県白馬村で開かれている全日本スキー選手権コンバインド(ノルディック複合)の応援に行ってきました。
息子が出場しているためです。

コンバインドという競技は、ジャンプとクロスカントリーの合計点で競う、ハードな競技です。
12日(木)はジャンプの練習、13日(金)の午前中にジャンプを2本飛び、午後からはクロスカントリーで10キロを走りました。
結果は、本人としては極めて不本意なものでした。
シーズン当初は調子がよかったのですが、やはり今年は学業が忙しく、夏からの練習不足、調整不足が響きました。

白馬までは遠いです。
昨日のお昼前に高槻を出て、白馬に着いたのは夕方でした。
今日は、初めてコンバインドという競技をじかに見ることができました。
ジャンプの着地時には、バーンとすごい衝撃音がするのには、驚きました。
次々とジャンプを見ていると、空中でバランスを崩す選手や着地時に転倒する選手もいて、心配な限りでした。
息子の番になるとどきどきしましたが、飛距離は伸びなかったものの、きれいに着地してくれ、ほっとしました。

午後からはいよいよクロスカントリーです。
3.3キロのコースを3周、計10キロを走るのです。
上りあり、下りありの険しいコースですが、応援者の皆さんはあちこち動き回って、大きな声で応援されています。
私も若い人に負けじと、雪の中をあっちこっち走り回って、選手の皆さんに声援を送りました。
ジャンプでは見ているだけでしたが、クロスカントリーで体を動かし、ようやく参加した気分になれました。
息子は昨年までは、クロスカントリーで点数を取り返していたのですが、今年の記録はやはり納得がいかなかったようです。
しかし、ほとんどが雪国出身の選手の中で、大阪育ちで、よくまあ全日本に出場できたものだと、私は満足しています。
マイナーな競技だけに、皆さんが仲間のようで、他大学の方々も熱い応援をしてくださいました。
競技関係者の皆さんをはじめ、応援して下さった皆さん、ありがとうございました。

そもそも息子がジャンプ競技を始めるきっかけをつくってくださったのは、第二中学校の修学旅行でした。
長野の白馬村へ行き、初めてジャンプ場を見たのでした。
ジャンプ場にはノーマンヒル(K90メートル)とラージヒル(K120メートル)がありますが、あのラージヒルで飛んでみたいと思ったそうです。
今回の選手権では明日からのジャンプ競技にも出場します。
コンバインドはノーマルヒルですが、ジャンプではラージヒルも飛びます。
白馬のジャンプ場はFIS(国際スキー連盟)の公認が取れなくなるため、まもなく改修予定です。
息子にとって中学校の修学旅行で見たあのラージヒルを飛ぶのは、これが最初で最後の飛躍になるとのこと、そこで、私も思い切って応援にでかけたしだいです。
今まで仕事、家事優先で、一度も試合の応援に行けませんでした。
私にとってもこの試合が最初で最後の息子の応援となりました。
これで、息子応援の実績がなんとかできて、ほっとです(笑)。
こんな出会いを作ってくださった第二中学校の職員の皆さんには心より感謝いたします。
ほんとうにありがとうございました。


2月11日 (水)   新自由主義

麻生首相の「郵政民営化に賛成ではなかった」という先日の国会答弁を聞いて、唖然としました。
その後、また言い訳が始まっています。
賛成でなかったのなら、政治家としてはっきりそういう行動をとるべきです。
今になって、子どもの言い訳みたいにいうのは、議員の責務は何なのか、議案採決の態度表明の重さをまったく認識していないことにほかなりません。
支持率はどんどん下がっていますが、郵政民営化は問題だったというのなら、一刻も早く解散をして、民意を問うべきです。

また、郵政民営化に関連して、簡保の宿をめぐるオリックスとの不透明な関係も、やはりと思いました。
民営化の本質はどこにあったのか、真実を明らかにしていただきたく、野党のチームワークに期待しています。

キャノン大分工場建設をめぐる不透明な資金の動きも大きな問題になっています。
すでに逮捕者は12人、これからこの巨額脱税事件がどのような展開になるのか、事件の全容解明が待たれます。
キャノンといえば、経団連会長の会社です。
キャノンは関与していなかったと主張していますが、どこまでそれが通るのか、まず、道義的責任をとって経団連会長を辞めるべきです。

今後、新自由主義がどのような問題を引き起こしたのか、次々と検証され、明らかになってくるでしょう。
地方議員の私に課された課題は、構造改革、規制緩和が地方自治体にどのような影響を与えたのかを明らかにすることです。
今日は、市内の本屋さんで、本をどっさり買い込んできました。

本もそのひとつですが、今日は久々に買物で市内の5つの店舗をまわりました。
ショッピングではなく、買出しです。
冬物の最終バーゲンもありましたが、それどころではなく、ひたすら生活必需品等を買い込みました。
さすがに足の裏が痛くなり、疲れました。
あわせて、美容院へ行き、短くカットしていただきました。
気分一新、明日からがんばります。

なお、都合により、明日の日記の更新は遅れます。


2月10日 (火)   追加18項目

午前10時から行財政改革懇話会が開かれ、傍聴しました。
案件は、2008年度業務精査の実施報告及び第7次行財政改革大綱実施計画の取組項目の追加についてでした。

事務事業評価は事業担当課が行うのに対し、高槻市の業務精査(事務及び事業の仕分け)は行財財政改革業務精査専門部会(政策統括監、市長公室、総務部、財務部で構成)が行っています。
2007年から4年かけて、すべての事務事業の業務精査をする計画で、2008年度は2年目でした。
相当期間過ぎた事務事業や任意補助金事業等277事業について行われ、結果は廃止20、見直し等95、成果維持162でした。

この結果を踏まえ、新たに18事業を第7次行財政改革大綱実施計画の取組項目に追加されました。
これで、行財政改革の実施計画に盛込まれた事業は90になりました。
新規に追加された18事業は、下記のとおりです。
防犯協議会補助金事業(見直し)、生涯学習センター管理運営(外部化)、コミュ二ティセンター管理運営補助金(見直し)、地域振興補助金(見直し)、障害基礎年金裁定請求診断料支給事務(廃止)、老人クラブ補助金事業(見直し)、高齢者住宅改造助成事業(廃止)、一般健康診断(廃止)、民間保育所中規模修繕補助事業(見直し)、芥川緑地プール(廃止)、番田温水プール(府への移管)、水田農業経営確立対策事業補助(廃止)、産学連携促進(廃止)、信用保証料補給(見直し)、障害者雇用奨励金事務(見直し)、私立幼稚園在籍園児保護者補助金(見直し)、青少年チャレンジ推進事業(見直し)、市民音楽教室(廃止)

2008年度の業務精査結果については、今後、市民の皆さんに公表するとのことですが、議会には12月議会総務消防委員会協議会でも報告がありました。
報告内容を読み、サービスを受けている市民の意見は聞かないままに廃止等の方向性が出されることに納得がいかず、一般質問で業務精査はいったん中止すべきと主張したしだいです(わさび通信112号2頁参照)。

委員からは、スクラップアンドビルドのビルドの部分が見えない、2009年度予算に業務精査の結果がすでに反映されているのなら、懇話会の位置づけはどうなるのかなどの意見もだされていました。

なお、懇話会の冒頭に座長の方のお話が20分ありました。
そうであるなら、学識経験者として参加されているあとのお二人のお話も聞かせていただきたいと思いました。


2月9日 (月)   介護保険

午前10時から福祉企業委員会協議会が開かれ、傍聴しました。
案件は、高齢者福祉計画・介護保険事業計画についてで、計画は2014年を目標に、その中間段階としての2009年から2011年の3ヵ年のものになっています。

現行の計画との違いは大きく2点です。
後期高齢者医療制度の創設により老人保健事業が廃止されたため、計画から保健事業をなくし名称も保健が消えたこと、そして地域密着型サービスを行う生活圏域を7圏域から4圏域に変更したことです。

計画によれば、65才以上の高齢者は、2008年9月時では7万6783人ですが、2014年には9万2078人と増加し、高齢化率は21.4%から26.1%になるという、超高齢社会到来の予測です。
また、高齢者中の75歳以上の後期高齢者の割合は、39.5%から45.7%に増加との推計です。
こうなると、要介護状態の人は増加し、それにともない必要な介護サービスも保障していかなければなりません。

気になる保険料については、基金7億を切り崩し、値下げの案が示されました。
また、保険料額は現行7段階から実質9段階への変更案が示されていました。
税制改悪などによる負担をできるだけ軽減するためです。
また、市独自の減免措置についても、前向きな答弁がだされていました。
介護報酬3%アップやサービス増加のため保険料を値上げする自治体もあるようですので、高槻市のこの措置は当事者の皆さんからは歓迎されるでしょう。

ただ、介護保険制度については課題が山積しています。
3月議会では多くの議論がなされることでしょう。


2月8日 (日)   家事デー

今日は一日、家事に集中しました。
掃除、洗濯で体を動かし、気分転換、少しリフレッシュです。

そろそろ花粉症のシーズンです。
時折、目の中がごろごろする感じがします。
発症しないよう、体調には十分気をつけて、3月議会の準備です。


2月7日 (土)   教育委員会制度

朝から東京へ、午後から開かれた『都市問題』公開講座に参加しました。
今日のテーマは「これでよいのか!教育委員会」、会場は日本プレスセンター、主催は財団法人東京市政調査会でした。

基調講演は、山出保さん(金沢市長)でした。
金沢市は、学校2学期制、小中一貫英語教育、学習指導基準金沢スタンダードという独自の教育改革を行っています。
教育委員はプロフェショナルと保護者で構成、教育委員会と市長部局の関係、現行教育制度の矛盾や問題点、今後についてなど、とてもわかりやすい講演でした。
「政治的中立性」と「教育の専門性」から、市長は教育から一歩引く距離感が重要という原則を示されましたが、橋下知事とは対照的な考えです。

その後、新藤宗幸さん(千葉大学教授)をコーデイネーターに、5人のパネラーが意見を述べられました。
教育委員会は不要ではという意見もあります。
市長部局の一部門にして、市長が直接、施策を行い、議会がチェックするという方法です。
しかし、これでは、戦前の反省が生かされず、かつ選挙で市長が変わるたびに教育内容が変わるのもいかがかという、「政治的中立性」と「専門性」「継続性」の観点から、現在の教育委員会制度が維持されてきました。
高槻の教育委員会の定例会(月1回)を傍聴に通っていますが、委員の質問内容を聞いていて、これでいいのかとよく考えさせられています。

「地方分権」「住民自治」を進めるに際し、現状の教育委員会制度をどうすればいいのか、これはほんとうに大きなテーマです。


2月6日 (金)   運動は事務の堆積である

私の推薦人になってくださっている紀平悌子さんから、自筆のお手紙とともにたくさんの資料を送っていただきました。
紀平さんは故市川房枝さんの秘書をされていて、市川房枝さん亡き後、参議院議員もされました。

今日、送って下さった資料の中に、『100人の回想 市川房枝というひと』(新宿書房)の中に書かれた紀平さんの文章がありました。
タイトルは「運動は事務の堆積である」です。
市川学校の生徒心得の第1条だったそうです。
裏方こそ運動の軸でありエンジンであり、正確で敏速な実務こそが運動の本体であるという考え方で、市川さん自身が、まれに見る実務家だったと回想されています。
「運動に、生活に疲れた時、私を励ますのは、87歳の生涯をもって示された『運動は一日して成らず、継続こそ力なり』との師の無言の教えです」と紀平さんは結んでおられました。
運動はまず実務をこなすこと、そして、継続する事、私も肝に銘じなければなりません。

また、いただいた資料の中に、「市民自治の先頭に立たねば地方自治体議会の議員はもういらない 混迷の時代のいま、ここに、何が、自治体議員に要求されているか」というレジュメがありました。
未曾有の経済危機、政治不信の高まるなか、地方議員のありようを問われる、厳しい指摘です。
今夜は、これらの資料を何度も読み返しています。
そして、もっともっと研鑽を積まなければと自省しています。


2月5日 (木)   災害と女性

午後2時から府立ドーンセンターで、「防災・復興に男女共同参画の視点を」と題した講座が開かれ、参加しました。
対象は主に市町村職員でしたが、テーマに関心がある人もOKとのことでしたので、申し込みました。
講師は相川康子さん(神戸大学経済経営研究所准教授)、1995年の阪神淡路大震災当時は神戸新聞社の記者で、被災地を駆けづりまわられました。

災害時には、男性に比べ女性のダメージが大きくなります。
阪神淡路大震災でも、男性よりも女性の死者のほうが1000人も多かったのです。
防災というと男性のイメージですが、やはりその中に災害弱者の当事者である女性の視点を入れていくべきだと、強く語られました。
では、どのようにして取り入れていけばいいのか、これは大きな課題です。

今日のテーマは、以前から私も関心があったものです。
災害は、いつも地域に男性がいる夜や休日に起こるとは限りません。
高齢化が進む中、防災に女性の視点をどのようにして反映させればいいのか、いくつかヒントをいただいてきました。


2月4日 (水)   立春

暦の上では、早くも「立春」です。
暖かい、穏やかな一日でした。
しかし、外出はせずに、事務所にこもって、原稿書きや資料整理に集中しました。

国会では衆議院予算委員会が開かれ、テレビ中継が続いています。
今日は野党の質疑がありました。
各党の質問は、取り上げた項目、攻め方など、とても参考になります。
ただ、政府答弁ははぐらかしが多く、その態度に腹が立ちました。
また、あまりの野次の多さに、あきれました。
委員長から注意を受けている議員もありましたが、品格が問われます。
質問が的を得ているから、焦りの境地での野次かもしれませんが。


2月3日 (火)   食育

午後から、地元の市立芥川小学校で「食に関する指導研究報告会」が開かれ、私も参加させていただきました。
芥川小学校では、2007年度、2008年度の2年間、独立行政法人日本スポーツ振興センターの委嘱を受け、「学校給食における学校・家庭・地域の連携推進事業」として、食育の研究と実践を進めてきました。
研究主題は「元気のもとはおいしく楽しく−元気な体・感謝の心・楽しい食事−」です。
今日は、全21クラスで公開授業が行われ、その後、体育館で、2年間の実践報告とともに記念講演会が開かれました。
市内、府内だけでなく、全国各地から多くの参加者があり、冷え込む体育館でしたが、最後まで熱気のある報告会でした。

「学校のおける食育のあり方 今、子どもたちの食は・・」と題した大谷貴美子さん(京都府立大学人間環境学部教授)の記念講演は、多くの実践報告を取り入れながら、「食」を通じて、子どもの想像力、創造力、表現力、忍耐力を育てることがいかに重要か、学校と地域、家庭の連携の必要性など、とてもわかりやすく、あらためて、「食育」の重要性、地域に応じた「食育」の発展の可能性を感じました。

また、久々に、公開授業という形で学校現場を見せていただくことができました。
体育館での報告会のオープニングでは、2年生が「野菜バリバリ元気っ子」など2曲を披露してくださったのですが、歌詞に心を込めて歌っておられ、とても力強いオープニングでした。
最後には、栄養教諭の先生のマジックまであり、参加者への学校あげての暖かいもてなしに、心を打たれました。
まさに、このもてなしの心こそ、「食育」の大切な要素です。
芥川小学校の職員の方々には、いい機会を与えていただき、感謝に気持ちでいっぱいです。
ほんとうにありがとうございました。


2月2日 (月)   ホームページ

リニューアルしたこのホームページですが、なかなかスムーズにいっていません。
先先週は、カウンターが表示されず、どこが悪いのかさんざん考え、悩みました。
最後にプロバイダーで調査してもらったところ、サーバーの故障であることがわかりました。
お詫びがありましたが、消耗しました。

先週は日記を更新しようとしたところ、トップページがきれいに入らず、途中できれてしまいました。
またしても、原因がわからず、あれやこれややってみましたが、だめでした。
最後にプロバイダーに問い合わせると、契約しているホームページ容量をオーバーしていました。
さっそく、あまり使っていないファイルを削除したところ、きれいにアップすることができました。

そして、今週です。
私のこの日誌はブログではなく、WEBなので、月ごとに日記を保存、リンクをはる作業があります。
リニューアルしたため、今までと違う方法でデータ保存をしなければならず、またしても壁にぶつかり、悩みました。
こちらは管理人さんに助けてもらって、ようやく、更新できました。

それにしても、ITを自分のものにしていくのには、時間とエネルギーがかかります。
しかし、原因を考え、試行錯誤しなければ、仕組みもわかりませんし、技術も身につきません。
ため息をつきながら、日記更新を続ける日々です。
いずれにせよ、このホームページは、契約容量すれすれですので、プロバイダーを変えることにしました。
近々、引っ越しますが、その際、また更新が途切れるかもしれません。
ご容赦ください。


2月1日 (日)   認知症・地域連携

午後から、シンポジウム「認知症があっても住みやすい街づくりに向けて」がJAたかつき2Fホールで開かれ、参加しました。
主催は「認知症を理解し、地域で支える会」、後援は高槻市、市医師会、市社会福祉協議会です。
今年度、高齢福祉課と協働で行われている「認知症ケアのネットワークづくり事業」の一環の取り組みです。

パネラーは5人、家族、かかりつけ医、認知症専門医、地域包括支援センター、介護指導者のそれぞれの立場から、現状及び問題提起があり、質疑応答が続きました。
現在、認知症の方のご家族だけでなく、誰しもが自分も認知症になるのではという不安を抱えています。
そのとき、一番必要なのが、医療、介護、地域の連携です。
今日のシンポジウムであらためて痛感しました。
全国各地で、認知症ケアのネットワークづくりが模索されているようですが、なかなか進んでないないのが現状です。
声をあげる家族、医師会、介護現場、そして、行政が連携して、安心して老いが迎えられるまちづくりがこれからの大きな課題です。

亡くなってすでに35年になる私の祖母も、認知症でした。
当時は「脳軟化症」と言われていて、介護は家族でした。
夜は私がずっと横で寝ました。
昼と夜がわからず、外へ出て行こうとするからです。
動けなくなっても、お手洗いだけははってでも自分でいこうとし、介助しなければなりませんでした。
寒い時などつらいものでしたが、本人はもっとつらかっただろうと思います。
ちょうど有吉佐和子さんの『恍惚の人』がブームになり、どこのご家庭でもある問題なのだと、知りました。
小柄な祖母だったから、3世代家族だったからこそ、家族で担えたのかもしれません。
祖母の介護を思い出すと、地域での支えあいの大切さを痛感しています。
 

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