いきいき日誌 

 8/31

(水)

総選挙ととともに、最高裁・裁判官の国民審査も行われます。


 8月も最後の一日でした。
 明後日9月2日は9月議会の告示日で、市長提出議案が明らかになります。明日は、朝から夜まで予定がびっしり入っているため、今日は依頼のあった資料を届けたり、お手紙を書いたり等、議会開会を控え、いろいろ仕事を片付けました。明後日からは議会に集中します。
 
 日本婦人有権者同盟(代表:紀平悌子さん)から
国民審査に関するチラシが送られてきました。今回、総選挙とともに国民審査を受ける最高裁の裁判官は6人ですが、「司法の独立と民主主義を守る国民連絡会議」が国民審査の意義と6人の裁判官がどのような方なのか、わかりやすく解説したものです。ぜひ、参考にしてください。

 8/30

(火)

アスベスト問題の学習会に参加しました。


 午後から茨木市で、アスベスト問題の学習会が開かれました。
 講師は、関西労働者安全センターの片岡明彦さん、尼崎・クボタのアスベスト問題に取り組んでこられた方です。クボタをめぐるこの間の動きについて、詳細に報告してくださいました。
 新法も検討されているようですが、国や企業の責任を問うとともに、住民の皆さんの健康を守るために自治体としてしなければならないことは何なのか、私も問題点を整理しています。

 8/29

(月)

個人情報保護運営審議会を傍聴しました。


 午後2時から個人情報保護運営審議会が開かれ、傍聴しました。
 3件(富田行政サービスコーナー開設にともなう行政サービスコーナーシステムの一部変更、特定入所者介護サービス費システム、消防緊急情報システムにおける宛名情報及び家屋情報の利用)の答申書の確認のあと、新たに2件が諮問されました。

 1件は、「地籍調査」における土地所有者の確定業務に対する個人情報の提供についてでした。「地籍調査」は国土調査法により実施されていますが、市域の46%をしめる山間部については、今年度、国は大阪府森林組合三島支店が行うように決定しました。地元説明会を踏まえて調査が行われますが、実際の所有者と登記簿上の名義人が異なる場合、組合からの依頼により、高槻市が土地所有者確定のための調査を行い、土地所有者の氏名と住所のみを組合に提供するというものです。もちろん市と組合の間で覚書が締結される予定です。

 もう1件は、吹付けアスベストに関する調査に係る対象家屋情報の電算処理についてでした。民間建築物での吹付けアスベストの使用状況の調査を国から求められていますが、資産税課の保有する家屋データ−から一定条件のデータ−を抽出し、リストを作りアンケートを送付するとのことです。この事務は継続的にするのではなく一過性のものですが、個人情報保護を徹底させるため、保護措置について文書化したもの作成するようにとの要望が審議会よりだされました。

 最後に国勢調査についての報告があり、2時間の審議が終わりました。
 
 残暑が厳しいとはいえ、夕方の空にはきれいな鰯雲が広がっていました。秋が一歩づつやってきています。

 8/28

(日)

古代人になって、石棺を引きました。


 午前10時から、今城塚古墳で、大王の石棺を修羅(木ゾリ)に積み、1000人で引いて、古代を体感しようというイベントが開かれました。全国各地から引き手の応募があり、会場は朝から熱気があふれていました。
 今城塚古墳の石棺は、熊本県宇土産の阿蘇ピンク石です。今回はこのピンク石で巨大石棺を復元し、台船に積み、復元古代船で、宇土から有明海、瀬戸内海を通り、大阪湾まで曳航し、1005キロの旅を経て、今城塚古墳に運ばれてきました。
 石棺のフタは3トン、石棺本体は4トンです。
 地元の郡家小、川西小の子どもたちがフタ、棺本体をそれぞれ修羅で引いた後、巨大クレーンで棺にフタをし、2トンの修羅に積み、いよいよクライマックスです。ヨイショ、ヨイショの掛け声にあわせて綱が引かれると、計9トンもの修羅と石棺がスムーズに動き始めました。途中からは飛び入り参加もどうぞとのことでしたので、私も綱を引かせていただき、古代を満喫してきました。
 それにしても、古墳の築造技術もさることながら、これだけの人を動かせる大王の権力の絶大さをあらためて感じました。

 午後からは、昨日に引き続き、反住基ネット・サマーセッションに参加しました。電子自治体を巡る報告・講演は午前中だったため、残念ながら聞けませんでしたが、午後からの、「安全と監視」と題した4つの報告は、とても参考になりました。監視社会の問題は、自己情報コントロール権からだけでは論じることができず、国家の行動を制限する、もっと強い論理が必要のようです。

 8/27

(土)

反住基ネットサマーセッションが開かれました。


 午後から、吹田市民会館で開かれた反住基ネットサマーセッションin関西2005に参加しました。主催は反住基ネット連絡会、反住基ネット関西です。

 黒田充さん(自治体情報政策研究所)の特別報告「稼動3年、住基ネット」、4つの住基ネット訴訟の報告(豊中、兵庫、金沢、関西)、尹賢植(ユン・ヒョンシク)さん(韓国・指紋捺印反対連帯)の記念講演「韓国の住民登録制度と情報人権運動」と、報告、講演が続きました。
 その後、10月実施の国勢調査や住民票大量閲覧問題についての報告もあり、午後1時から7時までのハードな一日目が終了しました。明日も電子自治体をめぐる問題について議論がなされます。

 全国各地で住基ネットをめぐる裁判が行われていますが、裁判での主張の組み立ては、それぞれ異なるようです。
 原発の裁判では、一つの裁判で勝ち取れたことを次の裁判に生かすという形で、次から次へと原発の危険性や原子力行政のあり方を問い続けてきました。
 住基ネットの訴訟でも、各地の裁判を通じて何が勝ち取られたのかを共有していく作業が必要です。私もしっかり学ばせていただかなければと思っています。

 8/26

(金)

アスベスト対策の状況が公表されました。


 午後2時から国民健康保険運営協議会が開かれ、傍聴しました。
 案件は、2004年度の決算状況と2005年度の予算の報告で、大きな議論もなく、協議会は終了しました。

 午後6時からは、ウィメン・イン・ブラックでした。JR高槻駅南口では、「連合」の行動とぶつかりました。
 仕方なく、少し場所を離して、「変えたらアカン、憲法9条」と、「イラクからの自衛隊の即時撤退を!」のメッセージをもって立ちました。
 先月に比べると日が短くなり、久々にローソクをともしましたが、今日もたくさんの方が、メッセージを読んでくださいました。
 9月11日には、自衛隊のイラク撤退を求める全国一斉行動があります。今日は、連帯の気持ちをこめてのスタンデイングでした。

 午後7時からは、高槻・市民自主講座でした。ユアサ工場の土壌汚染問題やアスベスト問題について議論しました。

 なお、今日、市のHPに
高槻市のアスベスト対策が公表されました。アスベストサンプリング調査中の施設は、市長部局28、教育委員会29の計57施設です。分析機関には全国から調査が集中し、結果が出るまでに1ヵ月半ぐらいかかるとのことです。

 もう1件、お知らせです。
 来年度から使う中学校の教科書採択の結果が明らかになりました。昨日の教育委員会で、前回の議事録が確定していましたので、今日、情報公開コーナーでその議事録を閲覧することができました。
 歴史は教育出版、公民は日本文教出版が採択されていて、扶桑社ではなく、ひとまずほっとしました。
 議事録をコピーしてきましたので、必要な方はご連絡ください。お送りします。
 

 8/25

(木)

9月議会提出の教育委員会所管の議案が決まりました。


 午前10時から教育委員会臨時会が開かれ、傍聴しました。
 今日の議案は3件、図書館協議会委員2名の委嘱、総合スポーツセンター条例の改正、補正予算で、いずれも決定されました。

 総合スポーツセンター条例改正は、廃校になった堤小学校の体育館、運動場を堤運動広場として利用し、かつ計7つのスポーツ施設の指定管理者制度導入のためのものです。

 補正予算は、アスベスト調査費の増額補正、互助会と厚生会の共済費の減額補正でした。
 学校をはじめ、市の公共施設の
スベスト使用状況については、明日、HP上で公表されることになっています。
 また、互助会は事業主負担分を4月にさかのぼって減額するため(これは府内自治体も同じ措置)、厚生会は事業主負担分をこの10月から廃止するためです。

 午後からは、障害者団体の方との懇談会、いろいろ貴重なご意見を伺いました。

 

 8/24

(水)

立命館・国際平和ミュージアムに行ってきました。


 学生を戦争に送り出した反省から、「ペンを銃に変えるな」と、立命館大学には国際平和ミュージアムがあります。思い切って、今日、訪れました。
 二度と学生を戦争に送り出してはいけないという観点がはっきりしているため、徴兵検査、学徒出陣から始まり、現在の国際情勢にいたるまでの展示はとてもわかりやすく充実しています。3時間、館内にこもって、「戦争」、「平和」、「自分に何ができるか」について考え続けました。 

 強い台風11号は近畿をそれるようで、ほっとしました。日中は厳しい暑さですが、台風のせいか、朝晩は涼しくなっています。少し、過ごしやすくなってきました。

 8/23

(火)

男女共同参画審議会での条例案答申も大詰めです。


 午後2時から男女共同参画審議会が開かれました。今日の案件は、条例案への市民意見に対する審議会の意見をまとめることでした。しかし、市民意見が多岐にわたり、なかなか審議会の意見をまとめるのに時間がかかり、条例案の名称も今日は議論ができませんでした。
 次回は9月6日です。この日に、最終的に条例案の答申をまとめる予定です。
 
 夜は大阪市内で開かれたアスベスト問題の講演会に参加しました。JT情報公開訴訟でお世話になった弁護士さんも講師で、心強い限りでした。

 8/22

(月)

京大農場でのサッカー場建設・ガンバ誘致に関する中間報告が明らかになりました。


 午前10時から総務消防委員会協議会が開かれ、傍聴しました。
  案件は、
都市型公園整備構想中間報告についてで、言い換えれば、市長が2年前の選挙時に公約として打ち出した、京大農場でのサッカー場建設に関するものです。

 中間報告によれば、庁内検討委員会で検討した結果、京大農場約15万uを遺跡・芝生公園として整備し、そこにサッカースタジアム(25000〜30000人収容)を建設し、ガンバ大阪を誘致しようという構想です。今後のスケジュールとしては5〜6年後に事業着手の予定となっています。
 課題は大きく4点挙げられていて、文化庁との調整や発掘調査、京大農場の移転先、交通アクセス、経費です。
 この経費については約250億円(スタジアム約100億円、用地費約150億円)で、財源は国費約100億円、市費約150億円と想定しています。

 3人の議員から質問が出され、「財政が厳しいといいながら市費150億円負担というのは、施策の優先順位がおかしいのでは」「中間報告の意味がわからない」「遺跡の調査をまずしてからの話ではないか」「仙台・楽天や福岡・ソフトバンクのように、プロのサッカーチームから要請があるのならわかるが、誘致のあり方が逆転しているのではないか」など、厳しい意見が続きました。
 また、「京大が非公式で移転を打診してきている」との答弁がありましたが、「まずは公園として整備することには反対しないが、サッカー場建設については慎重を期すべき」という意見もだされました。

 今日、傍聴して初めてこの資料を手にしました。中間報告及び資料をしっかり読んで、私の意見をまとめます。ご意見があればぜひお寄せください。
 

 8/21

(日)

たかつき市民参加懇話会提言(素案)「これからの市民参加について」のパブリックコメントが行われています。


 午後から、現代劇場・文化ホールで開かれた「たかつき市民フォーラム3rd」に参加しました。主催はたかつき市民参加懇話会です。

 最初に、懇話会の市民委員から
提言「これからの市民参加について」(素案)の説明がありました。現在、この素案はパブリックコメント中で、8月31日が締め切りです。
 続いて、中林浩さん(平安女学院大学生活環境部教授)の基調講演「参加による社会の活力」があり、休憩をはさんで、2グループに別れて討論会がありました。最後は各グループのまとめの報告があり、閉会となりました。
 今後は、パブリックコメントをふまえ、9月末には市長に提言が出される予定です。
 最後のまとめでもいわれていましたが、この提言を紙に終わらせず、まちづくりへの市民参加をすすめるためには、今後どういう仕組みをつくっていくのか、横のネットワークをいかにつくっていくのかにかかっているようです。
 

 8/20

(土)

厳しい残暑とはいえ、夜は涼しくなり、秋の気配です。


 今日は子ども会の古紙等の回収日、先月出し忘れたため、朝から2か月分どっさりだしましたが、今月はご近所から出される量がいつもより少なくなっていました。暑い中、汗を流しながら回収にきてくださるおじさんに、申し訳ない気がしました。

 午後からはプライベートな用事で大阪市内へ。そのあと、西梅田のジュンク堂へ行き、読書三昧をしてきました。

 今夜は満月です。ほんとうにきれいな満月で、また星もたくさん輝いていました。先週までは、夜でもセミが鳴いていましたが、もうセミの鳴き声は聞こえません。昼間と違った涼しい風に、秋が近づいてきているのを感じました。
 毎晩、老犬との散歩が日課ですが、季節の移り変わりを感じるつかの間のひとときです。ただ、今夜は夜空を見上げ過ぎて、首が痛くなりました。

 8/19

(金)

各党のマニフェストがでそろいました。


 今日も残暑が厳しく、昼間の自転車はこたえます。その中、高槻ジェンダー研究ネットワークの通信の発送作業など、あわただしく過ごしました。

 今日、
自民党のマニフェストが発表されました。昨日、社民党も発表され、5党がでそろいました。
 郵政問題だけでなく、これから先の4年間、私達の税金の使い方をどの党に託すのか、しっかり読み比べて投票していただけたらと思います。
 

 8/18

(木)

残暑の厳しい一日でした。


 今日は事務所でデスクワークでした。23日(火)に開かれる男女共同参画審議会の準備や、ご連絡のあった資料のコピーや、お問い合わせのあった件の調査等、あっというまに時間が過ぎていきました。
 

 8/17

(水)

国勢調査について話し合いをしました。


 5年に1度の国勢調査が、この10月1日に実施されます。
 午後から、高槻市議会市民派議員6名で、担当課と話し合いをしました。
 今回は、初めて全世帯に封筒が配布されますが、封をして出すかどうかはそれそれの判断によるとする「任意封入提出方式」になっています。横浜市では、全世帯が封筒に入れ封をする「全世帯封入提出方式」をとりました。高槻市は任意封入提出方式ですが、高槻市独自で、封入ができるというチラシを作成して配布することにしたとのことでした。
 今年もホットラインを設置しますが、各地からプライバシー保護にかかわるさまざまな相談・苦情が寄せられることでしょう。この時代、個人情報に係る、全国の悉皆調査は不要だと私は思っています。

 8/16

(火)

マニフェストを読んで、政策で投票しよう!


 テレビ、新聞の衆議院選挙のトップは自民党の候補者選びについてです。この調子で、女性週刊誌のゴシップ記事のごとく、有名人にくぎ付けをさせ、政策論争を避けているのかと、思わざるを得ません。
 すでに
共産党民主党公明党がマニフェストを発表していますが、どのように違うのか、しっかり読み比べて、一票を託しましょう!

 今日は、調査活動に追われた一日でした。もうすでに8月半ば、あっというまに9月です。十分体調を管理して、9月議会に備えます。

 8/15

(月)

戦後60年、アジアと共に生きよう!


 終戦60年目の今日、中之島公会堂で「アジアを共に生きるための戦後60年集会」が開かれました。
 午前10時から午後6時半までのロング集会でしたが、私は、午後の第5分科会「大阪大空襲と重慶をむすぶ」に参加しました。
 重慶は、上海から揚子江を西へ2500キロもさかのぼった都市で、日中戦争時から抗日の拠点でした。そのため、日本軍は1938年から爆撃を始めましたが、翌1939年から爆撃が本格化しました。
 それまでにも上海や南京にも日本軍は爆撃を行っていましたが、それは軍事施設を中心にしたピンポイント爆撃でした。重慶への爆撃は、無差別爆撃といわれるもので、一般市民に多数の死傷者が出ました。
 このとき負傷された方々が中心となり「重慶大爆撃被害者対日民間賠償原告団」が結成され、2004年に東京地裁に提訴されました。
 
この原告団の方々がこの夏来日され、今日、会場でその思いを語ってくださいました。
 
 重慶への無差別爆撃が引き金となり、一般市民に多くの犠牲者をだした大阪空襲や広島、長崎への原爆投下も報復として行われたと言われています。日本軍の重慶への無差別爆撃は極めて重要な意味を持っているのです。

 大阪空襲について話された小山仁示さん(関西大学名誉教授)は、「21世紀は戦争とテロで幕を開けたが、この状況を克服するため、戦場のリアリティを知り、戦争美化を受け付けないマインドをつくり、戦争責任の問題を引き継ぐ覚悟も必要です」と結ばれました。
 私は、重慶爆撃の悲惨さやその意味することを今日はじめて知りました。毎年、15日に開かれる集会に参加していますが、15年戦争については気付かされることが多々あります。
 憲法改悪がねらわれている今だからこそ、繰り返し繰り返し、戦場のリアリティに触れる場が必要なのでしょう。
 戦後生まれの私ですが、これからも、戦争NOを訴え続ける決意です。

 8/14

(日)

政党の宣伝カーが回り始め、選挙戦が始まりました。


 今日は久々に大阪市内の実家に帰ってきました。お盆のせいか、道中の電車の中もなんとなくゆったりとした雰囲気でした。

 今日は朝から高槻市内でも大阪市内でも、政党の宣伝カーが政策を訴えて回っていました。昨夜は、ご近所に立候補予定者の演説会のポスターが貼られているのに気がつきました。いよいよ衆議院の選挙戦スタートです。
 それにしても、「刺客」とやらの物騒な言葉が飛び交っていますが、、辞書を引くと、刺客とは暗殺を行う人のことです。政策を訴える選挙で、対立候補を殺人をする人にたとえるべきではありません。
 連日繰り返して報道される自民党の内部抗争、まるで暴力団の抗争のようですが、子どもたちがこの選挙をどのように受け止めているのかも気になります。
 「刺客」を次々に登場させて盛り上げている小泉劇場ですが、劇場ごっこにだまされることなく、しっかり政策で判断して投票しましょう。
 
 今日は議会リポートを800枚配布し、これでようやく配布作業が終了しました。ほっとしたとはいえ、いろいろ調査案件があり、明日からまた忙しい毎日が待っています。

 8/13

(土)

久々の雨で暑さも少しやわらぎました。


 朝から雨が降ったりやんだりの一日でした。そのおかげで少し涼しくなり、日中もクーラー無しで過ごすことができました。このまま秋が来てくれたらと思いますが、そうはいかず、残暑も厳しくなるようです。

 今日は、自宅でゆっくりさせていただきました。雨なので大洗濯もできず、買ったばかりのCDを聴きながら新聞切抜きに精を出しました。積み上げていた本も2冊読むことができました。
 おかげで心の洗濯ができたようです。こんな日が一週間いやせめて3日間でも続けてとれたらと思うのですが、議員をしている限り夢の夢です。

 8/12

(金)

平和展、あらためて平和の尊さを感じました。


 午後から、生涯学習センター1階展示ホールで開かれていた「戦後60周年平和展」に行きました。
 今年の写真展示は、特別写真展「戦前・戦後のわが町高槻〜60年前をふり返って」、写真展「イラク戦争の子どもたち」、そして「広島市民が描いた原爆の絵」展という3部構成でした。
 先日、神田香織さんの講談「はだしのゲン」の原爆投下後すぐの人々の様子を聞いたばかりでしたので、広島市民が描かれた原爆の絵を見るのは、つらいものがありました。「被爆」を知っていなければ描けない、渾身の力をふりしぼって描かれた絵です。3日間の展示ではもったいない気がしました。
 
 気になっていた杉並区では、歴史教科書が扶桑社版に決まりました。公民は大阪書籍でしたが、ほんとうに残念です。戦争を賛美する教科書を使うなんて、保護者として許せませんし、現場の先生もいたたまれないことでしょう。胸が痛みます。撤回を求める申し入れ等が相次いでいるようですが、わずか5人の教育委員の3対2の多数決で決めていいものか、教科書採択制度そのものを考える必要があるようです。

 

 8/11

(木)

中学校の教科書採択が進んでいます。


 全国各地で、来年度から使用する中学校教科書の採択が進んでいます。「新しい歴史教科書をつくる会」の薦める扶桑社の歴史、公民の教科書はほとんど採択されておらず、「つくる会」側にとっては厳しい状況になっています。「つくる会」が力を入れていた、八尾市、中津市、宝塚市などでも、扶桑社の教科書は採択されませんでした。
 明日は杉並区です。たいへんな事態になっていますが、区教委が公正な判断をされるように祈っています。

 夕方、男女共同参画に関する条例制定について、女性議員の懇談会を持ちました。超党派で話し合うことの重要性をあらためて感じています。

 議会リポートの配布は、今日は350枚でした。暑さのため、一気に配布できず、今回は少し日数がかかっています。

 8/10

(水)

ユアサコーポレーションより説明を受けました。


 午前10時から、(株)ユアサコーポレーション事務所にて、高槻・市民自主講座で、8日に明らかになった古曽部地区の汚染調査結果について、説明を受けました。詳細な点については、調査をされた鹿島建設の担当者からも説明がありました。
 
 土壌汚染対策法によれば、古曽部地区は汚染のおそれの少ない地域になるが、過去の調査で汚染が明らかになっている場所もあるので、全区域を調査対象にしたところ、鉛を始め、六価クロム、総水銀、砒素、ふっ素、セレン、トリクロロエチレンの汚染が明らかになった、使用履歴や使用場所等を確認しているが、どのような経緯で汚染したのか、原因はまだわからないとのことでした。

 また現在、詳細調査も行われており、10月中には市に報告をし、浄化対策を考えたい、また、白梅地区は、来年1月頃に表層調査を、3月頃には詳細調査を終えたいとのことでした。
 今回の調査結果については、隣接住民、周辺自治会にも説明をしていくとのことです。 

 今回の汚染について、9日付の各新聞では、周辺への影響はないと断定的に書かれています。これは会社として確認されたのかと訊ねたところ、そうではないとのことです。過去に高槻市が周辺の井戸水を調査した結果を言ったまでで、あらためて周辺の調査を行ったというのではありませんでした。
 深刻な汚染は敷地境界でも起こっており、周辺調査も実施してほしいと申し入れました。

 今日もとにかく暑い一日でした。夕方、夕立が降りましたが、効果はあまりありませんでした。
 先日、夏祭りでいただいたスズムシがりんりんと涼しげに鳴いています。スズムシの鳴き声だけが暑さを忘れさせてくれています。
 
 

 8/09

(火)

高槻市アスベスト対策本部が発足しました。


 午後2時から、第6回地域福祉計画策定懇話会を傍聴しました。
 前半は地域福祉計画総論(案)のついての議論、後半は計画に盛り込まれる生活圏域についての議論でした。
 活発な議論が行われていますが、一口に地域といってもさまざまですし、また、地域にはすでに福祉関係の組織がいろいろあり、計画にまとめ上げるのはなかなかたいへんなようです。

 今日、
高槻市アスベスト対策本部が発足しました。室長級のアスベスト会議がスタートしていましたが、施策を進めるためには部長級で構成される対策本部が必要との判断からです。本部長は市長です。
 公共施設のアスベスト使用状況については、ほぼ把握ができつつあるようです。使用の可能性のある場所を確定した上で、サンプリング調査の予定です。
 また、8月5日までに市民の皆さんから寄せられた相談件数は、健康について:20件、環境について:20件、民間建築物:51件、建物の解体:35件、学校施設外の市の施設:4件、学校施設:2件、消費生活センターへ:7件、その他:1件、計140件となっています。
 なお、今城町にある
エーアンドエーマテリアル(旧・浅野スレート)では、希望があれば周辺住民の健康調査をするとの方針を8月2日に発表しています。
 
 今日もほんとうに暑い一日でした。あまりの暑さのため、この間、議会リポートの配布を休んでいましたが、今日は350枚配布しました。
 
 

 8/08

(月)

ユアサ工場・古曽部地区、土壌汚染対策法の「指定区域」に!


 JR高槻駅北にある(株)ユアサコーポレーション高槻事業所は、都市再生緊急指定地域に指定され、新たな開発をするために、現在土壌汚染調査が行われています。過去にも2度調査が行われていましたが、鉛の含有量が環境基準の200倍もの地点もあり、詳細調査が急がれていました。
 
 高槻事業所の敷地は広大で、JR弁天踏み切りに続く市道で京都よりの古曽部地区と、西武側の白梅地区に2分されています。
 事業所には、水質汚濁防止法に基づく有害物質使用特定施設がありました。この施設を廃止した場合、土壌汚染対策法に基づく汚染調査をしなければなりません。
 今日は、古曽部地区の特定施設が1月に廃止されたことにより行われた、法に基づく表層汚染調査結果が明らかにされ、私たち議員にも報告書の抜粋が配布されました。
 報告書によれば、敷地を10mメッシュに区切り、計245区画の調査の結果、162区画で基準を上回る汚染が明らかになりました。そこで、高槻市は、法に基づき、
162区画を「指定区域」に指定しました。
 汚染物質は、六価クロム、総水銀、鉛、砒素、ふっ素です。
 とりわけ、鉛汚染は広範囲にわたっており、また含有量の場合、最高で指定基準(150r/g)の240倍もの汚染(36,000r/g)が明らかになっています。
 今後、指定区域のボーリング調査が行われ、汚染の深さ、濃度を調査し、10月に市に報告するとのことです。

 また、白梅地区のほうも現在調査が進められていますが、過去の調査でも白梅地区のほうが重大な汚染があることがわかっていて、できうるかぎり早急な調査が必要です。

 なお、
土壌汚染対策法は極めて緩い法律であるため、大阪府では、法に上乗せ、横だしをする形で条例を制定しています。
 ただ、府条例では3000u以上の開発(土地の形質変更)が具体的に行われることが決まった時点で調査をすることになっていますが、今回はまだ開発内容が明確になっていません。そのため、自主調査という形で府条例に基づく報告書も出されています。
 府条例では、過去に使ったことのある物質はすべて調査しなければならず、その結果、セレンやトリクロロエチレンなどの揮発性有機化合物(有機塩素系化合物)の汚染もあることが明らかになりました。
 いずれにせよ、汚染は極めて深刻です。汚染状況の全体把握をし、その上で浄化をするには、かなりの時間がかかるようです。

 今日、参議院で郵政民営化法案が否決され、衆議院が解散になりました。8月30日公示、9月11日投票という、強行スケジュールです。
 法案の中身とともに、この間の小泉首相の強引なやり方に自民党内からも不満が噴出したようですが、なぜ解散か、私もまったく納得がいきません。
 小泉政権は、地方の主体性を無視した施策を次々と打ち出し、その強引さに地方議員として腹立たしいことが続きました。
 解散により、障害者自立支援法案や共謀罪新設法案などが廃案となり、ほっとしましたが、地方主体の政治を進めるためにも、小泉改革にNOをつきつけたいと思います。

 8/07

(日)

自民党の改憲案の問題点を探る!


 午後から、暮らしの中から政治を変える女たちの会主催の憲法学習会に参加しました。

 今日のテーマは、「あれから60年、揺るぎない平和を求めて−自民党改憲案の問題点を探る」です。講師は山本健治さん、8月1日に公表された
自民党新憲法第一次案について、大きく4つの問題点を指摘されました。
 問題点のひとつは、6条で「国民のための天皇」と天皇の存在を強調していること、2点目は9条を改悪していること、3点目は新たな権利が盛り込まれず、義務を強調していること、4点目は憲法改正手続きの簡易化をはかっていること(3分の2から2分の1に)です。
 昨年発表された「論点整理」に比べると、「改正」項目が減り、ソフトになっていますが、これはとにかく改憲へという世論をつくり、まず憲法を変えるという実績をつくることに主眼が置かれていると指摘されました。
 また、第一次案には前文がついていないことからもわかるように、今後どんどん「改正」部分が付け加えられるようです。
 
 最後に、私たちにできることとして5点あげられましたが、そのひとつ、「実質改憲・解釈改憲が日常政治・行政で進行していることにブレーキを」という点については、中学校教科書採択問題やジェンダーバッシングなど、自民党の改憲の流れに沿って起こっている地域の問題に、きちんと対応する必要性を痛感しています。
 
 なお、「論点整理」に入っていた24条(個人の尊厳と両性の本質的平等)の見直しは、第一次案には盛り込まれていませんでした。しかし、家族を重要視する観点から、今後、盛り込まれる可能性も十分あります。
 
インフォメーションに掲載していますが、9月18日(日)に、24条の意義について考える講演会があります。ぜひ、ご参加ください。60年前に、14条(法の下の平等)とともに、なぜ憲法に24条が盛り込まれたのか、ご一緒に振り返りましょう。

 8/06

(土)

60回目の「原爆の日」、今朝も暑い朝でした。


 今日は原爆が広島に投下された日です。60年前のあの日のように暑い朝、8時15分、平和式典にあわせ、私も黙祷を捧げました。

 息子たちが小学生の頃は、今日は平和登校日でした。ヒロシマのことを考えさせてもらえるこの日は、必ず出席させました。またヒロシマを扱った絵本や、少し大きくなってからは、漫画の『はだしのゲン』を親子でよく読みました。
 私は祖母と同居していて、祖母から戦争の悲惨さをよく聞かされました。父の兄が戦死したのですが、祖母は「戦争に息子をとられた」と言い続けていました。私の反戦への思いは、祖母から譲り受けたのかもしれません。
 息子たちの世代の若い人たちに、戦争の悲惨さを伝えるのは、私たちの世代の義務だと思っています。でも、私の時代とは異なり、生活の中で伝えていくのはなかなか困難です。
 そんな中、平和登校日や、小学校6年生での広島への修学旅行など、高槻での平和教育を経験させていただいたことには、ほんとうに感謝しています。

 夕方からは、「高槻まつり」に出かけました。夜店でいろいろ買い物をして、楽しませていただきました。
 なお、開会式に先立ち、
府立芥川高校の和太鼓部の演奏がありました。7月末に青森県五所川原市で開かれた全国高等学校総合文化祭に大阪代表として出場し、郷土芸能・和太鼓の部門で、みごと第2位(文化庁長官賞受賞)にかがやいたとのこと、今日はその躍動感あるすばらしい演奏を聞かせていただきました。
 8月27、28日に開かれる
優秀校東京公演(国立劇場・大劇場)での演奏を最後に、3年生は引退されますが、新たに結成される1年、2年の新チームの活躍を期待しています。
 

 8/05

(金)

10月1日は国勢調査です。今年もホットラインをします。


 午後から高槻市議会市民派議員で、10月1日に行われる国勢調査についての学習会をしました。
 問題点の確認とともに、前回と同じように、密封提出を呼びかけるチラシ配布や、110番設置などを確認しました。

 夜は、クレオ中央(大阪市)で開かれた、
神田香織さんの講演会に参加しました。1975年の国際女性年を機にできた大阪府内の女性団体の連絡会主催です。
 残念ながら講談ではありませんでしたが、『はだしのゲン』のまさに原爆が落とされ、町が、人が一瞬にしてどのようになってしまったかのシーンなど、一部を語ってくださり、力強い講談に感激、さっそくサイン入りのCDを買ってきました。
 『チェルノブイリの祈り』もそうですが、悲惨さを伝えるのではなく、それに対してたくましく生きる人を描くことで、悲惨さが伝わるという言葉が印象的でした。
 
 

 8/04

(木)

酷暑です。この夏一番の暑さになりました。


 午前10時から建築審査会を傍聴しました。
 法改正により、建築基準法第56条の2第1項ただし書許可の一括同意基準の見直しについてなど、議案2件、報告案件1件でした。

 午後からは、高槻市議会女性議員で、男女共同参画審議会で審議中の条例案についての学習会を開きました。
 男女共同参画審議会には議会から2名入っていますが、男女それぞれ1名ずつということになっていて、私は女性議員枠で入っています。
 そこで、女性議員の皆さんに、1年余りにわたる審議経過等について、私から報告をさせていただきました。
 大阪府内では、
大阪府堺市池田市吹田市大阪市豊中市東大阪市、門真市の8自治体で男女共同参画推進条例が制定、施行されています。
 審議は大詰めを迎えていますが、これら先行市の条例も参考にしながら、女性議員の皆さんの意見も伺い、審議会委員としての責任を果たしたく思っています。

 遅くなりましたが、6月議会の報告「わさび通信97号」をアップしました。

 8/03

(水)

通信配布で、汗を流しています。


 午前10時から開発審査会を傍聴しました。案件は9件、市街化調整区域での建築申請ですが、いずれも許可されました。
 
 今日の通信配布は、一人で450枚、車を出していただいて3人で2900枚でした。玉のような汗をかきながらの配布作業ですが、今日はさすがに足も、右腕も疲れています。まだもう少し配布作業が残っていますので、がんばります。

 

 8/02

(火)

教科書採択の教育委員会は「秘密会」になりました。


 午前10時から教育委員会が開かれ、傍聴しました。案件は2件、@芥川小学校用地の一部用途廃止についてとA2006年度使用高槻市立義務教育諸学校教科用図書の採択についてでした。
 Aは残念ながら秘密会となり、傍聴者4名は退席をしなければなりませんでした。委員が「公正確保の観点」から秘密会を提案し、他の委員も同意しましたが、会議が公開されると公正確保ができないのか、公正確保とはどのような状況をさしているのか、私にはまったく理解できません。会議を公開してこそ、公正さが確保されるのではないでしょうか。
 また、高槻市の場合、どの出版社の教科書を選んだのかも、9月1日まで明らかにされませんが、他市では、会議を公開し、なぜこの教科書を選んだのか、市民に説明責任を果たしています。すでに公開している市もある中で、高槻市が9月1日まで明らかにしないということも、納得できません。
 文書の非公開なら異議申し立てができますが、会議の「秘密会」の決定には、異議申し立てができません。非公開といわずに「秘密会」というのも、おかしいですね。時代錯誤の言葉のように思えます。

 午後7時からは、総合市民交流センターイベントホールで開かれた芥川町一丁目中地区まちづくり協議会主催の「芥川中地区活き活き再生街づくりシンポジウム」に参加しました。
 平安女学院大学、森ビル都市企画、つなぐ会(地元の若い人たちの会)の3つの提案のあと、4人のパネラーによるパネルディスカッションが行われました。
 パネラーの中林浩さん(平安大学女学院・教授)が言われていましたが、話し合うことが多いのは街づくりには重要です。私もこれから勉強をさせていただこうと思っています。

 今日の通信配布は、一人で520枚、車を出してもらって二人で1950枚でした。汗をかいて、すっきりしました。

 8/01

(月)

アスベスト対策会議が発足し、相談窓口ができています。


 アスベストによる健康被害が次々と明らかになっています。ここまで深刻な事態になった責任は国にあることは明らかですが、住民の皆さんの健康を守るために、高槻市にも、アスベスト対策会議が発足しました。関係部局が連携をとり、総合的に対策をすすめていこうというものです。
 とりあえず、住民の皆さんからの相談窓口が設置されていますし、公共施設のアスベスト使用状況の調査等も全庁的に行われています。
 また、高槻市内には、アスベストを使用していた事業所が2つ確認されています。うち一つは
エーアンドエーマテリアル大阪工場(旧浅野スレート)です。厚生労働省は、7月29日に、1999年から2004年までにアスベストによる労災認定がなされた234の事業所名を公表しましたが、大阪工場はこの中にも入っています。周辺住民の皆さんの健康も気になります。
 なお、この間、市の取組みについてのお問い合わせもいただいていますが、疑問な点やお気づきのこと等ありましたら、ご連絡ください。

 今日、「
女たちの戦争と平和資料館」が東京でオープンしました。女性の人権確立と非暴力の世界を目指して駆け抜けたジャーナリストの故松井やよりさんの遺志を受け継いだものです。
 現在採択中の中学校の教科書から、「従軍慰安婦」という言葉がなくなりましたが、その事実を記録にとどめ、平和と非暴力を求める拠点になることをめざしています。
 今度、東京へ行った際には、必ず訪れようと思っていますが、ぜひ、皆さんも一度ご訪問ください。また資料館維持のためにご協力もお願いします。


*詳しいお問い合わせは、二木洋子事務所まで。 E-メール wasabi@osk3.3web.ne.jp