いきいき日誌 

 4/30

(金)

全国会議員の国民年金保険料納付状況を明らかに!


 今日もまた国民年金保険料の未納期間があった議員が明らかになりました。鳩山元民主党党首もです。
 86年の国民年金法改正で、日本に住む20歳以上60歳未満の人は国民年金に強制加入となりました。この法律改正の議決をしたのが国会議員です。法律改正時の審議で制度についての議論が深められ、その内容をそれぞれが消化しておれば、このような問題は起きないはずです。法改正時には、自分達が議決した法律の内容について、それが実際には現状からどういう変更をともなうのか、国会議員はしっかり把握しておかなければなりません。未納の方々はどうもその法改正の意味がわかっておられなかったようです。無責任としかいいようがありません。
 未納期間の程度の差はあれ、未納議員の言い訳を聞いていると、制度を理解されておられないことがよくわかります。こんな方々に今また法改正の資格はありません。
 国民年金法改正の中身の議論もしっかりしていただきたいですが、まずは国会議員が制度をどれだけ理解して保険料納付の義務を果たしておられるのか、明らかにすべきではないでしょうか。
 誰でも、いざと言う時や老後の不安から、仕事が変わった場合など、医療保険や年金の変更手続はすぐにするものです。私も、91年初当選時、夫の扶養家族から議員になり、まず保険と年金が心配で、すぐに国民健康保険、国民年金の窓口に行き、説明を受けて加入手続をしました。
 未納議員の説明を聞いていると、家計をやりくりしながら保険料を払っている市民の切羽詰った意識とはずいぶん違うようです。
 

 4/29

(木)

満開のツツジを楽しみながら、議会リポート配布中。


 久々に天気が回復し、穏やかな一日でした。
 雨や強風で遅れていた議会リポートの配布に汗を流しました。この時期、色鮮やかなツツジの花が満開です。あの濃いピンク色を見ていると、こころも華やかになります。咲き乱れる花々を楽しみながらのリポート配布もあと一息です。

 「都市再生緊急整備地域案」等に対する私の意見を、
私の主張に掲載しました。

 4/28

(水)

市民参加懇話会を傍聴しました。


 午前10時から第7回たかつき市民参加懇話会が開かれ、傍聴しました。傍聴は3名でした。
 懇話会主催のフォーラムは6月12日(土)夜に決定、詳細は追って
懇話会のHPに掲載されます。また、市民意識調査結果の報告もあり、これも追ってHPに掲載予定です。
 このあと、2グループに、わかれ、ワークショップに、議論の調整役(ファシリテーター)はNPO政策研究所の方がされました。テーマは、今までの懇話会で感じていることと今後についての2点でしたが、こうしたワークショップを取り入れる審議会等は初めてです。メンバーの考えを共有し、具体的に何を議論するか論点が見えてくるのがワークショップですが、ファシリテーターの果たす役割も重要で、プロの方のワークショップの運営も勉強になりました。
 次回は5月21日(金)午前10時からです。

 夕方に年金法案が強行採決されました。あまりにもあっけない採決に、悔しい限りです。その上、新たに未納閣僚がいたのは推測できることでしたが、民主党党首までもが未納期間があったとは、開いた口がふさがりません。
 法案の審議に際しては、4割近い人が未納であるのはなぜかなど未納原因についてまず徹底的に議論すべきですが、こんなに簡単に採決してしまう国会は、もはや真摯に議論をする場ではなく、形だけの議論の場であるようです。民主主義の危機を感じます。
 

 4/27

(火)

春の嵐が吹き荒れました。


 大雨と強風で、まさに春の嵐、各地で被害が出ていますが、事務所前も、今日は自転車をこぐことはもちろん、降りて押すのすらきつい強風でした。けがをされた方がいらっしゃらないか心配です。

 国会では、年金法案が審議されていますが、明日、委員会で強行採決される予定とのことです。十分な審議ができたとはとても言えない中で、強行採決される国会を見ていると、いてもたってもいられなくなります。
 この間、市議会に提出される議案に係る法律を調べていて、国会での法案審議が十分なされていないことを痛感しています。
 未納3兄弟問題をお詫びだけで済まして、法案自体は強行採決、あまりにもまじめに毎月保険料を払っている加入者を無視したやりかたではないでしょうか。

 ユアサ工場や医大を含む高槻駅周辺の
都市再生緊急整備地域指定にかかわるパブリックコメントの結果都市再生本部より明らかにされました。全体で106件あったとのことですが、高槻駅周辺については105件のようです。
 「議会での議論も不十分で、説明会等も開かれず情報公開、市民参画が不十分」という反対意見については、「都市再生緊急整備地域案及び地域整備方針案は、具体の事業内容の確定や、具体の権利義務関係の変動をもたらすものではなく、今回の指定は、まちづくりを担う主体である関係地方公共団体が広報による周知や説明会等を経て申し出た案に基づき、その内容を尊重して定めようとするものです」との回答ですが、高槻市では説明会など開催されていません。
 重要な施策決定をするのであれば、高槻市自らが説明会を開催してまずパブリックコメントをとるべきです。今回行われたのは政令という法律を公布するためのパブリックコメントですが、まちづくりの主体である市町村でもっと議論するように求めるのが地方分権社会の政府の役割であるはずです。高槻市などの市レベルのまちづくりについて、官邸(都市再生本部)がパブリックコメントをとるという、この都市再生特別措置法はほんとうに問題の多い法律です。なお、この法案審議も短時間しか行われていませんでした。

 3月議会のリポート
「わさび通信92号」をアップしました。ご意見等いただけるとうれしいです。

 4/26

(月)

4期目もはや1年が過ぎました。


 昨年の今ごろは選挙結果を重く受け止めていたときでした。あれからあっという間に1年、4回の定例会が過ぎました。皆さんとのお約束を果たすべく、残る3年間12回の定例会も全力を尽くそうと新たな決意をしています。がんばります!

 4/25

(日)

「未来」を取り戻せ“Take Back the Future”


 午後から総合市民交流センターで開かれた「女性・戦争・人権」学会に参加、岡野八代さんからイラク戦争前後のアメリカ国内の動向についての講演でした。
 「戦いの間は、法律は沈黙する」と、戦争の論理は道徳的判断を度外視するものであることをまず指摘され、イラク戦争開戦前後のニューヨークの反戦運動について、パワーポイントを使って話してくださいました。アメリカでも戦時下での人権侵害はすさまじく、その権利侵害は、わたくしたちの未来を夢想・構想する場を奪っていると、「未来」を取り戻せ“Take Back the Future”をスローガンにした運動が繰り広げられているとのことです。
 岡野さんは朝日新聞の「私の視点」でも、「戦争とは、突然の宣戦布告によって始まるのではなく、国内における人権と市民的権利の侵害を許す体制づくりから始まることを、今回ほど明示した戦争はないであろう。そのことを、わたくしたちは見失ってはなるまい」と書かれていますが、イラクの戦禍だけでなく、ブッシュ共和党政権下での9・11以後のテロ対策に乗じたアメリカ内での人権侵害の実情を私たちも踏まえておかなければなりません。
 人権侵害については、今の日本の状況もアメリカと変わらなくなりつつあるようです。イラク戦争反対とともに、日本での人権を守るための取り組みにも力を入れなければと心新たにしました。

 4/24

(土)

劣化ウラン弾の使用禁止を!


 夕方、島本町のふれあいホールで、吹田市職員の西谷さんが「今イラクから戻って〜深まる苦悩と進まぬ復興」と題して、イラク報告をしてくださいました。去年の秋、そしてこの4月、イラクに行かれ、写されたビデオから、イラクの悲惨な様子が伝わってきます。バクダッドのフセイン政権を支えた建物は全て、見事にピンポイント爆撃で破壊されましたが、石油省だけは残っており、アメリカの占領目的が石油利権にあることは明確でした。
 イラクとアメリカの関係は歴史的にどうであったのかという歴史も踏まえ、アメリカの占領がどれだけ深刻な状況を引き起こしているか、クライスター爆弾や劣化ウラン弾による子ども達の被害状況は目にするのもつらい状況です。劣化ウラン弾の特性から体の中にウランを取り込み、体内被曝を受けつづけ、白血病やガンで苦しむ子ども達の姿を見れば、誰しもが助けなければと感じるはずです。西谷さんもそのお一人ですが、人道支援をいうのなら、被爆国として自衛隊はまずこの子ども達を助けてあげるべきですが、こういうことは自衛隊はしていません。逆にサマワも劣化ウラン弾で汚染されており、自衛隊員も被曝している可能性が大いにあり、心配です。
 2時間にわたるビデオとお話で、今のイラクの状況、子ども達の状況がとてもよくわかり、あらためてアメリカ占領政策が間違っていたことが再確認できました。自衛隊員ではなく、民間NGOこそをイラクの人たちは期待しているのです。人質になられた志しの高い5人は、まさに私達の誇りです。
 世界各国で
劣化ウラン弾使用禁止を求める運動が取り組まれています。これ以上放射能汚染を広げないためにも、ウラン弾の使用をなんとしても禁止にすべきです。

 4/23

(金)

冬に逆戻りのような強風の寒い一日でした。


 午後から国民健康保険運営協議会を傍聴しました。案件は2つでしたが、4人の委員から質問や意見がだされただけで、本年度の基礎賦課総額(一人当たり年間保険料7万5496円)は据え置き、基礎賦課額分所得割額の軽減措置も継続となりました。正式な答申は5月の協議会で検討されます。しかし、今年度は保険料の算定方式が変わったため、去年より保険料が下がった世帯もあれば、63%の世帯が負担増(値上げ)になっています。昨年度の決算で約1億の黒字が出たため、これを本年度に繰り入れるため、据え置きでいけるとのことですが、保険料の値上げが、家計を直撃していることは事実です。

 夕方からはJR高槻駅前でのWIBに参加しました。今日は13人が参加、強風にふき飛ばされそうにながら、メッセージを持って1時間立ち続けました。体は芯の底から冷え切りましたが、拍手してくださる方、ありがとうございますとお礼を言われる方などがあり、暖かい励ましをいただきました。ただ風が強すぎてローソクの灯がスグに消えてしまいました。少し工夫が必要です。

 今日のニュースで、信じられないことがありました。人質解放にかかった経費は請求すべきと言い放っていた中川経済産業大臣が21年間も国民健康保険料を払っていなかったというのです。また麻生総務大臣、石破防衛庁長官も支払っていなかったとのこと、それならほかにもと誰しもが思いますが、月曜日に他の閣僚の納付状況が公表される予定です。
 納付していなかった理由はミスだとかいっていますが、そんなはずはありません。払う気がない確信犯だと思わざるを得ません。20年間も払っていなかった責任はどうなるのでしょう、即刻大臣を辞任をしていただきたい、年金問題を論ずる資格がないと思います。

 4/22

(木)

中学生のジェンダー・部落差別意識調査から


 発送作業終了後、夜は高槻ジェンダー研究ネットワーク主催の連続講座第1回目でした。今年はマイノリティのフェミニズム連続講座を4回開催します。今日はその第1回目、大阪府内の中学校で行われた中学生のジェンダー・部落差別意識調査から考えなければならない点について岡井寿美代さんが報告してくださいました。なかなか示唆に富む報告で、ジェンダーフリー教育で各学校を回られているNPOからの発言もあり、同和地域がかかえる問題について、あらためて考えさせられました。
 連続講座第2回目は6月5日、ブラックフェミニズムについてです。詳しくは追ってご案内します。

 イラクでは、ついにサマワのオランダ軍基地に迫撃砲が打ち込まれたとのこと、一時自衛隊もコンテナ等に避難したようです。またサマ輪の自衛隊に関する住民感情も厳しくなりつつあると報じられています。今日になって、小泉主相は国連中心で復興をと言い出していますが、それならアメリカ主導の自衛隊派兵を即告やめ、即時撤退をすべきです。
 

 4/21

(水)

今日もにぎやかな発送作業です。


  昨日に続いて今日も発送作業、話題が絶えることなくにぎやかにしています。作業は人数が多いと笑い声も大きく、明るい気持になります。明日ももう一日作業です。

 スペイン軍の撤退が始まりました。帰国したスペイン軍の明るい表情にこちらもほっとします。ホンジュラス、ドミニカも撤退を決め、「有志連合」はいよいよ危い状態に。また、自衛隊のいるサマワのすぐ近くのバスラで爆発事件が発生しました。自爆テロとの報道もありますが、戦火がイラク全土に拡大しつつあります。自衛隊員の安全のためにも退路を絶たれる前に、勇気ある撤退がのぞまれます。

 4/20

(火)

議会リポートの発送作業が始まりました。


 「わさび通信92号」と「二木洋子とともに住民自治をすすめる会ニュース20号」の発送作業が今日から始まりました。イラク人質問題を議論しながら作業をしたせいか、怒りでスピードがあがり、予定より早く作業が進んでいます。何とか今週末には発送分はお届けできるように頑張ります。

 今日、人質だった安田さん、渡辺さんが元気に帰国されました。その報道を見ていてびっくり、飛行場に
「自業自得」などを書いたプラカードをかざしている人たちがいたのです。これは「暴力」です。
 先に帰国された3人も、この「暴力」で精神的に追い詰められています。診断された精神科の先生が、今が一番治療に大事な時で、どんどん話すべきだと指摘されていましたが、いったん心にしまってしまうと、吐き出すのが困難になり、かえって元に戻るのに時間がかかってしまいます。
 政府も含め「自業自得」「自己責任」「費用負担」を振りかざす人たちのいう「人道支援」とはどのようなことをいうのでしょうか。3人のあの痛々しい姿をみて、心が痛まないのでしょうか。「ヒューマニズム」を思い起こしてと叫びたい気持です。

 4/19

(月)

行財政改革大綱が明らかになりました。


 「住んでみたい、住みつづけたい、子育てしたい魅力ある都市 たかつき」を目指した「高槻市行財政改革大綱〜たかつき“再編”STORY〜」が今日、配布されました。これは、第二次行財政改革懇話会の意見書(2004年2月)を受けて策定されたものです。
 効率的な行財政運営では14事業、公民の役割と協働の推進では5事業があげられ、適切な進行管理を行うということになっていますが、「子育てした魅力ある都市」になるのかどうか、しっかりチェックをしなければなりません。
 また多くの事業が今年は「調査・検討」となっており、具体的な実施計画策定までにはもう少し時間がかかるようですが、施設の効率的な運営、外部委託の推進など、市民サイドからも十分な調査・研究をしなければなりません。

 イラク問題は急変しているようです。ナジャフに駐留していたスペイン軍が早期撤退をうちだしました。
タイも早期撤退もありうるとうちだしており、カザフスタンも5月末で撤退を決めています。もはやイラクはまぎれもない戦闘地域、イラク特措法に基づいたとしても撤退すべきです。

 4/18

(日)

日中は汗ばむ陽気でした。


 久々に今日は自宅で過ごしました。原稿書きと家事に追われて、あっというまに1日が過ぎていきました。
 夕食は長男の手料理、4年間自炊していただけあって、なかなかものです。野菜中心のヘルシーかつ節約料理でしたが、おいしかったこと、後片付けもしてもらって、久々に疲れがとれました。

 3人が無事に東京に戻られました。表情は厳しく、疲れというよりもこれから先どのような事態になるのか、不安の表情、おびえておられるようにも見えました。
仏紙ルモンドは、3人の行動から日本の若者に人道主義、新たな感性が育っていると評価しています。人質事件をどうとらえるのか、世界が日本を注視しています。

 

 4/17

(土)

お二人も解放されて本当によかった!


 夕方、残っていたお二人も解放されたニュースが伝わってきました。ほんとうによかった、一安心です。
 8日以来、この10日間、私の頭は人質になった5人の方のことでいっぱいでした。この日誌も毎夜、このことを書き続けました。
 各地のNGOや市民運動関係の方からのメデイアには載らない情報がメールで連日50通以上届きました。10日間で600をはるかに越えています。それらを読んでいると、多くのNGOしかもヨーロッパのNGOまでもが5人が何に取り組んできたのかを必死になって訴え、解放を呼びかけたのがよくわかります。長い年月をかけた、国境を越えた民間レベルでの人と人の信頼関係が、大きな力を発揮しました。また、大本営発表によらず、インターネットで、じかに現地の状況を把握することもできました。市民の力で解放ができたと私は信じています。
 その一方で、解放後も聖職者協会にお礼の言葉もない、感謝の意をあらわさない政府の対応に協会側は苦言を呈しているとも言われています。自衛隊はイラクから徹底してほしい、そのことを繰り返し、言われている聖職者協会、だからこそ感謝しないのでしょうか。
 開放されたからと言って、全てが終ったわけではありません。5人が帰国され、いろんな角度から議論がされるでしょうが、この間もイラクの人たちが、アメリカ軍により命を落としていっているのはまぎれもない事実です。一刻も早く、とりあえずは停戦に、そしてアメリカ軍、自衛隊の撤退を求めて、行動をしていきます。

 もうひとつ、うれしいお知らせ、いよいよ市役所が建物内全面禁煙になることになりました。6月1日から実施予定です。14日(水)に開かれた議会の代表者会議で、議会も全面禁煙が申し合わされました。追って、広報等で周知徹底がはかられますが、こちらも本当にうれしいニュースです。

 4/16

(金)

危険を冒してでも「人を助ける」ことは責められることだろうか


 3人が解放されて一日が過ぎました。
 今日は3人の自己責任を問うニュースが続き、「救出にかかった経費は負担してもらうべきだ」との発言をする政治家もありました。3人の判断がどうであったかは、帰国され、全てを話される中で議論する点でもあるでしょうが、この時点で、「いろんなことをされたけれどイラクの人をきらいになれません」と泣きながら語る高遠さんの姿を見ていると、人のために尽くそうとされるほんとうに美しいやさしい心をもったかただと感動しました。
 解放に尽力された聖職者協会のクバイシ氏は、日本政府の対応について「私たちのほうが日本人の命を大切にした」と語られ、アメリカのパウエル国務長官までもが「誰かがリスクを追わないと前に進めない。3人の行動は誇りだ」と語っています。
 生命の危機にある人、そしてそのご家族に、「自己責任」を問うことなど私にはおもいもよらない発言です。どんな状況であれ、助けを求めている人に「自己責任」だからといって、冷たく見放そうとする感性が私には信じられません。
 自治体議員として、自治体の仕事は何なのか常々考えさせられていますが、「自己責任」をつきつめていけば、自治体の仕事はいったいどうなるのか、福祉は成り立たなくなるのではないでしょうか。
 小泉改革には、「構造改革」「規制緩和」「自己責任」が貫かれています。しかし、人の生命にかかわることにまで「自己責任」で批判するのは、もはや聞くに堪えず、悲しいかぎりです。

 相次ぐイラクでの人質事件の背景には、アメリカの武力による占領政策があり、アメリカ軍のファジャールでの殺戮があることは明らかです。ファジャールでの殺戮については首相は正しいというのでしょうか。

 ベトナム戦争終結にあたり、戦争現場を生々しく伝えたジャーナリズムの果たした役割は大きなものでした。戦争の真実は危険な現場に入ったジャーナリストにより伝えられます。ベトナム戦争では、裸で泣きながら逃げてくる少女の写真を始め忘れられない写真がいくつもあります。私はそれらの写真に衝撃を受け、ベトナムに平和をと訴えました。
 退避勧告を出しているからジャーナリストも行くなといわれれば、私たちは真実を知ることができなくなります。大きな問題でもありますが、危険と背中合わせになりながら、真実を伝えてくれるジャーナリストに私は心の底から感謝しています。
 なお、今日は東京で日本人人質事件を考える集会が開かれました。主催は
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)です。900人も集まられたとのことですが、こちらのHPもご覧下さい。

 4/15

(木)

3人ともお元気で本当によかった!


 今夜9時前、3人が解放されたというニュースがとびこんできました。映像では少しやつれておられるようにも見えますが、とにかく無事でおられてほんとうにうれしいです。
 解放を伝えたアルジャジーラは、日本政府は何もしていない、自衛隊撤退のデモが行われ、多くの国民が小泉政権を支持していないことがわかったと報じていましたが、この間、世界のNGOが3人解放のために動きました。まさにNGOの力で解放されたといってもいいのではないでしょうか。今後、3人が帰国されてこの間の真実を明らかにされるでしょうが、ご家族に面会もせず、カナダの首相とは違って、激励の言葉もかけなかった小泉首相の責任は大きく問われることになるでしょう。
 しかし、新たにお二人が人質になられている可能性があるようです。犯行声明が出されていませんが、無事を祈らざるをえません。
 解放されてこれでよかったというわけではありません。ファルージャでは停戦中とも伝えられていますが、アメリカ軍のやっていることはベトナムのソンミ村虐殺事件にもたとえられるほどです。この殺人を一刻も早く中止させ、それを支持している自衛隊の撤退こそ緊急課題です。

 今日、ようやく3月議会の報告をまとめ、通信92号の版下を仕上げました。
明日、印刷所にお願いし、来週から配布と発送に追われます。ちょうど気候のいい時、カラフルなお花を楽しみながら、配布作業に汗をかきます

 

 4/14

(水)

6月議会の日程案が決まりました。
都市再生緊急整備地域案のパブリックコメントが始まりました


 今日は午前10時から議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。5月臨時会、6月定例会の日程案が決まりましたので、市議会速報に掲載しました。
 委員会の冒頭、市長より、4件の行政報告がありました。
回転式遊具の撤去の件鳥インフルエンザウィルスの終息宣言の件JR高槻駅周辺の都市再生緊急地域の指定について、昨日都市再生本部が開かれ、政令案が決まり、パブリックコメント終了後に政令公布予定の件、そして、マイノリテイ教育権訴訟裁判の取下げがあった件の4件です。
 都市再生緊急整備地域の案については昨日から22日(木)までに意見を出すようにということですが、詳細な資料もないまま、わずか10日間で出せなんて、まったく形式的なパブコメです。

 人質事件に関しては今日も膠着状態が続いています。日がたつにつれ、ファジャールを始めイラク各地のレジスタンス運動の様子が伝えられるようになりました。しかし、ブッシュ大統領は派兵増員を有り得ると発表しています。これはまさにベトナム化です。
 撤退を検討し始めた国もあるようです。アメリカ軍が撤退しない限り、報復の連鎖で犠牲者は増え続けます。自衛隊にも犠牲者が出ないまえに、日本とイラクの間で真の友好関係を築くためにも、自衛隊は撤退すべきです。
 

 4/13

(火)

ご家族への誹謗・中傷は問題をはきちがえています。


 今日のニュースでは、ご家族がご迷惑をかけたとお詫びされる場面が続きました。これは、ご家族のもとに「自業自得」「危険を承知で行ったのだから迷惑だと」という暴言が数多く寄せられているからです。
 この自己責任を問う意見に対して、江川紹子さんが
「いわゆる『自己責任論』について」と反論し、人命優先を訴えておられます。この気に及んで、「自業自得」という冷たい言葉を言える人が多いことはほんとうに悲しい限りです。生命の危機に瀕している人に「自業自得」という言葉を発する人には、「人の命は地球より重い」という言葉はないのでしょうか。
 食欲のないご家族にはお粥や梅干の差し入れをされている方もあると聞いています。すでに6日間が過ぎて、ご家族もそして人質になっている3人の方々も精神的にかなりしんどい状況でしょうし、政府に自衛隊撤退、3人の解放を求めて今夜も国会前には800人もの方が集まられたようですが、皆さん疲労もピークに達し、明日はいったん夜の行動はお休みとのことです。
 ファルージャはイスラム教スンニ派(フセイン)の多いところであり、もともと反米感情の高い地域です。ここで、すでに600人以上の人たちがアメリカ軍の攻撃により犠牲になっています。その多くは女性や子どもです。まずはアメリカがこのファルージャへの攻撃を止めない限り、まだまだ人質事件は続くと言われていますし、シーア派も含めてのレジスタンス運動がイラク全土に拡大するとも指摘されています。そうなれば、イラクの人たちの犠牲者も増えつづけますし、アメリカ軍にも犠牲者が増えつづけます。
 今、必要なのは、アメリカのイラク占領政策の転換であり、自衛隊を始め軍隊の撤退です。そして、日本では、何よりも家族が生命の危機に瀕しているご家族への暖かい励ましではないでしょうか。

 こうして、多くの人が3人の解放に奔走している一方で、今日から国会では有事法制関連法案の審議が始まりました。有事の際の私権の制限を行う法律です。国会での審議がどれだけ行われるのか、最近の国会を見ていると不安になりますが、私たちも問題提起をしていかなければ、世論を動かすことはできません。あきらめずに!

 

 4/12

(月)

吉報を待ちわびて。


 今日は新聞休刊日、新聞はないとおもっていたら、号外が入っていました。号外がポストに入るなんて、驚きましたがそれほど、事態は深刻になっています。
 今日もなんとなく気持が落ち着きません。昼間時々耳にするニュースでは、情報がいろいろあり、どれを信じていいのか、もうわからない状態です。
 先ほど、ロイターが12人の人質が解放されたが、日本人は入っていないようだとの報道がありました。ひょっとして、ファルージャでの停戦が続けば、3人の元気な笑顔を明日にでも見ることができるのかもしれません。
 ご家族の憔悴しきったお姿を見るにつけ、胸が痛みますが、明日こそはと期待をかけています。

 4/11

(日)

どうしたのでしょうか、解放予告の報道があったのに・・・。


 今日は早朝より「3人を24時間以内に解放する」との声明がアルジャジーラを通じてだされていました。うれしくてうれしくて、今か今かとその瞬間を待ち続けました。午前中、ご家族のお顔にも笑みがこぼれていました。
 しかし、一転して午後からは事態が動きません。ご家族の表情にも厳しさが増し、私もつらい夜を過ごしています。
 今日もメールが次々と送られてきていますが、夜になると、ピタリととまりました。皆さん、事態が動かないことに何か不吉な予感をかんじておられるようです。
 夜の12時を過ぎて、またメールが入りだしました。今日の東京の様子も入ってきました。あのお願いした署名を始め、全国で15万の署名が集まり、ご家族が首相官邸へ持ってかれましたが会ってもらえず、内閣府に出されたとのことです。いまだにご家族、そしてこの15万に声をこばむ首相の非情さ、これが「人道支援」をかかげる総理大臣のすることでしょうか。
 また、ここまでこじれたのは、今日世界で放映された川口外務大臣のメッセージのなかに自衛隊派遣の正当性を訴えた部分が原因とも言われています。これは
ご家族がこの部分の削除を要望されたのですが、外務省は応じませんでした。このメッセージを聞き、犯人側は激怒しているとも伝えられています。これが本当なら、政府の責任は重大です。
 このままではアメリカの占領政策に加担する敵国として、第2、第3の悲劇が繰り返されるでしょうし、サマワの自衛隊も危機的状況に陥るでしょう。また、敵国として、日本国内の状況も厳しい状況になることでしょう。
 午後3時からJR高槻駅前で、3人の解放と自衛隊の即時撤退を求める街頭行動に市民の皆さんととも取り組みましたが、いつになく、立ち止まって話していかれます。自分の息子だったらと、ご家族の立場にたって考える人がとても多いのです。官邸前では反ストも始まっています。まだまだ今夜もあきらめずに、政府に向かって自衛隊の即時撤退を訴えておられる方もたくさんおられます。
 一刻も早く3人が解放されることを祈り、そして、自衛隊の即時撤退を訴え続けます。

 なお、
アルジャジーラの英語のサイトを見ると、ご家族の訴えが紹介されています。また日本では報道されないファルージャの悲惨な状況がよくわかります。ぜひ、ご覧ください。
 

 4/10

(土)

イラクへ届け!「3人はあなた方の敵ではありません」


 今日もメールがたくさん入ってきました。なんとか3人の解放をと、全国各地でさまざまな取り組みが行われているのが伝わってきます。
 昨日
お願いした署名はわずか48時間で10万人近くのかたが署名されました。ご協力くださった皆様、ありがとうございます。明日正午、首相官邸へ持っていかれます。
 今日はアルジャジーラなどアラブの放送局に出される、京都の方たちの3人を解放してくださいという手紙への賛同署名要請もきました。私もさっそく署名しました。日本語からアラビア語には在日のアラブ有志の方が翻訳されているとのことです。
 また、犯人グループの送りつけたビデオの内容が日本では一部しか放映されておらず、真実が伝わっていません。ご家族の方々はそのビデオの放映を希望されているのですが、流されません。各マスコミに全てを放映する要請行動も行われています。
 真実をしっかり受け止めることからしか次の取り組みは出来ません。ぜひ、下記のアドレスのビデオ機器のマークをクリックしてください。世界ではこの映像が流れています(
Real Playerが必要です)。

  http://www.spiegel.de/politik/ausland/0,1518,294578,00.html

  広島のグループからは、政府高官との人質交換の要請も出されています。 

 今日は午後からふぇみん大阪府協議会の集まりでしたが、自衛隊の即時撤退を求めて今日行われた枚方の取り組みの報告もありました。残された時間はあとわずか、なんとか3人が解放されるよう、明日は高槻でもJR高槻駅前でアクションが予定されています。私も参加します。

 4/09

(金)

撤退を求める署名にご協力ください。


 「撤退はしません」の小泉、福田発言、人の命を尊重しない冷酷無比の姿勢に激しい憤りを覚えます。私も何らかの進展があればと、一日中ニュースを気にして過ごしましたが、政府を始めとするあまりの冷たい対応に、東京でのご家族の胸中察するにあまりあります。
 今日は、この問題で、たくさんのメールが来ました。イラクでの劣化ウラン弾による放射能汚染をくいとめるためにNGOをたちあげた今井さん、イラクのストリートチルドレンのお世話をされていた高遠さん、カメラで戦争の悲惨さを訴えようとしていた郡山さん、それぞれがどのようなお人柄なのか、知れば知るほど正義感の強いそのお人柄に、敬服します。イラクの人たちのために、素手で、体一つででかけていく3人の行動は、このような状況だからこそどうしてもイラクの人たちを助けなければという熱い思いがあったからでしょう。
 3日間という時間制限のなかで、あと48時間しかありません。イラク・バグダットでも、高遠さんを知るイラクの人たちが、彼女がどれだけイラクのために尽くしたかをチラシにして、配り、釈放を求めているとのことです。なんとしても、3人を救うためには、私たちが政府を動かさなければなりません。東京では4000人が参加されたデモも行われています。大阪でもさまざまなアクションがありました。それぞれができることをこの3日間に集中してしなければなりません。
 今夜テレビに出られたご家族からは、深い焦燥感が伝わってきました。唯一の支えは、今日一日で1万以上の署名が集まったということでしょう。今井さんがかかわられた
チェルノブイリへのかけはし(札幌)で、勇気ある自衛隊の即時撤退を求めるオンライン署名が行われています。あと1日しかありませんが、ぜひご協力下さい。

 4/08

(木)

イラクの自衛隊の撤退を!


 今夜10時過ぎに自宅に戻るや、イラクで3人の日本人が人質になったとのニュースをテレビで知りました。イラクの人たちのために以前から活動をしていたNGOが、自衛隊の派遣により、逆に危機にさらされると指摘されていましたが、まさにそのことが目の前で起こったのです。
 人質にとる行為は、断固として許せるものではありません。しかし今は3名の救出が一番です。いくら人道支援といっても現在のイラク情勢をみるかぎり、アメリカを支持して軍隊を派遣していてはイラクの人の信頼は得られません。
 スペインの撤退のように、ここは勇気をもって自衛隊は撤退し、イラクのためには、国連主導での取り組みをあらためて進めるべきです。
 3名の方々の無事を祈るのみです。

 

 4/07

(水)

首相の靖国参拝は違憲との判決がでました。


 満開の桜も、いよいよ見納めのようです。あちこちの桜の木の下で、桜吹雪を満喫して、春を味わいました。

 今日も調査に追われていますが、なかなかお問合せの御返事が書けず、遅れている件もあり、申し訳ありません。3月議会の報告、ミニコミ紙への原稿もためていて、今週末はパソコンとにらめっこになりそうです。

 イラクでは戦争が激化しています。開戦からはや一年、ニューヨークに滞在されていた岡野八代さん(立命館大学教員)に、この戦争に対するアメリカの戦前・戦後について4月25日(日)午後にお話を伺います。詳細は
インフォメーションに掲載しています。マスコミには伝えられない情報もしっかり受け止めて、真実な何かを確かめましょう。ぜひ、ご参加ください。

 今日、小泉首相の靖国参拝は、政教分離に反し違憲との判決がでました。ほんとうにうれしい判決です。あまりにも憲法をないがしろにする小泉政権、この判決がひとつの歯止めになればいいのですが。
 

 4/06

(火)

ウィルスが猛威をふるっています。


 最近、市内外からいろいろお問合せをいただき、調査に追われています。担当者に聞くにも、こちらがよーく消化していないと、再度聞かないとダメになる場合も多く、こちらも勉強になります。高槻市のことでいろいろお知りになりたいことがありましたら、ご遠慮なく、ご連絡ください。

 ところで、この1週間ほど、ウィルス感染によるものと思われる添付ファイル付メールがすさまじいほど入ってきています。多い日には、いただいたメールの半分ぐらいがそのケースで、すぐさま削除しています。「ネットスカイQ」によるもののようで、たとえば件名がMail Delivery failure [受信者のメールアドレス]のように、英語の件名でそのうしろに私のアドレスが入っています。先日は差出人が私のものが入ってきました。また、差出人が自治体のものも入ってきています。どこかのパソコンが感染すると、そのパソコン内のアドレスに他人になりすましたメールを送りつけるウィルスです。ワクチンメーカーのHPを見ると、どんどん新しいウィルスが発見されているようで、私もその対策に万全を期しています。皆さんもご注意ください。

 昨日、3番目の息子がようやく飛び立ちました。これでほんとうに子育てが終了です。振り返れば23年間の子育てでした。幼稚園、小学校、学童保育室、子ども会、中学校、高校、クラブ活動等を通じて、ほんとうにたくさんの方々と出会い、素晴らしい体験をさせていただき、親子5人で多くのことを学ばせていただきました。とりわけ、後半の13年間は私が議員をしながらの子育てでした。専業主婦から突然市会議員に、このときはほんとうに多くの方々に助けていただきました。だからこそ、なんとかここまでやってこれました。23年間私たち5人を暖かく見守り、支えて下さった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ほんとうにありがとうございました。

 部屋のあちこちに息子達の作品が飾ってあるのですが、これらもまもなく撤収の予定です。タンスや押入れも一度大掃除をし、家具の配置も変えて、子育ての家からの劇的ビフォーにチャレンジしようと思っていましたが、そこへ居候がやってきました。しばらく居座るようです。それなら居候に手伝ってもらって、新しい生活を始めようと思ったのですが、もうさっそく、小さな時に遊んだゲームの処分をめぐってもめています。劇的ビフォーができるのか、先が思いやられます。

 4/05

(月)

公園等での事故時のマニュアル策定が検討されています。


 午後から、事故現場の確認、市の公園の遊具の状況確認、そして市の対応についての調査を行いました。

 市管理の公園では、破損等のため撤去を検討中の7基以外の回転遊具にも使用禁止の張り紙をしています。しろあと公園等では杭もつけて動かないように固定してありました。
 春休みのため、公園には子どもの姿が多く、安全確認ができれば、できるだけ早く使わせてあげたいと思いました。

 なぜ2度目の事故を防ぐことができなかったのか、事情を確認しました。すでに新聞の夕刊でも報道されていますが、午前の事故で現場にかけつけた救急隊は病院搬送を優先させたため、事故原因を十分確認できていませんでした。府の住宅供給公社への連絡は13時54分、この間、時間がかかっているのは事実です。ただ、場所を特定して連絡したにもかかわらず、連絡を受けた公社の方も2度目の事故が起こる16時半頃までに、なぜ公園、遊具が特定できなかったのか、そのあたりの事情は今ひとつはっきりしていません。
 2度目の事故は現場近くの医院から119番通報があり、たまたま最初の事故時と同じ救急隊が駆けつけました。そこで、話を聞いて、午前中の事故と同じ回転遊具がどうも原因らしいとわかりました。すぐに病院へ搬送し、その足で公園に戻り、遊具を調べたところ、穴のところにテープがはってあったとのことでした。そこで、すぐに警察にも連絡したということでした。
 今回の事故をふまえ、公園等での事故時の対応については消防の方でもマニュアル策定を検討していくとのことです。

 今日、国交省から2002年度にだされた
都市公園における遊具の安全確保に関する指針を徹底し、安全点検をするようにとの通知が出されていますが、日ごろから公園等の遊具に点検をていねいに行い、事故時には、速やかに管理者に連絡をとることが重要ですし、連絡を受けた側も、スピーディな対応が取れる体制を作っておく必要があります。
 なお、高槻市の公園では年2回、春と秋に遊具の点検を行っており、又日常的にご近所からの連絡があれば修理等行っているとのことでした。
 公園は子どもにとっては遊びを通じて育つ大切な場所です。安心して遊べるように、大人は最善の対策をとるべきです。
 

 4/04

(日)

公園等の遊具の緊急点検が行われました。


 傷ましい事故が続いています。3月31日(水)には、スーパー「万代下田部店」で店頭のパラソルが風で飛ばされ、その骨が通行中の女性の頭部に突き刺さり、死亡されました。何が凶器になるかもしれない恐ろしい事故ですが、企業としての安全配慮に問題がなかったのか、大いに問われています。
 
 4月2日(金)には、春休みのさなか、下田部団地の公園で、回転式遊具(メリーゴーランド)で遊んでいた小学生2人が、相次いで支柱にあいていた穴に指をはさみ、指先を切断するという事故が起こりました。最初の事故が起きた時にすぐにこの遊具を使用禁止にしていれば、2件目の事故は防げたはずです。現在この間の事情等を警察が調査中です。
 なお、事故のあった公園は、大阪府住宅供給公社が管理しており、高槻市の管理ではありませんでした。しかし、高槻市でも市内の公園や小学校・幼稚園・保育所等でもいっせいに安全点検が行われました。
 その結果、今日4日の時点で、回転式遊具のある90公園(94基)の点検が終了し、7公園(7基)で杭で固定して使用禁止にし、残りの83公園(87基)では使用禁止のビラをはったとのことです。
 3日現在の安全点検結果は
市のHPにも掲載されています。
 今後の点検結果もHP上で明らかにされると思いますが、ボルトがなぜ外れたのかの原因究明とともに、公園遊具の安全管理のあり方があらためて問い直されています。

 今日は午後から、堺市で開かれた都市政治研究所主催の自治体議員勉強会に参加しました。都市政治研究所は長谷川俊英堺市議が主宰されており、私もときどき勉強会に参加させていただいています。
 今日のテーマは児童虐待についてでした。堺市の児童家庭課の方が4年間の取り組みを紹介してくださるとともに、岸和田市の議員からは岸和田市の中3男子を餓死寸前にまで追いやった事件についての詳細な報告がありました。
 堺市では、府内自治体のなかではきめ細かな取り組みが進んでいます。全国に比べ、虐待件数が多いのは、この成果で、早い段階で発見されているからだとの指摘もありました。
 堺市が他市に先駆けてつくられた「虐待対応実務マニュアル」は、5分冊からできています。それぞれ弁護士さんの協力、福祉現場の協力、精神科医や医師会等の協力、保育園・幼稚園の現場の協力、そして学校の協力でできたもので、15000部印刷し、先生方など現場には一人ずつ配布し、また研修を重ねておられました。
 虐待防止については、3月議会の一般質問で私もとりあげましたが、高槻市では関係機関のネットワークが昨年できあがり、今年はこのマニュアル策定の予定です。児童福祉課が窓口ですが、堺のマニュアル策定経過をお聞きすると、多くの専門家の協力が必要のようですし、また現場に一人1冊という形で配布しないと、マニュアルを生かして子どもを救うことはできません。
 子どもの虐待とドメステイック・バイオレンスは関係している場合が多いとも指摘されましたが、子どもや女性の人権を守る取り組みはこれからもますます重要な課題になります。

 

 4/03

(土)

戦争と差別が当たり前の国に走り出してしまった!


 3月31日は教育基本法施行57周年でした。この前後1ヶ月の間に、教育基本法改悪反対の学習会等が全国各地で開かれています。大阪では、今日、午後から、斎藤貴男さん(ジャーナリスト)を迎えて、大阪市・北区民センターで基本法改悪反対の集会が開かれ、300人が参加しました。

 斎藤さんは、「ゆとり教育」「通学区域の自由化」は、その背景に教育を統治行為としてとらえる考え方があり、実は子どもを小さな時から選別を進めるためであり、経済界の要請にそったものである、なぜなら経済構造が変化し、第3次産業(サービス業)中心の社会では非人間的なマニュアルどおりに従順に従う人間が必要とされているからだ、そして、負け組みはこのような仕組みをつくった人に怒りを向けず、自分より弱い人をいじめるという、差別の社会に走り出していると指摘されました。
 また、自衛隊の海外派遣も経済界の要請であり、グローバル化が進み、いまや大企業だけでなく中小企業も海外へ進出しているが、革命や政情不安に対して日本の投資を守るためには自衛隊が必要なのだ、軍隊に海外での企業活動を支援してほしいのだとも指摘されました。
 そして、このままではいずれ徴兵制になる、それは戦地に行かなくても人間の考えを同質化させるためにも必要なのだとも言われ、最後にイラクの自衛隊が殺された時、スペインのように派兵をやめさせるのか、それともやりかえすのか、やりかえせば世界の憎悪をまねくだけだと結ばれました。

 斎藤さんは新幹線の例を出されましたが、大阪駅でも今日はガードマンが厳しい警備をしていました。爆破の予告でもあったのかと思いましたが、自衛隊がイラクにいるかぎり、私たちも日常的にどこで死に直面するかもしれないという不安をいだいて生活しなければなりません。武力・暴力が平和もたらさずに憎しみを引き起こすことは、歴史が証明しています。

 小泉政権は、教育基本法、憲法を改悪して、戦争と差別が当たり前の国をめざして、猛進しています。過去の、そして今も続く戦争の愚かさを絶えず心に刻み、一人一人の生命、人権が大切にされる平和な社会の実現を世界に人たちとともに取り組まねばと、今日はおもいを新たにしました。

 4/02

(金)

11人のフォトジャーナリストが訴える「世界の戦場から」


 社会の現実と人間の真実を伝えようと、昨年7月から岩波フォト・ドキュメンタリー・シリーズ『世界の戦場から』(別冊も含み全12冊、総編集広河隆一)が発行されています。それを記念して、写真展「世界の戦場から」が東京、大阪で開催されてきましたが、今日から7日まで、高槻でも開催されることになりました。写真は約100点、11人のフォトジャーナリストが、イラク、アフガニスタンをはじめ、22の戦場の状況を生々しく伝えています。人の尊厳とは、戦争とは、あらためて考えさせてくれる写真展です。
 多くの方々の協力で開催にこぎつけられましたが、一人でも多くの人に見ていただこうと、無料です。場所はJR高槻駅南のグリーンプラザ1号館(ニッショーストアのあるビル)の2階特設会場です。7日(水)まで、朝10時〜夜8時まであいています。ぜひ、ご覧下さい。今日も見させていただきましたが、私はもうあと何度か行こうと思っています。

 夜は、高槻ジェンダー研究ネットワークの例会、この一年の活動計画を話し合いました。今年は、マイノリティ(少数者)のフェミニズム連続学習会を企画しています。少数者であるがゆえに差別的取扱を受け、その少数者の中でも女性は女性であるがゆえに差別的取扱を受けてきた事実をしっかり検証する一年にする予定です。貴重な一年になりそうです。
 

 4/01

(木)

必見「発掘された埴輪群と今城塚古墳」展!


 今日は午後からしろあと歴史館に行き、「発掘された埴輪群と今城塚古墳」展を見てきました。20日から始まっていたのですが、なかなか時間がとれず、今日、ようやく行くことができました。
 埴輪群発掘時にも現地を見学させていただきましたが、あらためてずらりと並んだ埴輪を見ると、圧倒されます。とりわけ、日本最大といわれる家型埴輪は高さ170センチ、160キログラムで、圧巻です。ガラスケースの入っておらず、そのままの状態で見られます。2階では、今城塚古墳についてのビデオも上映されていました。
 また、5回シリーズで
「大王陵の実態に迫る」連続講座が企画されていますが、こちらの方は、すでに申し込み終了とのことです。いかに関心が高いかがわかります。
 今日は、ご年配のご夫婦や、春休みでおじいさんがお孫さんを連れて来られていたりで、落ち着いた雰囲気で見学できました。
 6月20日までですが、ぜひ、一度ご覧下さい。

 


*詳しいお問い合わせは、二木洋子事務所まで。 E-メール wasabi@osk3.3web.ne.jp